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2024年10月の読書メーターまとめ

ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね
読んだ本
7
読んだページ
1882ページ
感想・レビュー
7
ナイス
59ナイス

2024年10月に読んだ本
7

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね
日本の降伏後、北朝鮮から6万人の日本人を脱出させた民間人、松村義士男氏。新聞記者であった著者は、ソウル支局長などを務める過程でこの人物のことを知ったのだと思うが、よくぞこうして一冊の本にまとめてくれたものだ。このまま歴史に埋もれさせ、忘れられてしまっていい人物では決してない。つい昨日までの敵国であったソ連や北朝鮮の責任者の同意もしくは暗黙の了解を取り付けたばかりでなく、彼らの敬意や時には友情まで勝ち得てしまうなんて。人間どうしの命がけの付き合いは、かくあるべきなのかもしれない。
ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね
2024/10/02 17:21

また、巻頭に置かれた地図がありがたい。本の中に出てくる地名を漏らさず載せてくれている地図というのは、意外に少ないのだ。

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね

おっと、過去の記録に手を入れても、新着としてあがってしまうのね。煩くなってしまう。。。

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
7

ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね
これを映像化・視覚化したいという人がわんさと集まってくるのだろうな。でもそれは自分ではなく別の分野のプロたちの仕事であって、自分にはそのためのシリーズを書く気は毛頭ないという作家の言葉に潔さを感じた。
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ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね
ガルシア・マルケスの『族長の秋』は、読み進めながらどんどん酩酊してゆく感じがあったが、リョサのこの作品は、しっかり覚醒していないと、いつのまにか話し手が入れ替わって別々の思惑が同時進行したりするからやっかいだ。やっぱり登場人物一覧を作りながら読むべきだな。
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ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね
行方不明者が「どこで」遭難したのか。家族の話を聞き、本人のSNSの写真と買い物記録をクローゼットの中身と付きあわせて当日の服装やリュックを特定、同じ日にコースを歩いてネットにupした人を見つけて当人を見かけなかったか尋ねる・・・・。粘り強く綿密に探し続ければ、いつかその人を見つけることができるかもしれない。たとえ変わり果てた姿であったとしても、家族にとってそれは何としてでも叶えたい事なのだ。
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ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね
百年前の英国人が訳した源氏物語を、現在の日本人が訳し戻す。その過程で見いだされた、シェイクスピアのソネット、旧約聖書、プルースト、ダンテ、ヴァージニア・ウルフ・・・。優れた文学は限りない連想を生み、異文化間の訳業とは、その連想の力を思い切り羽ばたかせた末の果実なのだろう。かくして長恨歌と今の我々の心とが、螺旋を巻いてうねりつながった。その豊穣を言祝ぎたい。
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ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね
大河ドラマを観て、そういえば枕草子は教科書以外の部分を全く知らないんだったと思い至り、以前方丈記で信頼を置いていた角川ソフィア文庫版を手に取った次第。作中の主だった部分が、現代語訳、原文、解説の順に並ぶ。解説のボリウムはもうちょっとあっても良かった気がするが、まぁいい。中関白家の短いけれど輝かしい時代の、上層社会に暮らす人々の洒落た生活。彼らの美意識には恐れ入るばかりだが、ユーモアの感覚は全く現代のそれと相通ずる。「ホトトギスの声を求めて」なんか、何度読んでも可笑しくって可笑しくって仕方がない。
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ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね
今回は『族長の秋』だけ。主要登場人物はせいぜい5-6名といえば、『百年の孤独』を挫折した読者も安心して手に取るかもしれない。かくいう自分は、『百年』は読めそうにないからこちらに来たのだけれど、逆に『百年』の方が読みやすいという感想が多いことに驚いている。この物語は、ただひたすら読めばいい。ただ、タイトルについてはもうしばらく考え続けようと思う。
sabosashi
2024/10/16 11:12

「族長の秋」は息の長い文が多いので疲れる、という印象をわたしは抱いています。

ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね
2024/10/16 20:10

確かに、短いセンテンスを重ねる文章でないですね。ですが特段疲れる、とも感じませんでした。こちらに耐性があるだけなのかもしれませんが。

が「ナイス!」と言っています。
ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね
日本の降伏後、北朝鮮から6万人の日本人を脱出させた民間人、松村義士男氏。新聞記者であった著者は、ソウル支局長などを務める過程でこの人物のことを知ったのだと思うが、よくぞこうして一冊の本にまとめてくれたものだ。このまま歴史に埋もれさせ、忘れられてしまっていい人物では決してない。つい昨日までの敵国であったソ連や北朝鮮の責任者の同意もしくは暗黙の了解を取り付けたばかりでなく、彼らの敬意や時には友情まで勝ち得てしまうなんて。人間どうしの命がけの付き合いは、かくあるべきなのかもしれない。
ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね
2024/10/02 17:21

また、巻頭に置かれた地図がありがたい。本の中に出てくる地名を漏らさず載せてくれている地図というのは、意外に少ないのだ。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね
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90お気に入られ10月の読書メーターまとめ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/11/21(5116日経過)
記録初日
2010/06/21(5269日経過)
読んだ本
1015冊(1日平均0.19冊)
読んだページ
331131ページ(1日平均62ページ)
感想・レビュー
749件(投稿率73.8%)
本棚
27棚
性別
現住所
東京都
URL/ブログ
http://mixi.jp/show_profile.pl?id=24016198&from=navi
自己紹介

都内で小さな読書会を開いています。
ボリューム重めの、どっしりした本がテーマになることが多いですが、年に3-4回、30年は続けたいと思っています。

読んだ本について語りたい方、同じ本を自分以外の人はどう読んだかについて興味のある方、単純に本が好きな方、テーマを決めて、少人数でちょっと集まってみませんか? どうぞご連絡ください。

◆これまでの読書会テーマ本
『宇宙からの帰還』『日本人宇宙飛行士』
『白鯨』
『鹿の王』
『HHhH』
『ともしびをかかげて』
『水域』『武装島田倉庫』
『邪宗門』
『ガリヴァー旅行記』
『史記 列伝』
『十五の夏』
『フランケンシュタイン』
『サッカー審判員フェルティヒ氏の嘆き』
『素晴らしいアメリカ野球』
『方舟さくら丸』
『絡新婦の理』
『日本語が亡びるとき』
『神聖喜劇』
『リヴィエラを撃て』
『日本沈没』
『ヒタメン』
『侍女の物語』
『月と六ペンス』
『日本奥地紀行』
『カクテル・パーティー』
『輝く日の宮』
『アーサー王宮廷のコネティカットヤンキー』
『闇の奥』
『吉里吉里人』
『野性の呼び声』
『骸骨ビルの庭』
『大穴』
『八犬伝』
『都市と都市』
『オリンピックの身代金』
『ロリータ』
『静かな大地』
『深夜特急』
『輝ける闇』
『苦海浄土』
『銀河英雄伝説』
『ペンギンの憂鬱』
『わたしの名は紅』
『幼年期の終わり』
『墨攻』
『黄金旅風』
『オリガ・モリソヴナの反語法』

読書メーターの機能において、まるでチェックの代用としての「ナイス!」は無用と考えます。
ですのでどうか、当方が何か書くたびに、その都度判で押したようにナイスをつけるのはご遠慮ください。
無言のナイスより、短くてもいいからコメントを贈り合うのが好きです。
(もちろん長くてもいいけれど!)


読む本の半分くらいが、歴史、人物伝、紀行などのノンフィクションです。

「読み終わった本」のラインナップを見ると、あまりの無軌道さに自分でもビックリしてしまいます。
これは、外部の読書会に参加していて、自分の趣味では決して手に取らないであろう種類の本も読んでいるからというのもありますが、要するに雑食系の本読みなのです。
私の読書傾向にご興味を持ってくださる奇特な皆さまには、「読みたい本」の欄をご覧いただければ、ははぁこいつはこういう類の本が好きなのだな、と感じていただけるかと思います。


mixiのIDお持ちの方、どうぞ遊びにお越しください。
読書会の報告など、ここで書いています。
コメントいただければ嬉しいですし、黙って立ち去っていただいても一向に構いませんよ。
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