2023年9月13冊4217ページ6109ナイス→ https://bookmeter.com/users/822995/summary/monthly/2023/9 綾里けいしさんの書くヒロイン、女主人公はどうしてかくも肌色成分高いのか、エエやんグヘヘヘ、とフェミナチに見つかれば収容必至な戯言を呟いておりまする。おや、もう下半期だ。
このように陸海空の各戦力が物理的限界を伴いながら、如何に敵対勢力より少しでも優位に進めていく存在であるかについて学んで行けます。 c)この後、陸海空そして新領域として注目度の高い宇宙・サイバー空間についてそれぞれ固有のポイントが述べられていく訳ですが、陸戦では直近の露ウクライナ戦争の事例が述べられ理解を助けました。また、いずれの分野でも自衛隊の防衛戦略や部隊構成が事例として取り上げられており、同時に出た『日本人が知っておくべき自衛隊と国防のこと』と並んで近時の取り組みを知ることができます。(3/4)
(3)冒頭、述べたような軍事戦争への研究欲への無理解は、著書は「後書き」で、防研就職決まった際の恩師ではないある大学教官の心無い発言を例に上げてます。幸い、語の本来の意味でリベラルな環境下で育った著者の歩みを止めることには成らなかったのですが。先ずは軍事を「忌むべき」ものの対象とする「偏見」から自由になること。軍事・外交・経済を程良くミックスして考えることのできる有権者にとっては、本書はより良き導きの本となりましょう。(4/4)
(4)私の様な勤め人は企業、学校、役所などの組織の外に、本書で取り上げられた自営の人々がたくさんいて、しかも互いの助け合いにより豊かでダイナミックな社会を形成していることを忘れがちです。正に「地に足がついた」人々であることに敬意を払うと共に、その存在をかけがえのないことに気づき学問的営為と併せて思考を重ねて行く著者に「地に足のついた知識人」との尊称を奉らせて頂きます。(6/6)
(4)少し本書のテーマからずれるかもしれませんが、香港やウイグルなどの弾圧で中国共産党の用いる「民主」だの「法治」だのの言葉が、我々が普段用いているものと全く違ったニュアンスを帯びていたのを見ていたので、この説明は非常に肚落ちするものがあります。この他にも、「中国五千年の歴史」や「漢民族は連綿と続いてきた」とつい信じ込みそのように表現することもありますが(そのような考え方を相対化する歴史家として岡田英弘上げるのは卓見)、本書を紐解き今一度かの国の在り方を見直すべきではないでしょうか。(6/6)
でなきゃ、東条倒閣の成功なんてありえませんよ。何度も言ってますが、ナチスなんぞと手を繋いだばかりに不名誉着せられてしかも日本人にそれを信じる輩が出てくるとは。フィンランドが枢軸国側についてたからといって、全体主義呼ばわりされないでしょ?
そのとおり、例えば、戦略3文書の見直しにより今後5年間で倍増する防衛費は、その多くが装備の増加に回らずこれまで不足していた兵站や整備の充実に充てられるのだ、などの意外な事実がこの後に続いていきます。 (3)権威主義国による武力行使は独裁者の一存でいとも簡単に成されるのはウクライナ戦争に示す通りですが、民主主義国家においてそれが困難なことは第2次大戦で米国の参戦が遅れに遅れたことが歴史的に証明されています。(4/5)
ただ、民主主義国の国民が権威主義国の国民と比べアドバンテージがあるのは、自らの国防・安全保障に対して発言でき関与できることでしょう。そのための一助となることを祈念して是非ご一読を。(5/5)
積ん読、借り本優先なので、感想のアップは遅くなります。
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