読書メーター KADOKAWA Group

読書グラフ

4/124/154/184/214/244/274/30374896375110375324375538375752375966376180ページ数130013011302130313041305130613071308冊数読書ページ数読書冊数
レフ・ニコラエヴィチ トルストイ(4)ジョージ・エリオット(3)トーマス マン(3)ジッド(3)Paulo Coelho(3)ディケンズ(3)Федор Михайлович Достоевский(2)千葉 雅也(2)渡辺 努(2)シモーヌ・ヴェイユ(2)14%レフ・ニコラエヴィチ…11%ジョージ・エリオット11%トーマス マン11%ジッド11%Paulo Coel…11%ディケンズ7%Федор Миха…7%千葉 雅也7%渡辺 努7%シモーヌ・ヴェイユ著者グラフ上位10名
もっと見る

最近の感想・レビュー

データの取得中にエラーが発生しました

最近の感想・レビューはありません

ががが
新着
個人という概念を徹底的に削ぎ落した未来社会。人間は集団に帰属していると安心するし、誰かのために役に立っていると喜びを感じるので、管理されることが人間性からの逸脱とも一概に言えないが、これでは確実に人が病む。手記という形で進むので、この社会の常識を通した記述になかなかなじめない。終始用いられる数学的なメタファーがとっつきにくく、人物描写が象徴的で人物の顔色がほとんど想像できない。棒人間が動いているような風景が立ち現れて奇妙だった。しかしこれは個性を削除した世界を無機質に描いているのかもしれない。
0255文字
ががが
新着
農場から経営者の人間を追い出した動物たちが、理想的な農場の建設に取り組む。しかし、結局は人間に支配されていた頃と変わらないか、それよりも酷い状態へと陥ってしまう。すべての動物にとって平等な農場を望んだだけなのに、どうしてこうも上手くいかないのか。目の前にある小さな不都合を乗り越えるために妥協を積み重ねていった結果、いつのまにかもとの不平等な社会に戻ってしまう。構成員全員が清廉だったとしても、組織になるとどうしても汚くなる。
0255文字
ががが
新着
16世紀のイタリアで生まれた彫金師、ベンヴェヌート・チェッリーニの半生を書いた自叙伝。古典芸術文化の復興運動中のヨーロッパで、自身の才能に絶対の自信もっていた男の波乱万丈の人生は、自伝とは思えないほどイベントに事欠かない。法王を始めとした権力者とのやりとりは当時のパトロンと芸術家の力関係が見られて興味深かったが、恭順さを保ちつつも畏れ多い発言を連発するので冷や汗をかく。牢にぶち込まれれば脱獄し、毒を盛られても復活する、まさに殺しても死なないこの豪傑は、天性とは何かをその生命力をもって訴えているかのよう。
0255文字
ががが
新着
人類がどのように本を読んできたか、読書の際に付帯する諸々の活動がどのような変遷をたどってきたのか。本を読むときには当たり前すぎて考えていなかったトピックが古今東西の資料を用いて分析され、読書とは何であるのかという問いを暗黙のうちに読者に抱かせる。この営みが今日のようになるまでには相当な紆余曲折があり、そこには無数の人々が介在していたことが分かる。本書は本の虫や文学少年少女であるほど興味の尽きない一冊となりえるが、古典作品や世界史の事項が頻出するので、そのあたりの基礎知識がないとちょっと苦しいかもしれない。
0255文字
ががが
新着
不本意ながら地方の砦に赴任した主人公が司令官の娘と恋に落ちるも、皇帝の僭越者が起こした反乱に巻きこまれていく話。ボーイミーツガールの王道を行きながら、プガチョーフの反乱の史実をもとにした歴史小説でもあり、ぼんぼんだった青年が戦いで人間的に成長していく教養小説のようでもあり、忠誠と裏切りが剣とともに激しく交差する冒険譚のようでもありと、さまざまな読み方ができるが、なんといってもテンポが抜群によく、お手本のような明快さと正確さで読者に負担をかけさせない。ロシア語の基礎を築いた国民作家の筆力を改めて思い知った。
0255文字
ががが
新着
架空の街でルーレットに翻弄される人々を描く。明日の食費まで投じかねないギャンブラーの心理描写は圧巻だが、恋愛や利権を始めとした登場人物たちの思惑が背後にあることで、金のもつ意味合いが具体的になり、いやがおうでも射倖心を掻き立てられる。堅実に蓄財できる胴元のようにお金はドイツの街に吸い込まれていき、蠱惑的なフランス人や遠くで見守るイギリス人がプロットに絡むことでロシア人の病理が鮮明に浮かび上がる。ギャンブルは偶然の営みでしかない、しかしそこに運命だ天啓だと意味づけをしてしまうのが人間なのかもしれない。
0255文字
ががが
新着
最初はみんな冗談だと思っていた、でも風刺は常に現実の一部を反映している。それが数値のためという商業的な動機であっても、いつのまにかその希代のカリスマ性に皆が魅了されていく様にゾッとする。話術で強引に進めていく議論や極端な思想で現実を解釈して陰謀論に行き着く思考回路はあまりにリアルでもはやネタとして笑えない。長年タブーだった存在には神秘性が纏われてしまい、記憶の風化も相まってその危険性が抜け落ちている。今や第2党となったAfD(ドイツのための選択肢)が原書の出版当時はまだ影も形もないことが信じられない。
0255文字
ががが
新着
自殺したはずのヒトラーが2011年のベルリンで目覚め、本人に扮するコメディアンとして大衆に影響を与える存在になっていく風刺小説。米国のあの人も帰ってきたし、今こそこの本を再読するべきだとあるブックチューバーも言っていたのだが、前回読んだときよりも絶望感がある。現代ドイツの事情が分からずに己がイデオロギーでトンチンカンな解釈を連発する元独裁者は、ユーモアとして純粋に楽しめるのだが、身近な社会問題から国民の不満を吸い上げていく様はもうすでに笑えなくなってきている。人気のある人物がよき指導者とは限らない。下巻へ
0255文字

読んだ本
1306

読みたい本
647

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2012/07/22(4666日経過)
記録初日
2011/05/14(5101日経過)
読んだ本
1306冊(1日平均0.26冊)
読んだページ
376116ページ(1日平均73ページ)
感想・レビュー
1083件(投稿率82.9%)
本棚
4棚
職業
無職
現住所
愛知県
外部サイト
自己紹介

語学と読書をひたすら楽しんでいたいフリーター33歳

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう