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翻訳百景 (角川新書)

感想・レビュー
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ダイナマイトダディ❨DD❩
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ネタバレ初読。この本を読む前と読んだ後では、確実に翻訳文学の読み方が変わると思う。今まで何となくであれっ?と思っていたことでも、翻訳の意図が分かれば見え方も変わる。そんな細かいところまで考えられていたのかと、驚きもするし頭も下がる。著者は著名な文芸翻訳者。「ダ・ヴィンチ・コード」を翻訳された方と言えば伝わりやすいのかな。翻訳者になるために必要なこと、映画と書籍での違いも興味深いし、実際の翻訳例を目の当たりにすると、あぁ、そういうことなのね、と納得したり感心したり。翻訳文学好きな方にはぜひ読んで欲しい一冊。
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takao
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ふむ
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Hatann
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「ダ・ヴィンチ・コード」などダン・ブラウンの作品を含め多くの翻訳書を手掛けている翻訳者の作品。翻訳家というより、職人っぽい翻訳者という肩書を好むそうだ。翻訳者向きの要素として「日本語が好き」「調べ物が好き」「本が好き」を示す。支えるのは飽くなき表現欲と旺盛な好奇心だ。他方「英語が好き」といった要素は必要条件ではないという(勿論、語学は技術として必要)。ボールを投げれるから野球ができるというに等しいとの由。編集者とのやりとり、同業者との貸し借り、全国の翻訳ワークショップなどの人的つながりの紹介も魅力的な本。
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morelemon
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なかなか窺い知ることの出来ない翻訳の世界に触れられてよかったです。ただ和訳するのとは違う翻訳の世界。言葉選びがいかに重要で中身を左右するものであるのかがよく分かりました。
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お抹茶
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翻訳者の好みがあるほど外国文学を読んでいないのだが,翻訳者とはどういう仕事でどのように原文と向き合っているのかがわかって興味深かった。英文和訳とは異なる深さで原文を読み込んでいる。訳してきた本からの実例も多く,The Da Vinci CodeのCodeを「暗号」と訳さずに「コード」とした理由がおもしろい。翻訳ミステリー読書会というのもあるそうで,著者の修業時代のような過酷な鍛錬は無理でも,趣味で外国文学や翻訳を楽しみたい人ならきっとアクセスしたくなるはず。
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世都セレナ
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去年から翻訳物の小説を読むようになり、翻訳ということに興味を持ったので、最近翻訳関係の本を読むようになりました。別の翻訳家さんの本でも思いましたが、翻訳家さんの御仕事、すごいと思いました。圧倒されました。特に後半「なんのために学ぶか」以降は泣きそうな御話…。読めて良かったと思いました。
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りーすひぇん
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『ダ・ヴィンチ・コード』にどハマりして、こんな最高な本を日本語に翻訳してくれてる方に500万回お礼を言いたいと思った。ロバート・ラングドンシリーズの翻訳秘話も収められていて、歓喜。ファンですぅ…本業の文芸翻訳だけでなく、海外ミステリーの紹介、読書会の開催や登壇、翻訳者の教育にも力を入れていて、一冊の本が出来上がることや、それを読めることって本当素晴らしいなと…全国で開催されている海外ミクテリー読書会がとても楽しそう。私も参加したい。
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ヘジン
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再読。越前さんは原文が一文なら原則訳文も一文にするそう。長い文は分割して訳せという別のベテラン翻訳者の意見も以前見たので、そこはそれぞれのよう。『ダ・ヴィンチ・コード』の裏話が懐かしい。翻訳小説がお祭り状態で売れるような現象がまた起きるといいなあ。『インフェルノ』の各国の訳者がひとところで監禁同様になった話をもとに制作した別映画を見た時、日本語訳者が参加していなかったことを思い出した。翻訳ミステリー大賞シンジケートは本を読まなくてもサイトを読んでいるだけで楽しい。感謝。翻訳者の努力と苦労が偲ばれる。
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ががが
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文芸翻訳者である著者の仕事を始めるまでの道のりや、制作の裏話、手がけた翻訳書がセンセーションを巻き起こして起きた全国展開の読書会など、もとはブログで発信していたことをまとめた一冊。翻訳家になろうと思ったきっかけが病気で倒れたことというのは意外だったが、それまでの人生経験からも翻訳に対する土壌が培われていて、著者にはぴったりの仕事だったのだと思う。翻訳に正解はなく、ひたすらよい翻訳を目指す意味でゴールはないし、一生勉強する世界だが、当事者の視点を読むことで翻訳書や海外文学に対する興味がわいてきた。
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nmura
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評価A 基本的には頭から直訳派とのこと。逃げないのでハードルが高くなるのだが、そこが力の見せ所。深く納得する部分多々。
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FUU
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人様のエッセイで涙するのは初めての経験。本当に読んで良かった。物心ついた頃から翻訳文芸が好きで自分の中にはこの人!という翻訳者が数名いらっしゃる。越前さんはその中のお一人。優れた翻訳者だけに日本語の文章が美しい。母語を用いる作家よりも翻訳者の方がより母語にこだわるのではないだろうか。新卒時の配属の関係で技術翻訳を未だにやっている身としては、英語ペラペラなんですね、辞書引いたりしないんでしょ?という問いに対する回答には赤べこ1万回という程首肯。翻訳と通訳、使う筋肉が全く違うんですよ...
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あわい
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文芸翻訳という仕事を知ることができて良かった。共訳ではチームワークやまとめ役が必要なことや、小説の舞台となる美術館の構造を知るために現地にいるスタッフにメールで確認を取るなど、骨が折れるが魅力的な仕事である。越前さんは翻訳者として独り立ちする前に、洋書や翻訳書を相当読み込んでいるとのことだったので自分も貪るように読みたい。辞書を使わずすらすら読めるようになるにはまだまだ読書量が足りていないから。
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naginuko
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翻訳の舞台裏。ものすごく大変というのがわかった。ダンブラウンを物凄く読みたくなった。
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るみえーる
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ダ・ヴィンチ・コードの訳者、というだけでもう知られるようになってしまった越前敏弥の新書系エッセイ本。今にして思うと、よくあんな難しい作者のテキストを日本語化したと感心するよ。個人的には、越前敏弥さんには、エラリー・クイーンの新訳者のイメージが強いんですけどね。あと、ロバート・ゴダードの訳ね。誤訳指摘本とか、これはこう訳せ、みたいな勉強本的要素は少ないので、けっこうすらすら読めて楽しい。翻訳家のエッセイはたいてい楽しいんだけど、勉強本はだいたい苦しい。おまけに読んだ感想が書きにくい(拾い読みしてるんで)。
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shikashika555
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半年くらい前に書店でのイベント時に購入。 ダン・ブラウンのシリーズが好きで、訳者の方にも興味を持った。 それぞれの作品の翻訳時の事情や、文芸翻訳で大切な点である語彙の選択や文の勢い 原文に合わせた世界観の文体 等を、例を交えながら惜しみなく教えてくれている。 越前氏の 文芸作品や翻訳に対する真摯さと情熱、それから周りの人々に向ける愛情の深さに触れ、ファンになりました。 ジャンクフードや駄菓子好きのフザケたおじさんだと思っててごめんなさい。
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Millet.K
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“力強い原文の翻訳をするには、それに対抗しうる強靭で豊かな日本語を訳者がつむぎ出せなくてはならない”(P28)ゴダードを本国刊行順に読もうとしたとき訳書に出遭ったが、越前敏弥という名を〈読みたい訳者〉として意識したのは東江一紀『ねみみにみみず』から。公式ブログ掲載記事などから大幅に加筆修正。ガチ翻訳の仕事をめざす人向き『文芸翻訳教室』より気軽な、文芸翻訳入門編といったところ。編集者やタイトルの話が興味深い。そして「ことばの魔術師 翻訳家・東江一紀の世界」にやっぱり泣く。さて数十年ぶりE・クイーン読むかな。
Millet.K

『飛蝗の農場』の初版部数が創元推理文庫史上最少だったことは『文芸翻訳教室』に書かれていたが、当初売れ行きが悲惨だったとは……笑えない話。原作タイトルがイアン・バンクス『蜂工場』を下敷きにした可能性……なるほどなるほど。

05/04 17:52
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Nobu A
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村上春樹&柴田元幸の「翻訳夜話」にしろ本著にしろ翻訳家の日本語表現はタイトルから粋。太宰治の「富獄百景」を参照だとか。前者がタイプの違う翻訳家同士の対談なら、今回は越前敏弥氏の翻訳家を目指した経緯と仕事内容を紹介したエッセイ集。仕事現場の詳細が語られ、一般人には馴染みのない翻訳という職業を俯瞰出来、とても興味深い内容。翻訳家のお陰で、あらゆる洋書が日本語で読めるわけだが、翻訳でも映像翻訳と文芸翻訳では随分違ったりチームで翻訳作業を行ったりと言語感覚を研ぎ澄ませ、緻密な認知活動。奥が深く、興味が尽きない。
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しゃお
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翻訳家の越前敏弥氏によるエッセイ。越前さんが翻訳家を目指すきっかけになった事から、翻訳家として学び始めた時の事、そして翻訳家になってからも心掛け、更に翻訳本のみならず読書体験の素晴らしさを広めようとしている様子が描かれています。翻訳本は好んで読んでいるけれど、その裏の労力や編集者の役割などを知ると、あの言葉やこの言葉の生まれるまでの驚きと、これから読む時の楽しさが増えます。うん、やっぱり読書っていいよね。翻訳本に限らず読書好きが増えるような感想、書いてみたいです。
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Ikumi Kiki
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あの生き生きとした翻訳がどうやって生まれたのか理由がわかった。編集者の大きな役割を今まで考えたことがなかった。反省。著者が多くの人との触れ合いを大切にしていることを知ることが出来た。仕事への取り組み方や翻訳を通しての活動は本当に尊敬する。著者の翻訳作品をこれまで以上に味わい深く読めると思う。
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R
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ネタバレ翻訳に対するこだわりや想いに感動。翻訳小説はあまり読んでいませんが、これから読みたいという気持ちになりました。まずはラングドンシリーズ(という呼び方で良いのか?)を読みたいと思います。以前映画のダヴィンチコードを観た時、残酷なシーンが怖かったため避けていましたが、本は大丈夫と信じます。ダヴィンチコッドもかなり気になりました。こちらはいつか読めたらいいなと思いました。また、最後の章で東江さんという翻訳者のお話があり、そのあたりに来るとどんどん涙が出ます。これからは本を見つける時は、より翻訳者にも注目します。
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Tomoyuki Hosoda
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日本語もすばらしい文章。
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アル
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やりたいと思ったことに年齢は関係ないんだなあと勇気をもらいました。
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あけみ
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翻訳も通訳もそれぞれが助け合って高め合える職業なんだなぁ。また読みたい本がたくさん増えちゃいました✨
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Yuuki.
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軽〜く読めるエッセイ。ダン・ブラウンの作品も、『思い出のマーニー』も読んだ事がないけれど、それらの翻訳版が出版されるまでの裏話は出版業界や文芸翻訳業界の知らない事だらけで楽しく読めた。『思い出のマーニー』の複数人での翻訳作業は文章で読んでも圧巻!日本語版タイトルを決めるエピソードと越前先生の翻訳作品の原題と日本版タイトルの一覧も面白かった。私は文芸翻訳家ではないけれど、第一章の一番最初の部分は実務翻訳者もほぼ同じ事言われる!と共感。この数ページだけでも、翻訳の仕事を勘違いしている方々に読んでもらいたい!!
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みーさん
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ダヴィンチコードの訳者。とても面白かった。なんのために学ぶのかの項には大きくうなづいた。各地の読書会の様子も楽しかった。
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ともひろ
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ダン・ブラウンシリーズの翻訳を手がける著者による一冊。英語を和訳するだけでなく、、英文の硬さや柔らかさを日本語に落とし込むのがすごい。楽しく読めました。
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ありがとう
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『ダ・ヴィンチ・コード』の翻訳で知られる越前敏弥氏の著。ラングドン・シリーズ大好き、そして最近エラリー・クイーンのミステリーを読み(ハマり)始め、さらに翻訳を趣味で楽しむ私にはまさにドンピシャの一冊だ。32歳にしてクモ膜下で倒れ、そこから翻訳の勉強を始める。第三章「翻訳者への道」は大変興味深かった。(P136)もちろん、本を読むことも翻訳の修行の一部だった。当時はだいたい、ミステリー作品を中心に、最低でも月に一、二冊の洋書、週に三、四冊の和書(うち一、二冊は翻訳書)を読むように心がけていた。
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RmB
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翻訳書が一冊出来上がるまでの時間、労力を考えると現在の価格が高いというのは早計ではないでしょうか。誤訳、悪訳が存在しても良い訳書が増えるには、読者はその対価を払う必要があると思います。
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ばなごう
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本書はダ・ヴィンチ・コードの翻訳家によるエッセイで、今まで手掛けられてきた翻訳の裏話が盛りだくさん語られていて、海外文学好きにはたまらない内容だった。たとえば、ダ・ヴィンチ・コードのパロディ本にでてくる登場人物の面白おかしな名前をどう日本語で言い表すかというくだりがあるのだが、著者の生徒さんの斬新な訳がたくさん紹介されていて、思わず顔がにやけてしまった。翻訳の奥深さとともに、著者の翻訳に対する真摯な姿勢と海外文学をもっと多くの人に読んでもらいたいという熱い想いが伝わってきて、私の読書熱もさらに高まった。
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Tomoko 英会話講師&翻訳者
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翻訳秘話、ダビンチコード、パロディ、portfolio。小説の翻訳に興味ある人もぜひ。翻訳の基本十か条p.22
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subuta
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文芸翻訳にかける著者の思い入れが伝わってきた。ダン・ブラウン小説の翻訳者後書きが長いのに驚いた記憶があったが、それだけでは足りず1冊の本にまでしてしまうのがすごい。
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つみれ
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たくさん越前さんの訳本にお世話になってるのでラングドンシリーズ翻訳秘話は大変面白かった、から是非『翻訳百景』第二弾でクイーン国名シリーズのお話が聞きたい。し、映画インフェルノでベルトランの字幕がバートランドになった理由も教えて欲しい。▼『仏陀の鏡への道』がめちゃくちゃ好きなので東江一紀氏の話は涙無しに読めません。▼大森望氏がエッセイで語ってた翻訳家への道とは全く違ってたのも興味深い。
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mayumi
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海外ものを読む時には、翻訳者に大きく左右されると思う。あまりうまくない翻訳者だと、作品そのものがつまらなくなってしまう。ちなみに私が好きな翻訳者は芹澤恵さん。フロストシリーズが楽しく読めているのはこの人のおかげだと思っている。この「翻訳百景」の越前さんはラングドン教授シリーズを手掛けている。ある意味、あの作品は映像が重要な作品だから、訳すの大変だろうなあ、と思う。正直私は小説だけじゃ理解できなくて、映画を観て補完している部分があるしね(笑)。
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飯田正人
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だいぶ寝かしてしまいましたがよみました。第一章翻訳の現場、それと短いですが第三章翻訳者への道、のパートがよかったです( ˘ω˘)スヤァ 毎年ゆってる気もしますが今年こそは海外の小説を攻めたいですね( ˘ω˘)スヤァ
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くまくま
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電書
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せぷ
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昔から、共訳って一体どうやってるんだろうと疑問だったのが具体的に説明されていてちょっと納得できた。パロディ本の話は大人の遊び心満載で笑えた。知らないことがたくさんあるって、本当にわくわくして楽しい。翻訳者の方々がいなければ知らないということすら知らずに、ぼんやり生きてたと思うと尊敬の気持ちが高まるばかり。人生経験のすべてをつぎこめるものに私も出会いたい。なりふりかまわず勝負しなくてはならない。
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mintia
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作者の翻訳本を読んでいたら、もっと楽しめていたかもしれない。少しづつ読んでいこうと思う。
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のんたろう
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おもしろかった~!やっぱり翻訳の上手な人は自分の言葉で語るのも上手。軽く書いているけれど、ここまでくるまでの努力がすごい。ダヴィンチコードと東江一紀さんの翻訳書を読んでみたくなった、読んでみよう。
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まき
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ネタバレブログに書いた記事や、各種のイベントで話したことなどを土台とし、それに大幅に加筆して再構築したもの。 翻訳者の名前に注目することがあまりなかったので気が付かなかったけれど、 この方の訳した本を結構読んでました。 ダン・ブラウンとか、思い出のマーニーとか。 英語が喋れるからと言って翻訳者になれるわけでもなく、 翻訳者でも文芸とノンフィクションでは異質の技術や訓練を要する。 編集者の役割がこんなに大きいものとは思わなかった。 全国でやっている読書会が面白そう。
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