読書メーター KADOKAWA Group

2024年2月の読書メーターまとめ

さーくる・けー
読んだ本
40
読んだページ
12660ページ
感想・レビュー
40
ナイス
2965ナイス

2024年2月に読んだ本
40

2024年2月のお気に入り登録
4

  • 秋田健次郎
  • ひつじ先生
  • ちみる
  • ゆっき

2024年2月のお気に入られ登録
7

  • 秋田健次郎
  • ひつじ先生
  • ちみる
  • うるる
  • ゆっき
  • ヨタロー
  • ぺこウィン

2024年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

さーくる・けー
ネタバレ成瀬ふたたび!! また会えてとても嬉しい!! 膳所の成瀬あかりから大津の成瀬あかりとして、面白さとともに地域性もスケールアップ。今後は滋賀県、関西、日本、地球と更に活躍の幅を広げてほしい! 成瀬の姿を見ていると自分を正直に生きていくことを大切にしたいと、つくづく思います。痛快さと爽やかさを併せ持つ、楽しさの塊と面白さ!続きも期待しています!!
が「ナイス!」と言っています。

2024年2月にナイスが最も多かったつぶやき

さーくる・けー

1月は、岩井圭也「暗いい引力」や綾崎隼「この銀盤を君と跳ぶ」など、お気に入り作家の新作を楽しみました。今年も素敵な本にたくさん出合いたいですね!2024年1月の読書メーター 読んだ本の数:38冊 読んだページ数:12984ページ ナイス数:2928ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/788372/summary/monthly/2024/1

が「ナイス!」と言っています。

2024年2月の感想・レビュー一覧
40

さーくる・けー
ネタバレ姉の死に責任を感じて医療行為ができなくなった元外科医のナースエイドが、その死の真相に迫る医療サスペンス・ミステリ。TVドラマ原作のせいか、都合がよさとドタバタを感じるコミック的な展開ではありましたが、それなりに楽しませてくれるノンストップ・ストーリーでした。
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレ佐藤正午さん7年ぶりの新作長編。主人公が受け取った「今年の冬、彼女はおまえの子供を産む」予言めいたメッセージ冒頭からに引き込まれ、30年前のUFO体験、20年前の死亡者が出た交通事故、そしてかつての片割れであった幼馴染の不可解な死と、それぞれの真実は何か?マルイチとマルユウの印象の違いは、周囲が取り違えているのか、それとも入れ替わりがあったのか?最後まで明確な答えが得られなかったにもかかわらず、物語としての納得性は十分に得られた。作者の術中にはまったようで、佐藤さんの上手さを感じました。
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレ東海道の名士や文化人を伝える「東海道人物志」などを著して東西文化の懸け橋となった文人墨客・栗杖亭鬼卵の生き様を描く時代小説。隠居後に風月翁と号した松平定信が掛川に滞在した際に、ふとした興味から戯作者・鬼卵の元を訪れて、昔語りを聞くというスタイルで展開し、当時の文化人や庶民の暮らしに定信の改革がどのように影響したかが、浮き彫りになっていくというお話。鬼卵の人と成りに合わせ、あえてテーマを曖昧にしたようなのが評価が分かれそうだと思いました。派手さはないけど、江戸終期の自由人の姿をじっくりと読ませる物語です。
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレ「ななつのこ」シリーズの作中作である、はやてとあやめさんのお話を、加納さんの数々の作品の挿画を担当する菊池健さんの絵で全編をカバーした作品。「ななつのこ」ファンにはたまらない世界観です。でも、これは児童書の見かけをしていますが、子供が楽しむには少し高度な気がします。
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレ異世界×医療ミステリーwithラブコメ。漢方専門の薬剤師が<現世>とは空間的に隔たりのある<幽世>と呼ばれる世界へ誘わられ、美女の巫女とともに謎の感染現象に苦しむ人々を助けることに。・・・・ 新潮nexなので、ややラノベ寄りではあるもの、ミステリとしても十分楽しめ、とても面白かった。また現役薬剤師作家ゆえの、薬の蘊蓄も勉強になりました。シリーズとして続いているので、追っかけていきます!
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレ中世ヨーロッパを想起させるファンタジー「レーエンデ国物語」第2巻。前巻から百数十年後、あれからレーエンデの人々はどうなったか、というお話。どなたかの感想にもあったように、テッサは、戦闘力が加わったジャンヌ・ダルクをイメージさせる。展開が単純で都合の良さを感じたり、会話が軽いので、ヤングアダルト向けの作品だと思いつつも、ワクワクしながらページをめくる面白さはありました。前作に続き、結末は結構シビアですね。次巻も読んでみます。
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレ江戸時代終期、蘭学が蛮夷の学問だと見なされ、漢方医が主流であった時期に、ある譜代藩の藩主のが全身麻酔を使った手術をすることになり、譜代筆頭の家臣の親子は、命の恩人の名医を護るため手を尽くす、医療時代小説。当時の日本における医療の在り方がよくわかり、青山さんらしく丁寧でありながら人の心の機微も抑えているお話と思って読み進めていたが、残り20ページ余りで話が一変、武家の主君を護る在り方も見せつけられた。この結末には賛否がありそうですね。
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレ“食にまつわる道具”をキーアイテムをめぐって、それぞれの揺れ動く感情を描いた九つの短編集。読み終えて、井上荒野さん、とても上手ですねというのが率直な感想です。ここ最近、過去の有力文学賞受賞作・候補作を立て続けに読んだけれども、さすがベテラン、とても清々しくて心が洗われる物語たちでした。どれも趣深いですが、「ピザカッターは笑う」と表題作「ホットプレートと震度四」の2篇が特に気に入りました。こうしたドキドキって、後から振り返ると良いものですよね。
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレ朝比奈秋さん初読み。ハンガリーの病院で、左手の移植手術を受けた日本人を主人公に、その拒絶反応などを通して、移植と国家間の争いを重ね合わせた物語。東欧の歴史は意見などが不勉強で、作者が伝えたかったことが十分理解できていないと思いますが、日本人の人種としての価値観、国家観を考えさせられました。外国語の訛りを日本語の方言に置き換えた会話が少し笑えました。芥川賞向けのテーマ・作風だけれども、比較的理解しやすいので、こういった方に受賞してほしいですね。
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレ作者不明の不思議な魅力を持つ絵は、秋田のある一族が抱える秘密に繋がっていた。・・・・ いろんな方の評判が良いので、これまで敬遠してきた加藤シゲアキさんを初読み。プロット、ストーリー展開ともに申し分なく、読みやすい筆致で読み応えもあった。しかし、内容に比して人物・エピソードに深みが欠けている面(特に現代パート)が見られ、全体的にややゴチャゴチャしているようにも感じられた。及第点以上の面白さではあるものの、突き抜けてはいなかった。でも、他の評判が良い作品にもチャレンジしてみようかな。
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレ34年前の舞台上での毒殺の真相をめぐる、ミステリ風の芝居メインの時代小説。お蔵入りしていた因縁の「母子月」の公演を前に、2代目路京をはじめ関係者たちの、当時と現在の想いが交錯し、歌舞伎の世界に惹きつけられた人々の、心の揺らぎが堪能できます。江戸情緒と芝居小屋の世界観はとてもいいですね。麻宮さん2作目ですが、今後も追いかけてみようと思いました。
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレいきなり主人公の監禁から始まり、ミステリ企業小説と思いきや、異母兄弟が恋のさや当てをしながら仕事で競い合うエンターテイメントでした。半年の監禁という現実味のない設定を受けれれば、リーダビリティに優れて、恋愛要素もあるお仕事系企業小説として、とても面白く読めます。これくらいライトな雫井さんは久しぶりではないかと思いました。それにしても表紙のコアラの被り物は謎ですよね。
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレ武川佑さん、初読み。具足(甲冑)師が主人公の戦国小説という設定に興味を惹かれて手に取った。具足師たち人間ドラマや真田親子の戦闘シーンは面白かったけれど、甲冑をはじめとした武具には興味がないせいか、具足の細かい説明には読むリズムを乱された。また、武将と具足師の距離が近すぎて、やや現実味に欠けると思ってしまった。
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレあらすじを端的に書くと、洪水による原発事故で壊滅した故郷へ、ワニに似た謎の生物とともに自転車で走っていくギグワーカーのお話。だけれども、分かりやすい文体で理解不能ではないにもかかわらず、ぶっ飛んでいるストーリーで、何を読まされたのだろうというのが正直な気持ち。この作品を気に入る人には、とんでもなくハマるようにも思えます。「新世代ハードボイルド小説」なのでしょうか?
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレ第1回警察小説新人賞受賞作。行方不明となった岡っ引きの父を探す娘と、手助けする2人の少年。そして相次ぐ付け火の犯人を追う臨時廻り同心。江戸時代の町中の雰囲気がよく伝わってくる事件を絡めた人情ドラマでした。惜しむらくは、ミステリとしては2人の少年の活躍以外は、事件捜査がほとんど進まなかったことですね。特に父の発見はあっけなさを感じました。しかし、筆致には上手さを感じるし、テーマ設定も良かったので、今後も期待したい作家さんですね。
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレ衝撃的なインパクトの口aから始まり、前半は耽美でシュールな犯罪小説のよう。後半、ミステリらしい捻りが何回かあり、途中に感じた違和感が最後で解消されていった。確かに、湊かなえらしいイヤミスであり、どんでん返しもキレイで、プロットも練られていて作家としての上手さは感じるのだけれども、真相も何となく予想がついてしまったこともあり、カタルシスは得られなかった。自分としては”最高調達点”とは思えませんでした。
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレ第170回芥川賞受賞作。ザハ・ハディドの国立競技場において2020年にオリンピックが実施された東京。そして犯罪者への寛容の象徴となる新しい刑務所「シンパシータワートーキョー」が新宿御苑に建てられることに。日本人が持つ欺瞞をタワーになぞる物語。主人公の考え方に寄り添えず、物語に入り込めなかった。
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレデフ・ヴォイス・シリーズの小学生の美和が主人公の、スピン・オフの児童書第2弾。発達障害を抱えるBF・英知が転校してしまうも、妹・瞳美が生まれることに。タイトルどおり、手話だからこそ正直な気持ちを伝えることができることはありますよね。泣いた青鬼のエピソードも心に染みます。美和が瞳美とともに成長していく姿を、本編と並行して楽しんでいきたいので、シリーズ続篇をお願いします!
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレ駒子シリーズ20年ぶりの作品。加納さんらしいハートウォーミングな中でも、人間が持つ毒を少しスパイスに利かせているミステリ。駒子家族の犬を愛する心と、ワンの玲奈を護ろうとする気持ちが、温かく伝わってきました。過去作を読まずに単独作品としても十分楽しめますが、読んだ方がタイトルに込められた意味も含めて、より深く楽しむことができると思います。
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレ夫婦あわせて180歳の主人公と妻に、50歳代の情けなさいっぱいの独身息子トリオたち。そのぶっちゃけた交流を描く家族小説。前作は未読でしたが、問題なく楽しめました。とぼけた息子たちと、ゆったりした間合いが良い味を出していますね。
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレ年齢、職業、社会的立場が異なる3人の男女の視点で、コロナ禍における見えない圧迫感を感じるような日常とともに、大震災など自分の心の隅に残っている蟠りについて紡いだ物語。主人公たちの普通の暮らしが、淡々としながらも丁寧に描かれているところが作者らしいと思いました。しかし、なぜか今回は自分の心に刺さらなかったのが残念です。
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレ【最新作「ONE」を読むための復習その3】駒子シリーズの3冊目。以前読んだ記憶はあるけれど、内容は殆ど覚えていなかったけれど、おぼろげなイメージが残っていたとおりミステリ色は薄目の内容で、どちらかと言う恋愛系の青春小説寄りでした。しかし、表題作でも仕掛けがあり、その裏側を描いた2作目では、ラストで衝撃のツイストが用意されていた!この終わり方だったので、自然とこれで完結だと思ったんですよね。新作はストレートな続きではないらしいのですが、とても楽しみです。
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレ第170回芥川賞候補の表題作と、文學界新人賞受賞作「アキちゃん」の2篇。表題作は会話が中心の軽快な進み方で、もう1作は主人公の内心が中心と対称的なお話。面白くないわけではないけれど、どちらも結末の主人公の気持ちがよく分からなかった。
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレ「自由研究には向かない殺人」の前日譚となる中篇作品。三部作でもおなじみの仲間たちとの架空の殺人の犯人当てゲームに興じるお話で、まだあの事件にのめり込む前の気楽さが感じられます。ミステリとしては伏線が練られて一捻りも楽しめる内容です。ピップのキレッキレの推理が炸裂するも、残念な結果になってしまうのは、探偵の理不尽さを表すとともに、三部作の先行きの不安を暗示しているような気がしました。
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレ成瀬ふたたび!! また会えてとても嬉しい!! 膳所の成瀬あかりから大津の成瀬あかりとして、面白さとともに地域性もスケールアップ。今後は滋賀県、関西、日本、地球と更に活躍の幅を広げてほしい! 成瀬の姿を見ていると自分を正直に生きていくことを大切にしたいと、つくづく思います。痛快さと爽やかさを併せ持つ、楽しさの塊と面白さ!続きも期待しています!!
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレヴィクトリア朝の京都の地で、大スランプに陥ったホームズはワトソンら関係者に見放されて引退することに?・・・・ 京都とロンドン、現実と幻想が入れ替わる、森見版シャーロック・ホームズの冒険でした。ホームズ&ワトソンへの愛とオマージュが伝わってきます。モリアーティ、アイリーン・アドラーなど、登場人物の本家のエピソードを知っていると、かなり楽しめるパスティーシュ作品です。
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレ戦後間もない1947年秋の日本を舞台に、若き英国軍人がGHQやヤクザなど様々な勢力に妨害されながら、兄の仇を討つために奔走するノンストップ・エンターテイメント。序盤は人種差別により東洋人を人間扱いしない主人公に共感できなくて物語に入り込めなかったが、日本人との共闘をはじめた1/4過ぎ辺りからは、息もつかせぬ展開に引きこまれていった。特にそれぞれの思惑が絡んで、敵・味方の立場が変化していくのには、主人公とともに読んでいる自分も翻弄されていった。圧巻の読み応えがある作品です。
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレSNSの拡散力をテーマにしたミステリ。<市民調査室>がこれほどフォロワーを信じ込ませることができるのかは少し疑問はあるけれど、自己欲求を満たすための拡散行為が、ここまで犯罪に直結すること改めて気づかされます。フェイクニュースが蔓延する世の中は怖いので、情報を広める際には自覚を持ってほしいですね。
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレ知念実希人さんによる児童ミステリ。小学4年生の美鈴(ミス)・天馬(テ)・陸(リ)のミステリトリオが学校で起きる謎を解き明かす!Gurin.さんの挿絵も相俟って、3人のキャラクターが分かりやすくて楽しいストーリーとともに、伏線や捻りも用意されてミステリとしてのレベルも高い。読書を始めた子供たちへミステリの魅力を知ってもらうためには、うってつけ本だと思います。2024本屋大賞ノミネートで、小学生向け部門があれば大賞の最有力候補かもしれませんが、全世代対象ではどこまで健闘するのでしょうか?
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレ阿部珠樹が書いた42篇のスポーツ・ノンフィクション。numberは恒常的に読んでいるので、本誌掲載時に読んだことがりましたが、当時の記憶とスポーツシーンが読みだ選ってきました。特に印象が深いのは、中日ドラゴンズの山井投手を掘り下げた「未完の完全試合」。あの試合はリアルタイムで見ていて、まさかという展開だったので、思い出深いですね。
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレジェンダーをテーマにして、集団レイプとDVを取り扱ったクライム・サスペンス。刑事が主人公の警察ミステリと思いきや、骨太な社会派ミステリでした。天童さんらしい深く掘り下げた人間ドラマが展開されて読み応えがあり、しっかりとメッセージも伝わってきました。ただし、捜査がストーリー中心であるため、やや繋がりに都合の良さを感じてしまった面もありました。素材は申し分なく、調理方法も素晴らしいのに、味付けが自分の好みに合わなかった料理を食べたようでした。
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレ成田空港内の空港署長として赴任してきた仁志村賢作が、空港内で起きる様々な事件を解決する連作ミステリ。主人公・仁志村の中山作品らしいキャラ立ちが魅力的で、こんなトップがいたら組織は大変だろうと思うが、痛快さも覚える。多少の都合の良さはご愛嬌として、軽さはあるものの空港に勤務する人たちのお仕事小説として楽しめる面もありました。これもシリーズ化するのかな?
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレ「和菓子のアン」シリーズ、3年ぶりの4巻目。椿店長が移動してしまって、新しい店長になったことにより、一段と成長することになったアン。ついには正社員へと一歩を踏み出すことに。終盤、別店舗の椿店長との出張は、楽しさいっぱいで羨ましすぎる!立花さんとのロマンスは進んだのかどうかよくわからない面もありますが、今回は全編が幸せに溢れていて、ラスト1行の言葉に集約されます。「幸福の、全部盛りです」
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレレビー小体型認知症を患う安楽椅子探偵シリーズの第2弾。このシリーズは謎ときにはやや強引さを感じるものの、探偵の孫娘で主人公の女性教師や彼女に絡む二人の青年、そして新キャラ・探偵の元教え子の刑事など、キャラ立ちした登場人物たちの魅力で、面白く読めてしまうのが魅力です。名作ミステリ談義も楽しめます。まだシリーズは続きそうですね。
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレ【最新作「ONE」を読むための復習その2】駒子シリーズ第2弾。約30年近く前に初めてこの本を手に取った際、まず端正なタイトルと表紙の美しさに魅かれ、本編を読んでデビュー作に負けず劣らずの内容を堪能し、そして有栖川有栖さんの名解説によって、この作品と加納朋子さんの素晴らしさを理解させてもらいました。まだ読書歴の浅い自分にとっては、完璧なミステリでした。そうした当時の記憶を思い出しながら、楽しむことができました。
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレ古田織部は、なぜ家康から死を命じられて自裁することになったのか、茶の弟子・毛利秀元がその真相を解き明かす。死を命ぜられるまでの背景を関連する人々に確認する形で追っていくのは、とても丁寧に積みあげられているのだけれども、秀元がどうしてそこまで拘るのかが伝わってこなかった。また、毛利本家からの独立ももう一つのテーマになっていたが、必ずしも上手く融合していたとは思えなかった。
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレ才能豊かな医師が事情を抱えて大学病院を去り、町医者として奇跡的な活躍するというパターンは、使い古されていますが、この作品は「奇跡」は出てきません。しかし、少しでも多くの人たちが幸せに過ごせるために何ができるかを問いかけていく医師による、当たり前と思えるけれど簡単にはできない患者との向き合い方が、静かで大きな感動を呼び起こします。夏川さんらしい、穏やかで温かみのある物語は、読む者の心を癒してくれます。帯コピーの「『神さまのカルテ』を凌駕する傑作」というフレーズに激しく同意します!
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレ【最新作「ONE」を読むための復習その1】駒子シリーズの最新刊が20年ぶりに出版されましたので、加納朋子さんのデビュー作を約30年ぶりに読み直しました。短大生である主人公の普段の姿が描かれているので、時代背景は昔を感じるものの、ストーリー自体は決して色あせるものではなく、また加納さんらしい温かみのある物語です。初めてこの作品を読んだ時に「ついに北村薫さんの後継者となることができる人が出現した!」と喜んだのを思い出しました。とても懐かしかったです。
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレリーダビリティはいつもどおりでしたが、今回は犯人よりも事件の背景がキーポイントで、ライムたちの危機もなかったため、少し緊迫感に欠けた気もした。また、いつものニューヨーク・チームではなく、出張であるがゆえの、間接的にならざるを得ないもどかしさもありましたね。文庫用のサービス短編の方が切れ味を感じました。しかし、とにもかくにも、ライムとアメリアに祝福です!
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレリンカーン・シリーズ第13弾は、なんとイタリア・ナポリへの押しかけ捜査。敵は被害者のうめき声を音楽サンプリングする変質者・コンポーザー。さらに別の事件も降り掛かってきて、どのように進むのか?下巻へ続きます。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/08/26(2614日経過)
記録初日
2017/07/01(2670日経過)
読んだ本
2927冊(1日平均1.10冊)
読んだページ
960677ページ(1日平均359ページ)
感想・レビュー
2641件(投稿率90.2%)
本棚
14棚
性別
現住所
愛知県
読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう