2023年12月10冊3521ページ5557ナイス→ https://bookmeter.com/users/822995/summary/monthly/2023/12 おめでとうございます。というわけで、食っちゃ寝正月を決め込んでます。年明け早々馬力入れていかねばならない案件も幾つかあるんですが、余力貯めるためにダラダラ過ごします。今年もよろしいように。
来られたかの考察は十分なされてません。イスラエル国内のマイノリティについても、アラブ系住民の政治的台頭に頁を割いていますが、イスラエルの主力担うアシュケナージ(中東欧に起源)に差別されるミズラヒ系ユダヤ人(中東戦争でアラブ諸国から追放され逃れてきたユダヤ人)については右派リクードの票田となっていると述べている他は十分とは言えません。やはりそこが外国から見ている限界かな、と感じました。 d)あと、エジプトやヨルダンといった領域国家ならともかく、パレスチナを代表すると信頼して交渉できる機構は(4/5)
果たしてあるのかという疑問に答えられていません。ハマスやヒズボラを公然と支援しイスラエルのみならず中東全体を掻き乱しているイランについて殆ど述べる所がないのも、無いものねだりと思いますが指摘できます。安全保障への関心は二の次なのかな、と感じてしまいました。(3)とはいえ、米国のキリスト教福音派が何故これ程までイスラエルに肩入れするか、などの米国とイスラエルにおける深い結び付きと、最近における両国の若い世代間での認識のズレなどを知ることができる点については、他に類書を見ない本だと考えます。(5/5)
積ん読、借り本優先なので、感想のアップは遅くなります。
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