2023年6月の読書メーター 読んだ本の数:22冊 読んだページ数:6933ページ ナイス数:846ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/906624/summary/monthly/2023/6
力的なキャラクターがいるので、これはどちらを推しにしようか悩むなと半ば緩い気持ちで読み進めていました。そんな中で訪れる未知なる存在。200ページを超えた辺りから明らかに物語の雰囲気が変わり、襲い来る悪意の塊。この辺りから一気にダークファンタジー感が強まって自分の中での評価が急上昇しました。 今の所敵の全容は殆ど明かされておらず、他にもきな臭い動きをする陣営が仄めかされています。現状プロローグ的な進み具合だと思いますが、今作も本当に続きが楽しみな作品です。 それにしても開始数ページで描かれるプロローグ。不→
穏な要素しかない展開で、これが避けられない未来なのか。はたまた訪れ得る可能性の一つなのか。今後只人がどのような道を歩んでいくのか。こちらも併せて楽しみに読んでいきたいと思います。
れ以上話を膨らませようとしても日常物としての百合作品に舵を切るしかないと思うけど、今後の展開はどうなるのか。絶滅したと思われていたヴァンパイアが登場して、そんな相手ですら瑠花が懐柔してしまう…そんな展開が続くと嬉しいなと思いつつ、次巻も楽しみに待ちたいと思います。
相関図も無理なく飲み込む事が出来ました。 ここまで良かった所を述べてきましたが、手放しで絶賛するまでは至らないのかなというのも正直な気持ちです。例えば、大人になると勇者を視る事が出来ないという設定から子どもが機関の大部分を占めるとはいえ、あまりにもお粗末な情報共有の未実施。絶対に共有するべきであろう「女神」の存在や、勇者を倒す核となる卵の存在を知らないカグヤに抱く違和感。また、中盤以降で明かされるカグヤが勇者の声を聴く事が出来る理由に関して若干の唐突さを感じた所。終盤で女神が見せる選択肢が尽く悪手すぎる→
あまりに未知なる厄介な生物という印象が消失し、半端に狡賢い中途半端な存在というイメージが強まってしまった所などは引っ掛かってしまいました。 まあこの辺りに関してはぶっちゃけ電撃小説大賞金賞受賞作品という高いハードルが事前に設置されていた事から生まれた違和感に近いものだとは思うので、フラットな目線で見るとそこまで大きな不満はなかったのかなとは思います。
一方で肝心のストーリーに関しては正直微妙かなと。面白くない訳ではなく、やはりヤンキー要素・ケンカ要素が私にあまり合わない所はまず大きかったですね。また、史季がケンカが強くなる理由が流石にふわっとしすぎていたり、二番手以降の敵キャラがあまりにも噛ませすぎる所、一番気になった部分は今巻のボスキャラ的立ち位置に当たる荒井の行動。いや〜、シンプルにカッコ悪かったですね。なんだか大袈裟に最大派閥の強キャラ感をアピールされていましたが、夏凛に対して取った作戦のゲスさに正直冷めてしまった所があって、そんな中最終局面に→
す。基本的に終始譲と白亜がイチャイチャする様子を楽しむ事が出来、中学生ながらもどこか達観した様子を見せる譲と見た目は大人びていながらも年齢らしいはしゃぎっぷりを見せる白亜。中学生同士のラブコメ作品ですが、良い意味でキャラクターの若さを感じる事もありませんし、純愛ラブコメ物としては素直に楽しめるんじゃないでしょうか。 そんな中で終盤明かされるとある事実。正直割と匂わせている部分はありましたし、ここに関しては作者もあっと驚かせるような意図はなかったのかなと。逆に匂わせる事で読者側が主人公である譲と同じように→
、白亜との関係においてどこか不穏なものを感じるという追体験のようなものが出来て良かったと思います。 ただ、終盤白亜が見せたとある独白について。一応理由は明かされているものの、こちらとしてはやや突拍子な行動に見えてしまい、ここまで見せてこなかった彼女の行動に関してもう少し説得力のある理由付けが欲しかったなとは思いました。
殆ど何の能力も持たない平凡な少年でした。彼が唯一有する能力は一秒先の未来を覗き見る事が出来るというもの。かといって常時発動するタイプの能力ではないので登場する場面が限られる分、彼が英雄の生まれ変わりとして秘められた能力を発揮し、終わりゆく世界を救う!なんて壮大な物語ではありませんでした。どちらかというとボーイ・ミーツ・ガール要素を強く感じ、あらすじにも書かれるような世界か少女を救うか悩み続ける一人の少年と、過去に愛した男性の面影を感じる少年にどう接すればよいか分からない不器用な少女の触れ合いを楽しむ方面→
に比重が割かれているように思えましたね。 多分終末世界で残り少ない期限に向かってなんとかしようと画策する少年少女の関係性なんかが好きな人には刺さるんじゃないでしょうか。逆に私としてはもう少しファンタジー観ましましというか、ストーリー全体に派手さのようなものが含まれている作品の方が好みなので、そういう意味ではあまり合わない作品だったのかなと思います。
で、とにかく読み味が良かった印象です。 ストーリーに関しても登場人物をある程度絞り、その分中盤までは幾つかの怪奇を討伐するエピソードが続き、終盤では前半での何気ない伏線を拾いつつ最後まで二転三転する構成で最後まで結末が読めませんでしたし、最終盤で開示されたとある事実に対する蒼汰の受け取り方なんかは特に好印象として残りました。 ここまで絶賛してきた今作への感想ですが、強いて言うならば二つ程気になった所はありました。一つ目は怪奇を消滅させるというミステリー風味が強い作品である一方、蒼汰がそれらに立ち向かう手→
段が割と脳筋スタイルな所。作中でフィジカル要員と仄めかされる彼ですが、それにしても怪奇に立ち向かう術が呪刀やスリリングショットである点は少し浪漫に欠けてしまうのかなと。また、土地神や異界等の大仰な用語が登場する割には、現状ストーリー全体にそこまで壮大さなどを感じないなと。この辺りに関してはあくまで個人の好みの範囲ですし、そもそもそこを差し引いてもとても満足出来る作品である事には変わりありませんけどね。
せたとある独白場面で一気にヒロインとしての好感度を稼いできましたね。ただ、前述の通りかなり古風な暴力系ヒロインなので、この辺りはやや好き嫌いが別れてしまうのかなと。 また、ストーリーに関してもあらすじでノーパン疑惑なる設定が含まれていた事からやや下品な方向に舵を切った学園ラブコメ物かと思っていましたが、実際は割と正統派な王道ラブコメ物で想像していた物とは毛色が違う作品を読む事が出来て良かったです。ただ、こちらに関しても王道ラブコメ作品である分展開に関してはあまりオリジナリティが感じられず、更に夏彦が生徒→
会の面々を補佐する理由となる「生徒会長の不信任決議」というやや突拍子な設定が上手く飲み込めず、共感性が乏しい事であまり物語自体にのめり込む事が難しかったと思いました。
屋として名を馳せる主人公や、悪魔との契約によって不老不死の力を会得し、何故か自身を何度も殺害したユズリハに恋する乙女となってしまうヒロインという構図はシンプルに好奇心を擽られる構図でした。やや地雷臭がするハナコの存在が殺し屋として活動するユズリハから生まれる血なまぐさといったものを中和しており、一般的にな読みやすさが強まっているようにも感じましたね。 ただ、その分少し丁寧に纏められすぎたというか、あくまでも「上手い」作品であって「巧い」作品ではないのかなと。特に終盤の展開に関してはそういった印象を強く感→
じ、ユズリハが窮地に陥るまでの流れやそれを打開する方法など、全てにおいて予定調和感が否めず、また斬新なアイデア等も感じられず、「最優秀賞受賞作品」という肩書きで上がってしまったハードルを超えてくるインパクトは感じられませんでしたね。
定や世界観、ヒロイン達の魅力などは目を惹かれるものが多く、特にFPSの実況動画や配信をよく見る自分には共感出来る所も数多くあり、主人公に感情移入しやすいという意味ではとても読みやすい作品でしたね。 ただ、今作の重大要素であるハーレム要素。ここに関しては現状まだ今一つかなという印象が拭いきれません。国民的アイドル・大人気Vtuber・有名コスプレイヤーという割と分かりやすい属性を有する彼女たちですが、その肩書きこそ大仰に使われているもののそこに関連したエピソードは殆ど描かれず、これでは彼女たちのステータス→
インの出番を喰ってしまう程の強いインパクトを残してくれました。 あとはヒロインが多く登場する作品では特に重要であろうイラストの綺麗さにも目を見張るものがあり、表紙や口絵は良くても挿絵は微妙…なんてありがちな事もなく、全てのイラストが高いクオリティで描かれる今作はそちら方面の満足度も強く感じる事が出来ました。 さて、驚愕の終わり方を迎えた今巻ですが、果たしてこれは3巻出るんですかね。というか出なかったらクレーム所の話じゃないと思うんですが…それくらい気になる終わり方をしましたし、物語もまだまだ始まったばか→
も懐かない、いわゆるソロギャルとして目されています。個人的にこの手の公衆の面前ではツンとしていながらも、特定の条件下ではデレデレになってしまうヒロインが大好物なのでそれだけでもう満足出来ましたね。 ストーリーに関しては正直まだあまり厚みのようなものは感じられず、庵と綾奈が同じクラスであるという設定や庵の脇を固めるサブキャラ達の存在感のなさ、小説家イラストレーターという立場など、現時点ではまだどれも表面しか触れていないものばかりなので、今後どのように話を膨らませるかが気になります。そんな中で庵の双子の妹で→
作者の力量からか決して胸が重たくなるような読みにくさは感じず、厚みのあるライトノベルとして理想的なバランスを保つ作品だなと。 ストーリーに関しては一巻と比べるとやや先の展開が読みやすかったので、そういう意味での不満は少し感じたかもしれません。ただ、起承転結がしっかり構成され、物語も綺麗に纏められているので、読後感もとても良いものでした。 このまま続けて完結巻にあたる3巻も読んでいこうと思います。
描かれていた所は満足の一言でした。ヒロインが六人という事でどうしてもそれぞれの見せ場が少なくなりがちですが、そんな中でも重要キャラを選別してきちんと見せ場を作っていたのでそこまで不満も感じませんでしたね。 次巻で完結との事。恐らく打ち切りだと思いますが、このペースで進めるという事は予定外の決定だと思うので、せめてある程度きっちりと区切りが付いている事を信じて続きも読みたいと思います。 それにしても長く続けばより魅力が増す作品だと思っていたので、二巻完結は本当に残念です。
どこか微笑ましいものがありました。 主役二人以外にも何人が登場人物がいる中でスポットライトが当てられるのはこの二人のみだった事から、まだまだ出番を見てみたかったキャラクターも多くいた所は少し残念です。ただ、前述のようにとても綺麗な締め方だった事もあり、最後はスッキリとした読後感でした。 そんな中で一つだけ気になった所があるとすれば、カイルが終盤に選択した敵の倒し方。やりようは他にもありそうなのに何故その選択をしたのか。これに関しては私の読み込みが足りなかったせいかもしれませんな、その後の演出を描く以上の→
な運命を決定づけてしまう為、どんな高位冒険者でもヘルスが削られる事を尻込みする中、原作知識でギリギリのラインを把握しているハルベルトが効率良く経験値を集めていくという設定はかなり目新しくて面白かったですね。作中に登場する設定やキャラクター同士のすれ違いなど、少し作り込みが甘く感じられる部分もありましたが、そこを差し引いても十分満足出来る作品だったなと。 また、直接的なラブコメ描写こそないですが、今の所登場するヒロインが人外ヒロイン且つヤンデレ気質満載な所もツボにハマって興味を惹かれました。崇拝型ヤンデレ→
や依存型ヤンデレというパワーワード満載なヒロインが脇を固める今作。特に出番こそ少ないながらもインパクトの強い登場をしたエルに関しては、次巻以降で盤面を掻き回してくれるんじゃないかと今から注目しているキャラクターです。
昔から色んな種類の小説を読んでいましたが、ここ2年程の間にアニメ→ライトノベルの順にハマってしまい今ではライトノベルの沼にどっぷり浸かってしまいました。
現状新刊だけで月に20冊程度購入していますが、月によって読むペースがまちまちなので積読本がどんどん溜まっていく一方です…今は基本的にライトノベルしか読んでいないので登録する本も100%ライトノベルになります。その中では異世界物も現代物も同じくらい読みますが、1対1の純愛作品よりハーレム作品の方が好みだったりします。
自分が読んでいるものと同じ作品や、ライトノベルをよく登録している方をこちらからお気に入り登録することがありますが、別に無理にお気に入り登録を返していただく必要はありません。逆にお気に入り登録してくれた方には基本的にお気に入り登録を返すようにしてますが、過度にタイムラインを圧迫する方・ライトノベルを全く登録していない方・ネタバレのフィルターを付けずにネタバレ感想を載せている方などの登録を外すことがあります。
読んだ作品の感想を載せる時に十段階で評価を付けていますが、作品の完成度等の意味合いではなくあくまで個人的な満足度の指標だと思ってください。ただ、基本的に良いと思ったものは良い、悪いと思ったものは悪いというスタンスなので、合わなかった時は容赦なく合わなかったと言います。もし不快にさせてしまったら申し訳ないです。また、昔からの癖でタイムラインに出てくる感想には無差別にいいねを付けていますが、時に自分が低い評価を付けている作品の感想にもいいねを付けてしまいます。特に他意はないのですが不快に感じてしまったら申し訳ないです。
★★★★☆(9)〜★★★★★(10)…最初から最後までとても楽しめる。続刊すれば必ず買うレベル。
★★★☆(7)〜★★★★(8)…基本的に最後まで楽しめるものの少々物足りないところも…続刊すればほぼほぼ買うレベル。
★★☆(5)〜★★★(6)…可もなく不可もなくといったところ。続刊しても買うかどうかは微妙なレベル。
★☆(3)〜★★(4)…全体的に物足りず、続刊しても恐らく買わないレベル。
☆(1)〜★(2)…全くといっていいほど合わず、続刊してもほとんど確実に買わないレベル。
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穏な要素しかない展開で、これが避けられない未来なのか。はたまた訪れ得る可能性の一つなのか。今後只人がどのような道を歩んでいくのか。こちらも併せて楽しみに読んでいきたいと思います。