形式:コミック
出版社:講談社
リアリティがあるかどうかは別にどうでもよくて、話に説得力があるかどうかが大事だと常々思っているが、これは後者に当てはまる、説得力がある漫画だなと思う。裏を返せばリアリティは無い。舞台は日本、退職後のおっさんと小学生の少女が相棒で、法で裁けぬ悪い奴らを暗殺する。まさにコミック的な顔のキャラクターがページを走り回り、最後に悪を成敗する。別にスカッとする事もないけど、こういう2人の活躍をまだまだ見たいと思わせられる。
結構美晴を推してる感じの表紙だったりするけど、主人公の平賀雷蔵がちゃんと活躍し続けるのがいいな。少しお茶目な所がありつつ、しっかり年を食っていて老練という感じ。大人びている美晴との対比も狙ってやってる所がうまくハマってる感がある。こんな世界はあり得ないし、あっても同じ事はやりたくない。でもこの2人を見ていると無責任なワクワク感が生まれてくる。最後まで楽しめた。
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