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2023年7月の読書メーターまとめ

シャコタンブルー
読んだ本
16
読んだページ
3703ページ
感想・レビュー
16
ナイス
1475ナイス

2023年7月に読んだ本
16

2023年7月のお気に入られ登録
1

  • オレンジメイツ

2023年7月にナイスが最も多かった感想・レビュー

シャコタンブルー
ネタバレ建仁寺で金澤翔子の風神雷神の書を見て、その躍動感と迫力に感動した事を思い出した。素晴らしい書には人を惹きつける何かがある。書は人なり。遠田の書道教室も子供達が楽しく伸び伸びと書いているが、こんな教室なら私も習いたい(笑)自由気ままな遠田と真面目なホテルマン続の友情が可笑しくもある。水と油のようでもあるが心優しい部分が共通点であり、この先どうなるか楽しみだったが・・そこから先があまりにも安易すぎたように思えた。元○○という設定が不自然すぎる。それなら現実的に親はそこに我が子を通わせないだろう。残念。
が「ナイス!」と言っています。

2023年7月にナイスが最も多かったつぶやき

シャコタンブルー

蒸し暑い日が続いているが大谷選手の連日のホームランでスカッと爽やかだ。ありがとう♪ 6月は「永遠と横道世之介」「街とその不確かな壁」がベスト。今月もよろしくお願いします。 2023年6月の読書メーター 読んだ本の数:13冊 読んだページ数:4816ページ ナイス数:1164ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/867712/summary/monthly/2023/6

蒸し暑い日が続いているが大谷選手の連日のホームランでスカッと爽やかだ。ありがとう♪ 6月は「永遠と横道世之介」「街とその不確かな壁」がベスト。今月もよろしくお願いします。
2023年6月の読書メーター 読んだ本の数:13冊 読んだページ数:4816ページ ナイス数:1164ナイス  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/867712/summary/monthly/2023/6
amico
2023/07/02 00:10

夏の富士山も素敵ですね。このなんとも言えない富士山のブルーが大好きです。77月も素晴らしいレビューと富士山の写真に期待しています✨今月もよろしくお願いします。

シャコタンブルー
2023/07/02 07:15

amicoさん 富士山にまだ少しだけ残雪がありますが、その白色と青色の対比を見るのも楽しみです。今月もよろしくお願いします♪

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2023年7月の感想・レビュー一覧
16

シャコタンブルー
「私の本当の犯行動機を見つけてください」15歳の美月の言葉と態度に翻弄される篤志面接委員の白石。何故、彼女は同級生を殺害したのだろう。本当の動機は何だろう。面会場での二人の対面は互いに相手の本質を探る緊迫感は凄まじい。美月がSNSで発信した言葉が波紋のように広がり、やがて心無い中傷や誹謗が一人の青年を追い詰めていく過程はあの番組を思い出した。無責任な言動で他人を貶めている事に気づかない恐怖。他人の何気ない一言がナイフのように突き刺さり絶望する。でも誰かが見ている知っている。その真実を。
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シャコタンブルー
ネタバレ建仁寺で金澤翔子の風神雷神の書を見て、その躍動感と迫力に感動した事を思い出した。素晴らしい書には人を惹きつける何かがある。書は人なり。遠田の書道教室も子供達が楽しく伸び伸びと書いているが、こんな教室なら私も習いたい(笑)自由気ままな遠田と真面目なホテルマン続の友情が可笑しくもある。水と油のようでもあるが心優しい部分が共通点であり、この先どうなるか楽しみだったが・・そこから先があまりにも安易すぎたように思えた。元○○という設定が不自然すぎる。それなら現実的に親はそこに我が子を通わせないだろう。残念。
が「ナイス!」と言っています。
シャコタンブルー
警察学校を首席で卒業した五十嵐いずみが配属されたのは何故か地下3階の資料室。これは嫌がらせ、イジメかと思えたが!?ある時いずみが突然過去にタイムスリップして未解決事件の一日署長に憑依してしまう。いずみが署長となった時に感じた体の不調、体臭等に苦しむ姿もユニークだ。携帯電話が存在しない不便さ、パワハラ、モラハラが当たり前の時代、コンプラの緩さ等当時の背景が蘇る。24時間しかない設定と乏しい情報だけの極限状況の中で署長になったいずみが独断専行の行動力で鮮やかに事件を解決していくのが頼もしく面白かった。
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シャコタンブルー
東衛寺は縁切寺だが、その駐車場の片隅に離婚弁護士の松岡紬の事務所がある。これ以上ない最高の場所だ(笑)ここに相談に来る人達の悩みはDV,モラハラ、浮気等様々だ。当事者から聞く話は悲惨だが中にはアレ!?と思うケースもあり鵜呑みには出来ない。そこを鋭い嗅覚の紬が見逃さずに思いがけない進展もあり興味が尽きない。紬が弁護士に至るまでの経緯と両親の離婚、幼馴染との縁も絡め登場するキャラも魅力的で最初から最後まで飽きさせない。今後のあの二人の「縁」がどうなるのか続編を読みたい。
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シャコタンブルー
君の六月は凍った。それを知り30年ぶりに君の事を懐かしく思い出す。映画「スタンドバイミー」を彷彿させる意味深な始まりから惹かれていく。中学生だった時に出会った君との思い出それは愛であり嫉妬であり、あらゆる感情を剥き出しにしたナイフのような鋭さと敏感さだ。多感で内省的で素直な気持ちを吐露できないもどかしさ。その感覚が巧みな表現により静かに浸透してくる。一枚のシャツの匂いから導き出される真相それは闇の迷路のようでもあった。30年間凍っていた心が溶けていく叫び声。それがいつまでも余韻のように響いてくる傑作だ。
が「ナイス!」と言っています。
シャコタンブルー
タワマンに住みたいとは思はないが、どんな人達が住んでいてどのような日常生活をしているのだろうという興味はある。九州から都心のタワマンの6階に引っ越してきた家族が子供の野球チームを通して最上階と中層階の住人との交流が始まる。タワマンには家賃の格差、夫の収入の格差、子供の成績等、上階の住人との格差社会の縮図が当然のように存在する。中学受験を控えて次第に母親の焦りが苛立ちとなり、やがて怒りとなり子供に悪影響を与え精神を病む様子が恐ろしくもあった。子供が安心できる居場所があることが一番大切だと思えた。
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シャコタンブルー
一枚の写真と共にミステリー、ブラック、お伽話、ホラー等の50の短編で構成されている。ユニークでサクサク読めて楽しめたが、中にはオチの意味が分からない内容も結構あった。「世界平和①」「世界平和②」は子供の頃を思い出し懐かしかった。
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シャコタンブルー
生きれは生きるほど私の身体はいびつに壊れていく。生き抜いた時間の証として破壊されていく。重度身体障害者の井沢の肉体は苦しみ悲鳴をあげているが心は諦観し妄想の世界で自由に羽ばたいている。10畳の部屋で紡ぎだす彼女の言葉の数々は切れ味の良い日本刀のように斬新だ。「妊娠と中絶がしてみたい」性の本音と妥協をともにぶった斬るように切実に語る。障害者と健常者の見えない壁がある。そこに優位性もあれは劣等感もあるかもしれない。だからこそ精神的な強さとしなやかさが際立っていた。
シャコタンブルー
2023/07/20 06:52

りょういちさん 体は不自由でも心は自由の世界でした。

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シャコタンブルー
アーティスティックスイミングでオリンピックを目指す二人の女子高生ペアだが、一人が大怪我で練習出来なくなってしまい技量に差が付くばかり。そこに「ぼっちさん」というオタク女子が登場することで三人の複雑で微妙な関係ができる。目標を失い挫折することで見えてくるもの、それは今まで全く知らなかったユーチューブの世界だ。純粋で楽しく自分だけの趣味に浸れる。誰かに期待され強制されるスポーツとは水と油のように異なる。夢に向かって邁進することの困難さと彷徨い迷走することの不安がせめぎ合う。ひと夏の青春の淡さを感じた。
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シャコタンブルー
顔の黄金比で一番先に思い浮かぶのがモナリザだが、彼女はこの会社の採用試験で合格できるのだろうか(笑)。3人の人事担当者の胸先三寸で大企業の1次面接の合格者が決まる。三者三様の合格基準がユニークだ。その中でも小野の合格基準は顔の黄金比だけで○✖️をつける。何百人もの中から苦心して選抜しても、実際に仕事が出来るかは全く不明なのでそれもありだなと思える。全員、同じ様な志望動機、明るく素直で・・畑のスイカのようにどれも同じに見えるかも(笑)。小野の屈折した心理と採用の奇抜さが醸し出す喜劇はとても味わい深かった。
えんちゃん
2023/07/13 21:24

シャコタンブルーさん、同日読了わーい🥰モナリザは合格出来ると思います。そして三年以内に転職コースかと😂小野が思う太田と中村の採用基準もじわじわきました。男は学歴・女は語学。確かに韻を踏んでいない笑笑

シャコタンブルー
2023/07/14 06:44

えんちゃん モナリザが会社にいたら落ち着かないかも(笑)。個人的に黄金比よりも愛嬌の方が大切かなと思っています。たった109ページでしたが面白さ満載でしたね♪

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シャコタンブルー
16歳の時に事故で両足を切断してしまう。その時に「意識が戻って、足がないことよりもスマホがないことがショックだった」と語る。その言葉にショック(笑)。「足をなくした事で一度も凹んだことはない」嘘だろうと思ったが、本音らしい。出来ないことよりも今出来ることをする。常に前向きな思考と姿勢は見習いたい。ミラノとパリコレクションでのぶっつけ本番で挑んだ車椅子での着物でのランウェイも素晴らしい。読後に作者のyoutubeを見たが、やっぱり素敵な人だった。
よちゃー
2023/07/12 07:49

すごいポジティブな方ですね。気になります、いただいていきます✨

シャコタンブルー
2023/07/12 20:16

よちゃーさん 海さんのポジティブシンキングには驚かされましたが、その努力も素敵でした♪

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シャコタンブルー
設定よし。キャラよし。テンポよし。内容よし。これがデビュー作とはまた凄い作家が現れたものだ。依頼された荷物を指定された場所に届ける運び屋。その荷物を狙う闇の刺客たちと円十郎が躰術で戦うが、その迫力満点の格闘シーンが見事だ。武術だけでなく友情、恋、父親への複雑な心境も織り交ぜ成長していく姿は逞しい。桜田門外ノ変を軸に風雲急を告げる時勢と沖田総司、土方歳三も登場するなど飽きさせない展開で一気読みの面白さだった。これは映画「トランスポーター」の江戸時代編だ(笑)。続編もありそうなので次作がとても楽しみだ。
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シャコタンブルー
47歳で高校教師からバスドライバーに転職した経歴も経緯もとてもユニークだ。その年で子供の頃からの夢であった運転手に転職した勇気と動機に拍手喝采。それに賛成した家族も素敵だ。それにしてもバスの運転は想像した以上に過酷で厳しい世界だ。「運転手の分際で生意気なやつだな」面と向かって罵る嫌な客。少しの遅延で怒る客。些細な事で営業所にすぐクレームの電話をする客。当然の権利のように反撃できない弱者いじめをする姿に嫌悪感しかない。それでも優しい客に感謝された場面もあり何かホッとした。今の職場での活躍を願った。
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シャコタンブルー
卓球が二人の少年に与えたものは友情であり生きる希望であった。42キロを命がけで走ったメロス。死にものぐるいで卓球に打ち込む姿勢。そこには友のためにという熱い信頼と絆があった。だからそれを見るものが感動し打ち震えるのだろう。少年の時に二人が出会い、卓球を通して友情を育む姿に清々しさを覚える。やがて美少女と知り合い恋の予感もあったがあの結末には衝撃を受けた。誰もが自分を責め苦しみ、闇に沈む。そんな時に卓球だけが生きる希望の光を微かに灯す。過去と現在を交互に描く巧みな構成と思春期の感情の揺れが心に響いてきた。
えんちゃん
2023/07/07 05:30

シャコタンブルーさん、素晴らしいレビューをありがとうございます😊横関さんの新刊は、メロスの友情を彷彿させる卓球のお話なんですね✨️早速予約しました♬

シャコタンブルー
2023/07/07 06:41

えんちゃん 二人の友情と卓球を通しての心の通い合いも素晴らしかったです。悲しい出来事も織り込み一気読みの面白さでした♪

が「ナイス!」と言っています。
シャコタンブルー
産業技術総合研究所で勤務していた中国人の容疑者が機密情報漏洩容疑で逮捕されたのは記憶に新しいが何とも情けない話だ。日本では未だに先進国で唯一スパイ防止法も無くセキュリテイ・クリアランスが全く出来ていない。軍事情報も中国共産党に筒抜け状態だ。中国が台湾侵攻を狙っているがその時に日本は対岸の火事ではいられない。台湾有事は日本有事につながる。その時にどう行動するのか。平和ボケの日本人を一喝したような内容だった。侵略者に対して断固として戦うウクライナのような勇気と覚悟が必要だ。日本に対する警鐘と愛を感じた。
が「ナイス!」と言っています。
シャコタンブルー
「黒猫を飼い始めた。」で始まる26人の作家による短編集。その中で初読み作家は14人もいた。まだまだ知らない作家も大勢いるので、こういう機会で新たな出会いがあるのも嬉しい。結城真一郎「イメチェン」、一穂ミチ「レモンの目」、原田ひ香「ササミ」の3作が巧みな構成で特に印象に残った。中には中途半端でつまらない作品もあったが、それはそれで玉石混交で楽しくもあった(笑)。蒸し暑い日が続き集中力が途切れそうな時でも、短編なので気軽に読めて良かった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/05/05(2385日経過)
記録初日
2018/05/05(2385日経過)
読んだ本
1101冊(1日平均0.46冊)
読んだページ
329274ページ(1日平均138ページ)
感想・レビュー
1098件(投稿率99.7%)
本棚
10棚
性別
現住所
山梨県
自己紹介

読書メーターに登録して、5年経過しましたが、皆さまの影響で今まで知らなかった作家や素晴らしい本との出会いがあり幸せです。
ミステリ、冒険、青春、恋愛、歴史物、ノンフィクション、エッセイ等幅広く読みます。つまり何でも読みます(笑)。
読書を通して、知らない世界、知らない人達との出会いの喜びに感謝しています。

好きな言葉マーク・トウェイン「やったことは例え失敗しても20年後には笑い話にできる。やらなかったことは20年後には後悔するだけだ。」

趣味は概ね下記のとおりです。 

映画(アクション大作)

音楽(モーツファルト・中島みゆき・斎藤和義・back number)

旅行(雑誌を見ながら空想の旅も含む(笑))

酒(各地の知らない銘柄の地酒を飲むこと)


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