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2024年3月の読書メーターまとめ

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感想・レビュー
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557ナイス

2024年3月に読んだ本
15

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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2016年発行、中央公論新社の単行本。帯の惹句にも関わらず、最初は明治ぐらいの長屋の日常を描いた小説かと感じた。最初の方からいくつか不思議は描かれているにも関わらず。それぐらい不思議は前近代の日常であるかのように書かれている。中盤から後半、この不思議がじわじわと効いてくる。このようなところになつかしさを感じ、そして最後に出てくる女性に懐かしさを感じるべき話なのである。
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2024/03/06 01:36

備考:初出「リンカラン」2007年1、3、5、7、9~08年10月号、単行本化にあたり、大幅に加筆、修正、

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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

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2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:12冊 読んだページ数:4017ページ ナイス数:544ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/802502/summary/monthly/2024/2 ページ数はそこそこだ。そんな厚い本を読んだ覚えもないのだが、なぜだろう。

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2024年3月の感想・レビュー一覧
15

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2003年発行、早川書房のクリスティー文庫。マープルもの。マープルは登場時からずっと老婦人、というイメージだが初期は初老の婦人。解説によると少し性格は変わっているという。そういえばそうかも。短編はマープルがよく、長編はポアロがいい、ような気がする。この話については、マープルらしい作品。3部作構想だったという第2作の「復讐の女神」がトラベルものというマープルらしからぬものだっただけに第3作を見たかったきがしている。
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2024/03/29 22:25

解説:「解説」(ミステリ評論家)穂井田直美、

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1981(昭和56)年発行、角川書店の単行本。104編。夕刊フジ連載のエッセー。エッセーだが日常の話題よりもい普段の思っていることの方が多い。まぁ、毎日連載なんでそういうものなんでしょうか。ちなみに連載時期は1980(昭和55)年6月24日から10月23日までだそうです。
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2024年発行、双葉社の双葉文庫。8編。タイトルどおりNHK国際放送が各国語に翻訳して朗読した作品の一部。宮部みゆき『決して見えない』底本一覧を見る限りとびぬけて古いと思われる作品で、最も怪異な点が出てくる作品。唯一の既読。ラストに最初に戻るのが恐怖。なのだがおそらく複数日にわたる朗読でそれがうまくでたのだろうか。津村記久子『給水塔と亀』日常を描いている作品の多いこの中でも、最も平凡かもしれない。しかし、年を取るってこういうことかな、と少し思う。
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2024/03/26 22:46

掲載作:『出発』石田衣良、『私と踊って』恩田陸、『アイスクリーム熱』川上未映子、『給水塔と亀』津村記久子、『愛してた』松田青子、『決して見えない』宮部みゆき、『太陽』森絵都、『父の背中で見た花火』森浩美、

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2024/03/26 22:46

底本一覧:出発「再生」角川文庫2012年刊、私と「私と踊って」新潮文庫2015年刊、アイ「愛の夢とか」講談社文庫2016年刊、給水「浮遊霊ブラジル」文春文庫2020年刊、愛し「おばちゃんたちのいるところ」中公文庫2019年刊、決し「地下街の雨」集英社文庫1998年刊、太陽「獣の夜」朝日新聞社出版2023年刊、父の「家族の分け前」双葉文庫2012年刊、

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2016年発行、光文社のカッパ・ノベルス。このシリーズはすごくつらい。話が拡散しているかんじ、は亡くなったが、その代わり、急ぎすぎな感じになってしまった。この作者の特徴、といったらそうなのかもしれないですが、やっぱり乗り切れない自分がいます。
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1967(昭和42)年発行、新潮社の単行本。31編。短編よりは短いが少し長めのショートショート集。ここにあるのは名作ぞろいのようで、よく覚えている。話の内容は統一されていないが、現代に不思議な何かがあるものや、未来のSF的なものが多い。私としては現在が舞台で不可思議な小道具がないものが心に残るかな。『変な客』『狙った弱み』『古風な愛』『長生き競争』。ほぼ唯一の過去を舞台にした作品『とんでもないやつ』はもうおかしいです。物々交換から貨幣ができた原因のひとつとして。
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2024/03/22 23:53

収録作:『保証』、『大黒さま』、『あるスパイの物語』、『住宅問題』、『信念』、『半人前』、『変な客』、『美味の秘密』、『陰謀団ミダス』、『さまよう犬』、『女神』、『海のハーブ』、『狙った弱み』、『鍵』、『繁栄の原理』、『味ラジオ』、『新しい人生』、『古風な愛』、『遭難』、『金の力』、『黄金の惑星』、『敏感な動物』、『宇宙の英雄』、『声』、『人間的』、『破滅』、『博士と殿さま』、『小さな世界』、『長生き競争』、『とんでもないやつ』、『妄想銀行』、

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1980(昭和55)年発行、光文社のカッパ・ノベルス。14編。陳舜臣『異人館周辺』中編の前半部分のような作品。一応ここまででも成立はしているが。既読かどうかも分からない。以前は短編集の作品名までは記録してなかったので。筒井康隆『ホテルの富豪刑事』何と言っても筒井さんです。コメディです。ミステリのアンソロジーに載っているからといっても正統派ではありません。山村美紗『時代祭に人が死ぬ』こちらは正統派で京都が舞台な作品なのですが、ちょっと話が大きすぎる。本当にそんなトリック、という気もします。
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2024/03/21 23:19

掲載作:『善の研究』赤川次郎、『異人館周辺』陳舜臣、『沈丁花の家』仁木悦子、『雪の花火』小林久三、『蛙』皆川博子、『池の見える家』梶竜雄、『窓際課長』清水一行、『三味線殺人事件』野坂昭如、『顔写真』伴野朗、『猿蟹合戦殺人事件』斎藤栄、『他人の核』井上ひさし、『ガラスの階段』三好徹、『時代祭に人が死ぬ』山村美紗、『ホテルの富豪刑事』筒井康隆、解説:『詩と推理小説』郷原宏(詩人)、

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2024/03/21 23:25

初出:善の「小説現代」54年11月号、異人「オール讀物」54年2月号、沈丁「カッパまがじん」52年3月号、雪の「小説現代」53年5月号、蛙「小説新潮」54年9月号、池の「別冊小説宝石」52年冬季号、窓際「増刊問題小説」53年12月号、三味「小説現代」54年9月号、顔写「小説現代」53年1月号、猿蟹「小説推理」53年11月号、他人「小説現代」53年5月号、ガラ「小説宝石」54年1月号、時代「週刊小説」53年8月4日号、ホテ「小説新潮」52年12月号、

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1995年発行、有學書林の単行本。どのように作家になったか、また作家としての創作方法論など。単行本になる対談集のネタとしてはよくあるテーマだと思う。もっとも創作方法論ってどうも説明できるものではないようだし、説明をしたくもない感じである。あと、井沢元彦は編集部との対談なだけに、ちょっと毛色が違う。思想の演説になってしまっているところがある。
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2024/03/18 22:59

掲載作:高橋克彦、宮部みゆき、大沢在昌(以上ホストは井沢元彦)、井沢元彦(ホストは編集部)

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1980年第一刷、平凡社の単行本。この作者の今までの西域レポと違って少し専門的かもしれな。どういう訳か少し文章が固いような気がする。気がするだけかもしれないが。専門家による壁画解説もある。それにしても壁画、細かい仕事である。
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2024/03/16 23:00

内容:『西域巡礼』陳舜臣、『西域の風景(写真)』陳立人、『壁画解説』樋口隆康、

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1995年発行、光文社の単行本。25編。アンソロジーに採られる名作ぞろいだけに、既読も多い。宮部みゆき『刑事の財布』解説にもあるが、財布語りの連作の一編。最終話に近づくにつれて連作としてのクライマックスの緊張が強まったと思うが、たしか前半であるこのあたりはまだ前菜のような感じだったと思う。だからことアンソロジーに採用されるのだが。綾辻行人『どんどん橋、落ちた』変わった作品という印象だし、実際アンソロジーに入っても変わっているのだが、変化球の作品が他にも多いせいかそこまででもない印象になった。
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2024/03/15 00:04

掲載作:『仁・算・狂・謀』佐野洋、『初夜の陰画』森村誠一、『ストリーカーが死んだ』山村美紗、『黒い葬列』日下圭介、『真冬のビキニ』都筑道夫、『鍵』井上ひさし、『痛み』小泉喜美子、『足の裏』夏樹静子、『殺意』阿刀田高、『フィナーレの破片』大沢在昌、『極東銀行の殺人』井沢元彦、『熱い闇』連城三紀彦、『卒業式』赤川次郎、『原島弁護士の愛と悲しみ』小杉健治、『殺意の風景・豪雪地帯の巻』宮脇俊三、『卒業写真』高橋克彦、『密会の岩』泡坂妻夫、『庭師 グリーン・フィンガー』西村寿行、『愚』北方謙三、

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2024/03/15 00:04

掲載作(続き):『落丁のゆくえ』出久根達郎、『刑事の財布』宮部みゆき、『首』逢坂剛、『どんどん橋、落ちた』綾辻行人、『死ねない身体』本岡類、『一千万人誘拐計画』西村京太郎、あとがき:「あとがき」五木寛之、

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1996(平成8)年発行、リクルート ダ・ヴィンチ編集部の単行本。20人が10冊を紹介する形式なのだが、1人当たりの記述量に比べて10冊は多いような気がする。もう少し冊数が少ないか、記述量が多ければ印象も変わったように思う。もっとももしそうしていたら雑誌内の企画としてはとにかく、単行本にはならなかったとは思うが。
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2024/03/11 23:42

登場人物:坂本龍一、市川準、呉智英、養老孟司、井上陽水、奥居香、藤井フミヤ、沢木耕太郎、宮沢和史、北方謙三、萩尾望都、岩井俊二、高木剛、山田詠美、いとうせいこう、大槻ケンヂ、内館牧子、京極夏彦、三谷幸喜、備考:「ダ・ヴィンチ」94年7月号から96年5月号までに掲載された記事を抜粋し、まとめたもの、

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2024年第1刷、文藝春秋の文春文庫。5編。江戸の神田明神、特に祭りを舞台にしたアンソロジー。前半4つは現在の時代小説としてよくあるタイプの話のような気がする。宮部みゆき『氏子冥利』百物語の1編らしい。この1篇だけは祭りが完全に裏の話でしかなく、神田の神の不思議な話となる。西條奈加『祭りぎらい』中盤以降の父親の動きがなんかおかしいような気が。諸田玲子『天下祭』頑固で滑稽に思われかねない主人公とそれをからかうような(意識的にではないが)孫娘。よくある構図ではあるが、それだけに面白みがある。
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2024/03/08 22:36

掲載作:『祭りぎらい』西條奈加、『天下祭』諸田玲子、『関羽の頭頂』三本雅彦、『往来絵巻』高瀬乃一、『氏子冥利』宮部みゆき、初出:祭りぎらい「オール讀物」2023年5月号、天下祭「オール讀物」2023年5月号、関羽の頭頂 書下ろし、往来絵巻「オール讀物」2023年11月号、氏子冥利「オール讀物」2023年5月号、

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1981(昭和56)年第一刷、文藝春秋の単行本。9編。剣豪ものだが、ほとんどの話に女性が絡み、そして女運がない人ばかり。最後は仇敵を討ち果たすが、ちょっとコミカルな点がある。この作者らしく、というべきか、「剣豪」である、またはあったことが主人公にとって生きづらくしていることは共通している。その点他の武家物と共通した作風と感じた。
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2024/03/07 00:50

収録作:『酒乱剣石割り』、『汚名剣双燕』、『女難剣雷切り』、『陽狂剣かげろう』、『偏屈剣蟇ノ舌』、『好色剣流水』、『暗黒剣千鳥』、『孤立剣残月』、『盲目剣谺返し』、あとがき:「あとがき」(昭和56年1月)藤沢周平、初出:すべて「オール讀物」、酒乱剣 53年7月、汚名剣 53年9月、女難剣 53年12月、陽狂剣 54年3月、偏屈剣 54年6月、好色剣 54年9月、暗黒剣 54年12月、孤立剣 55年3月、盲目剣 55年7月、

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2016年発行、中央公論新社の単行本。帯の惹句にも関わらず、最初は明治ぐらいの長屋の日常を描いた小説かと感じた。最初の方からいくつか不思議は描かれているにも関わらず。それぐらい不思議は前近代の日常であるかのように書かれている。中盤から後半、この不思議がじわじわと効いてくる。このようなところになつかしさを感じ、そして最後に出てくる女性に懐かしさを感じるべき話なのである。
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2024/03/06 01:36

備考:初出「リンカラン」2007年1、3、5、7、9~08年10月号、単行本化にあたり、大幅に加筆、修正、

が「ナイス!」と言っています。
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1994年発行、三一書房の単行本。論説本。文学の評論はとにかく、思想的部分では自分とはベクトルが違うらしく、納得できるものではなかった。しかし、嫌悪というか憎悪というか、そういうものをどう感じているのか、と言う点は少しは分かったような気がする。
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1975(昭和50)年発行、新潮社の単行本。おみそれ社会11編、だれかさんの悪夢47編。おみそれ社会の方がやや長め。どちらもほぼ現代日本を舞台とした物語集ということとなります。長いだけに「おみそれ社会」の方が変わった要素があり、「だれかさんの悪夢」の方には変わった要素は少ないです。現代を舞台にしているとはいえ、現代的な道具は要素としてはあまりからまないため、現在でも面白いです、
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2024/03/02 14:54

収録作:おみそれ社会:「おみそれ社会」「女難の季節」「ねずみ小僧六世」「キューピッド」「牧場都市」「はだかの部屋」「手紙」「回復」「古代の神々」「殺意の家」「ああ祖国よ」、だれかさんの悪夢:「レジャークラブ」「指」「空白の行動」「とりひき」「コレクター」「観光地」「問題の装置」「気力発生機」「眠る前のひととき」「夜の乗客」「収支」「安全装置」「宣伝の時代」「一本の刀」「たのしい毎日」「敬遠」「反政府省」「見習いの第一日」「女とふたりの男」「こわいおじさん」「一年の計」「ある初夢」「ごねどく屋」

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2024/03/02 14:58

収録作(続き)だれかさんの悪夢(続き):「利益の確保」「きっかけ」「クーデター」「おせっかい」「不快な人物」「けじめ」「誓い」「会員の特典」「亡命者」「出所の日」「平均的反応」「テレビの神」「小さな社会」「宝への道」「夢の女」「一日の仕事」「便利なカバン」「ある犯行」「宇宙をわが手に」「装置一一〇番」「歳月」「だまされ保険」「ある旅行」「飛躍への法則」

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/11/03(2432日経過)
記録初日
2017/10/26(2440日経過)
読んだ本
1023冊(1日平均0.42冊)
読んだページ
329762ページ(1日平均135ページ)
感想・レビュー
1008件(投稿率98.5%)
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性別
職業
IT関係
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