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2023年10月の読書メーターまとめ

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感想・レビュー
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1321ナイス

2023年10月に読んだ本
62

2023年10月のお気に入り登録
4

  • いぐさみき
  • 上空弘育(ひろじー)
  • minmiru
  • Risuke Koshiba

2023年10月のお気に入られ登録
5

  • 逢沢伊月
  • いぐさみき
  • 上空弘育(ひろじー)
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  • Risuke Koshiba

2023年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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2018年刊行。ユーチューバーが淘汰される理由として、日本だけではなく、海外のユーチューバーと争いに巻き込まれうこと。また、芸能人のYouTubeへの進出が進み、居場所がなくなること等を上げる。だが、一番の理由は広告収入の減だろう。今でさえ、ユーチューバーは飽和状態。また、本書で著者は、ブログ、Twitter(X)、YouTubeの出現でメディアの需要は満たされたと断じているが、その後TikTokが出現。新しいメディアはこれからも生まれるはず。
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2023年10月にナイスが最も多かったつぶやき

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2023年9月の読書メーター 読んだ本の数:68冊 読んだページ数:16234ページ ナイス数:1152ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/789562/summary/monthly/2023/9

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2023年10月の感想・レビュー一覧
38

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昭和25年10月発行。今もそうかもしれないが、当時の検屍例として下山事件は外せないらしい。著者は他殺と断定しているが、当時のマスコミが各法医学者の見解をおもちゃにし、自殺説・他殺説とそれぞれ世の興味を煽り立てたことに憤りを示している。なお、法医学とはあまり関係ないと思われるが、小平事件を取り上げているのも時代か。
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宝塚ファンの著者が、昭和28年より連載開始。節目節目にサファイアにピンチが訪れ、連載物ならではの強い"ヒキ"があるが、小作品にした方が佳作となったかもしれない。当時の読者と出版社がそれを許さなかったのかもしれないが。
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吉展ちゃん誘拐殺人事件が題材。名物刑事平塚八兵衛は、容疑者小原保の愛人、実弟、実家を自ら回り、犯人の足取りを調べ直す。そして、証拠不十分で二度保釈した犯人の虚偽発言を論破し、自白に追い詰める。現場主義に優るものなし。なお、巻末に作者の足跡が。写真を見る限りかなりの美男子。昭和30年に大阪の「日の丸文庫」に原稿を持ち込み、掲載されたのがデビューとなる。規制なく自由に描かせてくれる出版社だったらしく、「劇画」が生まれたのもそれ故。日の丸文庫は、もっと再評価されていい。
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「三つ目がとおる」最終巻。写楽がメキシコに渡ってから最終回まで和登さん登場せず。その疑似を現地人に担わせたのはなぜだろう。まさかとは思うが、何週か前に、編集部から打ち切りを告げられたのでは。今もそうだが、読者の人気投票に左右される時代。テーマが少年には高度過ぎたか。
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戦後の連続殺人鬼、小平義雄の精神状態は「むしろ平凡」と述べる著者。ここでいう平凡とは、抑圧を取り払った「動物」と同義語。「より良く、より正しく生きようとする人々は精神病的」であり、そうでない者は「犯罪者的」とのパラダイム転換。人として生まれてきたならば、人として生きよとの著者の叫びに共感する。
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和登さんの存在がなければ、少年マガジンにおける長期連載も叶わなかったのでは。本巻は特にそれが顕著。くすぐられるのは少年の心だけではない。大人も一緒。
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独房に移されてから、夢枕に立つ殺した女性や、夜明けの鐘の音に怯える大久保清。一片の人の心が残されていたことが、そんなことでしか証明できないとは、哀れであり惨め。なお、後書きによると、作者は昭和55年にいったん断筆したらしい。本作品は、その後に執筆。作者の半生も気になる。
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死刑囚の最期の言葉。「殺られてたまるか」と激しく抵抗した佐藤虎美や、恐怖のあまり失禁した大久保清のような例もある。一方、正田昭や中村覚、杉村サダメ等、自らの罪を悔い改め、平安な心で逝った者も多い。その違いが信仰心。
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連続殺人犯、猟奇殺人犯を三十人紹介。編集方針かもしれないが、性格、性癖の異常性は見られるが、精神疾患者はあまり見受けられない。坂口安吾の言葉ではないが、抑圧と現実との葛藤に苦しまない普通人だからこそ、平気で人を殺せたと言えるかも。
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昭和49年創刊。圓生と先代正蔵へのインタビューを掲載。圓生は三代目柳好について「噺自体はあんなまずい噺家はいません」と言いながらも「あの人が出てくると、高座が明るくなるような、パアッとしたものがあって何ともいえない」と評価する。また、正蔵は、昭和初期一世風靡した三語楼が創作したクスグリが今も残ることを例に挙げ、「大した人でした」と述懐する。その他、「風呂」「嫁さん」は関西弁で、江戸っ子は「湯」「かみさん」と言ったものだと、江戸の言葉が消えゆくことを惜しむ圓生。両氏には、まだ江戸の匂いが残っていた。
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注目前の二葉の高座に、二度触れたことがある。京都府立文化芸術会館、師「桂米二の会」の前座。二十代前半かな、大卒で入門直後というところか。ところが、この本で生年月日を見ると、当時三十路だったと知り驚く。その時のネタは失念したが、本寸法の古典を演じ、不思議と違和感がなかった。男性に寄せるでもなく、女性風の新作を演じるでもなく。師米二は、彼女はいずれ「化ける」と予言していたそうだが、的中したのは、ひとえに師が根気強く指導したからこそ。彼女が自分を開花させることができたのは、迷った末、米二を師匠としたからこそ。
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「ビバゴン現わる!」「古代王子ゴダル」の章。著者の想像力に圧倒される。写楽と和登さんの関係性等、配役も絶妙。流行りすたりを超越したものが著者の作品にはある。だが、著者は流行を人一倍気にしたとか。その人間味も著者の魅力。
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帝銀事件がテーマ。臨床治験した者以外なし得ない犯行として、元関東軍七三一部隊員が新犯人とほぼ断定としており、実名か仮名かは不詳だが、須藤元中佐と個人名まで明らかにしている。なお、須藤は、後に小倉に住み、酔っぱらって川に転落し、溺死したらしい。帝銀事件の被害者同様、喘ぎながら死んだのだろう。因果応報。
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大久保清の殺害の供述はワンパターン。同意のもと、事が終わって後、女性から私の父は警察官だ、検察官だと責められ逆上し、口封じのため殺害したというもの。挙句の果ては、警察と言う権力との闘争だと、自分を美化する始末。これくらいの詭弁は清にとってお手の物。死人に口なし。女性が浮かばれない。
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各種事件を取り扱う中、宅間守事件の精神鑑定への批判が執筆動機と思われる。「宅間守の示す精神症状は、日常臨床で経験したどの症例にも該当しない」「検討を重ねても、現在の精神医学の疾患概念には当てはめることができない」との鑑定人岡江氏の弁に対し、著者は「診断の放棄」だと手厳しい。著者の見立ては、ADHD(注意欠如多動性障害)の二次的な症状である対人関係障害。鑑定が中立的に行われるための裁判上の工夫が必要と本書を締めくくっているが、それは無理。おそらく著者も承知。鑑定人も裁判官も世論に忖度する。
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昭和46年の大久保清事件を扱ったもの。清の血族も犯罪にまみれている。生来の悪人というのは好まない呼称だが、統計学上、頷かざるを得ない。なお、佐藤まさあきという漫画家を初めて知る。wikiによれば、さいとう・たかをらと共に、劇画ブームを起こした人物だとか。タッチが古風で、昭和ムードが漂う。
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イースター島航海前編。猿人と人類の間に存在した生物を発見し、知恵をつけ、日本人に復讐を企てたオランダ人が、逆にその生物に支配される。それを俯瞰する三つ目写楽に胸がすく。願わくば、脇役の雲名警部に重要な役回りを与えればどうだろう。ベートーベンのもじりだけではつまらない。
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様々な解釈はあろうが、百合を生贄にし、雨乞いしようとする輩を、戦時中、国に押し付けられた神道を盲目的に信じた大衆とみる。一方、鐘楼守の晃とその妻百合、晃の友人学円は、亡国を真に憂える数少ない信仰者。邪が正を滅しようとするとき、天が激怒するのは明らか。
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大阪姉妹殺害事件の山地悠紀夫、鏡子ちゃん殺人事件の坂巻脩吉。山地の事件は平成、坂巻は戦後と時代こそ異なるが、母親が金にだらしなく、子に十分な愛情を注がなかったという共通点がある。恵まれぬ環境が生む犯罪もある。
けい子
2023/10/20 12:15

小学校で働いていた時に、家庭環境が人格形成にかなり重要ではないかと思っていました。家庭環境が落ち着かない子どもは、簡単に暴力ふるいます。私もボコボコにされました。

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2023/10/20 18:59

そうでしたか…つらい思いをされましたね。もし、悪環境ゆえの加害者であったならば、更生し、けい子さんに頭を下げに来ることを祈るばかりです。

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ここまで異能な写楽に平気な和登さんと来来軒のヒゲおやじ。逆に二人の方が不思議に見えてくる。
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昭和24年1月から昭和25年9月までに確定した死刑判決を収録したもの。78件とその多さに驚く。特徴として、当時は一名の殺人で死刑になる事例が普通にあったこと。永山基準により、今では被害者一名で死刑になることはめったにないが、当時は、犯罪者の矯正よりも、江戸時代から続く一罰百戒の思想に重きが置かれていたか。本資料には、被害者の惨殺死体と死刑囚の顔写真が並んで掲載されており、その裏付けとなる。
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昭和22年に行われた落語家の座談会を掲載。出席者は、八代目文治、馬楽後の林家彦六、志ん馬後の古今亭甚語楼、橘家円太郎。当時キワモノ的に売れた歌笑について、重鎮文治が「人の意表に出るああいうものをうみ出してやっている点など全くえらいと思っています」「新しいものを工夫してやるのは落語会のためにも大へん結構なことだ」と高く評価していることに驚く。要は、落語を正道、邪道と分け、粋がっているのは一部の評論家や頭でっかちな好事家等、外野だけであることが分かる。
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A、Fにそれぞれ単独指名で連載の依頼。しかも、合作に拘る二人に、個性の違いを認めようとしないことを指摘される。まだ昭和30年代の前半。Fのドラえもんも、Aのパーマンも生まれていないが、この出来事は、後のコンビ解消の遠因かもしれない。
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昼食の膳にあった白魚の黒き瞳がしおらしいという。また、異郷で乞食になってしまったら、故郷という特別な場所に戻れないとも。いかにもセンチメンタルだが、そんな感覚は日常生活を繰り返すうち、鈍麻する。
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2018年刊行。ユーチューバーが淘汰される理由として、日本だけではなく、海外のユーチューバーと争いに巻き込まれうこと。また、芸能人のYouTubeへの進出が進み、居場所がなくなること等を上げる。だが、一番の理由は広告収入の減だろう。今でさえ、ユーチューバーは飽和状態。また、本書で著者は、ブログ、Twitter(X)、YouTubeの出現でメディアの需要は満たされたと断じているが、その後TikTokが出現。新しいメディアはこれからも生まれるはず。
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谷間を挟んだ巌に向かって「ハルロオ」(Hello)叫ぶと、必ず返ってくることに安心する少年。やがて青年となり、久しぶりに叫んだが、返ってこない。だが、他の少年少女が楽し気に叫んだところ、きちんとハルロウと返ってくる。青年はその理由に気づいたに違いない。
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左寄りの出版社が、よくぞ発刊したというのが実感。著者は頑なな死刑廃止論者ではない。先ず「罪を憎んで人を憎まず」という思いはないと宣言。次いで、冤罪者が悪運に取り付かれたのは「それなりの理由がある」と述べる。つまり、冤罪は必ず生まれるということ。心情的に許せぬ残虐犯罪が絶えない以上、死刑はその応報として残すべき。だが、冤罪の場合どうしますかという論法。私情と建前の妥協点といえる。
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四世紀、中国六朝時代の人王羲之。古今の人物が彼を「書聖」と呼ぶ。だが、そこまですごいかとの思いも正直あった。本書で、王羲之を書の神に祭り上げた人物がいたことを知り納得。その人物は、唐の第二代皇帝太宗李世民。皇帝が彼の書を漁りまくる。「蘭亭序」は、所有者からだまし取ったもの。王羲之の真筆は現在一通も残されておらず、全て複製。だが、書簡だけでも七百もある。その内容が、「どうしたらよいのでしょう」「痛みがひどくて」等赤裸々。そこに神でもあり、人間でもある彼の魅力がある。
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イエスの言葉には「譬」が多い。仏法も「方便」を多用する。それは、民衆を幸福にする真理が言葉で言い表せぬほど尊いからだろう。ゆえに、イエスがこう言ったからと、原理主義的にそのまま実践するのは、イエスの意を汲まぬ愚者。
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令和3年発行の本鑑に収録されていた五月小一朗。かつて「目白バタイユ」「五寸釘寅吉」とも名乗った浪曲師。だが、令和5年発行の名鑑には彼の名がない。wikiで調べると二年前に亡くなっていた。彼は心を病み、犯罪にも手を染めたことを知っている。歳も同じなだけに、気になって仕様がなかった。ご冥福を祈る。
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小池さんのモデルは、著者と同じトキワ荘仲間の鈴木伸一氏。当年89歳であり、トキワ荘で青春を過ごした数少ない現存者。私などは、子供の頃、インスタントラーメンは体に悪いと言われて過ごしたが、鈴木氏の健在がその反論となる。なお、インスタント麺にお湯をかけるシーンが散見。チキンラーメンであることが分かる。
ミカママ
2023/10/09 00:10

モデルがいらっしゃったんですね⁉️😳

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ルードウィヒという名の孔雀が耳元で鳴いたために早産し、死に至った母。その恨みを孔雀と同じ名を持つ者に向け、ベートーベンの左耳を殴打する一青年。それがために、ベートーベンの耳は…という設定にはいささか無理があるが、ストーリーの魅力はそれを上回る。未完。それも著者の死が理由。惜しい。
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最上の美を創り出し、最上の美にひれ伏す彫り師。人智を超えると神になる。
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昨年4月に発生し、乗員・乗客26名全員が死亡・行方不明となったたKAZU I 沈没事故。当然刑事責任を運航会社社長に問うべきだが、「人災」であることを立証することが困難なようである。本書は、1993年刊行。類似事例と思われるが、磯釣り客を岩礁に残し、死亡させた釣り船業者が、執行猶予付きながら業務上過失致死傷罪で有罪になった事件を紹介。ただし、著者は被害者の自己責任を強調。素人の客に、前もって天候の急変や運航会社の信用度まで把握しておけというのか。
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東スポ記者を退職し、ジャパン・プロレスリング・ユニオンを設立した著者。馬場や猪木の証言も、著者本人にぶつけられたものも多く、生々しい。馬場のファイトマネーを師力道山がピンハネする。それゆえ、馬場も金にシビアに。猪木もまた同じ。師の建前と本音を当たり前のように受け継いだのだろう。プロレスは競技ではない、興行だということをまざまざと見せつける。
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小学生の頃、ドカベンに触れたとき、柔道漫画が途中から野球漫画に変化したことに違和感があった。だが、40数年ぶりに読み返し、柔道は、野球を引き立たせるための導入部だったことを知る。だが、当時は特に人気投票に脅かされる時代。著者の勇気を称える。称えなくとも、山田太郎、その妹、そして岩鬼の魅力が余りある。
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敵が味方になるという手法。今後、更にストーリーが展開していくことを予感させる最終回。手塚ワールドを堪能。ただ、最後まで解せなかったのは、愛する後妻がいながら、シュマリはなぜ前妻に執着を持ち続けたのか。おそらく著者もそこが気になったのか、説得力を持たせようと、何度も催眠術をかけようとしたが、私はかからなかった。
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敵味方の情が複雑に絡み合う。どう収束させるのか。下巻を待つばかり。一つ気が付いたのは、ストーリーの複雑さを、努めて分かりやすく表現していること。作者には、成年漫画であっても、常に少年漫画の精神が根底にある。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/09/01(2587日経過)
記録初日
2017/09/01(2587日経過)
読んだ本
5002冊(1日平均1.93冊)
読んだページ
923814ページ(1日平均357ページ)
感想・レビュー
4217件(投稿率84.3%)
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