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2024年9月の読書メーターまとめ

シャコタンブルー
読んだ本
10
読んだページ
3000ページ
感想・レビュー
10
ナイス
980ナイス

2024年9月に読んだ本
10

2024年9月のお気に入られ登録
1

  • ぶぶ ひこ

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

シャコタンブルー
ただ歩く。ひたすら夜の道を。一人だったのが会社の同僚、元カノ、マンションの管理人と二人、三人、五人と歩く人数が増えていく。それぞれが不安や葛藤を抱えながら歩く。口数少なく黙々と歩くことで悲しみや苦しさを置き去りにするように。善く生きることは自分の感情を自制して優しさを押し付けることではないと思える。「いつもちょっと悲しそう」に見える實成が、様々な人の「さびしさ」に触れながら別れと出会いが始まる。そして自分にとっての本当に大切なものを自覚する。今やその表情は「いつも微笑んでいそう」に見えるかも知れない。
が「ナイス!」と言っています。

2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

シャコタンブルー

8月はカリコ博士のワクチン開発に感謝しながら読んだ「ブレイクスルー」がベスト。続編が楽しみな「バーニング・ダンサー」複雑な気持ちに陥った「籠の中のふたり」も印象に残った。今月もよろしくお願いします。2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:17冊 読んだページ数:4940ページ ナイス数:1267ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/867712/summary/monthly/2024/8

8月はカリコ博士のワクチン開発に感謝しながら読んだ「ブレイクスルー」がベスト。続編が楽しみな「バーニング・ダンサー」複雑な気持ちに陥った「籠の中のふたり」も印象に残った。今月もよろしくお願いします。2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:17冊 読んだページ数:4940ページ ナイス数:1267ナイス  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/867712/summary/monthly/2024/8
いつでも母さん
2024/09/01 21:13

凄い写真ですね👍😲

シャコタンブルー
2024/09/02 20:19

母さん ありがとうございます。雨の後の一瞬の夕景でした♪

が「ナイス!」と言っています。

2024年9月の感想・レビュー一覧
10

シャコタンブルー
ネタバレ484Pの長編。眉間に皺が寄るのを自覚しながら読んだ(笑) 俳優、脚本家、会社員、ユーチューバーの日常が描かれている。その誰もがストレスを抱え、屈折し歪んだ自我に陥っている。「自分は無力で、何に対しても影響力を及ぼさない」だからタブー・トラックが逃げ道となり精神の安住の地になっている。彼等には不安や不満ばかりが渦巻いている恐るべき世の中なのだろう。重苦しい世界ばかりで、どこにも希望が見えない。ひたすら苦痛だけが存在する。最後まで何のメッセージが込められているのか意味不明だった。
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シャコタンブルー
公安や刑事を恐喝して捜査情報を入手し、住居不法侵入で証拠を集めたりとまさに論理間ゼロの探偵事務所だ(笑) 娘を殺害した犯人を警察より先に見つけてほしい。そんな無茶苦茶な依頼だが、仕事を受ける女三人。犯人探しと彼女たちの過去の経緯が明らかになる展開はスピーデイで興味深い。そして起こる連続殺人。被害者たちの共通点を必死で探す探偵の初音。自らの出生の秘密と母娘のトラウマを抱えながら暗躍する姿は悲しさが潜む。犯人とその動機には驚かされた。
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シャコタンブルー
アフリカの乾燥した大地、砂埃、剝き出しの野生が目の前に迫ってくる描写で、ひたすら喉が渇く読書だった(笑) 日本とはまるで違う風景、風習そして治安の悪さが顕著だ。だから番犬を飼う。その名は「虎」大型で野性味あふれる犬だ。小学生のまどかと虎との数々のエピソードは微笑ましいものや危険なシーンもあり飽きさせない。犬の野生の本性を垣間見た。現在32歳になったまどかが大人になって得たもの、失ったものは何だろう。置き去りにした虎の夢を見る。それだけが無垢の愛だったと確信するかのように・・
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シャコタンブルー
日本人より日本文化に詳しいアメリカの留学生ケビンがまたも大活躍する。あらためて武士道、小泉八雲、鎌倉幕府 等、日本のことをケビンに教えてもらった(笑) 肩肘張らないユーモア溢れる5話の短編だがどれも真犯人と動機が全く予想もつかないものだった。最もこれを全て当てる人がいるとは思えないが(笑) 「KAMAKURA」で司馬遼太郎とドナルド・キーンが「忠義」の対談の一部を掲載しているが、この二人の「日本人と日本文化」は全編読んでみたい。
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シャコタンブルー
ただ歩く。ひたすら夜の道を。一人だったのが会社の同僚、元カノ、マンションの管理人と二人、三人、五人と歩く人数が増えていく。それぞれが不安や葛藤を抱えながら歩く。口数少なく黙々と歩くことで悲しみや苦しさを置き去りにするように。善く生きることは自分の感情を自制して優しさを押し付けることではないと思える。「いつもちょっと悲しそう」に見える實成が、様々な人の「さびしさ」に触れながら別れと出会いが始まる。そして自分にとっての本当に大切なものを自覚する。今やその表情は「いつも微笑んでいそう」に見えるかも知れない。
が「ナイス!」と言っています。
シャコタンブルー
前作から2年。でもスズキタゴサク以外の人物は全て忘れてしまい結末もまるで覚えていない。爆弾よりも自分の記憶力劣化が恐ろしい(笑) タゴサクも含め100人いる法廷を占拠したテロリストが、その模様をライブ配信するよう要求する。そして各地で次々に起こる爆発。テロリストと警察との迫真の戦いが始まる。予測不能の展開と仕掛けられた罠を回避していく頭脳戦で面白さ全開。「罰を受け入れる場合に限り、犯罪は許される」恐るべき論理で行動するテロリストと不気味なタゴサク。これは序盤に過ぎなかった。本当の戦いはこれからだ。
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シャコタンブルー
「モヤっとして、イラっとする。」シングルマザーの母親に対する蒼の心の声が作中何度も出てくる。めぐみは理想の母親を演じながら娘を自分の敷いたレールに乗せようとする。確かにイラっとする(笑) でも思春期ならば誰でも親にそういう感情は少なからず持つだろう。高校生になっても「一人じゃないと嫌なの。息が詰まる。」とひたすら孤独に徹するが、同級生の冬子と米田が心の隙間を埋めていく。二人の優しさは心に沁みる。蒼が一人で生きていく覚悟は尊重する。でも余りにも母親に対する感謝が不足している気がした。私には灯は見えなかった。
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シャコタンブルー
戦争博物館14か所の訪問記。長崎原爆資料館、大久野島毒ガス資料館、舞鶴引上記念館以外はその存在を知らなかったので興味深く読んだ。人間魚雷「回天」は映画等にもなったが、回天作戦での戦死者の平均年齢が20・9歳には戦慄した。人の命を軽々しく人間兵器として扱う様に恐怖と憤りを覚えた。「わだつみのこえ消えることなく」を持参してこの周南市回転記念館をいつか訪れてみたい。八重山平和記念館の戦争マラリア、象山地下壕等、最近になって造られた物も数多い。戦争の狂気、傷跡、人間の愚かさを後世に語り続ける必然性がそこにある。
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シャコタンブルー
羽田空港へはほとんど車で行くが、たまに東京モノレールを利用することもあるのでその高揚感を思い出した。そこで働く4人の社員が出てくるが「技術部、施設区線路」の話が一番印象に残った。毎日24時間体制でメンテナンスを実施していることを初めて知った。こういう人達がいるから安心安全が保たれることに感謝したい。それにしても住居の立地条件、駅からの距離そこからの通勤経路、乗換、余分な情報が多すぎる気がした。不動産情報はいらない(笑) 読後は何か物足りなくて「阪急電車」を再読したくなった。
が「ナイス!」と言っています。
シャコタンブルー
シルバーファンを往年の癖馬ゴールドシップをイメージしながら読んだので楽しさも倍増だった。牧場で生まれ、馬主に買われ、厩舎に預けられ育成され、競馬場で走る。馬はすべての過程で人間が携わり管理している。そこに驕りや偽善があれば馬が見抜く。馬は賢い。だから馬は友人であり家族のようでもある。常に馬の気持ちに寄り添い、気持ちよく走らせることに専念するのが関係者の仕事だ。菊花賞での人馬一体となったシルバーファンの鋭い追い込みは迫力満点。頑張れと応援しながら読んだ。競馬に携わる多くの人の愛情と夢が重なりあっていた。
シャコタンブルー
2024/09/05 20:39

hiaceさん 競馬場で馬が風のように走るシーンが好きです。綺麗ごとだけではなく馬の引退後の命の在り方等、そこに至るまでの栄光と苦悩そして葛藤が手に取るように伝わってきました。

hiace9000
2024/09/07 07:04

競馬中継の見方が確実に変わります。そんな見方があったのか、いや、そういう見方をすれば良かったのか、と。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/05/05(2402日経過)
記録初日
2018/05/05(2402日経過)
読んだ本
1107冊(1日平均0.46冊)
読んだページ
331028ページ(1日平均137ページ)
感想・レビュー
1104件(投稿率99.7%)
本棚
10棚
性別
現住所
山梨県
自己紹介

読書メーターに登録して、5年経過しましたが、皆さまの影響で今まで知らなかった作家や素晴らしい本との出会いがあり幸せです。
ミステリ、冒険、青春、恋愛、歴史物、ノンフィクション、エッセイ等幅広く読みます。つまり何でも読みます(笑)。
読書を通して、知らない世界、知らない人達との出会いの喜びに感謝しています。

好きな言葉マーク・トウェイン「やったことは例え失敗しても20年後には笑い話にできる。やらなかったことは20年後には後悔するだけだ。」

趣味は概ね下記のとおりです。 

映画(アクション大作)

音楽(モーツファルト・中島みゆき・斎藤和義・back number)

旅行(雑誌を見ながら空想の旅も含む(笑))

酒(各地の知らない銘柄の地酒を飲むこと)


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