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2024年2月の読書メーターまとめ

よつば🍀
読んだ本
18
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5104ページ
感想・レビュー
18
ナイス
1784ナイス

2024年2月に読んだ本
18

2024年2月のお気に入り登録
1

  • I.K

2024年2月のお気に入られ登録
4

  • 日の丸タック
  • rosetta
  • うっちー
  • ayumii

2024年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

よつば🍀
我が道を行くライオンのような成瀬あかりがパワーアップして戻って来た。五話収録の連作短編集だが全話文句なしの面白さ。今回は小学5年生のみらいちゃんやクレーマー主婦の呉間さん、共に観光大使を務める篠原かれんなど、新たに個性豊かな人物が登場。心配性の成瀬の父親や、成瀬愛が強い「ゼゼカラ」の相方・島崎みゆきの存在感もバッチリ。洗練された文章と成瀬のマッチングが心地良く、一話ごとに心の中に爽やかな風が吹き抜ける。最終話は予想の上をいく展開で思わず笑っちゃう。凛とした強さと純粋さを併せ持つ成瀬から今後も目が離せない。
ポプラ並木
2024/03/24 07:35

よつばさん、共読!数年待ちだったので、買っちゃいました。読者からは予想の上に行っていますが、本人からしたら普通通りの行動なんだろうね。まだまだ逸話が増えそうで楽しみです。

よつば🍀
2024/03/24 12:00

ポプラ並木さん、買っちゃった!!成瀬人気はうなぎ上りですね。ホント予想の上を行くから楽しみでなりません。第三弾も共読しましょ(*´▽︎`*)ノ゙

が「ナイス!」と言っています。

2024年2月にナイスが最も多かったつぶやき

よつば🍀

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が「ナイス!」と言っています。

2024年2月の感想・レビュー一覧
18

よつば🍀
宮下刑事&真壁刑事再び。神田川護岸の排水口で若い男性の遺体が発見された。地下水路の暗渠を通って流れ着いた遺体には殴打の痕跡があり殺人事件と認定される。両刑事は謎多き女性・小牧未歩と共に事件を追う。捜査状況と交互に描かれるのは認知症を患う老女の日常。川が合流していく様に点と点が線で繋がり事件の背景が見えて来ると、これは復讐劇だと理解する。だが真相は更にその先をいく。警視庁公安部に所属していながら、使い捨ての駒として利用された男の暴走。特殊詐欺を絡めながら社会の闇を暴き出す。まさに外からは見えない暗渠の世界。
ポプラ並木
2024/02/28 12:42

よつばさん、伊岡作品、好きで結構読んでいます。この話しも内容も暗渠の中をいるようで面白そうなミステリーですね(^^♪いずれ読みますよ。

よつば🍀
2024/02/28 12:47

ポプラ並木さん、なかなかの闇でした。伊岡作品は私も好きですよ~♪

が「ナイス!」と言っています。
よつば🍀
人の強さや弱さは何を持って判断するんだろう。著者の既読作品『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』『きみだからさびしい』でも感じた孤独と生きづらさ。本作でもSNSに翻弄され人との関係性に葛藤する人達が登場する。主人公は大手人材サービス会社の人事部で働く田井中琴美。尊敬する親友の穂波実杏は「ミア」の名で活躍するインフルエンサー。親友とは言いながらも琴美はミアに庇護されているような存在だ。チワワを弱く可愛いものの象徴と捉えたエモーショナルな作品だが、チワワだって時に牙を剥く。読みながら自立の文字が何度も浮かんだ。
が「ナイス!」と言っています。
よつば🍀
全国新聞11紙で毎日連載中の四コマ漫画。8巻は2021年12月2日~2022年8月2日までを収録したもの。やっぱり大好き。表紙のぴよちゃんと又吉の可愛さに最初から癒されまくり。たった四コマの中に笑いと涙がたっぷり詰まってる。ひみこちゃんのぴよちゃん愛、宮司さんのハチ愛、読みながらとても幸せな気持ちになって心が満たされる。ぴよちゃん&又吉の相思相愛ぶりも最高だ。風船を持ったぴよちゃんが飛んでいかないように、ぴよちゃんの頭に乗っかって重しになる又吉の健気さよ。愛すべきキャラ大集合。心がハッピーになる癒し本。
ポプラ並木
2024/02/25 10:55

🎊🎉🍰🐭🎊🎉🍰🐭🎊🎉🍰🐭

よつば🍀
2024/02/25 11:46

凄いご褒美(≧ω≦。)ププッ

が「ナイス!」と言っています。
よつば🍀
『護られなかった者たちへ』『境界線』に続く第三弾にて完結編。今作は笘篠とペアを組む蓮田将悟を主人公に置いたヒューマンミステリー。始まりは仮設住宅で発見された他殺体。被害者は南三陸町役場勤務、仮設住民の担当者・掛川勇児。密室で起きた殺人事件の謎を紐解きながら、被災地復興の裏側や、未だ心が彷徨い続けている被災者の心情を並行して描く。当事者にならない限り、被災者の真の苦しみを理解する事は難しい。衣食住やガワだけを整えてもそれが被災者にとっての救いにはならない事を実感する。風化させない事の重要性を心に強く刻んだ。
ぱるむ
2024/02/23 20:44

ガワだけ整えがちだけど、それじゃダメってことだよね。難しいけど。そして中山さんが密室出してくるとは思わなかった。

よつば🍀
2024/02/23 21:11

ぱるむさん、同日読了が嬉しい♪私もこのシリーズに密室殺人事件が絡んで来たのにびっくり。しっかりミステリーだったね。衣食住はもちろん必要で大切だけど、被災者の心に寄り添う事を忘れてはいけないと感じたよ。

が「ナイス!」と言っています。
よつば🍀
大どんでん返しと言う程ではないけれど名立たる作家さん勢揃いの豪華な一冊。1話4分で読める約2000字の超短編小説。ミステリー、ホラー、SF、時代、恋愛など多彩なジャンルで構成されており全34話収録されている。読みやすくて面白かったのは、「恋に落ちたら/一穂ミチ」「イズカからユウトへ/浅倉秋成」「侵入者/織守きょうや」「オンライン家族飲み会/横関大」「富士山のように/宮島未奈」ひとつひとつが短くあっという間に読めるので外出のお供や隙間時間におススメ。今回初めて宮島未奈さんの成瀬以外の作品を読めたのも嬉しい。
アーちゃん
2024/03/06 17:43

共読おつ(^^)/正に隙間時間にぴったりな本ですよね。

よつば🍀
2024/03/06 21:56

アーちゃん、共読おつ(^^)/そうそう、隙間本でした( *´艸`)

が「ナイス!」と言っています。
よつば🍀
BLとミステリーを融合した作品。帯には『花束は毒の衝撃ふたたび』の文字。期待値を上げて読み始めたが、全く異なる世界観だった。物語の軸となるのはフィギュア・スケート界で競い合った塩澤と志藤。冒頭の「offstage」で描かれる不穏な始まりにドキドキしたのも束の間、途中から様相が変化する。BL系が好きな人には胸キュン要素満載で楽しめるかと思うが、重厚なミステリーを期待して読むと肩透かしかも。終盤の塩澤の思い込みによる暴走もその純粋さがコミカルに思えてしまう。コーチの転落死の真相も意外性はなくライトな読み心地。
が「ナイス!」と言っています。
よつば🍀
これを果たして正義と読んで良いのか最後まで疑問が残った。池袋で連続殺人事件が発生。反社会的勢力の構成員ばかりを狙う犯行からマスコミは犯人を清掃車に掛けて「聖掃者」と名付ける。時を同じくして、警部補・薬師丸遼一の娘が強姦相手を鉄アレイで殴り殺してしまう。その時、遼一が取った行動により家族は崩壊していく。模倣犯の正体は明らかだが、二名いると見られる聖掃者は一体誰で、動機は何なのか。また問題行動が多い引き籠り長男を抱える薬師丸家はどうなっていくのか不安しかなかった。嘘が嘘を呼び罪が膨れ上がっていく恐怖に震えた。
Nyah
2024/02/19 20:58

怖そう🥶

よつば🍀
2024/02/19 21:01

Nちゃん、主人公がどんどんやつれて行くのがリアルだったわ(;´Д`)

が「ナイス!」と言っています。
よつば🍀
「トラップハンド」「リノベの女」「マボロシの女」「相続人を宿す女」「続・リノベの女」「査定する女」6話収録の連作短編集でシリーズ第二弾。元マジシャン、現在は恵比寿でバー『トラップハンド』のマスターを務める神尾武史が姪の真世と協力し事件を解決していくミステリー。元マジシャンの経歴を生かした観察眼と推理力で、まさに魔術のように謎を解き明かしていく姿があっぱれ。前作は感情の揺れが伝わって来ず消化不良で読了したが、本作では東野作品に見られる優しさを随所に感じる事が出来た。大小様々なサプライズもあり心地良い読後感。
ぱるむ
2024/03/20 21:16

ちょっとしたサプライズに騙されるのも良かったなあ。続編出るよね。また短編集だと良いな。

よつば🍀
2024/03/20 22:20

ぱるむさん、これは面白かったね。間違いなく続編が出ると思う。うん短編の方が向いてる気がするね♪

が「ナイス!」と言っています。
よつば🍀
バリバリのイヤミス。令和の時代とは思えない時代錯誤の価値観に辟易した。善財家に嫁いだ主人公の秋夜。夫、義父、義母、義祖父、義妹との同居生活はまさに生き地獄。二言目には跡継ぎの催促。嫁=家政婦と認識されパートで得た収入は姑の懐へ。義祖父の介護も秋夜が担う。有り得ないエピソードの連続に腸が煮えくり返る。かたや、近隣に住む小学生の優真は継父から壮絶な虐待を日常的に受けている。秋夜と優真が出逢った事で物語は動き出す。後半の展開はイヤミスと言うよりまるでホラー。ただ、ミステリーとしての目新しさは感じられず消化不良。
よつば🍀
2024/02/16 23:14

ポプラ並木さん、家の伝統を守って生きていらっしゃる方は素敵ですが、善財家に至っては偏見に満ちたとんでもない家族でした(;´Д`)何度も途中で読むのを止めようかと思いました^^;

よつば🍀
2024/02/16 23:19

Nちゃん、話題になったデビュー作『スイート・マイホーム』以後、どれも相性が良くないわ^^;読みやすさはあるけど内容が薄い感じ(超小声)

が「ナイス!」と言っています。
よつば🍀
「ファウストの苔玉」「アーム式自動閉塞信号機の夜」「犬追物」「緋縮緬のおかげ参り」「宮様の御首」5話収録の連作短編集で全話に共通して望月なる男が登場する。紅滝という美しい滝に残る哀しい伝説をモチーフに、現代から、大正、江戸、安土桃山、南北朝へと時代を遡りながら、その時代に生きた男女の凄まじい憎愛が描かれる。時代がどれだけ移り変わろうと、人間の本質は変わらない。輪廻転生を繰り返しても犯す過ち。愛情と信頼、哀しみ、嫉妬、怒り、あらゆる感情が渾然一体となって行間から押し寄せて来た。情念が迸る圧巻の遠田ワールド。
がらくたどん
2024/02/16 17:06

嬉しい共読♪「愛情と信頼、哀しみ、嫉妬、怒り、あらゆる感情が渾然一体となって行間から押し寄せて来た」うんうん、全部押し流されて滝壺で攪拌されたみたいな読後感でした。輪廻転生の伝奇物っぽい構成がとても楽しかったですね( *´艸`)

よつば🍀
2024/02/16 23:09

がらどんさん、共読嬉しいです♪遠田作品は年々迫力を増して来ている気がします。遠田さんにしか描けない世界を味わい尽くしました。

が「ナイス!」と言っています。
よつば🍀
我が道を行くライオンのような成瀬あかりがパワーアップして戻って来た。五話収録の連作短編集だが全話文句なしの面白さ。今回は小学5年生のみらいちゃんやクレーマー主婦の呉間さん、共に観光大使を務める篠原かれんなど、新たに個性豊かな人物が登場。心配性の成瀬の父親や、成瀬愛が強い「ゼゼカラ」の相方・島崎みゆきの存在感もバッチリ。洗練された文章と成瀬のマッチングが心地良く、一話ごとに心の中に爽やかな風が吹き抜ける。最終話は予想の上をいく展開で思わず笑っちゃう。凛とした強さと純粋さを併せ持つ成瀬から今後も目が離せない。
ポプラ並木
2024/03/24 07:35

よつばさん、共読!数年待ちだったので、買っちゃいました。読者からは予想の上に行っていますが、本人からしたら普通通りの行動なんだろうね。まだまだ逸話が増えそうで楽しみです。

よつば🍀
2024/03/24 12:00

ポプラ並木さん、買っちゃった!!成瀬人気はうなぎ上りですね。ホント予想の上を行くから楽しみでなりません。第三弾も共読しましょ(*´▽︎`*)ノ゙

が「ナイス!」と言っています。
よつば🍀
花房観音さんが死にそうになった顚末と、死に損なって気づいた事を綴った闘病エッセイ。日頃の体調不良を更年期だと思って放置していたら心不全と診断された花房さん。他人事とは思えない。巷では健康診断の必要性が謳われるが、健康診断は不要であるとの記事も見受けられる。病気は怖いけど病院へ行って悪い病名を告げられるのも恐ろしい。生死に関わるエッセイであるものの、迷惑患者の話や病院食、入院中のエピソードなどが軽快に綴られていて深刻さは感じない。自分がいつ死ぬかなんて分からない。自分の心身を守りながら日々暮らそうと思えた。
ポプラ並木
2024/02/11 04:22

健診・検診に行くも行かないも自己決定。でも寿命に影響するので行くべきなんですけどね。怖いから行かない人結構多いんだよね。でも大体後悔してしまう。行っておけばよかった、ってね。

よつば🍀
2024/02/11 12:52

ポプラ並木さん、ホントその通りなんですよね。私は一年に一度簡単な健診を受けていますが、人間ドックはまだ受けた事がありません^^;

が「ナイス!」と言っています。
よつば🍀
文庫書き下ろし作品。主人公は甘粕仁子・32歳。見当たり捜査員時代、犯人追跡中に大怪我を負い、警察学校の教官となった。1330期甘粕教場で助教官を務める塩見圭介と共に、日々学生達の指導にあたる。生徒達が起こすトラブルにもハラハラするが、なによりも仁子の情緒不安定さが気になり、彼女が抱えているものの正体を知りたくてページを捲った。物語後半で明かされる彼女の秘密。真実を知ると、それまでの行動の意味が腑に落ち、一気に切なくなる。ミステリーと恋愛、成長物語を融合した人間ドラマとして堪能した。新たな教場小説の誕生だ。
ポプラ並木
2024/02/10 19:51

警察学校の学生は個性派ぞろいですよね。濃いー登場人物なんだろうね。

よつば🍀
2024/02/10 19:52

はいっ♪こゆかったです( *´艸`)

が「ナイス!」と言っています。
よつば🍀
窪美澄さんのBL小説。主人公の羽田海は血縁関係のない継母の美佐子と二人暮らし。転校先の高校で忍と出逢い恋に落ち二人は両想いになる。ありがちな展開ではあるものの、海、美佐子、忍、クラスメイトの璃子、海の父親・縁亮、五人の視点で描かれる事で、それぞれが抱えている葛藤が繊細に伝わって来た。世の中で言われる一般的な「普通」からはみ出した人達へ向けられる偏見と差別。一人として同じ人間がいないのだから、自分の価値観を押し付けるのは違う。スルーする力の必要性を感じた。透明な彼らが生きやすい世界になる事を願いながら読了。
ポプラ並木
2024/02/09 12:41

よつばさん、ほんとうに!ありがとうございます!

よつば🍀
2024/02/09 15:17

こちらこそです(*´▽︎`*)

が「ナイス!」と言っています。
よつば🍀
「今年のゼリーモールド」「ピザカッターは笑う」「コーヒーサーバーの冒険」「あのときの鉄鍋」「水餃子の机」「錆び釘探し」「ホットプレートと震度四」「さよなら、アクリルたわし」「焚いてるんだよ、薪ストーブ」“食にまつわる道具”を共通テーマに取り入れた9話収録の独立短編集。井上作品に感じる不穏さは鳴りを潜め、日常生活のふとした瞬間、心にさざ波が立った登場人物の姿がリアルに描かれる。彼ら、彼女達の揺れ動く心が自分の思いとリンクし、悶々としたり共感したり。黒い井上作品も魅力的だが読後にかすかな光を感じる本作も秀逸。
ぱるむ
2024/02/06 08:25

題名も良いね!気になる気になる。

よつば🍀
2024/02/06 12:46

ぱるむさん、井上さんにしては明るさも見えてなかなか良かったよ。サクサク読めるしおススメ♪

が「ナイス!」と言っています。
よつば🍀
「乙事百合子の出身地」「ぴぴぴーズ」「あたらしい日よけ」「みみず」「刺繡の本棚」「墓」「スミエ」「ケータリング」「フリップ猫」「錠剤F」10篇収録の独立短編集。井上ワールド全開。物語全体から気怠さが漂い、孤独と闇を感じた。明るさは微塵もない。心地良さは皆無だが独特な世界観が癖になる。240頁の中に10篇の物語が収録。1篇が僅か20数頁の作品であるというのに、冒頭で読み手の心を捉え結末まで目を逸らす事が出来なくなる。どの短編も秀逸で甲乙付け難いが、衝撃的だったのは「フリップ猫」と「錠剤F」。闇の深さに慄く。
萩
2024/02/04 21:22

『ママナラナイ』みたいな短編集かな。表紙が不気味で敬遠してたけど、やっぱり予約してみた!井上荒野さんの話は短くても爪痕残すよね~😲

よつば🍀
2024/02/04 22:53

萩りん、ピンポン♪まさに『ママナラナイ』の雰囲気そのままの短編集だったよ。性的な話がある所もそうだし、ザラリとした感じもね。

が「ナイス!」と言っています。
よつば🍀
「アイスネルワイゼン」「アキちゃん」二話収録。苦手な芥川賞系の作品だが、非常に読みやすかった。芥川賞候補作となった表題作はかなり強烈。主人公は32歳のピアノ講師・琴音。仕事も恋愛も上手く行かず、友人から頼まれたクリスマスイブのバイトでは散々な目に合う。冒頭から不穏な気配が漂っていたが、途中からは悪意に次ぐ悪意で胸やけがしそうだった。友人間で繰り広げられる非難の応酬。辛辣な言葉のラリーに恐怖さえ覚える。自暴自棄になり、琴音の軋んでいく心が不協和音を奏でているようでザラリとした印象を残す。最後の場面は切ない。
ポプラ並木
2024/02/03 05:13

よつばさん、おおー何だか辛い内容。日本の嫌な一面が見えそうだね。芥川賞候補作品だったんだね。

よつば🍀
2024/02/03 14:19

ポプラ並木さん、芥川賞系は読みづらいものが多くて苦手なんですけど、本作はリーダビリティ抜群でした。高瀬隼子さんの作風に近いかな。

が「ナイス!」と言っています。
よつば🍀
爆笑のち共感。様々な社会問題をテーマに面白い作品を描き続けてくれる垣谷さん。今回のテーマはズバリ『墓じまい』「絶対にお父さんと同じお墓には入りたくない!」姑の遺言から始まったお墓騒動。以前からこの類のセリフは時々耳にするが他人事とは思えない。結婚後の苗字問題を絡めながら物語はテンポ良く進む。常識知らずと言われる主人公の五月だが、いやいやどうして五月が発する言葉は極端に見えながら的を得ている。金にがめつい住職や、頭カチコチの元衆議院議員など癖強めのキャラも登場し最初から最後まで面白かった。垣谷節炸裂の一冊。
ポプラ並木
2024/02/03 14:50

吹き出しちゃうとはコミカルな描写もあるんだね。

よつば🍀
2024/02/03 15:04

そうそう、主人公・五月の言動がおかしくておかしくて思わず顔がにやつきました( *´艸`)

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/03/15(2571日経過)
記録初日
2009/11/19(5244日経過)
読んだ本
1871冊(1日平均0.36冊)
読んだページ
531559ページ(1日平均101ページ)
感想・レビュー
1871件(投稿率100.0%)
本棚
539棚
性別
血液型
A型
URL/ブログ
https://bookmark-clover.com/
自己紹介

ナイスやコメントをありがとうございます。
とても嬉しいです(*´∇`*)

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