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2024年1月の読書メーターまとめ

シャコタンブルー
読んだ本
12
読んだページ
3623ページ
感想・レビュー
12
ナイス
1193ナイス

2024年1月に読んだ本
12

2024年1月のお気に入られ登録
2

  • ぱりぱり
  • kazitu

2024年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

シャコタンブルー
6話の短編集。映画フォレスト・ガンプ「人生はチョコレートのようなもの。開けてみないと分からない」を思い出した。本書もダークありホワイトありミルクありの様々なチョコレートを味わった気分になった(笑)。サクサクと読めて濃い風味も軽い甘味も同時に味わえて楽しめた。「ロマンス☆」主婦があっという間にアレに依存してのめり込む姿が生々しい。何かに夢中になり我を忘れる姿に哀れみと同時に恐怖さえ覚えた。「特別縁故者」お伽話のようなストーリーだが優しく救いもあり心が和んだ。
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2024年1月にナイスが最も多かったつぶやき

シャコタンブルー

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。「夜明けのはざま」がダントツNo.1「地雷グリコ」「ともぐい」も面白かった。写真は今朝の河口湖。 2023年12月の読書メーター 読んだ本の数:14冊 読んだページ数:3966ページ ナイス数:1412ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/867712/summary/monthly/2023/12

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。「夜明けのはざま」がダントツNo.1「地雷グリコ」「ともぐい」も面白かった。写真は今朝の河口湖。
2023年12月の読書メーター 読んだ本の数:14冊 読んだページ数:3966ページ ナイス数:1412ナイス  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/867712/summary/monthly/2023/12
きいみ
2024/01/02 08:24

あけましておめでとうございます🍀今年も素敵な1枚をありがとうございます❣️車でこんな近くまで行けるんですね🎶今年もよろしくお願い致します。

シャコタンブルー
2024/01/02 21:27

きいみさん 明けましておめでとうございます。富士山は雄大で美しいので近く感じるのかも知れませんね♪本年もよろしくお願いします😀

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2024年1月の感想・レビュー一覧
12

シャコタンブルー
ネタバレ自分の行く道は自分で決める。生まれ育った環境や家庭の経済力を鑑みて将来への道を模索する真記の姿勢に惹かれる。尾道での親友との出会い、英語劇、両親のエピソード等は大林宣彦監督の映画を彷彿させる暖かいものがあった。夢にまで見た東京での大学生活があのような結果になるとは衝撃でもあった。一寸先は闇だが、あそこで立ち止まらずに即行動する強さと精神力はあの両親から受け継いだDNAの尊さを感じた。彼女が懸命に働く姿をいつも誰かが見守っている。必ず誰かと繋がっている。だからこそ素敵な運命の出会いがあったのだろう。
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シャコタンブルー
相変わらず認知症の祖父と孫娘の楓のコンビが大活躍だ。難事件、怪奇現象を解決するのも頼もしいが見えない物を見る幻想力を発揮するシーン「泣いていた男」の亡妻からの伝言には泣かされた。「断崖」「めまい」「フレンジー」等の多数のヒッチコック映画が会話に登場してとても楽しめた。まだ見ていない作品が多数あることに焦りも感じた(笑)「夏への扉」「10月はたそがれの国」等のSF小説も多数出ていたが前作も今作も登場した「たんぽぽ娘」はまだ未読なのでこれは絶対に読みたい。次作はどんな難事件と映画と本が登場するのか楽しみ。
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シャコタンブルー
巨大氷河のような真っ白な和紙の壁が面前に広がっている。緊張と不安の波が押し寄せる。指が震える。心が揺らぐ。自分がまるで霜介と一体化したようにその場所に佇んでいた。線を描くことで露わになる心模様。そこには技術だけではなく心情や人格までもが問われているような厳しさがある。対極的に子供達の水墨画は素直で自由で心が遊んでいる。子供達から「生きている」ものをシンプルに描くことを享受される場面は素敵で美しいものしか、そこにはなかった。挫折しても立ち上がり歩む。美しく崇高で優しく感動的だった。
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シャコタンブルー
知らぬ間に或いは意識して何かに吸い込まれるように暗闇に堕ちて行く恐怖を味わった。タイトルと表紙絵と内容が最も呼応しているのが「堕ちる」美術館学芸員が一枚の油絵に魅せられて次第に恐るべき引力に捉えられる。学芸員としての名声や自己顕示欲が狂気につながる。6話の中では「僕はエスパーじゃない」が一番のお気に入り。他人の顔色を読む人生は楽しくないが快適と思っていた男が、ある日妻に告げられた一言で窮地に陥る。ジワジワと追い込んで行く迫真の心理描写が見事だった。
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シャコタンブルー
663Pの厚さに少し怯んだが何とか読了。Qをめぐる登場人物が多過ぎるのが気になった。主要人物だけに焦点を絞りページ数を少なくして欲しかった(笑)Qが踊り出すと誰もが驚愕し魅了される。彼等にとってその存在は希望であり夢であり象徴でもある。一人の天才が知らぬ間に周囲を動かす。光り輝く太陽の周りをめぐる惑星のように。「あの子の輝きに、生かされている」憧れではなく、共に生きることで生ずる悲劇が生々しい。誰かのために捧げる人生は悲しみや憎しみも伴うことかも知れない。読後MJのライブ・イン・ブカレストを見たくなった。
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シャコタンブルー
10店舗を営むケーキ屋の後継者を長男か次男で悩む社長はある意味幸せかもしれない。コンビニ、スーパー、大型チェーン店等のライバル多数と材料費人件費の高騰等で一部のケーキ店以外の困難な未来が待ち受けるかも知れないからだ。だから中小企業診断士の北川の斬新な後継者選び戦略に驚かされその結末に安堵した。どんなに商品が良くても、そこで働く人が満足しなければやがては衰退していくだろう。「人は石垣、人は城」社員あっての会社であり、その社員を大切にする後継者は誰が相応しいだろうと思いながら楽しく読んだ。
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シャコタンブルー
修学旅行での班編制から自由行動での行き先決定までの前半部分で男四人の性格が垣間見える。友人でも無いこのメンバーで果たしてどんな旅行になるのだろうと興味が募る。素っ気無い会話ぶっきら棒な態度。風に舞う木の葉のように思春期の繊細な気持ちがそこら中に広がる。公園で児童が落ち葉を掬い上げ遊ぶ姿がキラキラと輝き、山の中腹で落ち葉に埋もれて眠る時間に静謐さが漂う。この動と静の落葉のシーンは絵画のように美しく彼等の心の交流が鮮やかに描かれている。この旅で得た素敵な笑顔をいつまでも忘れずに心に留めてほしい。
えんちゃん
2024/01/16 21:52

シャコタンブルーさん、落ち葉に埋もれるシーンが本当に煌めいていて、なんだか泣きたくなりました🥲友達じゃないけれど、確かな友情がありました✨️

シャコタンブルー
2024/01/16 22:03

えんちゃん 心のわだかまりが静かに溶けていくようでとても好きな場面でした。言葉にできないもどかしさや恋心も織り交ぜて素晴らしかったですね♪

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シャコタンブルー
「かみさまは小学5年生」からもう5年も月日が流れるとは早いものだ。あの時の言葉と今回の神様からのメッセージがぶれていない事に安心した。最後のインタビューでは今もお腹の中や空にいる赤ちゃんと対話していると語っている。その赤ちゃんからのメッセージはシンプルで暖かく美しい。この不思議な能力を持つ作者が5年先にどんなメッセンジャーになっているのか気になる。次作ではお話しできるという「石や物」からのメッセージも聞きたい。
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シャコタンブルー
半径5メートルしか知らない中学生にとって近所のイケてる高校生は何でも知っている「大人」に思える。その大人にたやすく感化されてのめり込む様子が余りに一途だ。その子供ぽさに比べて同級生の女子が100倍も大人に思える(笑)浅い思考から始まった東京への旅はドン・キホーテのように無茶苦茶だが、そのエネルギーは周りを溶かす程に熱い。握りしめた拳をブンブン振り回すが空振りばかりだ。誰にも当たらない。何も変わらない。でも何かが突き動かされた。無敵の犬の遠吠えが響いてくるような内容だった。
えんちゃん
2024/01/11 16:55

シャコタンブルーさん、犬が吠えていましたねー!思春期のもどかしい衝動がとても面白く描かれていました。サゲマンビッチが一番大人でしたね😂

シャコタンブルー
2024/01/11 20:54

えんちゃん 思春期の無軌道な行動と性に対する自覚が絶妙なタッチで描かれて面白かったです。タイトルも結末も何かを暗示するようで良かったですね♪

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シャコタンブルー
各都道府県で一人の武将を掲載しているが全く知らなかった武将が半数近くもいた。それぞれの話が十数ページなのでサクサクと読める反面、一気に読むと各武将の印象が薄くなるかも。その中でも「黄斑の文」長野業正の男気溢れる行動が一番印象に残った。「鬼の生涯」佐竹義重の策はまさに鬼そのものだった。戦国時代の権謀術数の渦巻く世界を堪能した。
が「ナイス!」と言っています。
シャコタンブルー
映画「君たちはどう生きるか」のアンサーのようなタイトルなので読むのに少し躊躇した(笑)。社長の鶴の一声で始まったスマイルコンプライアンス作成案件。無駄な資料作成、役員達の自己保身、結論の出ない会議等で心身ともに次第に疲弊していく35歳の勇吉に危惧する。大好きなロックバンド演奏も出来ずに八方ふさがり。何の為に仕事をしているのか。何の為に生きているのか。自問するような日々だ。転職したい他の部署に移動したいと願ったあの頃の自分の姿を重ね合わせた。開き直って自己主張をして「楽しさ」を追い求める姿に共感した。
が「ナイス!」と言っています。
シャコタンブルー
6話の短編集。映画フォレスト・ガンプ「人生はチョコレートのようなもの。開けてみないと分からない」を思い出した。本書もダークありホワイトありミルクありの様々なチョコレートを味わった気分になった(笑)。サクサクと読めて濃い風味も軽い甘味も同時に味わえて楽しめた。「ロマンス☆」主婦があっという間にアレに依存してのめり込む姿が生々しい。何かに夢中になり我を忘れる姿に哀れみと同時に恐怖さえ覚えた。「特別縁故者」お伽話のようなストーリーだが優しく救いもあり心が和んだ。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/05/05(2276日経過)
記録初日
2018/05/05(2276日経過)
読んだ本
1049冊(1日平均0.46冊)
読んだページ
314697ページ(1日平均138ページ)
感想・レビュー
1046件(投稿率99.7%)
本棚
10棚
性別
現住所
山梨県
自己紹介

読書メーターに登録して、5年経過しましたが、皆さまの影響で今まで知らなかった作家や素晴らしい本との出会いがあり幸せです。
ミステリ、冒険、青春、恋愛、歴史物、ノンフィクション、エッセイ等幅広く読みます。つまり何でも読みます(笑)。
読書を通して、知らない世界、知らない人達との出会いの喜びに感謝しています。

好きな言葉マーク・トウェイン「やったことは例え失敗しても20年後には笑い話にできる。やらなかったことは20年後には後悔するだけだ。」

趣味は概ね下記のとおりです。 

映画(アクション大作)

音楽(モーツファルト・中島みゆき・斎藤和義・back number)

旅行(雑誌を見ながら空想の旅も含む(笑))

酒(各地の知らない銘柄の地酒を飲むこと)


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