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2024年10月の読書メーターまとめ

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2024年10月に読んだ本
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2024年10月のお気に入られ登録
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  • り

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

papapapapal
スタッフが見ていない間に産まれた超やんちゃ坊主ドラ夫が、全国のファンに愛される競走馬に育つ物語。父の死後牧場を受け継いだ生産者の俊二、身長が伸びすぎて騎手になるのを諦めた厩務員の鉄子、理想が高すぎて乗馬業界から総スカンを食らった問題児のアヤ、夫が愛人宅で急死して未亡人になった馬主の広瀬夫人。少しずつ挫折を抱えた個性的な面々が、ドラ夫に魅せられ共に成長していく。私のとっては馴染みのない世界だが、躍動感と情熱とドラ夫の愛らしさがたっぷり詰まってて、物語の世界にどっぷりと浸かることができた。良作!
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

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2024年10月の感想・レビュー一覧
11

papapapapal
1月1日、解体の準備のために集まった一家が、あるトラブルを解消すべく北へ向かう。真犯人は誰なのか、目的は何なのか、そして父親はどこへ行ったのか。一見不穏なタイトルだけど、読み終えてみれば至極真っ当、すこぶる健全。巣立つ前の子を持つ親としては、家族に固着し過ぎるなよと釘を刺された気分…。我が家の誰かが巣立つ時、この姉ちゃんの言葉をちゃんと思い出そう。
えんちゃん
2024/11/01 14:19

自分の生活圏内ではあんまり多様性って感じることがないけど、それだけ世の中には考えている人がいるってことなのかな。ただ単に出版社の思惑なのかな。そういう小説が続くとちょっと飽きちゃう(小声)😅

papapapapal
2024/11/01 14:46

そう。そうなのよ。時代を象徴するエピソードだというのは正に同意見、否定してる訳じゃないんだけど。ただ、こうまで同じエピソードばかりが並ぶと…また出たよって思っちゃう(小声)😅

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papapapapal
とある高校2年生の教室模様を描いた連続短編。きらきらと青春を謳歌する誰かのほとりで、勝手に嫉妬したり苦手意識を抱いたり、落ち込んだと思ったら無敵化してみたり。青春なんて言葉は大嫌いだと彼らは言う。甘くも酸っぱくもないけれど、それでも彼らの日々は何物にも代え難く“青春”。 どの章も書き出しの一文が秀逸で、あっという間に物語の世界に引き込まれ、臨場感、ヒリヒリ感がとにかく凄い。最終章には嬉しいサプライズが待っていて、最後の一文にも鳥肌! こういう短編集、ほんと大好きだ。めちゃくちゃ良かった。
まる
2024/11/02 10:34

palさんの素敵なレビューを読んでポチリ。若返った気分。とても良かったです。

papapapapal
2024/11/02 14:20

嬉しいです♪ 時代は変わっても、人間関係や悩みの本質は昔から同じなんでしょうね。。

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papapapapal
スタッフが見ていない間に産まれた超やんちゃ坊主ドラ夫が、全国のファンに愛される競走馬に育つ物語。父の死後牧場を受け継いだ生産者の俊二、身長が伸びすぎて騎手になるのを諦めた厩務員の鉄子、理想が高すぎて乗馬業界から総スカンを食らった問題児のアヤ、夫が愛人宅で急死して未亡人になった馬主の広瀬夫人。少しずつ挫折を抱えた個性的な面々が、ドラ夫に魅せられ共に成長していく。私のとっては馴染みのない世界だが、躍動感と情熱とドラ夫の愛らしさがたっぷり詰まってて、物語の世界にどっぷりと浸かることができた。良作!
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papapapapal
『図書室のはこぶね』続編。残念ながら前作の登場人物の名前をほとんど覚えていなかったので、もしかしたら嬉しさ半減?だが、お話としては完全に独立してて存分に楽しめた。 前作同様、少しの謎解きを含んだ青春小説。激アツ部活ものではないけど、彼らの緩いなりにお互いを大切に想う繋がりがとても心地良い。特にラストにかけて、大切なものがゴロゴロ詰まってた。悩みの形は生活背景によって様々に変化する。いつの時代の若者も、人との距離感に悩み、自分の過去の言動を省みて後悔し、反省し、成長する。それで良いのだ、否、それが良いのだ。
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papapapapal
古都京都を舞台にした歴史ファンタジー、第二弾。北白川の学生女子寮に長年暮らす不思議な「にょご」を描いた『三月の局騒ぎ』と、日本史教師が現代版本能寺の変に迷い込む『六月のぶりぶりぎっちょう』の2篇を収録。 京都出身の私。住んでる時は歴史に思いを馳せることなど皆無だったけど、あの人混みの中に少しくらいファンタジーが混じっていても全く不思議ではない。思い返せば、昔先斗町で出会った魅力的なあの人も…もしかして……!
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papapapapal
17名の女性作家さんが、自分の性や性的な行為、身体について赤裸々に綴ったリレー形式のエッセイ。軽い気持ちで読み始めたらあまりに刺激が強くて驚いた。家庭内ではちょっぴり読みにくい部分も有り。何よりまず、これを名出しで書ける作家さんたちのプロ意識が凄い! 下ネタと言うのも失礼に感じるくらい皆さま真摯に向き合い、考察し、言語化されている。最も印象的だったのは藤野可織さん。私自身が出産を経て自分の身体が何らかのツールになってしまったような感覚に陥った事もあり、共感しかなかった。諸々含め、今までにない読書体験!
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papapapapal
父親の仕事の関係で幼い頃を海外で暮らしたまどかと、愛犬・虎との絆を描く。千早さんらしい静かな文章の中に、驚くほど野生的で魅力的で力強いものが溢れ出ている。のめり込んであっという間に読了。めちゃくちゃ好きだ、これ。 結婚を考える恋人がいて、今は日本で暮らすまどか。彼女の中には幼い頃のあの濃密な日々と、大きな十字架が存在する。あまりにも野生から離れてしまった私たちへの違和感や物足りなさ、彼女が持つ芯の強さ、しなやかさがひしひしと伝わる。完全に理解はされなくても、恋人がいつかその傷を共に背負ってくれますように。
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papapapapal
父の死後モヤモヤに取り憑かれるようになった實成を中心にした夜の散歩仲間たちの物語。特別事件が起こるわけでもなく、色恋沙汰があるわけでもストーリーに華があるわけでも無いけれど、彼らが抱えるちょっとした不安や不満が、ただ誰かと共にいるだけで軽くなっていく。 實成の会社の同僚・塩田さんとその娘(?)、元カノ伊吹さん、伊吹さん宅の管理人さん。何でもない彼らの関係に程良く癒された。ラストシーンで實成があの人に言われるセリフが、彼らにとってのこの心地良い日々の終着点&答えなんだろう。月夜じゃなくても、私たちは歩ける。
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papapapapal
真冬の夜間にひとりで外にいた女児を交番まで連れて行き表彰されたお手柄中学生3人。実はあの時、気付かない"ふり”をしたおかしな点がいくつもあった…あの子は本当に迷子だったのか。大人たちを信用できない3人はとうとう、女児のためにある行動を起こす。大抵の大人は、背景を探り過ぎて見て見ぬふりをするか、児相に電話一本入れて終わりか。賢く誰かを頼らなかった彼らの行動は決して褒められたものではないけれど、その危うさに惹きつけられ、どんどん読めた。描きようによっては是枝作品にもなり得るよ、これ。
おかだ
2024/10/11 18:15

わかる!私も是枝作品の『誰も知らない』の終盤、子供たちだけで電車に乗ってるシーンとか思い出した…切実に是枝監督に映像化をお願いしたいっす( ・ㅂ・)و ̑̑

papapapapal
2024/10/11 21:25

ね〜! 巡り巡って、ここでのやりとりが是枝さんまで届いたりなんかしたら…奇跡の夢物語✨

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papapapapal
とある男女をそれぞれの目線で描いた物語。これは是非、先入観無しで読んでもらいたい。愛に包まれたふたりの甘い日常、からの驚愕の展開。冷静に考えればそういう事もあるだろうと理解はできる。けれど。ふたりはこの現実をどのように扱うのか、どのように乗り越えていくのか。時代は新しくなってもやっぱり「普通」は存在する。1番自分を苦しめるのは、自分の中にある「普通」という概念なのかもしれない。 ふたりが出した結論の先にあるラストシーンが、ものすごく美しい。 君嶋さん、すごいな。先々が楽しみな作家さんだ。
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papapapapal
額賀澪×消えたスケートボード金メダリスト&事件を起こして干されたスポーツカメラマン。ザ・エンタメ小説、疾走感がたまらない! 昭和臭漂うおじさんvs令和の若者という構図、ギャング映画さながらのコミカルさに加え、マスコミへの疑問や遊びのない現代人への違和感など、問題提起も胸に響く内容…エイジが「消える」ことを選んだ理由も納得。噂では続編もある? とのことなので、続きを楽しみに待ちたい!
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/07/17(2321日経過)
記録初日
2017/10/08(2603日経過)
読んだ本
1421冊(1日平均0.55冊)
読んだページ
345064ページ(1日平均132ページ)
感想・レビュー
1188件(投稿率83.6%)
本棚
24棚
性別
自己紹介


読みたい本が途切れないって…
ありがたいことよね♪


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