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2024年8月の読書メーターまとめ

シャコタンブルー
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感想・レビュー
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2024年8月に読んだ本
17

2024年8月のお気に入り登録
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2024年8月のお気に入られ登録
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2024年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

シャコタンブルー
「是非に及ばず」だが、信長の本心は誰にも分からない。憤怒、憔悴、絶望、それとも諦観か。日本史最大のミステリー「本能寺の変」は何故起きたのか、その黒幕は誰か。日本史教師の滝川が幻想空間に入り込み信長、秀吉、光秀等に出会い、その秘密を解き明かそうとする。「ぶりぶりぎっちょう」の名前はユニークだがアイテムとしての重要性は感じなかったのが残念。「三月の局騒ぎ」68pの短編だが不思議な清涼感と余韻が残る。京都の千年の悠久の歴史の趣を感じる佳作だった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年8月にナイスが最も多かったつぶやき

シャコタンブルー

暑い7月だったが読書も熱い本に巡り合えた。「愚か者の石」「死んだ山田と教室」「ステイ!」が印象に残った。今月もよろしくお願いします。2024年7月の読書メーター 読んだ本の数:15冊 読んだページ数:4534ページ ナイス数:1296ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/867712/summary/monthly/2024/7

暑い7月だったが読書も熱い本に巡り合えた。「愚か者の石」「死んだ山田と教室」「ステイ!」が印象に残った。今月もよろしくお願いします。2024年7月の読書メーター 読んだ本の数:15冊 読んだページ数:4534ページ ナイス数:1296ナイス  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/867712/summary/monthly/2024/7
シャコタンブルー
2024/08/02 20:19

buraさん 暑いけど涼やかそうな景色になりました。今月もよろしくお願いします♪

シャコタンブルー
2024/08/02 20:20

母さん ラベンダーと富士の青が似合いますね。今月もよろしくお願いします♪

が「ナイス!」と言っています。

2024年8月の感想・レビュー一覧
17

シャコタンブルー
村瀬は弁護士になるが従兄弟の蓮見は殺人を犯す。何がこうも違う道を二人に歩ませたのだろう。二人の過去に何があったのだろう。母親の自殺、父親の失踪を含め、いくつもの謎が立ちふさがる。過去のトラウマに苦しみながらも真相に迫る村瀬だが・・真実を知ることが幸とは限らない、知らないほうが幸せかも知れない。あまりにも残酷な真実が露呈されていく。その怒り悲しみを誰にぶつければいいのか。親が子供に注ぐ愛情は籠の中の鳥を守るようだ。それは尊いことだが、いつか大空に飛び立つような強さも必要だ。
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シャコタンブルー
名指しで卑怯者と断罪しているところが凄い。後の報復や嫌がらせにも怯むことなく堂々としている。信念をもっているから強いのだと思う。それにしても中東を知らない中東専門家には驚くばかり。テロ養成機関を擁護する専門家にはあきれ果てる。「多様性と共生の社会?」今や多様性という言葉が頻繁に使われるが、不法移民を受け入れることの危険性を鋭く指摘している。やがては日本の秩序が失われ暴力が蔓延るニューヨークのようになってしまう。「多文化共生」は愚策だ。
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シャコタンブルー
繊細で多感で心に葛藤を抱える中学生の夏子。その内面を映し出したような装画は孤独と不安そして青春の輝きをステンドグラスのように描き素晴らしい。巡礼というよりもロードノベルだ。旅先で出会った漫才師や屋台のラーメン店主の優しさに助けられ救われる。皆、不安を抱えながらも今を懸命に生きている。そして夢に向かって頑張っている。自分だけの世界に閉じこもり固まっていた心が次第にほぐれていく。祖母とのひと夏の体験を通じて本当に大切なものを見つけ出していく。危うくて眩しい素敵な13歳の成長物語だった。
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シャコタンブルー
1話が140字の超短編小説。短いがどれもが捻りのきいたオチがあり楽しめた。泣ける話、切ない話が多かったが笑える話、考えさせる話もありバラエティーに富んでいた。「おわりに」で作者自身が本書の中でのお気に入りの4つの短編を紹介しているのも興味深いものがあったが、その中に私が気に入った短編が入っていなかったのが残念(笑) 「本命と遊び相手」「働くアンドロイド」の2編のラスト1行の鮮やかなオチが印象に残った。たった140文字の中に喜怒哀楽の宇宙を詰め込んだ素敵な作品だった。
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シャコタンブルー
映画「アベンジャーズ」のような派手さはないが、コトダマ遣い同士の戦いも手に汗握るものがあった。「燃える」「入れ替える」「硬くなる」等は予想できたが「放つ」「聞く」は想像できなかったので楽しめた。以前「聞く力」がベストセラーになったが聞くことは大切だ(笑) 一つ一つの証拠から犯罪者の手段や目的を解明していき「ホムラ」を追い詰めていく過程はスリル満点だ。悪の正体は誰だ。真の目的は何だ。先の読めない展開とスピード感で一気読みの面白さだった。「俺は、化け物だ」覚悟を決めた永嶺の次なる戦いが楽しみだ。
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シャコタンブルー
誰もが「あの時あの場所でああすれば」と後悔することはあるだろう。でも、それが生涯その思いを持ち続けるのであれば余りにも悲しすぎる。どうにもならないからだ。公園で花の絵を描いている平という老人。その風貌と謎めいた行動が怪しい。彼の過去に何があったのだろうと俄然興味が募る。『平だったら』・・過去の経緯を知る登場人物は誰もが彼のことを忘れない。忘れられない。次第に明らかになる人物像は「あの事件」の凶悪犯というよりも、繊細で優しすぎる人柄が浮かんでくる。花を描く日記を書く。それは贖罪だけでなく希望でもあった。
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シャコタンブルー
タクシードライバーの視点で語る12話の短編集。東海、中部、北陸、近畿の12の観光名所が出てくるが、幸運にも全て旅行した場所なので懐かしくもあり楽しく読めた。「お伊勢さんと鳥羽さん」伊勢うどんを食した時の微妙な味を思い出した。確かに人にお勧めするには躊躇する(笑) 「建築女子の夏休み」金沢ではドブのことをどぶすという。来月、金沢に旅行する予定なので現地の人に聞いてみよう(笑)12話とも同じようなテンションでやや単調になってしまったのが残念。もっと個性的なドライバーや嫌悪感ある乗客等が登場人物にいれば・・
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シャコタンブルー
ある女学生の日記を発見したことで現代の台湾と日本統治時代の台湾が70年の時を超えて繋がる。親日と言われる台湾だが当時の歴史を改めて振り返ると複雑な心境に陥る。台湾人・朝鮮人への差別、偏見が蔓延していた時代。日本人が理解しようとしなかった彼等の心境。複雑に歪んで折り曲げられた感情がそこにある。その怨念が残酷で悲惨な事件をもたらす。日月潭に消えた少女の謎を追うサチコとジュリ。彼女達も自身のアイデンティティで悩み苦しみながらも真実を求める。深い霧が晴れた先の景色は悲哀で満ちていた。
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シャコタンブルー
戦国時代で勝つには兵力は絶対だが、永遠に勝ち続けるには軍事費、銭の力が必要不可欠だ。信長の命を受けた明智光秀が武田の金山と毛利の銀山に潜入し産出量を極秘調査する。決死の覚悟で挑む諜報活動はスリル満点だ。敵を欺き危機一髪の状況を何度も乗り越えていく様は鮮やかな冒険物語でもある。武田の家臣の土屋十兵衛の傍若無人な態度と憎めない人柄で光秀達と行動を共にする過程は呉越同舟で先の読めない展開で飽きさせない。底知れない恐ろしさを秘める信長と忠実な光秀との対比はその後の「本能寺の変」を予感させるものがあった。
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シャコタンブルー
消費者金融=サラ金=悪徳業者 そういう固定観念を未だに持っている。90年代から20年間この業界に在籍していた作者の実体験を読んでますますその思いを強くした。集金の回収では脅し、追い込み、恐喝が当たり前に行われる。わずかな金でも一度借りれば癖になり沼にはまる。ブラック企業に入社し、奨学金の返済に金を借りて雁字搦めになってしまった伊東さんの最後があまりに悲しい。ミイラ取りがミイラに・・作者がカードローン地獄に陥る様も凄まじく再生できたのが奇跡のように思えた。「足るを知る」身の丈にあった堅実な生活が一番だ。
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シャコタンブルー
第一次世界大戦でフランスに動員されたセネガル歩兵のアルファの苦悩が語られる。兄弟以上の存在だった友人をドイツ兵に殺され復習の鬼となったアルファ。敵を殺戮してその手を切り落とし持ち帰る。3本目までは英雄扱いだったが4本目からは空気が変わっていく、そして7本目に至っては味方からも狂人、怪物とみなされ恐れられる。その存在自体が悪魔のように思われていく。怒り苦しみ痛み悲しみ、人間からあらゆる感情を奪っていく戦争の狂気が描かれている。「彼はいってます、自分は死者であると同時に生者だと」
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シャコタンブルー
「是非に及ばず」だが、信長の本心は誰にも分からない。憤怒、憔悴、絶望、それとも諦観か。日本史最大のミステリー「本能寺の変」は何故起きたのか、その黒幕は誰か。日本史教師の滝川が幻想空間に入り込み信長、秀吉、光秀等に出会い、その秘密を解き明かそうとする。「ぶりぶりぎっちょう」の名前はユニークだがアイテムとしての重要性は感じなかったのが残念。「三月の局騒ぎ」68pの短編だが不思議な清涼感と余韻が残る。京都の千年の悠久の歴史の趣を感じる佳作だった。
が「ナイス!」と言っています。
シャコタンブルー
テレビの生放送は危険が一杯だ(笑) 出演者予定者が行方不明、その上スタジオに死体があり現場はパニック状態。そんな状況でもプロデューサーの判断で番組は進行していく。まずは警察に連絡したほうがいいと思う(笑) 突っ込みどころ満載だが、テレビの裏側事情や出演タレントの感情の変化がジェットコースターのようで楽しい。テレビ画面で見せるさわやかな顔と内心の醜悪さのギャップが対照的で面白い。テレビ出演者に聖人君子を求めてはいけない。クイズ形式で驚きの推理力を発揮するタレントの能力やラストのどんでん返しも驚かされた。
えんちゃん
2024/08/11 14:43

予約中です😊タイトルと表紙そのままなドタバタ劇が楽しめそうですね♬

シャコタンブルー
2024/08/11 20:25

えんちゃん 真夏におすすめのサクサク読めるドタバタ喜劇でした♪

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シャコタンブルー
コロナワクチン開発までの苦難の道のりが語られている。博士が生まれ育った当時はハンガリーは共産国家だった。そんな劣悪な環境の中でも誰よりも努力して「あとひとつだけ」をモットーに何度も実験をして仮説実証する姿勢が後に花開く。セゲド大学からペンシルバニア大学へ進むが何度も挫折し絶体絶命に陥る。底意地の悪い教授からの妨害、学課長からも実績が悪いと大学を追い出される。逆境の中でも前向きにひたすら研究し探索する。そしてついにmRNAを活用する方法を発見する過程は感動的だ。父親、夫、娘のエピソードも素晴らしかった。
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シャコタンブルー
装画が足元を照らす港と手紙を運ぶ鳥を美しいイメージで表現して素晴らしい。文通という古くて新しい繊細な思いのやりとりが斬新に思えた。有名な会社に入社した春指だが数か月で退社してしまう。有名企業=優良企業ではない。給与以外での働くことの意義や遣り甲斐を改めて感じた。正社員と非正規社員、親の資産の有無、社会人と高校生、皆みている視線が異なる。立場の違いで異なる価値観が露わになる展開が興味深い。春指の繊細な感性は振り子のように揺れる。揺れ続ける。優しい春の海のような穏やかな息吹を感じた。
が「ナイス!」と言っています。
シャコタンブルー
デリバリーのみで営業しているゴーストレストラン。そのオーナーシェフが難事件を料理配達人を雇って調査して解決する6話の短編集。どの話も難問だらけだが、わずかな情報の材料を寄せ集め巧みにスパイスを加え、調理して完成した推理は完璧だ。このシェフは只者ではない。それどころか怪しすぎる(笑)デリバリーの配達人達もそれぞれ訳ありの事情があり、そんあ彼等の人生と事件が絶妙にミックスして深い味わいに繋がっている。「おしどり夫婦のガリバタチキンスープ事件」最悪だった夫婦関係に明るい兆しが見えるラストシーンが印象的だった。
が「ナイス!」と言っています。
シャコタンブルー
普通の人が興味本位で見知らぬ裏道に入る。そこは居心地がよくて時間も経つのを忘れてしまう。次第に常連になりやがてそこの迷宮の住人になる。そんなイメージの四作の短編だった。「屋根裏の散歩者」は映画「ガス灯」のようなサスペンスを期待したが・・その真相のあまりのギャップで印象に残った(笑) 「妻をめとらば才たけて」この夫の行動はさすがにまずいだろう(笑)妻が怒るのも理解できる。コロナ禍での気の置けない男3人の飲み会は楽しくもあり寂しくもあり哀愁が漂っていた。持つべきものはよき友かな。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/05/05(2339日経過)
記録初日
2018/05/05(2339日経過)
読んだ本
1078冊(1日平均0.46冊)
読んだページ
323229ページ(1日平均138ページ)
感想・レビュー
1075件(投稿率99.7%)
本棚
10棚
性別
現住所
山梨県
自己紹介

読書メーターに登録して、5年経過しましたが、皆さまの影響で今まで知らなかった作家や素晴らしい本との出会いがあり幸せです。
ミステリ、冒険、青春、恋愛、歴史物、ノンフィクション、エッセイ等幅広く読みます。つまり何でも読みます(笑)。
読書を通して、知らない世界、知らない人達との出会いの喜びに感謝しています。

好きな言葉マーク・トウェイン「やったことは例え失敗しても20年後には笑い話にできる。やらなかったことは20年後には後悔するだけだ。」

趣味は概ね下記のとおりです。 

映画(アクション大作)

音楽(モーツファルト・中島みゆき・斎藤和義・back number)

旅行(雑誌を見ながら空想の旅も含む(笑))

酒(各地の知らない銘柄の地酒を飲むこと)


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