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2024年4月の読書メーターまとめ

天の川
読んだ本
7
読んだページ
2100ページ
感想・レビュー
7
ナイス
1581ナイス

2024年4月に読んだ本
7

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

天の川
『汝、星のごとく』に関連する3編。前作で謎が多かった北原先生の過去が描かれる「春に翔ぶ」、櫂の担当編集者2人の悔恨と完結本出版への情熱を描く「星を編む」、北原先生と暁海の夫婦としてのあゆみを描く「海を渡る」。世間の無責任な噂や中傷の罪深さは全編に。しかし、彼らが皆、人生をそれぞれのやり方で全うしようとする姿が潔い。そして、さまざまな夫婦の在りようも全編に渡って問いかけられているように思えた。仕事で成果をあげる編集者の伴侶は考えさせられることが多く、北原先生と暁海夫婦の到達点に心の安寧を貰えた気がした。
やも
2024/04/06 17:44

突拍子もない提案をする前作に、ちょい不思議さん?って思ったりもしたんですが😅、今巻で北原先生のことが好きになりました🥹

天の川
2024/04/06 20:28

やもさん 前作の北原先生、謎でしたよねー。妻がありながら月イチで恋人に会いに行くし…💦様々な謎がスルリと解けてスッキリしながらも、外に向かって善人の両親に育てられた北原先生がとても不憫になりました。

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2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

天の川

昨日が結婚記念日で、伊勢に来ました。少しグレードアップした食事とワインで幸せ♪仲良く元気にこれからも😊🍀

昨日が結婚記念日で、伊勢に来ました。少しグレードアップした食事とワインで幸せ♪仲良く元気にこれからも😊🍀
むぎじる
2024/04/30 18:35

グレードアップした結婚記念日のお祝い写真、とても素敵です!これからもお二人仲良く過ごせますように♡

天の川
2024/04/30 21:44

むぎじるさん ありがとうございます😊次はどこに行こう、何を食べようと言いながらの25年…ありがたいなぁと思っています♪ 心踊ることをこれからも二人して見つけられるよう、元気に探して行きたいです!

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2024年4月の感想・レビュー一覧
7

天の川
児童書の良いエッセンスがギュッと詰まった本。戦時下、疎開した保護者のいない兄弟と妹が出会った図書館と司書のミュラーさん。ホームステイ先で辛い目に会いながら肩寄せ合って生きる3人のキャラが良い。親代わりを自負する兄、きかん気な弟、甘えん坊で心優しい妹。共通点は本好きだ。ミュラーさんが紹介する名著に癒されながら頑張る3人の健気なこと!そして、村人から白眼視されているミュラーさんの事情。三兄弟だけではなく、誰もが皆、それぞれの形で成長していくのが素晴らしい。資産家の子弟で秘密裏に保護者を探していた3人、幸せに!
長くつしたのピッピ
2024/04/23 19:49

天の川さん,こんばんは。児童書は、困難に立ち向かう子どもの姿がキチンと描かれていて,その後がハッピーエンドなのが,素敵で好きです。頑張れば報われるが、表現されていて読者である子ども達に未来への希望を与えてくれますね。こちらの本も是非読みたいです!ポチッと!

天の川
2024/04/23 21:41

ピッピさん こんばんは〜🌙ホントその通りだと思います!子どもの本は未来に夢や希望が持てる内容であることが第一義ですよね。読書を通して人生の宝物を学ぶことって大切😊この本、とても素敵でした💓是非是非

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天の川
大井川で足止めされ、ちょっとした酔狂で煙草屋を営む文人栗杖亭鬼卵を訪ねた松平定信。名を明かさぬままに対峙しての会話は鬼卵に軍配。寛政異学の禁や出版統制、厳しい倹約令が上方文化や文人たちの言論を封じたことを、老人の世迷言の体でチクリ、グサリと。若い頃の鬼卵は清新で真直ぐで、喪った妻の夜燕とのやりとりも心地良く。反骨と諧謔の現在とのギャップが、鬼卵の歩んできた歳月を感じさせる。定信の後悔や惑いも読み取れて、この設定、永井さん上手いなあと思った。木村 蒹葭堂を筆頭に、文人達の豊かなつながりも実に面白かった。
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天の川
殺され、ゴミ容器に打ち捨てられた娼婦レイラ。死後も脳内の意識が残る10分38秒にフラッシュバックする人生。そして、5人のかけがえのない友人、娼館から救い出した亡夫のこと。イスタンブルで困難な状況を生き抜いてきた仲間たちだ。幼時からの性的虐待や父の支配、娼館での生活、社会の混乱の中、レイラは強く、いつも優しかった。友人達は「寄る辺なき墓地」に埋葬された彼女の遺体を掘り出し、警察に追われつつも、ボスポラス大橋から海へ(その過程が珍道中で何だか笑えるのだ♪)。レイラの魂が解放されるラストに救われた。→
アン
2024/04/19 20:36

天の川さん、こんばんは。この小説のレイラのことは時々思い出します。混沌に満ちたイスタンブル、天の川さんが仰るように「人生を投げ出さない逞しい」友人達とレイラの固い絆…死を見つめながら、どんな人生にも尊いものがあることを伝えてくれる作品でもありました。共読本がまた一冊加わり嬉しいです😊

天の川
2024/04/20 02:49

アンさん コメントをありがとうございます。目の具合はいかがですか?気になっています。読み進むほどに私の中でレイラは魅力的になっていきました。辛い状況を乗り越える心の健やかさを持ち続けた彼女は友人たちと共に私もリスペクトしていったのだろうと思いました。「どんな人生にも尊いものがある」心に刻もうと思います。

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天の川
エストニアの少年ラウリはコンピュータ・プログラムを作り出す天才だった。数字にしか興味がない大人しい彼にできた数少ない友。ソ連の顔色を伺いながら暮らすしかなかったバルト三国に転機が訪れ、ラウリの友人関係にはヒビが入る。彼は波に飲み込まれるように生きるしかなかった。作者はもっとドラマチックな話に仕立てることができたかもしれない。冒頭で「ラウリは何もなさなかった。・・・戦って歴史を動かした人間ではなく、逆に歴史とともに生きることを許されなかった人間である」と提示されている。彼の伝記を書こうと調査を続けた人物が→
天の川
2024/04/13 13:34

→判明した時、心に灯りが点ったように感じた。ソ連の支配下に置かれた経験のある周辺国の複雑な感情は今の情勢に通じている。

天の川
2024/04/13 16:41

作者はもっとドラマチックな話に仕立てることができたかもしれない「けれど、あえてそうしなかったのは」…と「  」の部分が抜けていました(-_-;)

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天の川
「恋愛」ではなく「変愛」。でも、当の本人にとっては、まさしく恋愛だ。1編目のアリ・スミス、ご近所の木に恋してしまった人物とそのパートナーの『五月』(ラストがとても美しい)から驚きの連続。2編目のヴィサビッチ、皮膚が宇宙服に変わっていき、完成した時点で宇宙に飛んで行ってしまう奇病にかかった夫婦のドタバタ『僕らが天王星につく頃』、芝生を刈りに来た青年をディープキスで呑み込んでしまった『まる呑み』、ボーンチャイナを極めようとエスカレートしていく『柿右衛門の器』…岸本佐知子さん好みの変な愛が満載の一冊。
天の川
2024/04/11 08:25

やもさん どの話もなかなかに荒唐無稽です😅バービー人形に恋する少年の話はエロいだけでなく、怖かったです💦

天の川
2024/04/11 08:34

九月猫さん おはようございます♪ホント変愛ですよね〜😄ホント「五月」のラストは凄く美しくて、絵になりますよね💕私はこの本を単行本で読んだのですが(登録、見つけられませんでした💦)、第二弾の単行本は出ているのですね?探さないとです😊

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天の川
海老澤氏寄贈の古書の文庫がある凧屋旅館では、若女将が悩みを抱えた宿泊客の心を軽くする本を勧めてくれる。本が発する匂いのせいで読むことができない若女将が本を勧める根拠は、客と本の発する匂いが似ていること…心温まる連載短編集かと思いきや、次第に話は重くなる。若女将の少し神秘めいた落ち着きが4冊目、5冊目で失われ…客の悩みから露見する罪、海老澤文庫の成り立ちの真実、若女将が本が読めなくなった原点がつまびらかになり、プロローグの意味がわかってくる。予定調和が次第に裏切られていくのが新鮮だった。
天の川
2024/04/06 10:47

ちょろこさん 長い間の恩讐が事情を中途半端にしか知らない家族には重くのしかかっていたけれど、当時者のお二人はとうの昔に乗り越えていたことを知らせる三冊目の透馬君の言葉に後で思い当たる…本と悩みの重ね合わせといい、構成がとても巧みでしたよね♪

天の川
2024/04/06 10:51

anneさん 私もです~。『小僧の神様』『藪の中』『こころ』は既読とは言っても、読んだのはあらすじを追うのが精一杯の中高生の時で…今読めば見えてくるものが違うのではないかと思いつつ、積読山の高さで実現が難しいです(-_-;)

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天の川
『汝、星のごとく』に関連する3編。前作で謎が多かった北原先生の過去が描かれる「春に翔ぶ」、櫂の担当編集者2人の悔恨と完結本出版への情熱を描く「星を編む」、北原先生と暁海の夫婦としてのあゆみを描く「海を渡る」。世間の無責任な噂や中傷の罪深さは全編に。しかし、彼らが皆、人生をそれぞれのやり方で全うしようとする姿が潔い。そして、さまざまな夫婦の在りようも全編に渡って問いかけられているように思えた。仕事で成果をあげる編集者の伴侶は考えさせられることが多く、北原先生と暁海夫婦の到達点に心の安寧を貰えた気がした。
やも
2024/04/06 17:44

突拍子もない提案をする前作に、ちょい不思議さん?って思ったりもしたんですが😅、今巻で北原先生のことが好きになりました🥹

天の川
2024/04/06 20:28

やもさん 前作の北原先生、謎でしたよねー。妻がありながら月イチで恋人に会いに行くし…💦様々な謎がスルリと解けてスッキリしながらも、外に向かって善人の両親に育てられた北原先生がとても不憫になりました。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/03/03(4809日経過)
記録初日
2011/03/03(4809日経過)
読んだ本
2377冊(1日平均0.49冊)
読んだページ
577457ページ(1日平均120ページ)
感想・レビュー
2116件(投稿率89.0%)
本棚
11棚
性別
血液型
O型
職業
専門職
現住所
大阪府
自己紹介

家の近所の図書館のサテライトをPC予約で利用すれば便利なことをようやく発見(遅い…)。いろいろチャレンジできて嬉しい今日この頃です。

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