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「無理」の構造――この世の理不尽さを可視化する

感想・レビュー
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織川 希
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★★★☆☆ 思考を思考する本。本書は理不尽と感じることをテーマに、なぜこの世に理不尽が生ずるかを私たちの思考の特徴から考察するもの。どうも世の中には対称に見えるのに非対称なものが存在し、それが理不尽さを感じる原因になっていると。例えば成功と失敗とか、賛成と反対とかがそれにあたるとのこと。ただ私は本書の説明を読んでも、それが理不尽を生み出していると納得するに至らなかった。私が感じる理不尽は本書の内容では説明しきれないように思えてならない。
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maro
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世の中の理不尽を集めた本。何と善の反対は悪じゃなかったのか。理不尽なのは、実は世の中ではなく、あなたの頭の中だと。天動説に地動説を投じるような大胆な話の展開に衝撃。挿絵が秀逸で素敵…
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サプリママ
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ネタバレ⭐️⭐️⭐️⭐️♥2016年3月初版。「具体と抽象」の次に読んでみた。善⇔悪・悲観⇔楽観・賛成⇔反対・同じ⇔違う 等 反対語と反射的に何も考えずに答える。著者はそこには物理的・知的・心理的な3つの非対称性があり錯覚が生じ無理の構造があると可視化。時間の不可逆性には社会の劣化、具体化・細分化、上流下流の法則。折り曲げの法則で対極は紙一重であること。コミュニケーション・言葉の幻想と公平、対等 全体像、経験則、啓蒙という幻想。人から慰められたり、先生の叱咤激励の言葉も理不尽として可視化されるとトホホ😭
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ひとまろ
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「気付き」にも非対称が存在するというところに引きつけられた。 これまで家庭や職場で何度となく経験してきたもどかしさが 本書の教育は無力という章でストンと腹落ちした。 いくら外から声をかけても内にいる本人が気付かなかったら 声は届かず何も効果はないということ。 言語化された本書が多くの方の心に届くことを願う。
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ゆーき(仮)
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キーワードは対称ではなく非対称。
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maki_dokusyokai
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自分の考えられる範囲が広がる感覚がある1冊。 同じ出版社からでている細谷さんの『具体と抽象』もよかったけど、これも良かった。
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tetibeam
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理不尽は非対称を対象と錯覚するため起こる、というメカニズムを見える化した本でした。切り口は面白いです。ただ一部で述べられている概念は、抽象化しすぎて簡単なことなのにとても難しく見えました。二部以降は認知バイアスで語られることもある事例です。ただそれらを対称の錯覚という切り口で見てみるのは新鮮でした。なにより、我々が錯覚している時の試行錯誤を「無駄な抵抗や努力」と言いきってるところが素敵です。そのときは、考え方を変えるよう促しているのも共感します。
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夏野菜
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細谷さんの本が好きでよく読んでいる。この本もしっかりと世の中の関係を構造で説明してくださっており、理にかなっていて、すっと理解しやすい。わからない人にわからせようとするのは無理なことで、その構造自体を自分自身がわかっていないからだと気付かされた。昔ながらの根性論が通用しない世の中になってきていて、なんだかなあと思う反面もある。
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たくみくた
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3冊目。細谷さんの本はいつも物事に対しての新しい見方を提供してくれて面白い。/お金の発明によって、もともと対称性があったはずの「物々交換」(具体と具体)が、「モノとカネ」という「具体と抽象」の交換である「売買」に変わることによって、交換範囲が一般化され、飛躍的に拡大したという変化とともに、交換行為そのものを非対称にするという大きな変化ももたらしています。この交換の非対称化によって、売買には「上下関係」が発生しました。
たくみくた

「完全実力主義」のように見えるスポーツの世界でも年俸は完全に単年度の成績(つまりフロー)で決まるのではなく、「在籍年数や実績」といった形のストックで決定します。

01/04 23:45
たくみくた

実際は、ストックの入り口と出口が非対称であるのにもかかわらず、対称であるかのような錯覚に陥りがちです。 要は増やしたものはいつでも同じだけの努力で減らせると思いがちですが、実は逆向きの動きに必要なエネルギーは とんでもなく大きいために簡単には後戻りできないことが多いのです。

01/04 23:46
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テツ
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人が生きる上で否応なく対峙する理不尽さのメカニズムについて考え抜くことでそれによるストレスから免れようぜ的な内容。決して対称的ではない二つ(以上)の選択肢を対称的だと勘違いしてしまうところに最初の落とし穴があるのだというのはとてもよく理解ができる。本書で語られる諸々はあたりまえのことではあるのだけれど、言語化されたそれらについてもう一度自分自身で考え咀嚼することにより、そのあたりまえを許容できる強さと余裕が育まれていくんだろうな。ネガティブな印象にも必ず理由と原因が存在する。根源を探りたい。
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ふみ
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哲学的なエッセンスを感じられて良かった。 タイトルと中身にギャップがあり。
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カオルオ
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元々本書は思考論的なものとして読み始めましたが、読み進めるうちに“自己啓発”的なものとしても読めました。本書で掲げる「理不尽」の核には様々な「非対称性」、「不可逆性」、そして各々における『錯覚』が「理不尽」(と感じる)や「無駄な努力」に繋がるのかと。また、たくさんの“法則”が出てきます。「折り曲げ」、「1:9のねじれ」、「上流・下流」等々の法則。ものの考え方としてとても勉強になります。本書の論旨を理解出来ると日々の生活や活動を前向き且つ能動的に出来そうだと深い感銘を受けました。良い本だと思います。
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yoshi_izu21
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ネタバレ・教えられることと求められることは違う →教える方は少しでも引っかかればOKなんかな。 ・言葉の意味の共有は難しい ・大企業病という病、は通常の進化。 → 有名大学出身者が入る、人が増える、ルールが重要になる。調整型の仕事中心になる。自由な発想は受け入れられ無くなる。至極自然なこと、と受け入れるしかないと思う。 ・高度化すれば視野が狭くなる →視野を広くするには低度キープ?ここは要議論。 見えてない人には見えている人が見えない →他人の意見、視点を学び、尊重していけば理不尽と感じることも少なくなるのかな。
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柿崎大地
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私も無意識のうちに社会は対称性があると錯覚していた。物事は二者択一であり、右を行っても左に行っても長期的に見ると総エネルギーは同等になるはずで、刹那的な生き方は生産的でなく馬鹿がするものだと考えていたが、二者択一の選択は、実は対称性はない事がよくわかった。私がお酒を飲む・飲まないは対称性があるようで非対称性である。飲む事に対するエネルギーは、ドーパミンの後押しがある。一方で飲まない事にはストレスと負のエネルギーが働く為に静的に対処する事は困難である、が私(を取り巻く人達)は、身体の動的部分だけを
柿崎大地

第三者として判断する時は、対称性を担保できるが自分が当事者では、自身の生存や幸福が関わる時点で非対称性だもんな。世界を救う為に死ねっ言われたとして、どう考えても世界の方が優位でも私自身の方が優位になるからか。つまり、憤りは危険なサインでもあるんだなぁ。社会そのものが抽象的な存在だが、その構造が少しだけ理解出来た。読む前よりも視野が広がったのは間違いない。簡易な文章で書かれているが、内容は非常に面白かった。ただ、おじさん特有の古典からアナロジーを見出して、考察するのは事例が古過ぎないか。

04/03 07:16
柿崎大地

私には、古典の部分は理解不能でした。まぁもっともらしさは、生まれるが…。

04/03 07:17
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くーぼん
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この世の様々な理不尽さを、実際は「非対称」なのに「対称」と感じていることから起こる、という仮説を説明しようとしている本でした。 最初に基本となる「三つの非対称性」が説明され、その後それらから発生する「社会の法則」や理不尽さが説明されています。 例えば ・ルール・規則は増やすのは簡単、減らすのは困難 ・自分のことは具体化、他人のことは一般化して考える など多くの具体例が説明されています。 日々理不尽さを感じている人は本書でこういう考え方もあるんだと知ることで、悩みから抜け出せるかもしれないです。
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L.C
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本書は、世の中にあふれている「理不尽」のメカニズムを可視化して、日常で感じているストレスや、それに対抗するための「無駄な抵抗」を少しでもなくそうということを目的とする書籍です。本書では全体を5つの部にわけたうえで、視覚的にわかりやすく説明するために漫画や図が多用されています。世の中に佇んでいる非対称性に着目し理解をすることで見えてくる世界が変わってくるのではないかと思えました。(23038)
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oko1977
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社会で良いとされる建前と、現実の本音の割合は逆の1:9の割合になる。 折り曲げの法則により、ある定義の本当の反対語は、中間ポイントであると導ける。例えば長所の反対は短所ではなく、特徴がないになる。 コミュニケーションにおける最大の問題は、達成されたという幻想である。 教育とは育てるのではない、自発的に育つための土台を育むことだ。
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リットン
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言われてみれば「当たり前」なことだけど、それを言語化して図式化してしまうのはすごいなぁと思うし、思考を自分のものにしているってそういうことなのかもなぁと思う。見えている人、見えていない人という話が出てきてそのとおりだと思ったが、見えている「人」といっても、いつなんどきもすべてを見えている人はいなくて、その場その場である世界を見えている人といない人がいるだけであって、自分自身も、見えていない世界が常にあり見えていないときがあり、そう簡単に二分できるものではないということを自覚することが重要だよなぁと感じた。
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ta_chanko
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多くの人が、非対称なものを対称的なものと錯覚して無駄な努力と時間を費やしてしまっている。何事も上流から下流へと不可逆的に流れる=エントロピーの増大。創業期には個性・挑戦・実力・理想が大切な価値観だが、大企業になると平均・安定・秩序・現実重視に変わっていく。上流のゴツゴツした大きな石が、下流の小さくて丸い小石になるように。また、抽象的な思考ができる人からは全体が俯瞰して見えるが、具体的な見方しかできない人には、その世界が全て。天岩戸は外からは開けられない。啓蒙は不可能。教えるのではなく、自分で気付かせる。
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市川翔太
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個人的にまとめると前提がちゃうから無理みたいな感じに捉えた。その前提は自発的にさせるしかないなと思った。あと折りたたみの思考は面白かった。紙一重やけど全然ちゃうくて、その紙一重でやった/やらなかったの蓄積が大きくなるのかなと思った。
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TOK
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具体と抽象で有名な細谷さん。無理な構造を非対称、不可逆、部分と全体、ストックとフローなどから説明。反意語と言われるものでも非対称だったり不可逆だったりする。マジックミラーのように抽象的に物事が分かると具体は分かるが、具体側から抽象側は分からない。ひとつひとつは読みやすく本全体でもさくっと読める。具体と抽象に続く第二弾なのでできれば前作読んでおくとよりよい
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ちゃんかん
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ネタバレ会社の上流と下流では住む世界・規律が違う→フラットな関係(上)階層関係(下) 逆行は無理なので新しい山で川を見つけるしかない リセットはもはやできない→新天地に行くしかない 技術がニーズを追い越すのこぎりの法則 トップになる人のタイプは、新しい事業を立ち上げた人→売上の実績をあげた人→優秀な社内スタッフという風に変化していきます 「自分の頭で考えない」のは全権移譲してないから 成績や能力を公平に評価することはできない→努力が不可欠 他人ではなく自分を変えろ 自由とセットで条件付け
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ちゃむ
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見える人と見えない人。 考える人と考えない人。 両者が存在することで、見える人もしくは考える人が自らに誇りを持って活躍できるのではなかろうか。 見える人、考える人が世界のしくみをつくる。 見えない人、考えない人がそれを動かす。
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ひろ
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[図書館本]具体と抽象が面白かったので借りてみた。ベースは通じるものがあり、見えている人と見えていない人の非対称性は、前書に書かれている通り。部分を全体と思ってしまう事、世界を全体か、地球を全体と捉えるかや、自分の経験が部分であることに気づけない事は、改めて意識したい。また「人生は公平だと思うな」はケネディ家の家訓でもあり、自分と他人の非対称性から来るもの。努力の比較は「他人と比べて結果が良かったかどうか」ではなく「努力しなかった自分」と捉え、理不尽さは自分の頭の中にあると受け入れるようになりたい。
ひろ

古事記の雨の岩屋戸にちなんだ法則。他人を変えようと無理矢理こじ開けることはできないが、外で楽しそうな踊りや歌が繰り広げられ、中の人に「外は楽しそうだからちょっと見てみよう」と思わせること。天照大神が岩戸を開ける気になったきっかけらしいが、まさか古事記にそんな要素があるとは。出口氏が言う人間の行動を司る脳は13,000年前から進化していないに、妙に納得してしまった。

02/23 19:20
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はとむぎ
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基本図書館派なのですが、いつもの図書館がお休み。活字切れによる衝動で購入。 気付きによって、次のステージに行けるが、その扉は内側からしか開かなくなっている。次のステージがあると思ってない人にいくら促しても届かない。 あの人は何でわからんのかな?ってイラッと思うことは、不毛ってことらしい。 常に別の視点があるかもと思って生きるのもずっとだとしんどいから、バランスかなと思いました。
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shinchiki
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モヤモヤしていたことが、言語化されていて、スッキリさせられる。自分は見えているとおもいたいのだが。
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U_taro
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見えていない、かつその事に気づいていない人にいくら言っても無駄。そもそもどうしようも無い無理の構造を知ることにより、無駄な努力か減らせると思った。
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太宰コサム
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見えていないことを見えている側の人間で生き続けてきたのであまり真新しいと感じたことはなかったけど、まあそうだろうなあ、という認識の再確認くらいにはなった。でもその「無理」をどうするかについての具体的なことは書かれてなかった。(まあタイトルが「構造」だから当たり前か)
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ぎゃつ
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ネタバレ人が理不尽に感じる理由について、ものごとを非対称性に捉えてしまう人間心理に基づいて解説をしている。 自分の考え方を客観的に見ることができるようになる本である。また、努力の比較は「他人と比べて結果が良かったかどうか」ではなく「努力しなかった自分」との記載にはハッとさせられた。
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ぬくい
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同著者の名著「具体と抽象」で説明される内容をベースにそれを社会に落とし込んだ内容。人間関係や会社の成長を考える上で新しい視点をこの本は与えてくれる。
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satoshi
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我々の生きている世界に対して、こんな見方や考え方がありますよと教えてくれる。 日常生活を送る上で視座が上がる。
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Taichi Ichikawa
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流し読み。 理不尽さを感じるのは現に存在する構造を理解せずそれとずれた理にとらわれているからなのではという主張がなされている。 物事を構造から捉えるという思考の仕方に慣れていない人には目からウロコかもしれない。 内容自体は個人的には既に理解していたことなので、目新しさを感じなかったが、説明方法がうまいなと感じた。とにかく頑張ればなんとかなると思って生きてきたが最近うまく行かないと思い悩んでいる人に刺さりそう。公正世界仮説なんかはまさに本書の内容に合致するバイアス。
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Hiromi♪
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ストック(知識やルール)もある程度は必要だが、多く溜まってしまうと、人間心理による非対称な粘性や抵抗がでてきてしまい、あとから減らすのが難しい。例として、大企業病。あぁまさに、と頷く。17章「公平さと言う幻想」に自分も捕らわれていたかも。人生は不公平にできているからこそ、与えられた公平ではない環境の下で努力することに意味がある。努力の成否は他人と比べて結果が良かったかどうかではなく、比較対象は昨日の自分、努力しなかった自分。今年はこれを意識して取り組んでいく。
mura_ユル活動

Hiromiさん、『与えられた公平ではない環境の下で努力することに意味がある』なるほどの文ですね。自助努力そのもの(の考え)は好きです。

01/11 19:59
Hiromi♪

muraさん、不公平な環境だからというのを言い訳にしてたなと気が付いて、改めました。努力の測り方を間違えないように、ぼちぼちやります。

01/11 20:24
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徳野創紀
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理不尽を変えるには新しいものを生み出して理を作ろってことかな。
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LIF
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最近仕事をしていて、「もうこれは組織や人の感情が複雑に絡まりすぎて、解決出来ない(諦める)」「何度言っても相手に伝わっていない(諦める)」「結局無駄な努力だった…かなしい」と感じることだらけでした。 この本から、無理、と感じているのは自分の頭の中だけだ、ということが分かりました。 周りの事象は一定の変化を遂げていくので、 まずはその変化を理解すること、 その上で、自分がどんな努力をしていくのか?周りにどのように働きかけていくのか?を考えていきたいと思います。 読んだ後にものすごく納得感が得られた本でした。
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たろっくす
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本書では流れの不可逆性から物事の対称性を理解するという思考法を学ぶことができる。 普段の思考から視点を変えて自分にとって都合の良い解釈から抜け出すことができる思考法が詳しく述べられている。斜に構えて悲観的に物事を見るという事ではなく、絶対的な公平など存在しないという前提に立ち努力を続ける必要があるというポジティブな思考法であると著者は述べているように思える。『与えられた「公平ではない環境」の下で努力することに意味がある』という言葉にはとても勇気づけられた。
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uttyoung
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ネタバレ水の中のインクのように偏った分布がいずれは平均的な質になる(エントロピー増大)など、「不可逆性」が、組織、知識には「構造」として存在するから、組織における専門化による蛸壺化や、規則、スマホアプリはどんどん増えるが減らすのが難しいという説明が腑に落ちました!
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Blair
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懇切丁寧に説明しても何も伝わらなかったことは誰しもが経験したことがあると思う。 そもそも言葉の定義は人によって全く違うのだから自分の説明が意図した通りに伝わっていない可能性が高い。 本書を読めばコミュニケーションの難しさを実感すると同時に仕方ないことなんだと諦めがつくはずだ。 具体的な解決策は書かれていないが、事実を理解できるだけでも十分価値がある。 自分の視野が狭いかもしれないと顧みることもできるだろう。
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ももも
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kindle unlimitedにて読了。成功体験は状況によるということや組織のフェーズごとの変化など、納得する部分が多かった。社内表彰時の取組発表の内容を考える際に感じているモヤモヤが少し晴れそう。
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