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2025年1月の読書メーターまとめ

シャコタンブルー
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2025年1月に読んだ本
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2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

シャコタンブルー
救急病院に搬送された溺死体が顔と体が自分と瓜二つだったことに驚愕する医師。何ともショックな出来事から始まるノンストップミステリに魅了された。感情が乱れる、という概念が存在しない医師の城崎のキャラが際立っている。冷静であり非常でありながらも、どこかに優しさを隠し持っているような男だ。人の持つ感情を理解しようと謎に立ち向かう姿は哀しみに溢れた求道者のようにも思えた。名探偵そこのけの背理法で真偽を手繰り寄せていく能力は斬新で鮮やかだ。そして衝撃のラスト・・凄い。シリーズ続編「白魔の檻」城崎の活躍が待ち遠しい。
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2025年1月にナイスが最も多かったつぶやき

シャコタンブルー

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。先月は「五葉のまつり」「ひまわり」がマイベスト。今年も読書する喜びと感謝の一年となりますように。写真は今朝の河口湖。2024年12月の読書メーター 読んだ本の数:12冊 読んだページ数:4686ページ ナイス数:1128ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/867712/summary/monthly/2024/12

新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。先月は「五葉のまつり」「ひまわり」がマイベスト。今年も読書する喜びと感謝の一年となりますように。写真は今朝の河口湖。2024年12月の読書メーター 読んだ本の数:12冊 読んだページ数:4686ページ ナイス数:1128ナイス  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/867712/summary/monthly/2024/12
きいみ
2025/01/03 05:51

あけましておめでとうございます🎍私も同じ光景を眺めておりました。やっぱり富士山は偉大ですね✨素敵な写真ありがとうございます。本年もよろしくお願い致します。

シャコタンブルー
2025/01/26 20:47

きいみさん うっかりコメントを見逃していました。大変失礼いたしました。あらためておめでとうございます。本年もよろしくお願いします♪富士山のように大らかな気持ちで1年を過ごしたいと願っています。

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2025年1月の感想・レビュー一覧
16

シャコタンブルー
なるほど幽霊のような犯人だからタイトルが言い得て妙だ。深い霧の中にいる犯人。一歩ずつ手探り状態で捜査する刑事だが霧は一向に晴れる気配はない。何気ない一言が違和感となり、それが積み重なって不信となりやがては疑惑となっていく。言葉のもつ重要性がさりげなく文中に込められている展開が鮮やかだ。ある者は若さゆえの一途さが暴走を起こし、ある者は生まれ育った境遇を嘲笑される。それも言葉の持つ魔力が悲劇を引き起こした原因となる。架空犯ではあるが身勝手犯でもある。生きることの尊厳を言葉で傷つけてはならない。
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シャコタンブルー
スナック菓子のように甘みも塩気も苦みあり気軽にサクサクと読める24篇のショートストーリーズだった。シンプルでありながらも哲学的な示唆も存分に味わえて楽しめた。その中でも「ペンパル」と「月見寺」が印象に残った。
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シャコタンブルー
久しぶりのプロレス小説だったがやっぱり激熱だった(笑)登場するプロレスラー達の言葉の荒々しさに驚かされる。控室や試合でもいつも喧嘩しているような索漠とした雰囲気が漂う。馴れ合いは全く無く実力が物言う世界だ。仕事かそれとも真剣勝負か。関係者の事前打ち合わせの様子も生々しい現実が描かれていた。そしてリング上での真剣試合の凄まじさは半端なかった。パンチ、キック、ラリアットで血と汗が飛び散り本気のバックドロップ、パイルドライバーにより失神どころか再起不能にもなりかねない。「死んでもいい」という狂気が宿っていた。
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シャコタンブルー
2030年のテクノロジー期待度ランキング、1位完全自動運転、2位介護ロボット、3位産業メタバース。このベスト3は順位は違うが2024年と同じだ。自動車産業の技術革新の進捗状況とその未来展望により多くのページで紹介していた。AI、次世代レーザーレーダー等の進化で2030年にはレベル5完全運転自動化は実現可能だと思えた。宇宙太陽光発電では実現目標が2050年ころのプロジェクトが多い。宇宙への輸送コストの大幅なコスト低減もありこれも現実になりそうだ。どの技術も素晴らしく未来に対する夢と希望が広がった。
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シャコタンブルー
時代も場所も人物像も異なる六話の短編集。短編受賞作「ベルを鳴らして」は戦前から戦後の混沌とした時代をタイプライターと漢字を用いた巧みで儚い別離が鮮やかだった。それ以上に印象に残ったのは「あしながおばさん」とんかつ店のスタンプカードが廃止になることで「おばさん」の平穏な日常が次第に崩れていく展開が興味深い。細やかな幸せが無くなってしまうことで起こる悲喜劇はストーカー、クレーマー等の行動も伴い、信頼から不安そして不信へと心情が不規則に変化していく。不思議な可笑しさとある種の憐憫を感じた。
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シャコタンブルー
ネタバレ「えっ!」「うわっ!!」とはならなかった(笑)帯の宣伝が少し過大すぎたかも・・読む前から5話の短編集の期待値が高すぎたためか、どんでん返しにそれ程の驚きは感じられなかった。コクはあるがキレがなかったかも。「家族になろう」は最近読んだ別の作家による長編の結末がよく似ていたので記憶に残った。「あの日、キャンプ場で」数年前に実際に起きた事件・事故を思い出しながら読んだので、あまりに無責任で非常識な大学生達の行動には怒りしかなかった。
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シャコタンブルー
作者の歯に衣着せぬ発言が好きだ。それに品格ある文言も好きだ。ダメなものはダメ。嫌なものは嫌。好きなものは好き。腕白な少年がそのまま大人になったイメージがある(笑) 酒、野球、麻雀、競輪、競馬、ゴルフ、花、旅そして出会った人たち。大人の流儀のラストメッセージどの話も愉快で真摯で優しかった。小説もそうだが数々の素敵なエッセイはこの先何度も読み返すことになりそうだ。またどこかで・・
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シャコタンブルー
人魚姫と銀座の歩行者天国。この二つの異世界を巧みな構成とストーリーで重ね合わせた哀愁のファンタジーとして楽しめた。「私は私の私だけの、この積み重ねてきた日々が愛おしかった」「時をぜんぶ丸ごと受け入れて抱きしめることで、きっと今を生きていける」登場人物の生きてきた証と誇りある素敵な言葉にも魅了された。王子と普通の人達との会話がユニークでありながらも普遍的な愛を語っていたのも良かった。「人魚姫」出版から200年近くになるが色あせない悲哀物語と現代のコラボを存分に堪能した。
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シャコタンブルー
のんびり、ほのぼの、ゆったり、きまままに・・国内や海外の素敵なゆるり旅を追体験できた。なにより作者自身が旅を和気あいあいと楽しんでいるのが伝わってきた。素晴らしい景色、美味しい食べ物、現地の人との交流そしてハプニング何でも楽しめているのが最高。旅先でカレーにはまったり、映画を観たり、ベンチでホットコーヒーを飲んだり、何でもないひと時が最高の思い出にもなる。旅はいいね。「アルプスゆるゆるハイキング」スイスの写真やイラストは美しかった。いつか私も初夏のスイスに行くぞと心に誓った。
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シャコタンブルー
あの悲惨な事故を目の当たりにしたら、恐らく誰でも人生観が変わってしまうだろう。心身共に深く傷ついた忠彦には同情するが、それ以上に妻の麻美の絶望感の方がより深刻に思えた。夫の行動は反省という名の自己満足なのかも知れない。幼い子供二人を抱え生きていくための現実はより厳しいものがある。そういう冷めた目線で読んでいたが、あの壁写真の場面では涙がこぼれた。不器用な男の家族に対する熱い思いが伝わってきた。幸せって何だろうと考えた。家族一緒に過ごせる時間が一番大切なのかも知れない。桜が散った後の景色でまた涙が溢れた。
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シャコタンブルー
十年ぶりに訪れた故郷で「わたし」の記憶が甦る。崖と坂に囲まれた町で過ごした日々それは「加害者」としての痛み苦しみ悲しみの思い出だ。幼馴染のキイちゃんとの会話では二人の記憶が全く異なる。その奇妙な食い違いが得体の知れない怖さと面白さを醸し出している。もはや何が真実で何が嘘かは些細なことのように思えてくる。霧の中で彷徨いながらもその状況を楽しんでいるような気持にもなった。白くねむるものそれは恐竜の化石だろうか、それともキイちゃんの・・
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シャコタンブルー
救急病院に搬送された溺死体が顔と体が自分と瓜二つだったことに驚愕する医師。何ともショックな出来事から始まるノンストップミステリに魅了された。感情が乱れる、という概念が存在しない医師の城崎のキャラが際立っている。冷静であり非常でありながらも、どこかに優しさを隠し持っているような男だ。人の持つ感情を理解しようと謎に立ち向かう姿は哀しみに溢れた求道者のようにも思えた。名探偵そこのけの背理法で真偽を手繰り寄せていく能力は斬新で鮮やかだ。そして衝撃のラスト・・凄い。シリーズ続編「白魔の檻」城崎の活躍が待ち遠しい。
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シャコタンブルー
寒い季節に最適な心がポカポカと温かくなるような五話の短編集だった。誰かの幸せを祈れる人、誰かが幸せそうにしているのを見るのが好きな人等、登場人物は優しい善人ばかりだが、全員が孤独で寂しく不安な生活をしている。そんな人たちの救いとなるべく各話に必ず猫が登場して神秘的な役割を担う。私も猫のYouTubeを見ることで癒されている(笑) 「星降る街で」「一番星の双子」の二話も心が洗われるような話だったが、6Pに及ぶ「あとがき」がこの時代に生きている人たちの幸せを願ってやまない作者の祈りの言葉が素敵だった。
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シャコタンブルー
昨夜は久しぶりにカタカナが多い本書を読み切った。でも一日経ってほとんど内容を忘れてしまった。暗号の子にはなれなかった(笑) 暗号通貨、AI.宇宙ロケット等、科学系の八話の短編集だが「ペイル・ブルー・ドット」が一番読みやすく面白かった。ロケット製造や宇宙開発競争というスケールの大きな内容だが、そこに至る人間の希望や挫折がメールを通して伝わってきた。「わたしが思うに、最後までクレイジーでいられた人が最終的には勝つ」NASA等で活躍する人はそういう要素もあるだろう。でも、あの少年のような夢を持つのも素敵だ。
えんちゃん
2025/01/07 16:15

シャコタンブルーさんほどの頭脳の持ち主が翌日に忘れてしまうとは!私なら3歩歩いたら忘れそうです。 ロケット製造や宇宙開発やNASA…息子さんなら暗号の子になれそうですね✨️👨‍🎓

シャコタンブルー
2025/01/07 20:28

えんちゃん 先日、面識がないと思われる人から話しかけられ5分くらい雑談しました。相手は私を知っていましたが私は最後まで全く誰か分かりませんでした(笑)記憶が危機状況です(´;ω;`)ウゥゥ

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シャコタンブルー
シリーズとは知らずに読んだが戸惑いは無かった。緩和ケアには漠然としたイメージしかなかったが本書で様々な具体的な実例を学んだ。看護師の麻世は末期癌、末期認知症等の患者に対する「痛み」「つらさ」を和らげる最善のケアを模索しながら苦悩する。患者はロボットではなく人間としての意思や感情もある。その家族の意向もあって治療方法も一筋縄ではいかない。どの方法が正しくて何が不正解なのかは誰にも分からない。全員が満足する方法はないかもしれない・・緩和ケアはある意味「心地よく死ぬための医療」という言葉が印象に残った。
シャコタンブルー
2025/01/05 20:59

hiaceさん 患者に寄り添い、その感情を配慮しながら行動する麻世に感銘しました。 こういう真面目な看護師が待遇や給与で報われる世の中になって欲しいです。

hiace9000
2025/01/05 21:03

シャコタンブルーさんその通り! 医療現場や介護現場にはまだまだ処遇改善の余地がありすぎです。それを痛感します。

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シャコタンブルー
新年の一冊目は肩肘張らない楽しい本を読もうとこれを選んだ。結果的に面白さマックスで大正解だった。係長の後藤はボディビルのために会社に行っているような男だ(笑) 会社ではデブは不要でチームの代謝が必要という信念を持っている。必然的にチームの燃焼が必須だ。そのためには自分の脂肪も落として仕事の無駄も無くしてスリム化していく。デブを左遷し効率化を図る。無茶苦茶だ(笑) 理想の体とチームが築かれていくに連れて余分な禍も増えていく。理想と現実のギャップがシニカルな笑いに昇華していた。
えんちゃん
2025/01/03 14:15

シャコタンブルーさん、新年1冊目に相応しい明るく楽しいお仕事小説でしたね✨️仕事、勉強、趣味、筋トレ…どんなことでも一生懸命頑張っている人を応援したくなります。新米後藤の2年目に期待ですね😆

シャコタンブルー
2025/01/03 20:34

えんちゃん 初笑い本として最高。仕事も趣味も一生懸命な後藤に可笑しさと親愛の情を抱きました。これは人にお勧めしたくなる本ですね♪

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/05/05(2482日経過)
記録初日
2018/05/05(2482日経過)
読んだ本
1144冊(1日平均0.46冊)
読んだページ
342026ページ(1日平均137ページ)
感想・レビュー
1141件(投稿率99.7%)
本棚
12棚
性別
現住所
山梨県
自己紹介

読書メーターに登録して、5年経過しましたが、皆さまの影響で今まで知らなかった作家や素晴らしい本との出会いがあり幸せです。
ミステリ、冒険、青春、恋愛、歴史物、ノンフィクション、エッセイ等幅広く読みます。つまり何でも読みます(笑)。
読書を通して、知らない世界、知らない人達との出会いの喜びに感謝しています。

好きな言葉マーク・トウェイン「やったことは例え失敗しても20年後には笑い話にできる。やらなかったことは20年後には後悔するだけだ。」

趣味は概ね下記のとおりです。 

映画(アクション大作)

音楽(モーツファルト・中島みゆき・斎藤和義・back number)

旅行(雑誌を見ながら空想の旅も含む(笑))

酒(各地の知らない銘柄の地酒を飲むこと)


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