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2024年2月の読書メーターまとめ

糸巻
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感想・レビュー
24
ナイス
787ナイス

2024年2月に読んだ本
24

2024年2月のお気に入り登録
1

  • 佳蓮★道央民

2024年2月のお気に入られ登録
2

  • 藤月はな(灯れ松明の火)
  • 佳蓮★道央民

2024年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

糸巻
ネタバレオカルト好きのユースケは二学期の掲示係に立候補する。従姉妹を未解決の殺人事件で失くしたサツキと、クラスで孤立しがちなミナも加わり、3人で殺された従姉妹の遺した【奥郷町の七不思議】の謎を調査することになるが…。主人公が小学六年生なのでジュブナイルを読んでいるようで楽しかった。行動範囲は狭いし出来る事も多くはないが、大人の協力もちゃっかり得て真相に迫っていく。ワクワク&ハラハラ&ちょっぴりゾクゾクを味わう。隠された真実には驚かされた。それ、アリなんだ…。YouTuberが可哀想だったなー。
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2024年2月にナイスが最も多かったつぶやき

糸巻

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2024年2月の感想・レビュー一覧
24

糸巻
2003年に日本語訳で発行。金原瑞人さんの訳だからYAかな?主人公はタイトルにもなっている二人の少女。映画が好きで自分が監督した映画を撮りたいと思っている全身黒コーデのヴァイオレット、背中に羽を付けたファッションでイジメられっこ詩を書くことが好きなクレア。自分をさらけ出し経験を共にし唯一無二の存在になる。怖いもの知らずのティーンエイジャーだが、心に傷を負って自ら立ち直ることで大人になっていく。詩的表現多めの文章。
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糸巻
社労士事務所を経営する一家の大黒柱の麻衣子とそんな麻衣子を支え育児と家事を担う専業主夫の耀太。仕事や家事の向き不向き等を考慮した結果の夫婦の形は、一見上手くいっているように見えたが、互いに小さな我慢を重ねていた。二人の言い分は理解出来ることと出来ないことがあるが、どうしてか私は耀太に肩入れしたくなってしまう。性別であれこれ言うのはナンセンスだし古い。でも世間の目はまだまだ前時代的で二人に厳しい。仕事のトラブルも続き目が離せない展開で先が気になり面白く一気読みだった。
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糸巻
90年代、訳アリの母親と双子の兄妹は質素だが心豊かに日々を過ごしていた。ただ双子の出生届は出されなかった為、無戸籍のまま学校にも通えなかった。全編を通して双子の兄である諒佑の一人称で描かれる。前半は親友・恋人・生活を支えてくれた恩人との出会いと自分達の成長についてのエピソードに割かれ、ここからどうミステリに展開するのかやや食傷気味で読み続けた。読み終えてみれば、戦争の歴史を絡めた社会派青春ミステリであった。後半はとても読み応えがあった。無戸籍でこの国で生きていく難しさを知る。
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糸巻
ホーソーンシリーズ第二弾。離婚専門の敏腕弁護士が自宅で殺害される事件が発生。ワインの瓶で殴られた後、割れた瓶の切っ先で刺された。壁にはペンキで描かれた謎の数字が残され…。容疑者の候補に上がる人物が何人もいて、残念ながら一度読んだだけでは伏線に気付かなかった。それよりも事件とは関係ないが、ホロヴィッツが描くホロヴィッツがとにかく気の毒で気になってしまって…。前作を読まずにこちらを先に手に取ってしまったが、まぁ問題なかったと思う。謎多きホーソーンについては今後のシリーズで明らかになるそうだから楽しみだ。
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糸巻
シリーズ第三弾、完結。芽衣子、和樹、白雄の視点で描かれる。前作でモヤッとしたままだったエピソードが更に広がりを見せる。白雄のマッサージ店の客である由香の自転車が盗まれ、和樹が調査を始めるが…。志村といい西根といい、心底悪い人間っているものなのだが、巻き込まれるのは本当に理不尽でしかない。あれもこれも細い糸で繋がるような展開だが、悪縁が呼び合ったと思えば不思議はない。もっと光や白雄が幸せになるのを見守り続けたいけど、大団円の終わり方が良かった。エピローグの間の見開きのイラストがたまらない。
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糸巻
シリーズ第二弾。自分は読んだらすぐ忘れてしまうから、シリーズものに関しては続けて読むのが良いのだろうと改めて思わされる。今作は四章仕立ての長編だがそれぞれの視点が全て違う人物だ。編集者の松崎、行方不明の母親を見つけて欲しい光、ポリさん宝井、間山兄の和樹。視点を変えて一つの事件の真相を追うって中々面白い。間山弟の白雄の能力次第で解決は可能だが、白雄の視点がないのでそこに至るまで文庫1冊分を要する。あまり好きになれない女性キャラクターの芽衣子の話が次巻で描かれるのかな。光については安心できるラストだった。
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糸巻
前作が面白かったので購入。『ドールハウスの惨劇』の卯月麗一&滝蓮司のたこ糸研究会に新たな依頼が舞い込む。有名私立進学校に通う男子生徒が他校に侵入し起こした、放送室ジャックと自殺未遂。皆から好かれていた彼が何故そんな事をしたのか…。関係者に会いに行き聞き込みをする時に、多少の嘘は付くけれど制服を着込み名前を明かす2人が潔くて良いな。学生たちのイジメが発端であるが、麗一達の調査が過去に起きた未解決事件に繋がった時にゾッとした。そして作者のあとがきに胸が痛んだ。今作も面白かったので続編希望です。
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糸巻
台風の日をきっかけに一緒に暮らすようになった男女ふたり。35歳の木綿子は恋愛感情を知らず孤独を感じていて、28歳の光はネグレクトを受けて普通の家庭を知らない。同じ時間を共有するうちに互いを誰よりも大切に思うようになるが、これが恋愛なのかどうかはわからない…。木綿子の祖母が遺した手芸店を舞台にしていたのがすごく良かった。いつか出て行く事を前提に暮らすのって寂しいと思いながら読む。離れる時どうなってしまうのか不安で。周囲はふたりの関係を心配するけれど、騒がず静かに見守って欲しいな。
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糸巻
初めて読んだ町屋良平作品。高校で出会い、いつも一緒に行動してクラスから浮いていた、しき、土、京、青澄の4人。土が京に告白をしてから皆が恋愛脳になってしまった。3人を好きで2人を好きで1人を好きだけど、傷付いて離れてまたくっついて…。初めての恋だから全て欲しくて突っ走ってしまった10代の彼等。中盤で衝撃を受けてそれを知った彼等がどうなってしまうのか読み進めるのが不安だった。でも読んで良かった。これなら大丈夫かなって思えたから。
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糸巻
ネタバレバスの故障で取り残された先生と4人の子供たち。廃屋となっていた古い館で隠された引き出しの中から1冊の本を見付け、惹きつけられるようにその本を読み出すが…。『彼の名はウォルター』は作中作のタイトルでもある。捨て子のウォルターのおとぎ話仕立ての冒険譚かと思いきや、文中に出てくる描写が廃屋に似ていることに違和感を覚えだす。ポルターガイストに襲われながらも最後まで読み切る子ども達の勇気が素晴らしい。真実が明かされ、ウォルターの名誉が回復される事を願い続けたスパロウを思うと胸が締め付けられる。
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糸巻
理瀬シリーズ短編集。6話収録。本のサイズが小さい。ポケミスより小さいんじゃないか。こちらはハードカバーだけど。既読の作品もあったが全てに流れる幻想的な雰囲気がとても好きで楽しめた。特にヨハンの視点で描かれた『水晶の夜、翡翠の朝』が好き。退屈な学生たちの間で流行り始める遊び。それはエスカレートして良くない方向に転がり始める。それにしても北見隆さんのイラストが素晴らしい。カバーだけでなくそれぞれの作品の表紙(?っていうのかな)もあってずっと見ていられる。
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糸巻
ネタバレ大観覧車ロンドン・アイに乗ったはずの従兄のサリムが姿を消した。カプセルに乗るところからずっと見ていたはずなのに…。ロンドンに住む12歳のテッドはどうやらアスペルガー症候群の男の子。テッドの視点で描かれる事で、その特徴である興味のあることへのこだわりの強さや、他者の気持ちや空気を読むことが難しい部分がわかる。そんなテッドだからこそこの失踪事件を俯瞰して見ることが出来たのかな。居場所を特定した場面が凄いなと思う。子供の話に耳を傾けて気持ちに寄り添っていたらそもそもこんな事にはなってなかったかも。
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糸巻
ヒューマンストーリーはたまにあざとさを感じさせるものがあってあまり手にしないのだが、これは良かった。子供の頃の事故で大きな傷を負い自らを化け物として心を閉ざす祥司、異性の目を引く外見ゆえに悩み誰とも深い関係になれない千尋、姉が上京し家庭に無関心な父親と二人になってしまい不登校の絵美、専門学校を2ヶ月で辞め夢や目標もなく家業の文具店を手伝う孝志朗。4人の視点で描かれる、これは愛の物語。何度か目頭が熱くなる場面があった。辛くなる描写もあるけれど最後は笑顔で終われるのが良い。
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糸巻
『花束は毒』の続編かなと勝手に思っていたが全く別の物語だった。どちらもインパクトが強い装丁のカバーだ。本作はフィギュアスケートを通して出会い、ライバルとして親友として切磋琢磨し高みを目指してきたふたりの男性の話である。現役を引退してデザインの仕事に就いた塩澤は、今でも現役で滑り続ける志藤に長年密かな恋心を抱いていた。章の間にミステリアスな描写を挟んでくるが、殆どふたりの互いに対する想いが溢れていた本文だった。ミスリードされないように身構えて読んでいたが、真相を知るとなんとも言えず切な過ぎる。
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糸巻
大学生の木瀬は家庭教師だった真壁と数年ぶりに偶然再開する。真壁は匿名で届く脅迫めいた手紙に悩んでいた。中学時代に苦い思い出を持つ先輩が探偵をしていることを知り、木瀬は調査を依頼するが…。一体どんな人物が何の理由で真壁に脅迫状を送るのか、そして真壁の過去にあった出来事とは何なのか、2つの謎が興味深く読み進める。帯に『罠』とか『騙される』とかあるから、深読みしちゃって答え合わせになってしまうから気を付けて欲しい…。でも本当に戦慄しました。自分だったらラストはどうするかなって考えたけど分からない。
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糸巻
ネタバレヴィクトリア朝京都を舞台にしたパラレルワールドストーリー…かな?京都の街並の描写の中で、ホームズとワトソンと彼らを取り巻く人々が違和感なく暮らしている。スランプに陥り姿を消したホームズがどうしたものかな…と思っていたところに急展開で驚かされ、終盤ではまたも、んん??何はともあれワトソンが幸せで良かった。
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糸巻
ファシリティドッグのピーボは警察病院の小児病棟で病気の子供たちの気持ちに寄り添うゴールデンレトリバーだ。ピーボのハンドラーで警察官の笠門と共に警察からの秘密の特殊任務に付いている。特別なことをするわけでもないのに、ファシリティドッグとして育成され身に付いた特性がそうさせるのか、ピーボに会った犯罪者たちが事件についてポロッと話してしまうという…。ヘソ天で昼寝をする我が家の柴犬を横目に、想像するだけで癒やされるピーボの活躍を楽しく読了。5話収録。丁度良いページ数と内容で読みやすくて面白かった。
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糸巻
再読。忘れていたが私はドラマ化を機に原作ファンになったようだ。思えば主人公の正太郎がだいぶ改変されたドラマだったな。太田紫織さんはどんな気持ちだったのか…と今更思いを馳せる。3話収録。薔子さんが登場する『薔薇の木の下』が印象に残る。故人の名誉を守ることが大事か、正義を貫くことが大事か。それはそうと、骨格標本作成についての描写がやっぱり少し苦手だった。キッチンの鍋で狸の死骸を煮るなんて…(泣)無理。
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糸巻
家庭の事情で札幌に住む叔母と暮らすために引っ越してきた男子高校生・昴。隣に住む宵深は幼い頃によく遊んだ女の子で転校先の学校のクラスメイトだ。北海道が舞台で主人公も男子高校生ときたら櫻子さんシリーズを思い出して楽しみに読んだ。日常を描いた掌編1話を含む3話収録の連作短編青春ミステリ。主人公の昴がどこにでもいそうな普通の子に対して、宵深がとてつもなくミステリアス。双子の妹がなぜ亡くなったのか不明だし、昴の育ての母も何か事情がありそうだし、ラストのアレなんかもう…。続編がなきゃ納得できない!
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糸巻
ソラン・ダユン・ヘイン・ウンジは中学の映画部で仲良くなった4人組。なんの特徴もない自分に自信が持てなかったり、母親が病弱な妹に付きっきりで孤独を感じていたり、父親が金を騙し取られ狭いアパートへの引越しを余儀なくされたり、自分が友達とトラブルになったせいで母親に負担をかけていることが後ろめたかったり…。10代の少女の持つ心の悩みが切実に感じられる韓国のシスターフッド・ストーリーだ。あなた達は何も悪くない、もっと思ったように我儘を言っても良いんだよって言いたくなる。巻末の訳注が文化の違いを感じられて興味深い。
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糸巻
1つの街を舞台にして起きた物語を【推理小説】【青春小説】【科学小説】【幻想小説】【恋愛小説】の5つのジャンルで1冊に纏め上げた短編集。それぞれがどこかでリンクし合っているのに、世界観はまるで違うのがすごい。特に青春パートが私的にはとても面白かった。今までМ-1どころかお笑いの事すら特に興味を持たなかったが、作中に出てきたコンビの2人のキャラクターにすごく惹かれて、もっと続きを読んでいたかった。芸人さんの中にはこの2人みたいな熱量を持って大会に出てる人達が大勢いるんだろうなと、見る目が変わりそう。
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糸巻
波木銅さん2作目。デビュー作の『万事快調』がすごく好みだったので読む。作家になりたかったけどなれずフードデリバリーで生活費を稼ぐ馬車道ハタリ。学生時代の友人に頼まれたモノを戻すため、洪水と原発事故で壊滅した故郷に帰ろうと自転車で向かうが…。『万事快調』は割と生活感のある話で、こんな女子高生もいるかもとリアリティを覚えたが、本作はだいぶディストピアの雰囲気が強かった。馬車道の選択する人生が良い。人間らしく生きていたいよね。好みの分かれそうな作品だった。
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糸巻
ネタバレオカルト好きのユースケは二学期の掲示係に立候補する。従姉妹を未解決の殺人事件で失くしたサツキと、クラスで孤立しがちなミナも加わり、3人で殺された従姉妹の遺した【奥郷町の七不思議】の謎を調査することになるが…。主人公が小学六年生なのでジュブナイルを読んでいるようで楽しかった。行動範囲は狭いし出来る事も多くはないが、大人の協力もちゃっかり得て真相に迫っていく。ワクワク&ハラハラ&ちょっぴりゾクゾクを味わう。隠された真実には驚かされた。それ、アリなんだ…。YouTuberが可哀想だったなー。
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糸巻
女性への差別が普通だった1950年代後半〜のカリフォルニアが舞台。科学者であったエリザベス・ゾットがキャルヴィン・エヴァンズと出逢い恋に落ちる。しかし二人の幸せは長く続かなかった…。家族に恵まれず、職場では差別され、苦しさや悲しみを感じる場面が早い段階から続くが、物語の雰囲気は全体的に明るい。科学者としての矜持を持ち信念を貫くエリザベスが、時に頑固にも映るがとにかく応援したくなるキャラクターだ。絶対に幸せになって欲しいと思いながらの読書であった。面白かった!
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/03/11(2576日経過)
記録初日
2010/11/09(4890日経過)
読んだ本
1511冊(1日平均0.31冊)
読んだページ
466870ページ(1日平均95ページ)
感想・レビュー
1268件(投稿率83.9%)
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