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2024年9月の読書メーターまとめ

オーウェン
読んだ本
18
読んだページ
6200ページ
感想・レビュー
18
ナイス
1551ナイス

2024年9月に読んだ本
18

2024年9月のお気に入り登録
3

  • かりめろ
  • アラン
  • あまみや

2024年9月のお気に入られ登録
4

  • クロ
  • かりめろ
  • アラン
  • あまみや

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

オーウェン
美桜は妹の妃奈が殺されたことで非難を向けられる。 それは生前に保険金殺人の疑いが掛けられたから。 美桜は疑いを晴らそうと自ら事件を調査する。 最後まで読むと分かるが、出てくる人間ほぼ全員がクズだらけであり、どこかしら心に闇を抱えている。 妹を殺した犯人だけでなく、そこに関わる人間たちの複雑な業が見え隠れする。 ラストの二転三転も中々だが、ページ数で分かってしまうのが残念な部分。 とはいえデビュー作でこの出来なら、今後も期待できる。
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2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

オーウェン

2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:24冊 読んだページ数:8182ページ ナイス数:1912ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/828860/summary/monthly/2024/8

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2024年9月の感想・レビュー一覧
18

オーウェン
ミステリ作家の結城さんが児童書を書いたらという作品。 小学生用にアレンジされており、転校生のナイトウカンナがやってきた。 ところが何を聞いても内緒で片付けられる。 そこでクラスメイトの算数の天才である数斗がナイトウカンナの問題に答えられたら話すという条件を。 小学生が習う算数の問題だが、そこにとんちが混ぜられている。 ただ主眼はそこでなく、町で暗躍する怪盗ランマの正体はナイトウカンナではないかとの疑い。 そもそも名前が全部片仮名な時点で怪しいけど、それを立証するもう一つの謎も小学生ぐらいならピッタリかも。
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オーウェン
2つの事件を交互に追っていく形だが、これがリンクしていくのは予想通りだが、意外な証拠によって結びつく過程。いつにも増して日本色が出ている中身であり、西表島が出てきたり、ボタニストの手口にフグの毒が関係しているという件。いちいちティリーが補足してくるところが面白く、日本人だからこそ楽しめる場面だろう。キャラの掛け合いからテンポよく進んでいき、ボタニストとの頭脳合戦も最後にありで、ポーとドイルの今後の進展も有りそう。ラスト顛末もしっかり笑える。7作目も執筆中らしく、1作ごとの水準が上がっているのがすごい。
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オーウェン
シリーズとしては5作目。 どんどん分厚くなっていく中身であり、遂には上下巻という形に。 この上巻で起きる2つの事件。 まずはチームの一員だったドイルの父親殺害容疑。 現場の状況からドイル以外犯人がおらず、現場の周辺には雪が積もっており密室に。 更には銃を撃ったことを示す射撃残渣がドイルの両手に。 もう1つは社会的に嫌われている人間が次々謎の変死を遂げ、現れたのはボタニストと呼ばれる殺人者がの声明が。 これらの謎を残して下巻へ。
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オーウェン
人気アイドルの大峰颯太がわずか三ヵ月で見事な肉体を手に入れ、ボディビル大会で入賞を果たす。 ドーピングの可能性が噂される中で、週刊誌の記者松村健太郎が彼が開いたジムに潜入捜査を命じられる。 多くの選考委員が賞賛した江戸川乱歩賞の作品。 ミステリではあるが、そこにユーモアが込められている。 いかにも普通な松村が採尿やピアノの習得のため、あたふたする姿が笑える。 真相も体を鍛えるための要素に付随しており、このまま潜入取材のシリーズとして続巻してほしい。
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オーウェン
爆弾魔のスズキタゴサクが帰ってくる。 多くの人に被害を加えたスズキタゴサクの裁判が始まるが、そこに急遽銃を持ったテロリストが乱入。 裁判室の人間を人質に取り、中をネット中継し、死刑囚の執行を要求する。 状況が刻一刻と変わる中で、柴咲と警察の交渉合戦。 そこに加わってくるスズキタゴサク。 相変わらず雄弁であり、銃を向けられているのにちっとも動じずしゃべりっ放し。 この会話の中で伏線が仕込まれているのは前作と同じ。 その上でスズキタゴサクの行く末はどうなるのか。 3作目が出来るのは必然だろう。
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オーウェン
初読み作家さん。 ソコレというのは装甲列車の略で、戦時中の中国で使用されていた実際のもの。 巨大列車砲を大連港まで届ける任務が与えられた。 砲撃や通信など各自の隊員を揃え、朝倉九十九大尉は列車を発射させる。 存在は聞いたことあったが、装甲列車を主役に据えたエンタメ。 図面があるのでそれを見ながらアクションを想像でき、また各人のやり取りなどを含めてキャラの特徴もしっかり出ている。 向かうにつれ犠牲になる隊員も。 そして迎える終戦の中で、それぞれの選択が。
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オーウェン
「最後の鑑定人」の続編であり、科捜研の砦の異名を持つ土門の活躍を描く4つのミステリ。 信じられるのは科学であり、そこから導き出せる答えに真実を見出す。 上司と共に謎を解く役割を果たしているが、その根幹が揺らぐのが最後の4話目。 似た役割の科警研であり妻となった尾藤と共に、上司が犯人候補となる。 証拠を作るという土門のセオリーが真実を見抜く。 その代償も払うことになるが、続編では部署が変わるのだろうか。
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オーウェン
いつの間にやらシリーズ4作目になっていた。 今作はウサギ小屋からウサギがいなくなり、ミステリクラブに探索を依頼する。 ウサギ小屋を徹底的に捜索することで、ヒントがいくつか散りばめられている。 ただしこのトリックは小学生が考え付くには難しい感じがするが、科学寄りなので後に実験できる題材のために使用されたのかも。 それにしても小6で合体ロボに興味を持つというのは少し幼すぎかも(笑)
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オーウェン
大阪府警捜査一課の舘野と箕面北署の玉川がコンビを組んで追う事件。 それは広告代理店で詐欺を働き大金をせしめた男。 死体には後頭部が銃で陥没しており、自宅から金塊が盗まれていた。 この金塊から事件を追い、宗教やら詐欺で儲けた連中が1人1人と殺されていく連続殺人事件に。 大阪弁のやり取りのコンビが楽しく、普通は描写しないような大阪名物を含めたご飯を忘れていないのがこのシリーズらしい。 犯人は中盤で明かされるが、そこからが少し長かった。 もっと早く逮捕に踏み切ってもいい気が。
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オーウェン
電動自転車を製造した企業の社長の志賀川恭一が、欠陥の商品の隠蔽をしたため自殺してしまう。 それから一ヶ月後事件の関係者7人が集められた廃屋の中で、閉じ込められた状態に。 その中で主催者は6人は毒ガスで殺すが、犯人だけは助けると宣言。 クローズドサークルに奇しくもなるが、殺し合いではなく殺害の告白合戦になるのが面白い。 誰もが死にたくないとばかりに、私が俺が殺したと嘘をでっちあげていく。 その告白を残りの人間が論破していく探偵となりタイトル通りになる。真相は凝り過ぎの感じがするが、アイデアとしては有りかと。
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オーウェン
精南大学の男子寮で秀次が同部屋となったのはアメリカ人のケビン。 妙に日本語かぶれなケビンだが、秀次が事件に巻き込まれると興味津々。 その事件が日本の定番に関わるものとして巻き起こる。 桜に富士山にすき焼きなど。 ケビンの鋭い洞察力は事件を解き明かすカギに。 それにしても刑事の隠し事を知っているケビンにはどんな過去があるやら。 2作目が出たので、そこらへんも明かされるのだろうか。
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オーウェン
1934年の中国。 女探偵の劉雅弦に持ち込まれた人探しの依頼。 その岑樹萱だが死体を発見したり、殺人容疑で誘拐される身に。 劉雅弦は探索すると追っ手を差し向けられ命の危険が。 これは完全にハードボイルドの世界であり、女性が主役というのがポイント。 事件の解決までは二転三転で面白かったが、その後が蛇足のように感じてしまった。
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オーウェン
ホームズの世界にも社会的問題になっている、詐欺集団が登場する話。 オレオレ詐欺に引っかかった人たち。 それによって更なる悲劇が家族たちにもたらされる。 寄宿舎と病院、それぞれに登場人物たち全員が集まるという繋がり。 詐欺集団にも単なる悪党だけではなく、善人になる可能性も。 展開上最後に悲劇が起きそうだったが、それを回避してホッとするラスト。
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オーウェン
美桜は妹の妃奈が殺されたことで非難を向けられる。 それは生前に保険金殺人の疑いが掛けられたから。 美桜は疑いを晴らそうと自ら事件を調査する。 最後まで読むと分かるが、出てくる人間ほぼ全員がクズだらけであり、どこかしら心に闇を抱えている。 妹を殺した犯人だけでなく、そこに関わる人間たちの複雑な業が見え隠れする。 ラストの二転三転も中々だが、ページ数で分かってしまうのが残念な部分。 とはいえデビュー作でこの出来なら、今後も期待できる。
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オーウェン
国名シリーズ9作目はスペイン。 休暇中のエラリーが依頼されたゴッドフリー家で起きた殺人。 それは帽子をかぶりマントを羽織っているが、その下は何も着ておらず裸の状態。 なぜこういう状況が生まれたのか聞き込みによってエラリーは解き明かす。 この謎が分かれば必然犯人は1人に絞られ事件は解決となる。 過去作の国名シリーズの謎を組み合わせたような中身だが、犯人当ては正解できたので、その点では少し優しかったのかなと。
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オーウェン
女性プロデューサーの幸良は人生を懸けた生放送に臨む。 それは「ゴシップ人狼」というバラエティ番組だが、直前に出演者の死体を発見してしまう。 その中で生放送を中断させないことで、出来ない場合天井にある爆弾を爆発させると。 この死体の経緯が人狼ゲームの嘘つきと被ってくる構成に。 なぜか見る側の視聴者の視点があるが、それを含めて終盤ミステリに。 非常にテンポ良くラストまで行くので、思わず事件の真相を忘れそうになる。
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オーウェン
「星くずの殺人」の終わりから、そのまま始まる第2弾。 宇宙の中での殺人という、ある意味究極の密室で起きた事件だが、今作は焦点がどこにあるのやら。 京都の建築物が燃やされまくるという事件。 宇宙で殺人というインパクトの大きさを考えたときに、見劣りするかもという感じで、この京都中が災害に遭うという事件を思い付いたのだろうが、後付けが過ぎる。 特に犯人の動機の説得力の無さと、こんだけの規模で事件起こせば警察が総動員しているだろうと。 いくらなんでも話を大きくし過ぎて、事件が非現実的に見えてしょうがなかった。
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オーウェン
国名シリーズ8作目。 切手の収集で知られる富豪の事務所で起きた殺人。 その部屋では物が逆になっていて、被害者の衣服が逆さまに。 すべてがあべこべの状態であり、なぜ犯人がこのような状態にしたのか。 それに加えて密室の謎も。 その密室のトリックを解明することで、犯人が1人に特定できるという形。 巻末に密室のトリックが絵柄で説明されるが、こんなの犯人もそうだしエラリーもよく思いつくなと関心。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/01/17(2505日経過)
記録初日
2018/01/17(2505日経過)
読んだ本
3100冊(1日平均1.24冊)
読んだページ
1111285ページ(1日平均443ページ)
感想・レビュー
3100件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
自己紹介

主にミステリを読んでますけど、最近はいろんなジャンルの小説を見て、やっぱり感想は十人十色だなと関心する日々です。

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