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2024年7月の読書メーターまとめ

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2024年7月に読んだ本
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2024年7月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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現代人も、スナークの実像を掴み切れないまま求め続けている。俗な見立てだが、その正体が"金"だとすれば、パン屋のような末路になることは必然。
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2024年7月にナイスが最も多かったつぶやき

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2024年6月の読書メーター 読んだ本の数:35冊 読んだページ数:6443ページ ナイス数:1075ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/789562/summary/monthly/2024/6

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2024年7月の感想・レビュー一覧
32

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食育がテーマ。子供が欲しがっているものを買わせず、落胆させる母。一応ハッピーエンドで収めているが、子供の無念は続くはず。それが、将来吉と出るか凶と出るかは分からない。
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鬼は、無視されることに屈した。誰もが承認欲求がある。なのに全存在を否定されるのは、最大のイジメ。
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植木鉢やプランターぐらいは置けそうなほどの広さがあるのに、おじいちゃんは、マンションのベランダに、敢えて大きいキャンバスを持ち込み、孫に庭を描かせる。夢と創造の喜びを体感させたいというおじいちゃんの思いが伝わる。
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端的に言えば刷り込み。だが、何でもここから始まり、生涯の好き嫌いを左右する。
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現代人も、スナークの実像を掴み切れないまま求め続けている。俗な見立てだが、その正体が"金"だとすれば、パン屋のような末路になることは必然。
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「記録への招待」を真っ先に読む。不滅の記録と思われた青葉城の通算"連続"出場記録1630。玉鷲が今場所皆勤すると1628となり、来場所史上1位となることは間違いない。改めて、モンゴル力士の地力を実感。嬉しいのが、式秀部屋の澤勇が序ノ口130場所目という金字塔を打ち立て、47歳にして現役であること。年齢的に、おそらく先代親方元大潮の子飼い。大潮の通算出場記録1891は未だ破られていない。師の精神を受け継ぐ者がいる。
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張出制度が平成6年に廃止されたことに、今更ながら気が付いた。確かに、今の番付表には、両端に出っ張って記載された張出欄がない。本制度は文久3年から131年間続いたというが、伝統を頑なに重んじる割に、大胆な改変もする相撲界の不統一感が面白い。
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トーストや目玉焼きは旨い。だから、これは子供に朝食への興味を促すために描かれたのではないと見る。優しい画風と相まって、中年の私の食欲をかき立てる。
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万人が正邪を兼ね備えていることを確認。特に、世が乱れる時、いかに世に流されないかどうか。主人公は、すんでのところで勇気を出し、魔を跳ね返す。一念で、環境も一変する。
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「鳥の刷り込み」のごとく、死生観も初体験に生涯影響されると著者。その上で先人の「死」への見解を並べ、批評する。ニーチェの「神は死んだ」は刹那主義に繋がり、選民思想にも利用される。松陰のいう「大和魂」はナショナリズムの象徴となり、戦時下青年の多くが天皇のために殉じた等、切れ味が鋭い。ただ一点、コーランの一節を引き、死によって生命がリセットされ、天国で復活するとし、「永遠の命というものは忌避されるべきもの」と述べるが、合点できない。生命の連続性が、今世、良く生きるための最大の根拠では。
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それこそ少なくとも二千年前から、宗教者や哲学者が人間の尊厳を説いてきたのに、米国の奴隷である主人公は、妻と子を市場に売られてしまう。今でこそ、ディズニー映画の多様性の配慮等、外面的には差別撤廃の姿を見せようとするが、依然消え去らない。旧優生保護法により長年苦しめられた犠牲者に対し、先日ようやく首相が謝罪したのがその例。どうも、差別は人間の本能では。ならば、万人皆尊いという哲学を粘り強く浸透させるしかない。
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科学的見地から、人間そのものが宇宙という結論。ならば、お互い尊重しなければならないというのが道理。なのに…。
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極端な人見知り。九十九人自分を好いてくれても、一人そうでもない人がいたら、気に病む。引きこもりになっていたかもしれない著者が、今では笑点レギュラー。それも、すべて人との縁。幼い頃、家族から注がれた愛。自分を信じてくれる妻の献身。そして、師匠。普段は飄々とした桂伸治師が、真打襲名披露の席で、「かわいい宮治をどうぞよろしく…」と号泣する。幸も不幸もコインの裏表。著者は幸福である。
姉勤
2024/07/20 19:14

立川流一門でも音源ですら談志を聞いたことが無かったり、孫弟子の弟子が真打になろうかという時代になってきましたしね。今、誰が八代目になっても、さほど騒ぎにならないような気がします。何の家元で、どの辺が〜流なのかも直弟子の方々がやる気もなさそうなので判然としなくなって来てしまいました。それはどの一門も同様ですが。長々とお付き合いいただき失礼いたしました。

gtn
2024/07/20 19:16

また、ぜひご教示よろしくお願いします。

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一コマ画ごとに、戯れ歌が付されている。特にオチはない。風刺もない。まさにナンセンス。だが、お洒落ではある。マザーグースと同じカテゴリー。
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正義は必ず勝つ、否、勝たねばならない。人すべてに備わる善性を呼び起こすためにも。その勇気の一歩を踏み出したのが、ローザ・パークスという平凡な一女性であったことを忘れまい。
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手塚治虫氏の出生から終戦までの軌跡を描く。著者は、病床の手塚氏に「馬鹿野郎。お前は今何やってんだ」と、自分の"指示待ち"のスタンスを叱責されたアシスタントの伴俊男氏。丁寧な筆致で、師のすべてを後世に残そうという強い意志が感じられる佳作。
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「ポンコ」を浅川美智子か鈴木美智子のニックネームと勝手に思い込み、その周辺のゴシップ本かと手に取ったが、全然違った。ポンコとは、愛犬の名前。著者の戦争体験やテレビ界、日常を描いたエッセイ。80年代から90年代まで、関西ローカル番組で著者の顔を見ない日はなかった。現在89歳でご健在。YouTubeで5年前のお姿を拝見したが、ゆったりとした口調ではあるものの、弟子の質問にしっかりと受け答えされていた。今もそうであることを祈る。
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近所の黒人兄弟と仲良しのロシア系米人の著者が、三人で兄弟の契りを結び、晴れて偉大なる祖母の孫となる。三人は日曜日には祖母手製のフライドチキンを頬張る。他の本で知ったが、フライドチキンは黒人のソウルフード。白人が廃棄したローストチキンの骨とほんの少しこびり付いた肉片を、なんとか旨く食えないかと、黒人奴隷が高温の油で揚げたのが起こりとか。気難しいが心優しいウクライナ系の帽子屋の登場もあり、人間っていいなと思わせるハッピーエンド。
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学校という閉鎖された空間で、いじめを行う者がいる。それをただ眺める者もいる。その子をいじめなかったら、次は自分にお鉢が回ってくるかもしれない、ちょっと変わった子だから等々、加害者や傍観者は弁明するかもしれない。だが、それは、日本に原爆を投下したおかげで終戦が早まったという言い分と同じ。「いじめを受ける者は全く悪くない。いじめる者が100%、1000%悪い」との先人の言葉が、今も胸の内にある。
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三方を高層住宅に囲まれ、日の当たらない家に住むお婆ちゃん。せっせと住宅抽選に応募し、とうとう「おそと」がある住宅を手に入れる。だが、このお婆ちゃんのように行動する人は稀。住めば都。日当たりが悪かろうが、家賃の割に部屋が狭かろうが、動こうとしない。私にもそんな知人が複数いる。
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夏の甲子園神奈川予選。現在は、ホームインに当たって、キャッチャーへの危険な体当たりや、走塁を妨害するブロックは禁止だが、この頃は何でもあり。というか、この漫画は何でもあり。
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家計のため、高校進学をあきらめ、畳屋になる気でいた山田。だが、その才能を周りが放っておく訳がない。山田も野球を捨てられない決定的な出来事があり、明訓高校に進学。著者も実在の新潟明訓から拾ったのだろうが、しっくりくるいい高校名である。
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東郷学園の小林。岩鬼の顔面にデッドボール、山田の腹をスライディングで負傷させる。だが、それらは不問とし、山田への敬遠を非難する方向にストーリー展開させる著者。鷹丘と東郷学園の決着の付け方も巧妙。
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祖母「さくらさん」と西中君の邂逅。戦前、幼いさくらさんと、さくらさんのパン屋に住み込みで働いていた十三歳西中君の心の交流。さくらさんの想いは、六十五年間絶えることなく、心の中に「熾火」として燃え続ける。恋慕だけではない。さくらさんにとって、人生に無くてはならない存在であったことが分かる。
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鴎外は漱石より真意が掴めない。内省を深め、感情を正直に文字に起こし、自身を赤裸々にする人物が、家と国家に奉ずるという奇妙さ。エリスとの別れ話の際、鴎外は「小義を切って大義に生きる」ため、我儘を殺さねばならない。恋愛は我儘だと述べる。それほど当時の日本は列強諸国と比べ弱かった。だが、建前と本音は別。その葛藤が数々の名作を生んだのでは。
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「黄色いか黄色くないか」の一篇。劇場スタッフは、著者がモデル。Aマッソ加納が、自身を俯瞰していることが分かる。「フルコクミン」と「時雨」をめぐる勝ち負け論、劇場から売れっ子がテレビに去っていく寂しさなどは、体験談と言っていい。体験ほど説得力のあるものはない。
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南半球中心の途上国「グローバルサウス」のGDP総計がG7を上回った現実。特にアフリカの発展が著しい。1980年代、アフリカの時代が来ると見通した先人の言葉を思い浮かべる。サウスの特徴は、優れたリーダーが独裁的に政策を進め、急速に国力を挙げるところにある。ノースのトップ、アメリカも、大統領選においてトランプ優位というのは世界的な潮流か。アメリカが内政に専念するのは必至。佐藤氏が、日本が生き残るためには「サウス」との連携を今すぐにでも強化すべきと警鐘を鳴らすのは、当然の帰結。
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戦後のカストリ雑誌から2010年台までの雑誌を網羅しているが、時代背景も読者の趣向も異なり、散漫なイメージ。特に、ヒットすれば良しとする商業誌と、「ここにしか自分を認めてくれる世界はない」というマイノリティのために作られた雑誌を同列に並べるのは不遜ともいえる。
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彼の本を買う者などいるのかという水道橋博士の紹介に惹かれ、Amazonで1円で購入。タイトルどおり、ドロ沼離婚の顛末、マスコミの無責任さ、開き直った者の強さ等が描かれており、存外良書。特に離婚騒動のクダリは、私の知人も同じ目に会っているが、著者の方がまだ誠実。
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江戸の名残を残しながら、女性の内省を深堀りした樋口一葉。かたや、自由恋愛を隠さず、女性の尊厳を声高に主張した平塚らいてうこと明子。漱石は、一葉を清に、平塚をマドンナに見立て、一気呵成に「坊っちゃん」を書き上げる。明治という時代のカオスを感じる。
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かつて、気の緩みから原稿のほとんどを落としてしまったことがトラウマになり、モンスター漫画の執筆依頼に逡巡する二人。面白いと感じたならば「やるべし」と石森と赤塚が二人の背中を押す。結果として、満賀の代表作の一つ「怪物くん」が生まれる。もしこの決断が無かったならば、後にドラえもんで不動の地位を得た才野との格差は埋まることはなかっただろう。実際、他の著書で「かつて、藤本(才野)のアシスタントになろうと思い詰めたこともある」と明かしている。
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古稀を迎えようとする女性と、妻子ある一回りも年下の男性間で離れがたき恋情が生じる。だが、決してハッピーエンドにはならないことも必然。男は家族を守る。どんな理知的な女性もそれを許せない。それにしても、著者の筆致はシビアかつ優雅。「疼くひと」を著した松井久子は、本作品にインスパイアされていることが分かる。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/09/01(2644日経過)
記録初日
2017/09/01(2644日経過)
読んだ本
5058冊(1日平均1.91冊)
読んだページ
933266ページ(1日平均352ページ)
感想・レビュー
4268件(投稿率84.4%)
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