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2024年10月の読書メーターまとめ

南北
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12
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感想・レビュー
12
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956ナイス

2024年10月に読んだ本
12

2024年10月のお気に入り登録
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2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

南北
漫画を描いている楽しさが読者に伝わってくる。まず表紙でツインテからショートにしたさらさに圧倒される。100期生の卒業公演は「リプリング」に決定し、山田彩子や星野薫がソロや主役になっていたのはよかった。キャスト発表が遅くなったが、大木先生の演じたトゥールーズ役をさらさにするかどうかで意見が分かれたのだろう。番外編では「リプリング」の内容が描かれていて、本編からの流れがスムーズでわかりやすい内容になっている。「リプリング」の指導が新任の水野先生ということもあるが、卒業公演がどうなるか見たくなってきた。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
12

南北
女性向けの月刊誌「若い女性」に連載されたエッセイをまとめたもの。昭和30(1955)年頃に書かれたものなので、多少古いと感じる部分もあり、美醜や母性、恋愛、結婚などがテーマになっているので、女性向きと思うかもしれないが、性別に関係なく読む価値があると思う。「美醜について」では自分の容貌は受け入れるべきであるとしたり、「教養について」では「文化とは生き方である」とするなど保守派の立場からの考え方が述べられていて、70年程前のものにも関わらず現代でも通用すると感心するだけでなく、とても刺激を受けた。
胃之中野 蛙(いのなかのかわず)
2024/10/20 21:56

福田恆存さんの本、ずっと読まなきゃって思ってるんですがまだ間に合ってないんですよね。この本良さそうですね。

が「ナイス!」と言っています。
南北
読み友さん本。漢詩をはじめとする伝統的教養から近代日本は断絶してしまったことについて夏目漱石を例にして考えることで近代の知性がある種歪んだ姿を呈していることを明らかにしている。言い換えれば、内的自己である伝統と外的自己である近代西洋とが整合性を保てないままになっているのである。これがやがて芥川龍之介の「ぼんやりとした不安」につながるだけでなく、現代にもさまざまな問題を提起している点でとても興味深く感じた。
南北
2024/10/18 20:01

他にも伊藤博文などの漢詩が紹介されているが、漱石と同様に江戸時代までに生まれた人たちは伝統的教養を身につけることができたのである。明治10年代以降に生まれた人たちは急速に伝統的教養から離れて行くことになる。

千本通り
2024/10/19 12:15

この頃の渡部昇一って結構いい本出していたのに、いつから右旋回してしまったんだろう?

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南北
西洋哲学を古代から現代まで茂木誠とジェイソン・モーガンの対談によって明らかにしようとしている。それぞれの思想が形成された背景を明らかにしたり、西洋思想と日本思想を対比することでわかりやすい内容になっている。モーガン氏がルイジアナ州出身のカトリック教徒ということもあるが、東海岸や西海岸によく見られるアメリカ人とは異なる見解が垣間見えるところが興味深い。日本ではデカルトからロック、ルソーと受け継がれた理性を重視する思想は、現代においても恐るべき影響を与えていることがよくわかる。
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南北
浜田聡参議院議員の依頼で作成した憲法案とその解説をした本である。憲法と憲法典の違いや違憲と非立憲の違いなど憲法について根本から考えてみたい人には最適な内容だろう。また改めて感じたのは法学部を選択しなくてよかったということだ。憲法は大学1年の時に必修になるのだろうが、本書のように帝国憲法との対比で見ていかないと到底理解できるものではないと思う。
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南北
漫画を描いている楽しさが読者に伝わってくる。まず表紙でツインテからショートにしたさらさに圧倒される。100期生の卒業公演は「リプリング」に決定し、山田彩子や星野薫がソロや主役になっていたのはよかった。キャスト発表が遅くなったが、大木先生の演じたトゥールーズ役をさらさにするかどうかで意見が分かれたのだろう。番外編では「リプリング」の内容が描かれていて、本編からの流れがスムーズでわかりやすい内容になっている。「リプリング」の指導が新任の水野先生ということもあるが、卒業公演がどうなるか見たくなってきた。
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南北
製品開発では人をダメにするクッション(yogiboかな?)から義足開発へとつながっていき、そこにマルチェラの話をからめてくるところがすごい。これまでは家電品(?)中心だったが、義足開発で医療分野に乗り出すということかもしれない。食事シーンでは魔物討伐部隊の鎧蟹の試食やヴォルフと2人で猪鍋や茹で蕪などおいしそうなシーンがあって、読んでいるとおなかがすいてくる。最後の番外編ではダリアの母がなぜ実家に戻ったままになってしまったのかについての真相が語られているのが、とてもよかった。
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南北
魔剣製作も6回目になり、疾風の魔剣が完成する。今回は完成度が高くスカルファロット家で武具開発部門ができることになる。ダリアはさらに温熱座卓(要するにこたつ)を開発するが、貴族にも庶民にも広く受け入れられていく。椅子に座ったままのこたつというのは想像つかないが、貴族の屋敷では高い天井の部屋もあると考えると、部屋全体を暖かくするのは難しいので、温熱座卓もありなのかもしれないと思った。今回は製品開発の話を盛り込み過ぎたような気もするが、楽しく読むことができた。
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南北
再読。瓜野くんは連続放火事件の犯人ではないかとして小佐内さんを問い詰めていくが、やはり詰めが甘いため、小佐内さんに反論されてしまう。最初は瓜野くんを手助けするつもりだったのが途中から復讐に切り替えてしまうあたりが「狼」らしいと思った。小鳩くんも堂島健吾の助力を得て、新聞部に内部協力者を作り、犯人を絞り込んでいたところは「狐」らしいと感じた。小鳩くんが実は小佐内さんに共感していないところが「次善の策」と言われてしまうあたりなんだろうと思う。その辺は「夏季限定」から変わっていない気がする。
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南北
再読。「夏季限定」で別れた小鳩くんは同じクラスの仲丸さんと付き合うことになる。一見普通の交際のように見えて、謎解きをやめられない小鳩くんがおもしろい。一方小佐内さんは新聞部の後輩の瓜野くんと付き合うことになるが、小佐内さんにあしらわれているような感じでうまくいきそうには見えない。そんな中、瓜野くんは市内の連続放火事件にのめり込んでいくが、危うさが見え隠れする。「春季限定」の登場人物も出てくるなどシリーズを通したつながりが見えてくるのもおもしろい。
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南北
采女とは何かについて日本書紀だけでなく、江戸時代の資料や中国の史書など幅広い分野の資料を参照することで明らかにしようとした本である。近世以降のジェンダー・バイアスによって、歪んだ印象を受けることが多いが、女性が地方から大和朝廷に出仕し、神事やさまざまな仕事に従事するだけでなく、親族の将軍に同行して、海外に渡ることもあったとするなど興味深い記述があった。「古代の女性官僚」の著者が10年かけて研究した成果が読める貴重な一冊である。
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南北
イルマは妊娠により「魔力過多症」になってしまうが、その対処でダリアは難度の高い腕輪の製作に取りかかる。1人では作れないため、元婚約者に協力を依頼したのは意外だった。イルマの「魔力過多症」は夫のマルチェラが原因だったが、ここからマルチェラや同僚のメーナの進む道が変わっていく展開はおもしろかった。オズヴァルドやダリアの父のカルロの大人な魅力を味わえたのもよかったし、食事シーンもロセッティ商会の懇親会ということで、緑の塔でのダリアとヴォルフだけの時とは違う様子が見られたのも楽しめた。
シロ
2024/10/05 09:28

イルマです……。

南北
2024/10/05 09:40

シロさん、ご指摘ありがとうございます。ルチアからイルマに訂正しました。

が「ナイス!」と言っています。
南北
小型魔導具コンロや泡ポンプボトルの改良など、ダリアのロセッティ商会が順調に伸びていく一方で、ヴォルフの兄のグイードの後悔を通じてヴォルフの過去が垣間見えたり、イヴァーノからロセッティ商会を語ることで物語の深みが増してくるのがよかった。魔剣製作も2章あってお得感が増している。相変わらず食事のシーンはおいしそうだし、お酒も飲みたくなってくる描写は読んでいて楽しくなる。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/05/07(2757日経過)
記録初日
2017/04/21(2773日経過)
読んだ本
943冊(1日平均0.34冊)
読んだページ
274088ページ(1日平均98ページ)
感想・レビュー
926件(投稿率98.2%)
本棚
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性別
職業
IT関係
現住所
東京都
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