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2024年2月の読書メーターまとめ

イシカミハサミ
読んだ本
13
読んだページ
4143ページ
感想・レビュー
13
ナイス
245ナイス

2024年2月に読んだ本
13

2024年2月のお気に入り登録
1

  • 楽駿

2024年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

イシカミハサミ
ガーデン。庭。閉じられた箱。 世界との境界。 記号化。無理解。 「あなたは一人でも大丈夫」 祝いのような、呪いのような。 自己を守りすぎても、世界からは見放されるのだろうな。 4年ほど前の作品なのに初版で手に入ったのが不思議なくらい面白く読めた。
イシカミハサミ
2024/02/08 01:39

作中の「自分を殺す事が愛情と思えない人間に結婚は無理」という言葉。男性にもあてはまるだろうか。社会は女性にそれを強いていないだろうか。フィクションとはいえ女性の口にこのセリフを乗せてしまうこと。考えてしまう。

が「ナイス!」と言っています。

2024年2月にナイスが最も多かったつぶやき

イシカミハサミ

2024年1月の読書メーター 読んだ本の数:12冊 読んだページ数:4004ページ ナイス数:269ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/794442/summary/monthly/2024/1

が「ナイス!」と言っています。

2024年2月の感想・レビュー一覧
13

イシカミハサミ
最近よくあるといえばよくある、 多様性と「普通」の対立、というか共存。 これがさすがの柴崎さんの文体で綴られる。 黄色い家。 ファストファッション。 1人暮らし。 車。 生活の中の個性から、 さまざまなものを暗示させる。 暗示させられているものを、 暗示していると認識してしまうこと自体が、 世の中の「普通」に毒されている証拠かもしれない。
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イシカミハサミ
生物の話と思って読んだけれど、 ほぼヒトの話だった。 現代におくる「生き方」のいろいろ。 悩んでいる人。 悩みなんてない人。 自信のある人。 自信のない人。 全ての人の新しい一歩に。 添ってくれる一冊。
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イシカミハサミ
SAO×本格ミステリー。 閉ざされた洋館。 うろつくモンスター。 そして誰もいなくなった。 バチバチに張られた伏線で、さすがの本格派。 ただ作中の謎が難しすぎて、 よくできたミステリーなのに 読者としては傍観するしかなかったのがちょっと残念だった。
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イシカミハサミ
第166回芥川賞受賞作。 ――ずっと遠くに行きたかった。    今も行きたいと思っている―― 世の中のわからなさ。 会社のわからなさ。 隣の人のわからなさ。 いまでも理解したなんて 口が裂けても言えないけれど、 もっと若い時は、恐怖すら感じるくらい、 社会が当たり前に行っていることの何もかもがわからなかった。 この作品の主人公は順応できなさが露わになったけれど、 誰もがうまくやっているフリが上手いだけなんじゃないかと思ったりする。
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イシカミハサミ
めちゃくちゃよかった。 戦記として描いてほしいことを逃さず書いている。 魅力的な敵。 戦略。 上司と部下。 生死。 生きる理由。 対峙。 挿絵の一枚一枚も気合を感じて、 1冊全体から熱量を感じる素晴らしい作品だった。
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イシカミハサミ
最初に登場した主人公の兄も曲者だったけれど、 今回もひと癖もふた癖もある人物が登場。 ただ受ける第一印象と実像のギャップが誰も同じ感じを醸していて、 メタ読みすると話の筋まで読めてしまうので、 もう少し“まんま”のキャラクターに登場してもらってもいいかも。
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イシカミハサミ
短編連作のスタイルの物語を きれいに幕引きしようとすると どうしてもこういう感じにはなるかな、という1冊。 間延びしていないところはよかった。 それにしてもよくできた話すぎる。 せめてそのよくできた加減にも暗号の要素があれば もう少し素直に読めた気はするけれど。 叙述トリックは暗号に含まれるのかな。 偶然と必然の線引きは フィクションだからこそもう少し厳密にした方が没入感がある。個人的に。
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イシカミハサミ
物語の展開よりも キャラクターの掘り下げが進む2巻。 まだこの世界の定番を見せられないまま 変化球ばかり投げられている感覚ではあるけれど、 原作付きでこれだけ鳳乃節の作品になっているのは ちょっと嬉しさもある。 このまま変化球だけが続いていくという予告。
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イシカミハサミ
門井さんは東京の街が出来上がっていく様子を 全て小説で再現するつもりだろうか。 それはそれとして。 今回も物語として面白かった。 ただやっぱり異常とも思えるほどの個人の情熱。 それを支える、支えてしまう職人の神業。 そういう理屈で出来上がった近代の資本を、 現代の欧米産の契約理論で保護することの 何とも言えない不公平感は感じてしまう。
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イシカミハサミ
一般の文庫からの発行だけれど、 ケモノ耳が出てこないだけで 内容的には狼と香辛料シリーズよりもライトかもしれない。 もちろんワールドエンドエコノミカよりも。 それぞれの話はどれも面白かったけれど、 それぞれに登場人物のつながりがある割には 物語的な繋がりはそこまでなく、 1冊の満足感という意味ではもう一押し欲しかった。
が「ナイス!」と言っています。
イシカミハサミ
ガーデン。庭。閉じられた箱。 世界との境界。 記号化。無理解。 「あなたは一人でも大丈夫」 祝いのような、呪いのような。 自己を守りすぎても、世界からは見放されるのだろうな。 4年ほど前の作品なのに初版で手に入ったのが不思議なくらい面白く読めた。
イシカミハサミ
2024/02/08 01:39

作中の「自分を殺す事が愛情と思えない人間に結婚は無理」という言葉。男性にもあてはまるだろうか。社会は女性にそれを強いていないだろうか。フィクションとはいえ女性の口にこのセリフを乗せてしまうこと。考えてしまう。

が「ナイス!」と言っています。
イシカミハサミ
なんだろう。 この作品を読んで、 しょうもない売れ線設定の作品を生み出すよう迫る編集と、 それを嘲笑うように踏み越えて自分の作品を創る作家の画が浮かんだ。 実際のところは全くわからないけれど。 勢いを失う前の電撃を今尚唯一体現している作家が有象さん、というイメージはある。 めちゃくちゃアツいクライマックスで読んでよかった。
が「ナイス!」と言っています。
イシカミハサミ
今回もいい話でうるっとくるものもあったけど、 作品としては定型が続いて 味付けが濃く感じてきた。 まだ続きは出ているので、 また忘れたころに気が向いたら読むかもしれない。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/09/26(2427日経過)
記録初日
2017/10/06(2417日経過)
読んだ本
1100冊(1日平均0.46冊)
読んだページ
352153ページ(1日平均145ページ)
感想・レビュー
1100件(投稿率100.0%)
本棚
14棚
性別
年齢
37歳
血液型
O型
現住所
奈良県
自己紹介

読む本はほぼフィクション。

ライトノベル・ミステリー・時代小説が中心。
漫画は嗜む程度に。

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