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2024年3月の読書メーターまとめ

papapapapal
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感想・レビュー
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ナイス
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2024年3月に読んだ本
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2024年3月のお気に入られ登録
2

  • 散文の詞
  • てぃ

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

papapapapal
『汝、星のごとく』の続編。北原先生の過去、櫂の遺作を出版するため奔走した植木と二階堂、暁海と北原夫妻のその後。 若い頃の情熱はそりゃ花火みたいで絵になるし印象的だけど、人生は物語と違ってそこでは終わらない。今の私には、知らない誰かの悪意を真正面から受け止めて傷付いたり戦ったりする必要はないと悟った後の、穏やかな晩年を描いた第3章が一番しっくりきた。暁海は、幸せ者だ。
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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

papapapapal

あらやだもう3月しかも4日。月日の流れに驚くのはいつもの事として、最近は気力体力視力(←new!)の衰えにやるせなさを感じる日々、もっといっぱい読みたいのに!! さてさて2月のベストは朝井リョウさんの『正欲』と高瀬隼子さんの『おいしいごはんが食べられますように』、若干メンタルやられたけど良かった! 3月もよろしくです♪ ★papapapapalの2024年2月に読んだ本一覧はこちら→ >> https://bookmeter.com/users/891682/summary/monthly/2024/2

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2024年3月の感想・レビュー一覧
11

papapapapal
容姿にコンプレックスがあり、眼鏡とマスクを手放すことが出来ない桐子の成長記&人情味溢れる下町物語。桐子を闇から引きずり出したのが72歳のジジィって設定がまず面白い。匙田も10歳の祥太郎も麦ちゃんも墨田も、桐子の心を解きほぐすのに必要な人物…だけど結局、変わったのは桐子自身なのだ。それにしても「山葵のみぞれ鍋」って!!食べてみたい〜!!!
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papapapapal
ネタバレ綺麗じゃない方の神戸の町を舞台に、生き別れた義兄・キョウスケと再会したキョウコの物語。あぁ、とても絵になる。ラストシーンもそれに続く笑顔のキョウコの日常もエンドロールも、全部頭の中に浮かび上がってくる。余韻がとても心地良い! あまり描かれていないけれど、彼らの空白には大きな震災があったはずで。だからこそ、ただ生きていてくれることにこんなにも意味があるんじゃないかな。私の想像では、たぶん、スミレさんも全部わかっていたのでは…。
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『恋と愛の違い』『運とかガチャとか』『不幸せになる方法』『生きる意味って』。行き詰まった17歳の高校生たちが訪れるのは、校務員・人生先生のところ。彼が何者かはさておき、やたらと心に響くお話ばかりだった。スマホの普及により、あのブータンで幸福度が低下しているというのはとてもショック…。ちょっと色々考え直した方が良いかもよ、人類。
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春高バレー予選の直前に怪我をした景。代わりにコートに立ったのは、退部届提出寸前の北村だった。何となく見下していた北村の活躍を見て、仲間との距離感やバレーとの向き合い方など、部活以前の問題に改めて直面する様子、若者特有のひりひり感が丁寧に描かれる。打ち込み方は人それぞれ、自分の一生懸命と誰かの一生懸命は違う。でも、誰の元にもピンチの後には必ずチャンスがくると信じたい! 熱血部活ものとは少し違うけど、どこにでもいる高校生のリアルが鮮やか。
shigetton
2024/03/20 09:17

メモメモ_φ(・_・ これ狙ってます。

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『汝、星のごとく』の続編。北原先生の過去、櫂の遺作を出版するため奔走した植木と二階堂、暁海と北原夫妻のその後。 若い頃の情熱はそりゃ花火みたいで絵になるし印象的だけど、人生は物語と違ってそこでは終わらない。今の私には、知らない誰かの悪意を真正面から受け止めて傷付いたり戦ったりする必要はないと悟った後の、穏やかな晩年を描いた第3章が一番しっくりきた。暁海は、幸せ者だ。
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幼い頃から「変」だと言われ続け、普通になりたいと願う反面、自分の特別感を信じてもいる広一が、担任の美術教師・二木の秘密に気付き、彼と関わることで変わっていく物語。普通とは何か。 個人的には普通信者の吉田の闇が一番深くて恐ろしいと感じた。誰かの一生懸命を茶化して取る笑いなんて、嫌いを通り越して気味が悪い。広一など高校生の目線で「二木とはどんな教師か」を考えがちだが、二木にとっても広一との対峙は貴重な体験で、大きな転機になったことは間違いない。思いがけず爽やかなラストは私好み。なかなかの衝撃作。
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『メメント・モリ』、知ってるようで知らない言葉。これを機にググってみた! ラテン語で「死を想え」、「いつか必ず死ぬことを忘れるな」と言う意味で、昔から沢山の思想や芸術作品にインスピレーションを与えてきた言葉だとか。それをヨシタケシンスケさん流解釈で、大人にも子どもにも分かりやすく、心に残るように可愛らしくまとめた一冊。 嫌になった時、落ち込んだ時、煮詰まった時、寂しい時、不安になった時。まぁ良いか!って思えるお薬みたいな作品。
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しみじみ良いお話。 非正規雇用で社会に出、親が遺した平屋で独身生活を送る年収200万の40歳フリーライター・吉井くんの物語。「そろそろ本当の自分の人生を起動したい」と願いつつ、人知れず失恋、婚活撃沈、酒浸りの日々。でもそこにあまり悲壮感はなく、70過ぎのカンタローさんや15歳のコーキくんなど、気の合う仲間たちと共に黙々と日々を泳ぐ彼は、これはこれで楽しそう。 気がかりな人がいて、気にかけてくれる人がいる幸せ…何をするかより、誰といるか。
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papapapapal
小説ならではの仕掛けをふんだんに盛り込んだ5つの短編。面白いなぁ! 5編ともすぐに読み返したくなり、ページを行ったり来たり。それぞれのお話に登場する女たちの気の強さや我儘加減がすごく好き、特に倉橋美月!! 普通はこうというバイアスや世間の目なんて、間違いじゃ無くても誰のことも幸せにはしてくれない。 読後にタイトルを見れば、「もうそろそろ良くない?」と言われているようで、なんだか勇気が湧く…ほんとはみんな、もっとずっと前から気が付いていたはずなのに。
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papapapapal
高校の同級生として出会ったふたりの物語。きゅんきゅんや生々しさはほとんど登場せず、ひたすら本人と周りの人間の苦悩、葛藤、本音を描いたLGBTQもの。普通とは何か。環境というより、身近な人間の考え方と態度が、誰かの生き辛さ(生き易さ?)に作用するのだなと心底感じる。私も知らぬ間に、誰かの自由を圧迫したりしていないだろうか。何がいちばん幸せかなんて、結局は人それぞれ。みんな必死で自分勝手…そんな事は当たり前。「みんなそれぞれ違う人、だけどいっしょにいたいから」という歌みたいなフレーズが、いつまでも心に残る。
ショースケ
2024/03/06 18:12

今読んでいます❣️また違う窪さんに触れてとても楽しい読書です。palさんのレビューに同感です!

papapapapal
2024/03/06 20:54

最近の窪美澄さんはちょっと児童書寄り?とか言われてるけど、私は好きだなぁと思います♪ むしろ子どもにも読んでもらいたい!

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papapapapal
家族葬専門葬儀社「芥子実庵」で葬祭ディレクターとして働く真奈を中心に描いた連続短編集。自分の中に潜む職業イメージやジェンダーバイアスを、これでもかというほど直視させられる。その際立ったものとして、各章ごとにどうにも解せない悪役がひとりふたり登場…いやいやさすがにこんなやつおらんやろ、と見せかけて、実は読者自身の内面にも当てはまる何かしらが存在することに気付いてしまう、もはや恐怖。 一字一句逃さぬように大切に読了。ちょっと疲れた…。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/07/17(2113日経過)
記録初日
2017/10/08(2395日経過)
読んだ本
1350冊(1日平均0.56冊)
読んだページ
326068ページ(1日平均136ページ)
感想・レビュー
1117件(投稿率82.7%)
本棚
24棚
性別
自己紹介


読みたい本が途切れないって…
ありがたいことよね♪


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