いわゆる幸福にとっては価値や意味、まとめて人間性なるものは全くの邪魔者でしかない。幸福というものが快楽と等価でしかないのなら、いっそ不幸の方が良い。幸福こそが人生の究極的な目標であるといったアリストテレスの原義に遡るなら、幸福とは卓越である。他者への優越ではない。それ自身として優れてあること、唯一無二であることが幸福に他ならない。最も良き笛は、最も良き笛吹に与えられるべきだ。
……こんな感じに拗らせた伊藤計劃信者です。(特に『ハーモニー』の)満足な豚より不満足なソクラテスに僕はなりたい。
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