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2024年3月の読書メーターまとめ

オーウェン
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2549ナイス

2024年3月に読んだ本
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2024年3月のお気に入り登録
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2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

オーウェン
久々の精神科医・伊良部シリーズの新作。 表題作は伊良部がワイドショーのコメンテーターに就任。 自由奔放な言動で視聴者を惑わしていくが、なぜか視聴率は上昇する。 「うっかり億万長者」トレーダーで儲けまくる保彦だが、家に籠りっきりで伊良部に治療を。 10億の資産があるので、伊良部がお零れを狙おうと無茶ぶりばかり。 いつものようにエキセントリックな伊良部の治療だが、看護婦のマユミちゃんがいつも以上に出番が多かったのが印象的。
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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

オーウェン

2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:24冊 読んだページ数:8370ページ ナイス数:1949ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/828860/summary/monthly/2024/2

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2024年3月の感想・レビュー一覧
32

オーウェン
親の問題によって生活するための子供たちが居住する児童擁護施設。ここで生活する5人の少年少女は悩みを抱えながらも、お互いに成長していく。とても厳しく優しい物語だと感じる。親がいない中で、そこに寄り添うのか。また一歩踏み出していくのか。それが後半主題になるアリサ作戦で試される。 蛍祭りのランタン飛ばしに思いを馳せ、子供たちが実現しようと奮闘する姿。 それが辛い別れでもあり、新たな旅立ち。 子供たちが自発的になるところが何よりも感動的であり、いじめや格差を忍ばせているところも忘れていない所が現実的でもある。
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オーウェン
10か月前だけ戻れる。リピートと呼ぶそれは風間よって、10人まで連れていける。大学生の毛利は選ばれたが、半信半疑のまま過去へと。この過去へと戻る行為のためかなりの時間が割かれており、そこにはリアリティが生まれていく。しかし過去に戻ると次々と犠牲者が。果たして犯人は誰なのか。またその裏の真意とは。R10という考えが選ばれた人物の秘密であり、ミッシングリンクのつながりは永遠に人生を続けられるという結論へ。ラストの見解が実に強烈であり、過去を変えようとすればというタイムスリップの掟をまざまざと見せつけられる。
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オーウェン
南アフリカのヨハネスブルグに滞在しているカメラマンの田沢。 差別を嫌う田沢に近寄ってきた、イギリス人の男が持ち掛けたシージャックへの共闘。 南アフリカのアパルトヘイト対策のための抗議に一環で。 中国人やフランス人など多種多様な人選は、多民族の現代を先どったかのよう。 案外すんなり事は進んでいくし、顛末はこれぐらいが納得という線引き。 とはいえ数年後にアパルトヘイトは廃止になることを思えば、国連の存在意義はあったのだろう。
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オーウェン
久々の精神科医・伊良部シリーズの新作。 表題作は伊良部がワイドショーのコメンテーターに就任。 自由奔放な言動で視聴者を惑わしていくが、なぜか視聴率は上昇する。 「うっかり億万長者」トレーダーで儲けまくる保彦だが、家に籠りっきりで伊良部に治療を。 10億の資産があるので、伊良部がお零れを狙おうと無茶ぶりばかり。 いつものようにエキセントリックな伊良部の治療だが、看護婦のマユミちゃんがいつも以上に出番が多かったのが印象的。
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オーウェン
沖縄出のアイドルが殺された。 その被害者は助教授の若杉の教え子であり、2人はともにアイヌ。 そこから刑事の捜査に付き合うようになり、連鎖の殺人が続く中、ある容疑者が浮かび上がる。 アイヌが話の中心ではあるが、そこに沖縄が絡む意味。 ここに若杉がいる意味があり、戦後のアイヌと沖縄の置かれた立場が明確になる。 終盤のアイヌの反骨精神はかなりのものであり、タイトルは最後に掛かっている。
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オーウェン
満州事変の折に細菌研究のため上海に呼ばれた宮本。 激変する上海事情とは知らずにやってくるが、そこで生み出された新種の菌R2vの存在を知る。 細菌を巡るサスペンスだが、灰塚から監視の身になったあたりから緊張が増していく。 爆撃や暗殺の間の手。 敵味方のような関係から変わる宮本と灰塚の関係性。 そしてR2vの恐怖。 全ては終戦とともに収まっていくのも偶然ではないだろう。
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オーウェン
火枝家の広治が女性と心中事故に。 関わっていた片山は、被害者の火枝家は豪邸であり、姉のみゆきに惚れられ結婚に向かおうとする。 いつものようにモテモテな片山だが、ほんとに結婚という形に。 中盤での悲しい事件と共に、ラストにまで救われないような結末。 ラストで不幸な結末はよくあるが、ここまで無情な形は初めてではないのか。 1話ごとにリセットされる設定ではあるが、これは引きずるだろう終わり方。 シリーズとしても異色だろう。
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オーウェン
ブラジル日系人の岡田サチオが渡航する前に、傷害事件を起こして警察に追われる身に。 4人の男女が結託して、何とかサチオを渡航させようとする。 1人はともかく、残りの3人は無関係であり、更に増える協力者。 助けようとする真意は何か。 また途中で殺人事件も発生する。 やけに怪しい行動をする人物がいたが、それが最後に目的が発覚する。 若者の叫びなど、政府や社会への反発も目立つ社会派としての側面もあり。
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オーウェン
シリーズの4作目は夏美がギンイチに入団するまでの経緯。 女性の消防士は圧倒的に少なく、偉大だった父の威光によって選抜された可能性。 それによって亀裂が入るが、チームとしていかにまとまっていくのかが重要な消防士の心得。 命を預けるバディとなれるかどうか。 体力では劣っても夏美の消防士にとって不可欠なもの。 それが最後に面接の答えと密接に関わる。 終焉と思われいたが、シリーズとしてギンイチはまだ続く。
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オーウェン
久々の紅門福助シリーズ。 やれら役専門の俳優忍神健一が作った、役者の訓練所ホリウッド。 そこで雪が降る日に関係者の死体が。 このシリーズは変てこな人間が多く出る。 若手のくせに爺さんの言葉だけ話す役者がいれば、女性の名前なのに完全に男のそれだったり。 雪の密室を含めて3つの事件にきっちり片を付ける推理。 ただそれ以上に驚くのが最厄の事件という副題。 事件の後に起きる騙しは予想していなかった。
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オーウェン
シリーズ第3弾は新宿駅地下鉄構内で火災テロが発生。 これが絵空事にならないのは、地下鉄だと煙による被害の逃げ場がない。 そして消防車が入れないという点。 だからこそ消防士が直接火元に行き、人命救助を遂行しなければならない。 1作目の出来事が如実に関わってくるので、読んでおかないとネタバレの部分もある。 それと同時にこれまで仲間だったチームにも別れが。 後書きでシリーズ最終作と言っていたが、4作目も出ていて続行するようで、夏美の教えは受け継がれていく。
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オーウェン
邦題ではなく原題でKAIJUという言葉が使われており、この作者がゴジラを愛しているのが一目でわかる。 コロナ禍で首になったジェイミーが斡旋されたのが並行世界の地球。 そこには怪獣が多数存在しており、その保護という仕事を請け負うことに。 アイデア自体が面白く、怪獣がいるのが当たり前な状況。 ベラという怪獣が主軸となり、怪獣を我が物にしようとする輩のせいで波乱が。 悪人を含めて、しっかり完結する物語。 内容が内容なだけに映画化しても面白いかも。
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オーウェン
季節の上では正反対な夏樹と冬子の関係。 友達のまま進展していく2人だが、その関係性はキセツ。 奇妙な出来事に説明をつける事。 春夏秋冬の中でそれぞれのエピソードがありキセツが。 それが終盤になって実はすべて関係性があり、ある結論が導き出される。 恋愛ってこういうものだよなあと思い起こさせる話であり、特に秋のどんでん返しはミステリとして秀逸。 そしてエピローグで思わず見返すことになる。 ここも伏線になっていて騙されていたのかという思い。 細かい部分まで含めてよく出来ている。
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オーウェン
ピアニストの岬洋介シリーズ第2弾は場所を大学に変え、ヴァイオリストの晶はマスコンを目指して大会に臨む。 だがその最中ストラディバリウスが盗まれるという事件が発生。 一応誰がというミステリではあるが、1作目よりはかなり薄目。 むしろ晶がいかにして岬と触れ合い、バイオリンへの才能を開花させていくのか。 首謀者の人物が最後に話す会話は真実だろう。 高みに達するには何かを犠牲にしなければいけない。
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オーウェン
シャーロックホームズの世界を森見ワールドにしたらという形。 ホームズやワトソンという完全に英国の名前なのに、舞台が京都というパラレルのような世界観。 ホームズがスランプに陥っているという設定で、それに連鎖するようにワトソンやライバルのモリアーティまでスランプに。 ホームズの名前を冠していても、犯人がだれかというミステリは一切なく、ファンタジーのような展開。 いかにしてホームズは名探偵となり凱旋するのか。 お互い共生関係というホームズとワトソンのやり取りが楽しく、モリアーティの意外な役どころも面白かった。
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オーウェン
このミスはトンでもな中身のやつも多いが、作品自体は非常にタイトにまとまっている。 一度は死んだがミイラとなって自身の心臓のカケラを取り戻そうとするセティ。 ミイラが探偵役という意表を突かれた設定であり、古代エジプトの世界観が実に魅力的に写る。 トリック自体はかなり緩めである。 密室から死体が消えるという消失の謎は、他のミステリでも見受けられる。 それでもセティの死生観であり、自分を殺した犯人だけでなく、秘めた感情をさらけ出すことが答えになっている点も目新しかった。
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オーウェン
風速70メートルクラスの台風が接近しており、そこに居たリゾートマンションに泊まっている客たちが巻き込まれる。 オムニバス形式のため複数の人間がおり、それぞれが次第に救出のため絡んでいく。 台風の進路などある程度しか予想できないので、そこに集まる人間たちは楽観視。 そしてマンション内には死体が見つかり、異常者に変貌する人間まで。 サバイバル劇と化していく様相だが、誰が生き残るのかという点で見た方が面白い気も。 ムカつくようなやつも意外と生き残るのが若竹作品らしい。
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オーウェン
雫井脩介さんのデビュー作。 柔道界を舞台にしており、オリンピック候補の81キロ級の候補の二人。 そのどちらかがドーピングをしているという情報が流れ、コーチの望月篠子が判断をするため面接を行う。 柔道界を舞台にするミステリ作品。 次第に殺人まで起こり、ドーピング問題は広がりを見せる。 試合描写の繊細さはすごいが、作風が込み入っており、今見ると過剰な部分もある。 冒頭から仕掛けがあるが、あまり機能してないのが気にかかる。 そのせいかラストの悲痛さも、もっと迫ってくるものがあったと思う。
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オーウェン
天才ピアニストの修人の演奏を聴き、過去失った中指が戻っていたとする手紙を親友から貰った里橋。そんなはずはないと手記で話していくうちに、思わぬ事件が起きたことが分かる。奥泉さんといえば分厚い中身というイメージがあるが、この作品は比較的読みやすい。しかしシューマンの作曲などが知らないとイメージしづらい箇所がチラホラ。そして中盤からいきなりミステリが割り込んでくる。手記ということを含めて何となく予想していたが、二段構えの種明かしで見せる中身。釈然としない部分はあるが、クラシックとミステリの融合は中々楽しめた。
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オーウェン
18歳の理佐と8歳の律の姉妹。 とっかえひっかえする夫の暴力に耐えかねて逃げてきた中で、理佐が働く蕎麦屋の水車小屋に住むしゃべるオウムのネネ。 展開に対して事件は起きているのだが、ことさら事態を大きくはしていない。 こういうタイプの小説は久しぶりで、淡々と進むのが心地よくなっていく。 特にネネの存在はホッとさせる意味で大事な存在。 オウムが50年も生きる種類もあるのは驚くし、10年ごとに年を取る2人の成長を見守る感じ。 最後の2021年のエピローグがしっかり納得させてくれて、実に優しい余韻を与えてくれる。
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オーウェン
詐欺師の高杉と園部のコンビが偶然出会ったのは、同じく詐欺師の三上。 共同して狙うのは金持ちの誘拐だが、思わぬことに別の人間から誘拐のため身代金を要求される。 詐欺師を扱ったユーモアミステリだが、これが貫井さんというのは意外だ。 こういう作風は珍しいし、全編を覆う陽気な雰囲気は非常に珍しい。 詐欺師でお決まりなどんでん返しだが、そういう類ではない。 その代わり誘拐犯の特定に仕込まれた伏線が終盤に効いてくる。 キャラ付けも明確だし、出てはいないけど続編があってもいいかも。
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オーウェン
これまで社会派な作品が多かった葉真中さんだが、かなりエンタメの方に振り切れた展開を見せる作品。 終戦間近の北海道の刑務所。特高の八尋は刑務所に潜入して過去の事件を探り見事解決するが、今度は軍需工場で起こる連続殺人の謎に挑む。 八尋を恨む者。そして慕う者。 それらが複雑に絡み合い、カンナカムイという軍事機密の秘密。 そしてスルクと呼ばれる意外な犯人の正体。 人間関係も見応えあるし、アイヌ描写の生活ぶりも丁寧に書かれている。 ラストも爽快な終わり方で満足。
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オーウェン
税理士のクリスが山王社長の秘書へと転職。だがこのワンマン社長は競馬に対する情熱で溢れており、次第にクリスもその魅力に傾いていく。競馬ドラマではあるが、それに関わるオーナーや騎手に調教師などの人間側が主。馬の勝利を願うのだが、それが三冠馬だったり日本の競走馬が勝てない凱旋門賞へと夢見るのは当然のステップ。 つまるところロマンというやつを競馬で描いたら、こういう形になるのだろうという例。 タイトルに冠した馬が出てくるのだが、さすがに強すぎる気もするけど、現実こういう馬がいるから感動を与えてもくれるのだろう。
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オーウェン
消防士・神谷夏美の2作目は豪華客船が転覆の危機に遭う。 その客船レインボー号には夏美が乗船していた。 「ポセイドン・アドベンチャー」が話の元となっているが、夏美たちだけが救助とは別の経路でむかうとこなど、そのまま踏襲している。 いつだってこういう事故は天災よりも人災である。 そして救助に犠牲はつきもの。 今作も絶望的ながら、夏美と乗客の機転によって切り抜けていくことに。 船長の悪党ぶりは中々のものだが、間違いなくモデルはセウォル号のそれだろう。
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オーウェン
終戦して2年後の日本ではGHQの影響でアメリカ人が幅を利かせている。 そこに英国中尉のイアンは不当に処刑された兄の仇のため、日本に復讐のためやってくる。 このイアンは日本人のことを猿と呼ぶ差別主義者。 よって行く先々で軋轢を生む結果に。 それが命を狙われることになる。 600ページ越えのボリュームなので時間が掛かったが、「リボルバー・リリー」のようなアクション一辺倒じゃないので、そこは起承転結がしっかり。 通訳の変更は分かるが、最後の女性はそっちの方かと思った。もう少し交流の場面が欲しかった気も。
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オーウェン
銀座に建てられた超高層ビルのファルコンタワー。 しかしオープン初日に起きた火災によって、観客は地獄のような状況に。 そこで救助に向かったのは銀座第一消防署。通称ギンイチ。 「タワーリング・インフェルノ」そのままのような作品。 複数の人間たちがドラマを作り、火災からいかにして生き残るか。 この手によくある手抜き工事や、採算優先のため救助は後回しというワンマン社長など。 各人にしっかり見せ場があり、最後に若い夏美に奮闘させるという場面もしっかり。 序盤の伏線もありで、シリーズの今後を見たくなるパニック小説だ。
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オーウェン
田丸刑事は捜査陣の中で唯一反論して、真犯人を導き出す功績を残したが、そのせいで上司や同僚から疎まれる存在に。 そんな折起きた2件の殺人事件からある共通点を見つけ出すが、賛同を得られずに独自で捜査をすることに。 刑事ものだが、SNSによってはびこる不満などが堆積していく現代性。 そして裁判員制度の矛盾。 そういう風に限定していく中で犯人の姿が浮かび上がるが、田丸の孤独な魂が突き放してく部分と、報われる部分の救い。 続編が出来てもいいかも。
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オーウェン
叙述トリックをこうも大大的に宣言する作品も中々ないが、作者もすべての真相を見抜けるのは稀であるという挑戦状が。 叙述についても説明はあるが、その中で6つの短編とあとがきという構成。 実は冒頭の説明から種明かしのヒントがあるのだが、それはあとがきに載せる伏線でもある。 他作品で見たトリックもあるが、ラストに実はこうでしたと明かされるのは爽快でもある。 この6篇すべてに登場する人物がいるのだが、これの種明かしこそ一番のハイライトなのかも。 作者の他作品も見てみたくなる。
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オーウェン
表紙のカラフルな絵からは想像できない展開を見せる表題作との2編。表題作は現生に嫌気が差し木に転生しようとする。その後も木からある物に転生するのだが、どこをどうしたらこういう発想に向かうのか。「的になった七未」当たりたいと願うがなぜか自分にだけ当ててくれなくて悩む七未。その後も成長していくが、自身が産んだ息子にも次第に会えなくなるが。正直2話ともトンでもな話だが、不思議と嫌悪感はしない。寧ろ七未の方は切ないがようやくという安堵感が広がっていく。このタッチは意外だったので、他作品が読みたくなる。
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オーウェン
「線は、僕を描く」の続編。 揮毫会で失態を犯した霜介。 そこから湖山は筆を置くように言うが、霜介はその喪失感のため小学生に水墨画を教える役割に。 これと同時に湖山の引退式という名目で再び揮毫会に臨む。 描くことはどういうことなのかを知ったのが1作目であり、この2作目は伝承。 描くことを伝えることは、未来のための伝承であり、それぞれの道を決めること。 将来を決めただけに、シリーズとしては完結なのかな。
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オーウェン
片山と晴美がレストランで食事をしていると、一発の銃弾でグラスが破裂。 店内にいた男が死ぬが、なぜか死因は毒殺で銃弾が消えていた。 ここから広がっていく事件だが、過去の学校での出来事が動機になるのだが、いつもと違うのは女性刑事が出てきて一緒に捜査をすること。 その津川が片山を見る目が変わっていく。 レギュラーキャラが増えないことを考えると、犯人は予想通りだが、それにしてもこのシリーズ事件自体はバッドエンドに終わる率が高いのが多い。
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オーウェン
飲料メーカーの御曹司でもある志賀成功は、出世目前の状況で小屋に監禁される。 何とか残された食料で半年後脱出するが、会社の状況は一変。 自身に変わり異母兄弟の実行が権限を奪っており、営業2課に飛ばされ再スタートに。 池井戸潤辺りが書きそうなビジネス小説だが、社内の人間関係や、成功と実行のライバル関係。 営業から新商品開発や、販売戦略などを経て、情報が盗まれているとして社内にスパイ疑惑が。 テンポよく展開するので、最後まで一気に見れた。 これまでの雫井さんと違っていて新機軸のよう。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/01/17(2293日経過)
記録初日
2018/01/17(2293日経過)
読んだ本
2918冊(1日平均1.27冊)
読んだページ
1045632ページ(1日平均456ページ)
感想・レビュー
2918件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
自己紹介

主にミステリを読んでますけど、最近はいろんなジャンルの小説を見て、やっぱり感想は十人十色だなと関心する日々です。

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