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ダメをみがく“女子”の呪いを解く方法 (集英社文庫)

感想・レビュー
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miurin
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私の中のたっっくさんの呪縛に気づかせてくれて、「ダメでええんやで」と肩をポンポン軽くたたいてくれるような、そんな本だった。自分では気づかない呪縛がまだまだいっぱいあるモンだなぁ。 私は津村さんの作品が何で好きなのか、ということもあぶり出されたような気がする。鎧を豪快に脱がせてくれるんだなぁ、この方の作品は。現実的で個別的な考え方をする津村さん、いい。 ここ最近は思考の抽象化?を無意識に進めてきたんだけれど、具体的で瑣末なことにいっぱい夢中になっていいんだなというのは、何か目から鱗な思いがした。
0255文字
ことり
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女子とはこうあるべき、みたいな不文律がよくわからず地雷踏みの女子は学年に一人や二人いた気がする。隠しているつもりでもわからないからまた地雷を踏む。そんな過程を冷静に分析しているお二人。読んでそういうことだったのか!と納得。ありもので生きるという言葉に少しほっとし、メイリオに盛り上がるお二人にほっこり。
0255文字
コモヒ
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ネタバレもっと津村さんの話が聴きたかったのに、深澤さんばっかり喋るやん・・しかし高校時代に読んでいた雑誌の繋がりで実現した対談!本当に良かったね・・で、タイトルだけしか見てなかったので、小説と思ってたら違って結構びっくりしたけど、私が津村さんの小説からいつも受け取ってるものと何の遜色もなくて、ああブレていない・・とそれはそれで確認できたし、感動した、つまり物事の本質を掴む速さと深さ、一瞬で川の魚を手で掴むような速度「今まであかんかった人はとにかく深追いしてきましたね。すっごい自分の懐に入れようとしてくる」
コモヒ

「深追いしてくる人は、本当のところ気むずかしい人が多いから。中略、特別扱いしたり親切にすると、それで罠にはまる。」「こちらが話し出す前から、隙を見て二人になって理由を聞き出そうとしたりする人は、ちょっと危なっかしいです。話す意思がない人に無理やり話させるのもよくない。」「深追いする人って、絶対なんか欲しいから深追いしてきますからね」「気持ちを取ろうとしたり情報を取ろうとしたりね。」

11/10 14:31
コモヒ

「無批判に、愛玩だけされて育った感じの人とか見てると、何かやらかしたときの対処の姿勢とかでやばいな、っていうときがある。やらかす回数自体も多いし。」「い今がなくて昔の話しかしない、自慢にしろ愚痴にしろ自分の話しかしない、他人の話は上の空ではなっから興味を持とうとしない、否定から入って相手の上に立とうとする、とにかく不平しか言わない」これ全て夫に当てはまってるのですが(白目)義姉にも全部当てはまる・・そら喋っててストレスしかないわな・・納得

11/10 14:39
0255文字
mocotaro
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副題が若干微妙というか、昔よくあった女子論なのかなと思わせるが、全然そんなことなく、出会えて良かったと思う。私自身自分が見出してきた自分なりのやり方に通ずるところがあるお二人の考え方・やり方だし、うん、やっぱり人生もっと気楽に捉えていいよな、という気持ちを応援してくれるようなお守りになっていきそうな本。まさかのデイリーポータルZが出てくるところとかどこまで私と共通項があるのだと思い、自分の今後の参考にさせてもらえるお姉さんの話を楽しく聞いている気持ちだった。GW終盤にちょうどよかった。
0255文字
還暦院erk
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再々読。文庫版の後書きにも本書構成に携わった故人へのメッセージが記されていて胸がつまった。以前に読んだ時の抜き書きを紛失してしまったので、改めてノートしていったら10pにもなった!おもろい女性って憧れる。そして、全力でネタ準備してきてるお二人のプロ意識、見習いたい。
還暦院erk

津村さんのあとがきより:女の人が、社会や、個人的な関係や、同性間の相互監視において求められる山ほどのことのうち、自分に合わない側面は、無理矢理達成しなくていいのではないか(中略)すべての人にとって、世の中が少しでも働きやすく生きやすい場所になることを、いつも願っている。

07/02 06:27
0255文字
ドナルド@灯れ松明の火
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かなり本音の対談をまとめてあり、読み進むにつれ気分が重くなった。女性が抱える問題や関りかたには、新たな気づきがあった。 ややお薦め
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avantgarde4u
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こんなダメな私たちでも何とか生きてます、というつもりなのだろうが、両氏とも都会に生まれて私大まで通わせてもらっているし、深澤氏には教養のある両親がいて学生時代からのつきあいの夫もいるし、津村氏は趣味のある母親、住み続けられる実家がある。ダメになれる貯めがあるというか。結局マスメディアでモノ言えるのはこういう属性の人なのね、という確認が一番大きい。延々あまり面白くもない自分語りで女の呪いを解く方法??だった。女性の会社員生活はなんかずっと大変だなと疲れた。女の暮らしはずっと途上だ。
0255文字
きーこ
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自分たちの普段の生活や仕事や人間関係においていかに「ダメ」かについての対談をまとめた一冊。「ダメ」の尺度は人それぞれだから、私からしたら十分立派だ、と思えるところもあるのだけれどそれはさておき。ダメな部分を叱咤激励して直そうとするのではなくて(そしてそういうところは大抵改善されずに苦しむ)、「自分の快適」をきちんと考えて、何事もほどほどに。干渉せず、「発表」せず、「ステキな自分」を演出せず、ポンコツだという自覚をまず持つことから。「工夫する」というワードが印象的。「努力」じゃなくて、「工夫」。
0255文字
うー。
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大変おもしろかったです。じわじわ時間をかけてゆっくり読了。具体的に生きやすく暮らす術を紹介してくれる実用書。読み返すと刺さる箇所が変わりそう。
0255文字
otya
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ネタバレ津村さん、深澤さんの対談本。ちびちび読んだり、間が空いたりしながら読了。
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funami
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仕事をがむしゃらにやれとか出世しろとか、いけてる女にならなくてはという強迫観念を捨てて、ゆったりと日々ご機嫌に暮らせたらいいのでは?という提案。頑張りたい人はがんばればいい、そうでない人にその価値観を強要するものではない。そして、長い人生をずっと全力で走ることなどできないのだから、ときには自分の心と体のご機嫌を見ながら毎日ささやかな幸せを感じていきてもいいのだと、背中を押される気がした。実はこれはみんなうすうすわかっていることなのに、言い出したら負け犬に思われるから言わないだけなのでは。
0255文字
eru
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頷きすぎて首もげるかと思った。前向きに働いてる人を相談相手にしちゃダメとかさ、ほんとそうなんだよ。チョイスが間違ってるのよ。メモ取った名言がたくさんあって、学びの深い読書でした。ちょっと私、色んなこと馬鹿みたいに真に受けすぎてたわ。向き合うべきこと、向き合わなくてもいいことを仕分けることで、もっと気楽に生きられるんだな。ポンコツを外で出すのは勇気がいるけど、隠し続けて生きるのは疲れる。これからは自分のダメさを認めて、ポンコツぶりを出せる場を広げていこうと、胸に刻みました。
0255文字
あゆみ
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「子供がいないからわからない」という呪いのくだりでは津村さんの言葉に救われる思いだった。真に受けず、しゃべらず、立ち去る。この本が出た当時の津村さんは今の私と同じくらいの年齢だけど、なんだろう、すごく達観している… 一方、面と向かって津村さんに「ダメ」と言う深澤さんには反感を覚えてしまい、あまり良い印象が残らなかった。
0255文字
おくら
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津村記久子さんと深澤真紀さんのダメさは質が違うような気がした。私も大概ダメな人間だが、津村記久子さんとは友達になれそうだが深澤真紀さんとは友達になれなさそう、そういうダメさの違い。こじらせ女子とは違うけどこじらせてそうみたいな。
0255文字
ふるふる
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津村記久子さんの本ということだけで、対談相手の深澤真紀さんのことも知らず、何の予備知識もないまま手にしたけど、いろいろ行き詰まっていた私には思ってた以上に為になりました。深澤さんが、ご自身の長所短所を大家族に例えていたのが面白かった。深澤さんのたった一人で働いて家族を支えているおかんが「口が達者」な自分だとしたら、私のおかんは「生真面目」ってところか…(^^; 津村さんの作品はまだ4冊しか読んでないけど、津村さん好きだわ、と改めて思いました。
0255文字
HAL
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ネタバレ本題から思っていた内容と違ったけど、自身や第三者のダメさを認めること、自身のダメさを努力ではなく工夫で乗り切っていくことは今後の自分に必要な方法だと思った。
0255文字
itsumiKshi
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意識高い系ダメ人間による、肉食系女子のススメ。津村先生より深澤先生がひたすら持論を展開する。
0255文字
kaz
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ネタバレ「草食男子」という言葉をつくった方(本来の意図が褒め言葉だったのは知らなかった)との対談集。副題は「求められる山ほどのことのうち、自分に合わない側面は無理やり達成しなくてもいいのではないか、と言いたいだけ」だそうです。なるほど。さて、内容でいいなと思ったのが次の3つ。①努力よりも工夫でしのぐ。がんばりや努力は受け取る相手次第だけど、工夫は自分のためだけのものだから自分を裏切らない。②ちょっと距離のある人の意見を聞く。③自分の調子がいい日の行動パターンを知る。イマイチな時はいい日のパターンにしてみる訳です。
0255文字
吾亦紅
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自分の中のダメさを認めて、じゃあどうやっていく?と自分の仕様書を作っていくことの大切さ。この年になっても自分のダメさを認めない自分がどこかにいて、それは外圧と同じように自分を苦しめるものであるな、とつくづく思う。素敵に見られたい願望、人をジャッジする悪癖、このふたつを捨てることを来年の目標にしようと強く思いながら読了。ポンコツな自分を機嫌よく作動させていく道具類を見つけるのも楽しい。ポモドーロ・テクニックは性格に合っているようで、気に入って使っています。
0255文字
ナチュラ
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津村記久子さんと深澤真紀さんの対談集。仕事編と生活編の二章に分かれており、二人が本音で語り合っている。タイトルは「ダメをみがく」であるが、そんなことはない。むしろ 適度なユルさというか ストレスの溜まりにくい生き方の見本のような本だ。 人との距離感とか、家族との付き合いとか、共感したり見習いたいことが多くあった。
♪みどりpiyopiyo♪

これ、私も読みたい本です。深澤さん 面白いですよね ( ' ᵕ ' )

08/07 21:04
ナチュラ

みどりさん オススメなので是非! 深澤さんはよく喋る。津村さんは聞き役っぽいところが多い印象でした。 面白かったです。

08/07 21:24
0255文字
npf0402
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津村さんやっぱり好きだなぁ。多分世代の違いで、深澤さんの話にはちょっと首をひねることが多かった気がする。あと副題がやっぱり好きではないなぁ。
0255文字
舞
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深澤真紀さんと津村記久子さんの対談が面白くないわけがない!と思って読んだけどやっぱり面白かった。ダメな自分に落ち込んでしまう人は是非読んでほしい。
0255文字
kitmu
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ハードカバーで読んだはずだけどまた借りてしまう。
0255文字
Yoko Oishi
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津村さんと草食系男子の名付け親深澤さんの対談。津村さんのスタンスはなんというか、達観しすぎていてすごい。深澤さんの方が10歳くらい年上らしいけど、もがいている感が伝わってきた。全面的に共感はできないけど、人との関係性のあり方とか「そうそう」と思うところが多かった。
0255文字
ruki5894
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面白かったが…。深澤さんが思ったよりなんだか馴染まず、途中から流し読み。
0255文字
harass
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ユーザーのレヴュから興味を持ち借りる。初読女流作家の対談。世間的に意識の高いと言われる人たちとは対極にあると自負する二人が仕事や人付き合いのテーマで語り合う。様々な生きにくさと経験からの対処法に感心。家族という他人の問題について考えさせられる。母と娘の関係の難しさよ。しかしまあ、ポモドーロ・テクニックがでてくるとは予想外だった。良書。
0255文字
ウラタキ
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対談で二人の言葉を並べるとやはり津村さんの考えは解脱の粋に達しているなあ、と思う。深澤さんは理屈はすごくクリアだけど津村さんに比べるとまだちょっと囚われてるっぽく感じてしまう。
0255文字
mari
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女子に限らず、自分磨きとか高め合う関係だとか、そういう正しくて明るくてきれいな言葉にじわじわ追い詰められる人ってたくさんいるんじゃないかな。そういうものを楽しめる人は楽しめばいいし、楽しめない人は楽しまなくていいんだなって思った。自分の操縦がうまくなれば、人生ってどうにかなるのかも。
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親知らずは存在しない
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世の中的に良いといわれてることとか正しいと思われてることに自分をはめ込もうとするからしんどい。 舞台裏なんて誰にも見せる必要ないんだから、抜くとこ抜いてズルして裏ワザ使ってラクしようぜ?って言ってくれる。 個人的には、友情はお休み期間があってもよい。って言ってくれて助かった。 わたしは基本まじめだから、いつもラクしてるからココはビシッと決めないと!くらいのぬるさで生きていきたいなと思う。
0255文字
minorisomali
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固定観念が変わっていくといいなぁ。私も周りも。
0255文字
みゃ~
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おふたりとも初読み。ダメをみがくというより、ダメなままでいいんだよと教えてくれる。パワハラ上司の叱責に自分のどこが悪いのか考えても無駄、ゆるいつながりはゆるいままにしておく、仕事について工夫はするけど努力はしない、結婚したいような「普通の男」なんてどこにもいない…、なんとなく感じていたことを判りやすい言葉でズバッと言われて納得。私もメイリオに変えてみようかな。
0255文字
shino
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「弱さの情報公開©べてるの家」ってやつをすると楽になる、ってやつかしら。 ダメな部分を責めるんじゃなくて、成長ばかりを目指すんじゃなくて、っていう領域の仕事をしているので、その人なりのダメを開示して笑い合う、っていうのは大事ね、って思います。
0255文字
a
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津村記久子の対談だということで読んだのだけれど、読む価値はあまり無かったかな。対談相手は草食系男子という言葉を世に放った編集者とのことですが、彼女の発言内容があまりピンと来ず、というか個人的に違和感を覚える部分が結構多かったので。倉田真由美と仲良しとの記述があり、納得。
0255文字
YH
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うーん、二人共ちっともダメじゃない!色々と相手を考えたり、 仕事のモチベーションを上げる工夫したり。ちょうど中間の世代だけど、津村さんの肩に力入ってない感じの方から好きだな。深澤さんからは時々マウンティングを感じる。
0255文字
せっか
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仕事編、生活編、若い人のためになりそう。
0255文字
ユメ
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津村さんと深澤さん、二人の対談の序盤に「『ダメ』な話ってありがたいじゃないですか」という言葉が飛び出すのだけれど、私もそう思う。他人の「ステキ」を見せてもらえるのも嬉しいのだけれど、「ダメ」を見せてもらえるのは、自分の「ダメ」も認めてもらえるようで安心する。世間から押し付けられる「女はこうあるべき」という価値観に対し、二人が自分のダメなところを晒しつつ、具体的かつ誰にでもできるアドバイスをくれるのが好印象。「心は一朝一夕では変えられないけど、でも道具は変えられるんで」など、すっと受け入れやすかった。
0255文字
ユズル
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単行本から文庫化になるまで数年かかっているようですが、いやいや全然古くさくもなく、かなりためになる本でした。私自身がダメ人間ですのでね。Instagramとかでしゃれおつな写真載せる部類の人にはおおよそ共感できないでしょうね。それが私にはぐいぐい、すいすい入ってく。ダメの極み。『心なく仕事するほうが長く働ける』もう真理ですよ! あと『自分の頭の中が暇になるとろくなこと考えない』も有る!私この本は何度も読み返すと思います。頑張ってゆるく生きます(^ω^)
0255文字
feicui
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深澤真紀氏はカテゴライズの権化だと思う。草食系男子という単語の創設者なので、時流を読んで‘切り分ける’のがとても巧い。しんどい自分のやり繰り、他者のかわし方を津村記久子氏との対談で読ませる本。津村氏は状況や内面の言語化に長けた方だ。惚れ惚れする。私がモヤモヤしていた感情は「‘見識の高さに対する欲求’への嫌悪」だったのか!とか。 にしても深澤氏の整理し尽くした愚痴に付き合う一回り下の津村氏はできた部下であり、ここぞという時に上手いこと言う人。深澤氏は十把一からげでものごとをとらえすぎな気がした。
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くりこ
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いやいや、こんなにダメをアピールしなくてもいいんじゃないの?という感想。私も女子としてはダメだし、女子同士の互いに監視してるような雰囲気は嫌だし、共感できるところも多くあるのだけど、この二人、しゃべりすぎじゃない?後半ちょっと疲れてきちゃいました(^^;
chiseiok

津村さんも決しておとなしくは無いけれど、深澤さんがとりわけ騒々しくないですか?^^;

05/31 00:09
くりこ

そうなんですよ!深澤さん!テレビで拝見する姿がずっと頭の中で喋ってる感じだったので疲れちゃったのかも知れません(^^;

05/31 05:05
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chiseiok
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結果的にはとっても楽しめました。以前読んだ津村さんの小説がどうも合わないと感じたことがあり、でも同時にこの人の作品が自分に合わないはずがない…ような奇妙な感覚もあって、いつかリベンジしようと思ってました。で、まずは非小説作品、しかも対談というカタチで文庫化されていた本作を(笑)。女子のためのオンナを売らないでも生きてゆけるメソッド、チカラ抜いても大丈夫よ…という方向性。自分オトコではありますが、全力行き当たりばったり、外圧でコロコロ生き方が変わっているので大いに共感出来ました。さあ次は小説いくぞ。
chiseiok

ただ対談相手の深澤さんが、何というか”チカラいっぱいチカラ抜いてる””全力で脱力してる”感じがして、何だかなあって(笑)。

05/13 05:56
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