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2024年10月の読書メーターまとめ

sayuri
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2024年10月に読んだ本
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2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

sayuri
これぞ金原ひとみ。毒もあるが愛と救いもあって読後の爽快感は半端ない。ルーティンを愛する45歳事務職・浜野文乃が、ホスクラ通いの20代パリピ編集者・平木直理と出逢った事で生まれる化学反応から目が離せない。クセ強めの人物も登場するし、なんなら主人公の文乃が発する辛辣な言葉に眉を顰めたくなる場面もあるが、それを上回る超強力ボキャブラリーの数々に圧倒される。刹那的に生きて来た文乃、心の奥深い部分に隠していた彼女の苦悩を知ると、その生き方を全肯定したくなった。ロックだけど優しい。己の存在価値を認めてくれる様な作品。
ポプラ並木
2024/10/30 07:00

sayuriさん、癖の強い登場人物が出てきそうですね。金原作品、まだ1冊も読んでいないと思います。怖いもの見たさで読んでみようかな?

sayuri
2024/10/30 12:52

ポプラ並木さん、金原さん、文章に勢いがあって良いんですよー。本作も良かったけど「アタラクシア」「fishy」なんかも良かったです!

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

sayuri

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2024年10月の感想・レビュー一覧
21

sayuri
教師が無自覚に発する「二人一組になってください」の言葉に嫌悪感を抱いた経験があるのは私だけではないだろう。イヤミス小説だと思い頁を捲ると、想像以上に残酷なデスゲームが幕を開ける。10代という年代ならではの傲慢さや承認欲求、嫉妬心など様々な感情が入り乱れる中、一人また一人と命を落としていく。物語の根底に流れるテーマ『無自覚の悪意』にメスをいれた本作は文中から作者の強いメッセージが痛い程伝わる。この究極の生き残りゲームを通して、想像する事の大切さを知って欲しいと切に思う。いじめ問題に真っ向から斬り込んだ一冊。
えんちゃん
2024/11/01 14:25

こちらは今かなり話題ですよね✨️残念ながらまだ図書館にないのですが、さゆりさんのレビューで更に読みたくなりました!

sayuri
2024/11/01 15:31

えんちゃん、ありがとう♡そうそう、この作品結構話題になっていますよね。恐ろしいデスゲームの結末を見届けてね。早く図書館に入りますように♪

が「ナイス!」と言っています。
sayuri
これぞ金原ひとみ。毒もあるが愛と救いもあって読後の爽快感は半端ない。ルーティンを愛する45歳事務職・浜野文乃が、ホスクラ通いの20代パリピ編集者・平木直理と出逢った事で生まれる化学反応から目が離せない。クセ強めの人物も登場するし、なんなら主人公の文乃が発する辛辣な言葉に眉を顰めたくなる場面もあるが、それを上回る超強力ボキャブラリーの数々に圧倒される。刹那的に生きて来た文乃、心の奥深い部分に隠していた彼女の苦悩を知ると、その生き方を全肯定したくなった。ロックだけど優しい。己の存在価値を認めてくれる様な作品。
ポプラ並木
2024/10/30 07:00

sayuriさん、癖の強い登場人物が出てきそうですね。金原作品、まだ1冊も読んでいないと思います。怖いもの見たさで読んでみようかな?

sayuri
2024/10/30 12:52

ポプラ並木さん、金原さん、文章に勢いがあって良いんですよー。本作も良かったけど「アタラクシア」「fishy」なんかも良かったです!

が「ナイス!」と言っています。
sayuri
「富士山」「息吹」「鏡と自画像」「手先が器用」「ストレス・リレー」平野氏の魅力が詰まった五話収録の短編集。まず、本に使用されている紙質の手触りに感動する。これは紙本ならではの味わい。本作のテーマは『有り得たかもしれない人生』。作中に何度も登場する『たまたま』のフレーズが重い。人生がいかにたくさんの偶然で成り立っているのかを思い知らされる。一話から強烈なインパクト。男性の末路を思うと何とも言えない気持ちになった。最終話の「ストレス・リレー」は悪意の連鎖がエグい。些末とも思える事で運命が一変する恐怖を感じた。
punyon
2024/10/29 16:33

う~ん、sayuriさんのレビューで中身よりも本の紙質が気になる(笑)

sayuri
2024/10/29 16:47

ぷにょんちゃん、さあ!気になったなら直接体感してみましょう笑 作品自体ももちろん面白かったよ。

が「ナイス!」と言っています。
sayuri
「あぁ、もう。」「煙」「シンデレラボーイ」「ナイトクロージング」「ノンフィクション」5話収録の連作短編集。『さようなら、かつて大好きだった人』も良かったけれどこちらもいい。繊細で透明感のある文章がとても好み。各話が緩くリンクしている構成も好き。登場人物達の真っ直ぐな気持ちや、誰かを想い葛藤する心の揺れが伝染して来て切なさで胸が締め付けられた。シンプルな文体で描かれているが刺さる言葉が随所に。『何かを選ぶということは、同時に他に存在したかもしれない可能性を切り捨てるということだ』エピローグが特に心に染みる。
が「ナイス!」と言っています。
sayuri
生きづらさを抱えた人達に寄り添った作品だった。多様性の時代と言われ、それまで大まかに捉えられていたセクシャリティに名前が付くようになった。LGBTQ、アロマンティック、アセクシュアル、デミロマンティック、ポリアモリーなど、知識はあっても、本作を読むと自分の無理解に気付かされる。周囲からの偏見や、性別による無意識の思い込みに日々、心を削られ、葛藤しながら生きる彼らへ切なさが募った。マイノリティゆえの不安や孤独はどれ程のものだろう。一人として同じ人間なんていない。願いはただ一つ。誰もが自分らしく生きられれば。
えんちゃん
2024/11/15 16:01

さゆりさん、パンチはないものの、畑野さんの伝えたかったことがじんわり響く物語でしたね。TVを観ていても、私たちの若い頃よりはだいぶマシになったと思いますが、まだまだ日常にはマジョリティが蔓延っていますね。よい気付きを貰えました。

sayuri
2024/11/15 16:53

えんちゃんと続々共読本が増えて嬉しい。そうそうパンチはなかったけど、畑野さんの思いがじんわりしみじみ伝わって来る作品でした。まだまだ自分には知らない事がたくさんあって、こういった気付きを貰える作品はいいね^^

が「ナイス!」と言っています。
sayuri
とても素晴らしい作品だった。『外から見ているだけではわからないことが、介護の世界には山ほどある。』作中に出て来るこの一文が全てを物語っている。私達は想像する事は出来る。けれど、この物語を読めば自分の考えの甘さを突き付けられる。介護される側の孤独、介護者の苦悩、知れば知るほど胸が苦しくなり何度も涙が込み上げた。特別養護老人ホーム「森あかり」で介護士として働く星矢の誠実さに心が洗われる。誰もが平等に年を取る。他人事と思わず皆が真剣に向きあう事の大切さを教えてくれた。たくさんの人に手に取って欲しいお薦めの一冊。
えんちゃん
2024/11/14 15:20

さゆりさん、読みました。とても考えさせられました。さすが藤岡さんですね。介護現場の絶望感の中でほんのり照らす希望の灯りに勇気づけられました。介護問題だけじゃなくて、オレオレ詐欺の社会問題も描かれていて、中身の濃い1冊でしたね✨️

sayuri
2024/11/14 16:17

えんちゃん、読了お疲れ様。看護師の藤岡さんだから描けるリアリティがあったよね。そうそう高齢者を騙すオレオレ詐欺も書かれている事で物語のいいスパイスにもなってました。

が「ナイス!」と言っています。
sayuri
「予選を突破できません」「書籍化はデビューではありません」「書評家の仕事がありません」「文学賞が獲れません」「この世に神様はいません」5話収録の連作短編集で『作家刑事毒島』シリーズ第4弾。今回も良い感じにピリッと毒が効いていて面白かった。拗らせた犯罪者を、これまた拗らせた作家刑事・毒島が痛快にぶった切る。一見、毒を以て毒を制しているように見せつつも、ふとした瞬間に垣間見られる毒島の優しさと人間味が癖になる。本作では何度か『読書メーター』のフレーズも登場して楽しい。本に纏わるミステリーは本好きには堪らない。
punyon
2024/10/22 17:41

やっと手元に着たとこです😊 読むの楽しみ~~💕

sayuri
2024/10/22 22:12

おおっ!ぷにょんちゃん、新刊早めに届いて良かったね。時々見せる毒島の優しさに胸キュンだったわ笑

が「ナイス!」と言っています。
sayuri
なんて幸せな読後感。「ハンバーグの石」「自転車デート」「親馬鹿とジジ馬鹿」「ツンデレの涙」海辺の町の名店『夕凪寿司』を舞台に繰り広げられる四話収録の連作短編集。森沢作品にはいつも泣かされる。こらえていた涙が第三話で溢れ出し、最終話で涙腺崩壊。人生は思い通りに行かない事だらけ。悩みや悲しみを抱えた人達が、夕凪寿司の大将・さやかさんや、この店に集う常連さん達との出逢いで前進する。辛い経験をして来たからこそ、他人の痛みに寄り添う事が出来る人達の優しさに胸が一杯。一期一会の大切さを噛み締めながら温かな余韻に浸る。
ポチ
2024/10/20 18:50

sayuriさん、共読♬(^^)痛みを知り痛みに寄り添う事が出来る、そんな人達だからこそ温かく優しく包んでくれるですよね。

sayuri
2024/10/20 19:50

ポチさん、共読おつ(^^)/うんうん、最終話でそれを強く感じました😊最終話で涙ポロポロ零れました。°(°´ω`°)°。

が「ナイス!」と言っています。
sayuri
「木綿のハンカチーフ」「22才の別れ」「ガンダーラ」「夢一夜」「まちぶせ」など昭和の名曲と共に女の人生が描かれる。大好きな曲ばかりで、期待に胸を膨らませ手に取ったが、なんというか想像していたストーリーとは全く違った。真梨さんと言えばイヤミス。本作はイヤミスでもなければ、終活を考えさせられるような内容でもない。ほぼ会話文で構成されており、テンポ感はいい。そして随所にトゲと毒が散りばめられている。この作品の前に読んだ終活小説が良かった事もありドタバタ感が残った。そろそろ『孤虫症』のような作品が読みたいところ。
いつでも母さん
2024/10/22 19:06

トゲと毒!でしたね・・😅

sayuri
2024/10/22 22:10

母さん、ホントですよ^^;真梨さんらしいと言えばらしいのかも。でもデビュー作の『孤虫症』みたいな作品が読みたいです~。

が「ナイス!」と言っています。
sayuri
巷に溢れる終活小説とは一味も二味も違い奇想天外で面白かった。終活という言葉からイメージする悲愴感はゼロ。数頁に一度、声を出して笑った。新潟と横浜を舞台に繰り広げられる、それぞれの終活がとにかく楽しい。75歳の主人公・英太が終活と称し、意気揚々と高校時代の純愛の相手と再会したくだりは最高に面白い。60年の時を経て可憐な白い花の様だった彼女はいずこへ。人生の荒波をくぐり抜け素材は旨味へと変化するとは言い得て妙。英太の妻・礼子の自分軸を優先した決断には共感しかない。私も自分軸を意識した終活をしたいと心に誓った。
ポチ
2024/11/04 15:11

sayuriさん、俺も自分軸の終活をしなくて!と思いました(^^)

sayuri
2024/11/04 19:58

ポチさん、共読嬉しい♪ホントホント!自分軸の終活大事ですね!

が「ナイス!」と言っています。
sayuri
「かもめジムの恋愛」「大人っていつからなるんだろう」「寂しさで満たされて」「恋なんて、この世にあっていいものなのか?」「また明日ね」高齢者達が集う、かもめジムを舞台にした5話収録の連作短編集。大前粟生さんの作品は軽やかだ。本作も恋と友情をテーマに流れるように展開していく。けれど、行間からほんの少し滲み出る寂しさ。それがとても魅力的。不器用な登場人物達に自分を重ね、共感したり切なくなったりしながら、一期一会を大切にしようと思えた。年齢や性別に関係なく、人が人を想う真っ直ぐな気持ちに愛おしさが込み上げる一冊。
ポプラ並木
2024/10/12 20:38

女性専用ジムなんてあるんですね~

sayuri
2024/10/12 20:52

あるんですよ~( *´艸`)

が「ナイス!」と言っています。
sayuri
俳優で作家の中江有里さんの最新作は家族の形を問う長編小説。プロローグから不穏。若い頃の前科が原因で家族と疎遠になった主人公・里美が、生活に困窮し再び罪を犯してしまう。母と娘が今にも切れそうな細い糸で繋がっているようで、終始不安な気持ちで読み進めた。彼女達の姿を追いながら、愛にも様々な形がある事を思い知らされる。共に暮らす事だけが幸福とは限らない。離れていても愛する対象の真の幸せを願っているならばその時間さえも尊い。不器用な母と娘の間に隠されていた真実を知るとその思いは尚更強くなった。恩愛の絆を感じる一冊。
えんちゃん
2024/11/11 13:04

さゆりさん、読みました!思っていた内容と違っていましたが、なるほど『恩愛』という言葉がピッタリな物語でした。2人とも不器用すぎて切なかったです。

sayuri
2024/11/11 13:52

えんちゃん、読了お疲れ様♪私もちょっと思っていた内容とは違ってた^^;もう少し物語に起伏があっても良かったような。ホント不器用な母娘だったね。

が「ナイス!」と言っています。
sayuri
2023年に刊行された『怪談青柳屋敷』の続編で63篇が収録された実話怪談短篇集。私自身は金縛りに遭った事もなければ視えた経験もないだけに、この作品集は未知の世界で、それ故に本当に恐ろしい。「子ども部屋」「猫ちぐら」「医務室」「仏間」「渡り廊下」「浴室」「暗い書斎」「行き止まりの階段」各章のタイトルだけで読み進めるのを躊躇するほど不気味。フィクションならいざ知らず、全話実話。1篇読むごとにゾワゾワ、背筋が徐々にひんやりしていった。たった二頁なのに強烈なインパクトを残す『公園のトイレ』。この作品が一番の恐怖。
ポチ
2024/10/11 08:31

公園にポツンとあるから余計雰囲気ありますよね😱

sayuri
2024/10/11 12:13

ポチさん、そうそう、あのポツン感、それだけで怖いです:;(∩´﹏`∩);:

が「ナイス!」と言っています。
sayuri
「ココノエ南新町店の真実/澤村伊智」「ニンゲン柱/阿泉来堂」「魂の飛翔/鈴木光司」「828の1/原浩」「にえたかどうだか/一穂ミチ」「風来たりて/小野不由美」6話収録の書き下ろしアンソロジー。同日発売された『堕ちる』同様、豪華な執筆陣で、様々な種類の恐怖を味わえた。お目当ては、最近推している一穂ミチさん。期待を裏切らない面白さ。読み進むに連れどんどん背筋が寒くなっていった。童歌『あぶくたった』の歌詞の一部『にえたか どうだか 食べてみよう』のフレーズが耳に焼き付いて離れない。一穂ミチさん、ホラーも絶品。
ポチ
2024/10/12 21:45

sayuriさん、同じく、にえたか どうだか の歌が耳に残ってます!怖い😱くらしマート登場に笑ってしまった😅小野さんでまさかかるかやの尾端さんも登場するとは!嬉しくなりました😊

sayuri
2024/10/13 00:28

ポチさん、共読おつ(^^)/くらしマート再登場、面白かったですね♪一穂さんの作品はホント、ゾゾゾっとなりました。童歌って微妙に恐ろしいです😱

が「ナイス!」と言っています。
sayuri
「あなたを連れてゆく/宮部みゆき」「竜狩人に祝福を/新名智」「月は空洞地球は平面惑星ニビルのアヌンナキ/芦花公園」「函/内藤了」「湯の中の顔/三津田信三」「オンリー・ユー/小池真理子」6話収録の書き下ろしアンソロジー。お目当ては推しの小池真理子さん。6話それぞれにテイストが異なり、多種多様な恐怖を味わえたが、特に印象に残ったのは、宮部さんと小池さん。宮部作品は安定のリーダビリティの高さ。最恐と言うより、じっとりとした恐ろしさを醸し出しながらも読後感がいい。小池作品は流石の一言。怪奇小説作家としても秀逸。
ポチ
2024/10/19 22:57

sayuriさん、宮部さん、小池さんはやっぱりいいですよね(^^)

sayuri
2024/10/20 00:49

ポチさん、共読おつ(^^)/うんうん♪宮部さん&小池さんは流石の安定感で面白かったです。

が「ナイス!」と言っています。
sayuri
装幀を上下に開くと、屋上らしき場所で灯りを見つめる女性の姿が。誰とも関わりたくない、一人で生きていきたいと願う主人公・相内蒼の凛とした想いが伝わって来るようだ。シングルマザーで起業家の母と二人で暮らす蒼だが、家庭に温かみは感じられない。自分の信念を貫く為、娘より仕事を優先する母親の姿に終始疑問が拭えなかった。母親の行動は一種のネグレクトに思え、孤独を愛する様になった蒼の背景を想像し、切なさで胸が詰まる。友人・冬子と、野球部の米田虎太郎の存在がいい。この年代ならではの苦味と気付きが詰まった瑞々しい青春小説。
えんちゃん
2024/10/29 16:47

さゆりさん、仕事ら帰ってきて一気に読みました!また部屋が暗くなってしまった😂読み終えて装幀のスラックス姿も凛々しい✨️強くなりましたね!そして米田と冬子が最高に良い子でした😭

sayuri
2024/10/29 17:46

えんちゃん、読了お疲れ様~。また部屋暗くなった笑 冬子と米田が良い子で救われたけど、最後まであの母親の事は好きになれなかったわ^^;

が「ナイス!」と言っています。
sayuri
大好きな瀬尾まいこさんの初めての絵本。くりはらたかしさんのカラフルな絵が目を惹く。物語は図工の時間から始まる。先生が出した課題は「100年後の世界をかいてみましょう」。この言葉だけで心躍る。教室の壁に貼られた思い思いの絵。描いている途中の子供達の笑顔まで浮かんで来て、しあわせな気持ちになった。100年後の世界ってどんなだろう。今よりもっともっと便利な世界になって、ロボットが大活躍しているのかな。子供達が別れ際に交わす「またあしたね」。100年後もみんなが当たり前のようにそう交わせる未来でありますように。
p.ntsk
2024/10/11 21:15

100年前の1924年は大正13年。大昔のようでいてそんなに昔じゃない。100年後どうなってるんだろうね。今、自分が住んでいる場所も家並みとか変わってそう。100年後も普通にまた明日って交わせる世界であってほしいね(^^)

sayuri
2024/10/11 23:37

Pちゃん、100年後の未来、見れないのが本当に残念。どんな世界になっているんだろうね。戦争なんか完全に無くなって、世界中の人が笑顔で暮らしていると良いな。

が「ナイス!」と言っています。
sayuri
「掌中」「可及的に、すみやかに」二話収録。以前読んだ『エラー』『あくてえ』で強烈なインパクトを残してくれた山下紘加さん。今回も読ませる。表題作もいいが一話目の「掌中」が凄い。主人公は引きこもりの息子を持つ主婦の幸子。魔が差したなんて言葉では形容出来ない程、万引きに溺れていく姿に恐怖すら覚える。人生に絶対はなく、自分が理想とする未来と現実とのギャップに苦しむ人は数限りなくいるだろう。こんなはずじゃなかった…、彼女の心で荒れ狂う感情の波が伝染して来て胸が苦しい。掌中に収めたかったのはきっと別の物だったはずだ。
もぐたん
2024/10/05 17:14

おお〜、興味深いレビューですな🧐読みたい本にポチっと。

sayuri
2024/10/05 17:17

もぐちゃん、ありがと毎度あり~♡山下さん何気に注目している作家さんです♪

が「ナイス!」と言っています。
sayuri
第33回鮎川哲也賞優秀賞受賞作品。デビュー作にしてリーダビリティ抜群。主人公はミステリ作家デビューを夢見る小松立人。知人四人で共謀し、家庭教師先のタンス預金二千万円を盗む事に成功する。10年後、盗んだ金を掘り起こす為に現地へ向かった彼等だったが、途中で崖崩れに遭遇し命を落としてしまう。ここからは、奇想天外で予測不能な展開に反転する。死神が告げた一週間の猶予期間。現世に戻った彼等を待ち受ける更なる悲劇。死へのカウントダウンが始まる中、疑心暗鬼に陥る仲間達。欲と欲がぶつかり合うスリリングな終盤は読み応え十分。
punyon
2024/11/09 22:21

面白かったです 主人公と作者の名前が同じ…って捻りが最後に効いて思いを巡らせる なかなかに凝った設定ですよね😊

sayuri
2024/11/10 09:57

ぷにょんちゃん、読了お疲れ様~。楽しめたようで良かった。そうそう今までなかった設定で面白かったね♪

が「ナイス!」と言っています。
sayuri
報われなかった恋ほど強く記憶に残るのは何故だろう。25の超短編の中にあの日の私が存在した。頭で考えている事と違う事を口走ってしまったり、ほんの少しの勇気を出せず後で後悔したり…。本作に登場する恋愛も、もどかしく、じれったいものばかり。特に対で描かれるいくつかの作品は、切なさで胸がギュッと締め付けられる。若い世代の方が読めば刺さり、恋愛から遠ざかっている人はノスタルジーな気持ちに浸れるかも。飾り気のないシンプルな文章がより心に染み込んで来た。JYの『好きな人がいること』をリピートしながら読むと最高にエモい。
ポプラ並木
2024/10/03 06:35

sayuriさん、こういう本を時々読んで、エモい気分になりたいです。娘たち、妻からはキモイとか言われそうだけど。

sayuri
2024/10/03 12:47

ポプラ並木さん、上手い事言ってる 笑 でも時々でもエモい作品を読むと、心が若返って良いと思いますよ♡

が「ナイス!」と言っています。
sayuri
注目している降田天さんの新作は、シェイクスピアのマクベスをモチーフにした学園ミステリー。物語の舞台は全寮制の【百花演劇学校】。俳優や劇作家を目指す少女達が日々、身を削りながら切磋琢磨している。そんな中、卓越した才能を持ち、学園内で神格化されていた設楽了が自身が手掛けた演劇の上演中に舞台から転落死する。これは不幸な事故死なのかそれとも…。設楽了の死の真相を知りたくて頁を捲る手が止まらない。彼女を取り巻く少女達の裏の顔が徐々に曝け出されボルテージが上がる。マクベスが憑依したかの様なクライマックスシーンは圧巻。
がらくたどん
2024/11/19 14:50

他作品からの連想でこの本の参考資料にも挙がっていた松岡和子さん訳のちくまの「マクベス」を再読した流れで読みました。思ったより「マクベス」度濃厚で楽しかったです♪装丁も印象的ですよね。ファラオの方かな?自分には無縁とは言え、神格化って怖いですね~。ご紹介、ありがとうございました(*´▽`*)

sayuri
2024/11/19 17:23

がらどんさん、読了お疲れ様です。装幀が目を惹きますよね。少女の目力の強さに負けず劣らず内容も濃かったです。降田天さん今後の作品も楽しみです♪

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/03/15(2810日経過)
記録初日
2009/11/19(5483日経過)
読んだ本
2041冊(1日平均0.37冊)
読んだページ
579140ページ(1日平均105ページ)
感想・レビュー
2041件(投稿率100.0%)
本棚
570棚
URL/ブログ
https://bookmark-clover.com/
自己紹介

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