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2024年3月の読書メーターまとめ

さーくる・けー
読んだ本
37
読んだページ
11397ページ
感想・レビュー
37
ナイス
2723ナイス

2024年3月に読んだ本
37

2024年3月のお気に入り登録
2

  • katsumi
  • mae.dat

2024年3月のお気に入られ登録
5

  • yadon
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  • mikeneko56
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2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

さーくる・けー
ネタバレ足のケガで挫折した短距離ランナーの男子と、病気により夢を諦めざるを得なかった車いすユーザーの女子。高校生二人による、さわやかで切なく、真っすぐな青春ストーリー。SDGs、ダイバーシティ、ユニバーサル。多様性が求められる現代において、頭では理解しているつもりでも、直面するとどのようにするのが正しいのかよく分からない。その答えを見つけるヒントになるような物語です。自分とは異なる色の尊厳から目を背けないことが大切であることを知ってもらうためにも、特に中高生の方に是非読んでほしい!!
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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

さーくる・けー

2月は、加納朋子「ななつのこ」シリーズ20年ぶりの最新刊に加え、宮島未奈「成瀬」にも再会できて大満足でした。2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:40冊 読んだページ数:12660ページ ナイス数:2966ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/788372/summary/monthly/2024/2

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2024年3月の感想・レビュー一覧
37

さーくる・けー
ネタバレ選挙報道において開票率0%で当確を報じることを示す「ゼロ打ち」。タイトルからすると報道の在り方がメインかと思ったが、その裏側で起きた政治とカネに纏わる事件の方がインパクトが強い。いかにも現実に起きているようなトピックで、政治に金がかかる仕組みを政治家が作っていると思わせる、まさにタイムリーで読み応えのある作品でした。政治家周辺にいる人のみならず、選挙に携わる人たちが金銭欲を持たないようにしなければ、「裏金」的な話はなくならないのでしょうね。
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さーくる・けー
ネタバレ第36回小説すばる新人賞受賞作。働きながら定時制高校に通っていた主人公が、父親を殴り倒して雪に埋めたことにより逃亡生活に陥ってしまう。普通の社会生活から断絶された中で、ホームレスから始まり、日雇い肉体労働者、たこ焼き屋、そして小さな町工場の職人へと、少しずつ確かな道へと歩んでいく姿が丁寧に紡がれています。外連味のない真っ直ぐな気持ちが伝わってきたことに加え、タイトルが結末に収斂されていく心に刺さる物語でした。今後も注目していきたい新人作家さんです!
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さーくる・けー
ネタバレ著者が愛する小説家を含めた6人の方との対談に加え、本人が全著作を振り返るインタビュー、各出版社の担当編集者座談会などで構成された一冊。凪良さんが現役のBL小説家であり、そこから一般文芸へと進んでいった過程がよく分かりました。今後も素敵な作品をお願いします。
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さーくる・けー
ネタバレ足のケガで挫折した短距離ランナーの男子と、病気により夢を諦めざるを得なかった車いすユーザーの女子。高校生二人による、さわやかで切なく、真っすぐな青春ストーリー。SDGs、ダイバーシティ、ユニバーサル。多様性が求められる現代において、頭では理解しているつもりでも、直面するとどのようにするのが正しいのかよく分からない。その答えを見つけるヒントになるような物語です。自分とは異なる色の尊厳から目を背けないことが大切であることを知ってもらうためにも、特に中高生の方に是非読んでほしい!!
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さーくる・けー
ネタバレSNS社会を舞台にした連続殺人が起こるミステリ。他人の制御がテーマとなっていて、その考え方はユニークだと思いますが、独りよがりの面があるようで少しわかりにくさを感じた。また、ミステリとしても警察が捜査した様子が見えてこないなどをはじめ、いろいろと都合の良さを感じてしまいました。
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さーくる・けー
ネタバレクローズドサークル&どんでん返しに熱量を懸けたミステリ。練りに練って作り込んでいる姿勢は評価しますが、登場人物たちの行動に必然性が乏しく思えて、また結末も仕掛けがあるのが目に見えていたので、大きな驚きがありませんでした。もう少し物語性があれば、大傑作になったのかもしれないと思った。結局、下村さんの自宅はこんな豪邸なのかというのが、いちばんの驚きでした。
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さーくる・けー
ネタバレ「理瀬」シリーズ初めてのスピンオフ短編集。「ゆりかご」か「養成所」か、はたまた「墓場」か。 湿原に浮かぶ檻と密かに呼ばれる全寮制の学園に集う者たちが、それぞれ主人公としてのエピソードが描かれています。このシリーズ独特の、ゴシック色に彩られた幻想的な世界へ、心地よく誘われていきます。また本編を読み返したくなりますね。
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さーくる・けー
ネタバレ”現世”出身の薬剤師と”幽世”の巫女が怪異を解決する、異世界×医療ミステリーwithラブコメのシリーズ第2弾。今回は隠れ里で「神の子が宿る」現象に立ち向かう出張篇です。空洞淵の医療的な知識を活かした推理と、綺翠の端正な怪異祓い。このコンビはとても良い。だんだんと面白さが増してくる予感がするこのシリーズ。早く最新刊まで追いつくようにしよう。
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さーくる・けー
ネタバレ小柄で平凡な老女に見えるが、45年の経験を持つ殺し屋である主人公。老化に伴い、運動力や記憶力に衰えが見える中、若い同僚に覚えがない敵意を持たれて・・・・。決してテンポが良い文体ではないのに、引き込まれる魅力があるストーリー展開に、ほぼ一気読みでした。静かな迫力を感じさせるノワールなエンターテインメントです。
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さーくる・けー
ネタバレ江戸時代、長屋に住む人々が葛藤や煩悶を心に抱える暮らしを紡いだ8篇の短編集。砂原さんのいつも通りの静謐な筆致に、仄暗さが交わりながら、深い味わいを感じさせてくれるクウォリティの高い佳作たちです。特に最終話「妾の子」の救いが見える結末は絶品です。
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さーくる・けー
ネタバレ第47回すばる文学賞受賞作。怪しげなドラッグに手を染めるティーンエイジャーの青春グラフティです。若者言葉だと思われる会話や単語がよく分からない箇所があったけれども、独特なリズムがある文体を楽しみました。やや距離感を持ちつつ冷めた目線になってしまったので、物語には入り込めなかったですね。
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さーくる・けー
ネタバレ明治から終戦後にかけての時期、無名の作家・那珂川二坊が遭遇する事件を、その場に居合わせた「妖人」たちが鮮やかに解決する連作ミステリ。探偵役が各話で異なり、その正体が文末で明かされる趣向が面白いですね。もちろん、それぞれの時代や場所の世界観も十分に楽しませてくれる、伊吹さんの本領発揮という作品です。
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さーくる・けー
ネタバレ中山七里さんにしては珍しい本格的な社会派ミステリ。七里さんの作品は数多く読んでいるのですが「宮城県警シリーズ」は知らなかった。リーダビリティは相変わらずですけれど、良くも悪くも”普通”のミステリという感じで、面白くはありますが、ややインパクトは欠けていました。
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さーくる・けー
ネタバレ第21回このミステリーがすごい!大賞・文庫グランプリ受賞作。くわがきさんを読むのは3作目ですが、過去2作では歪んだ心を持つ人を登場させるイヤミス作家として認識しています。本作はリーダビリティの高さと三転四転する展開は面白かったのですが、イヤミスとしてはちょっとリアリティが感じられず、怖さもそれほどではなかったですね。雪下まゆさんの表紙が印象的だけに、やや残念でした。次作を期待します!
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さーくる・けー
ネタバレ横浜ネイバーズ・シリーズ第4弾。表紙のとおり、前半の2話はマツがメインのお話でした。全体のテーマは詐欺で、マッチングアプリ、ギャンブル、ディープフェイク利用と、いろんなタイプのものが取り揃えられていました。今回は、「山下町の名探偵」は本人がほとんど活躍しておらず、コーディネーター役のようでした。次巻に向けて、事態がいろいろと動きそうな気配がしていますので、早く続きをお願いしたいですね。
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さーくる・けー
ネタバレ戦国足軽出世物語、三河雑兵心得シリーズ第13巻。前半は、前巻の最後に出てきた綾女との邂逅がメイン。これでひと段落ということか?後半の戦さは九戸政実の乱に伴う奥州再仕置で、史実としてはマイナーなお話。井伊直政に蒲生氏郷相手に、茂兵衛は中間管理職としての有能さを発揮します。サラリーマンとしては、見習うところが多いですね。
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さーくる・けー
ネタバレ第二回警察小説新人賞受賞作。訴訟が提起された場合対応する訴訟係が主人公という設定が面白く、テンポがよい展開や読みやすさは新人離れしています。一方で、リアリティに欠けた部分や都合の良さといったアラも目立ち、キャラクターも魅力的な部分もあるのに掘り下げが足りないという惜しい点もある。もっと経験を積んでいけば、大化けしそうな予感もあるので、今後の活動に注目していきたいと思います。
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さーくる・けー
ネタバレ北朝初代天皇で『風雅和歌集』の親撰を行ったことで知られる光厳天皇。鎌倉末期から室町初期にかけての動乱に翻弄されつつも、真っすぐに生きたその生涯を描いた物語。少し前に読んだ、垣根涼介「極楽征夷大将軍」で語られた出来事の裏側を見るようで、とても興味深く読むことができた。武士の世の中における、天皇の存在意義とは何かを考えさせられる読み応えのある歴史小説でした。ただ、登場人物がたくさんいたので、人物一覧や相関図を用意してほしかったですね。
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さーくる・けー
ネタバレ大学時代に結成してプロを視野に入れながらも卒業後2年で解散したバンドメンバー4人による、その後の物語。他人の気持ちに寄り添う登場人物たちが、現実を受け入れて、無理をせずに前向きに生きていくお話でした。遠い昔となった清酒運を懐かしむような過ぎていった時センチメンタルな気持ちになりました。代表作「ひと」「まち」のような切実感まではなかったけれど、小野寺さんらしい、温かみを感じる佳作です。
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さーくる・けー
ネタバレ川がある街に住む人々(一部カラス)の3篇の人間模様。物静かな中にも、生きる肌触りを感じさせてくれる。江國さんはアンソロジーでは読んでいたけれど、単独の作品は約20年ぶり。江國ワールドを味わいました。
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さーくる・けー
ネタバレ突如出現して世界を震撼させるミノタウロスは、異星人が作った迷宮によるものだったという奇想天外な特殊設定が斬新です。その設定が蘊蓄を踏まえて、一定の裏付けがあるのが良いですね。やや漫画的な展開ではあるものの、パニックサスペンスと謎解きミステリのハイブリットというのも面白い。惜しむらくは、このストーリーなら登場人物のキャラに、もう少しインパクトが欲しかったですね。
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さーくる・けー
ネタバレ警視庁捜査一課で「遺体なき殺人事件」を専任とする二係。ベテランと新人の二人が、僅かな手掛かりを基に15年前の少女失踪事件の真相を捜査する。設定自体は興味深く、やや淡々と進むも読みごたえのある作品だと思いますが、犯行を自供させる場面は、今の時代には少し強引ではないか。本当にこのような手段をとるなら、冤罪が増えそうだと思ってしまった。
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さーくる・けー
ネタバレ元フィギア・スケーターであるデザイナーと、かつてのライバルで現在もトップ・スケーターによるミステリ風BL小説。大人の純愛BLストーリーとしては、それなりに面白く読めたけれど、何かミステリとしての仕掛けがあると期待していたので、最後は拍子抜けしてしまった。帯コピーの「『花束は毒』の衝撃再び」には完全に騙された!文藝春秋さん、これはクレーム案件ですよ!
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さーくる・けー
ネタバレ第25回ボイルドエッグズ新人賞受賞作。ふたりの高2男子が同級生の母親が殺された事件の謎を解明する学園ミステリ。前半は双子姉妹の母の毒親ぶりに圧倒され、後半は真相を探る二人の掛け合いが絶妙で、決して軽い内容ではないのだけれど、サクサクと読み進めました。ミステリとしてはやや弱さを感じたものの、真犯人と犯行理由の判明により、伏線が回収されタイトルの意味にも納得できました。続編もあるみたいですので、読んでみようと思います。
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さーくる・けー
ネタバレこのシリーズは安定して面白く、竜崎の判断に、普段当たり前と思っていることが、そうでもないことに気づかされる面があるのがいいですね。今回の事件は、わりと早い段階から真相が見抜けてしまったことが、やや残念でした。また、宇宙人・竜崎が地球の暮らしに慣れたみたいで、やや周囲へ配慮するようになった気がします。だんだんマイルドになってしまうのかな?いずれにしても、なるべく早く次巻を届けてほしいですね。
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さーくる・けー
ネタバレアベサダに殺された男・吉蔵の妾が産んだ息子が、彼女の少女時代から事件を起こすまでにかかわった人々の証言を基に、阿部定という人物の真の姿を迫る物語。正直、阿部定が事件を起こすに至る心情には共感できませんでしたが、村山由佳さんの作品への熱量を感じる力作でした。
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さーくる・けー
ネタバレ地下水路の暗渠の出口で遺体が見つかった事件に、警察庁幹部の身内をお客様として案内する役目を仰せつかった宮下・真壁コンビが、事件の真相を追うことになるエンターテイメント警察小説。心が通じ合っているのかよく分からない、二人の絶妙な関係性が興味深いとともに、高いリーダビリティに支えられて一気読みでした。読みやすく面白くはあったのですが、事件の解決部分がゴチャゴチャしているように感じて、ややスッキリしない終わり方でした。シリーズのようですので、また二人のコンビを見てみたいですね。
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さーくる・けー
ネタバレ佐渡からの島脱け、吉原からの足抜け、放召人討ちからの逃亡の、江戸時代における3篇の逃亡劇。2話目の夢オチはどうかと思いましたが、1・3話におけるリアリティと緊迫感は秀逸です。特に3話目の逃げる側・追う側の攻防には手に汗握りました。
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さーくる・けー
ネタバレ序盤のストーカーぶりは恐怖に打ち震える姿が目に浮かぶようで、胸がザラつき洞^な展開でした。中盤以降は、サイコなイメージを維持したまま、サスペンス・ミステリ寄りになってきたので、事件の謎や真犯人を追うことにも入り込めました。櫛木さんの本領発揮と言える、読み応えのあるサイコ・サスペンスでした。
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さーくる・けー
ネタバレ海なし県の水産高校の自称・超普通人の鈴木さくらと、キャラ立ちの仲間たちの青春グラフティ第2弾。海洋実習あり、ライバル校とのTV対決あり、百貨店の水産加工食品フェアでの大奮闘あり、全編に2年生になったさくらの初恋妄想が溢れていて、最後は蛙化現象まで、面白さと楽しさがいっぱいでした。漫画的な都合の良さはあるのだけれど、前巻と同様に THE青春といった眩さが魅力的ですね。
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さーくる・けー
ネタバレ古代エジプトを舞台に、期限付きでよみがえったミイラが自分の欠けた心臓を取り戻すために、自らの死と先王のミイラ消失の謎を追う特殊設定ミステリ。奇想天外な設定ですが、それを自然に当たり前とする世界観の醸成と、すっきりと読みやすい筆致はお見事でした。ミステリとしては弱いものの、ファンタジーな内容なのによい意味でその色あいがほとんど感じられず、ライトな要素もあるけれども軽過ぎはしない、絶妙な読後感がとても良かったです。白川さん、今後も期待します。
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さーくる・けー
ネタバレシリーズ2作目。隠れ家的なバー「トラップハンド」のマスターで元マジシャンが、日常の謎を解明や謎の仕掛に協力する6つの短編集。やや軽めで強引さもあるけれど、さすがのリーダビリティで、気楽に楽しく読めました。このシリーズも続きそうですね。
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さーくる・けー
ネタバレ10代後半の男子同士の恋における、繊細で脆い心情を真っ直ぐに捉えた恋愛物語。他の方の感想を見ると、賛否両論というか、どちらかというと手垢がついたありきたりな話というような否定的な見方の方が多いのですが、個人的には、窪さんは、あえて王道的な内容に挑戦したのではないかと思っています。誰にでも書けそうに思えるのですが、おそらく窪さんにしか描けないような、”普通”の男子ふたりが織りなすピュアなラヴ・ストーリーではないでしょうか。
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さーくる・けー
ネタバレフーダニット、ホワイダニット、ハウダニットのミステリを各2人ずつ計6人の作家が、まず「問題編」で読者へ挑戦状を出し、作者による「解決編」、そしてお互いが考えた謎解きを披露する「推理編」で構成されている。自分は犯人当て」やトリック崩しに興味がなく、ミステリの雰囲気を楽しむタイプですが、法月倫太郎をはじめとするミステリ作家たちの考えが示される「推理編」は興味深かった。ミステリ・フリークの方は、とても楽しめるのではないのでしょうか。
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さーくる・けー
ネタバレ「八咫烏シリーズ」ファンBOOKと銘打っているけれど、冒頭のロングインタビューを中心に、阿部智里さんの10年間の作家生活を振り返った本でした。阿部さんを理解できたのは良かったのですが、過去に雑誌掲載され他の作家さんとの対談が寄せ集めになっているせいか、同じエピソードの繰り返しには食傷気味でした。編集には工夫してほしかったですね。
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さーくる・けー
ネタバレ中世ヨーロッパを想起させるファンタジー大河の第3巻。今回は隠されたレーエンデの英雄の事実を、劇によって掘り起こして後世につなげるお話。テッサのストーリーに依拠しているので、前巻を読むのが必至ですが、内容がシンプルで 主人公の気持ちにも感情移入しやすかったので、単純な面白さという意味ではこれまでで一番でした。下級市民に位置付けられているレーエンデの人々は、過去の歴史を知り、今後どのように自由を取り戻していくのか?次巻が楽しみです。
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレ第8回(2021年)新潮ミステリー大賞受賞作。クラウドファンディングで誘拐事件の身代金10億円を募るというアイデアが斬新です。そしてスピーディでノンストップなストリー展開も良かった。残念なのは、都合良すぎる点を多く感じたことや、クラウドファンディングの真相がイマイチに思えたことですね。それとラストの手記も蛇足ですね。まだデビュー作だと思うので今後に期待します。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/08/26(2614日経過)
記録初日
2017/07/01(2670日経過)
読んだ本
2927冊(1日平均1.10冊)
読んだページ
960677ページ(1日平均359ページ)
感想・レビュー
2641件(投稿率90.2%)
本棚
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