形式:その他
出版社:河出書房新社
(続く)西側で広く分析されている情報と異なるロシア経由の情報。複眼的な視点から真実のもうひとつ側面を探り当てる。『真夜中の太陽は輝き続ける』では、国際社会に於ける不気味な存在となってしまったロシアの姿を醸し出す。
あぁ、やっぱり米原先生は綺麗ですねぇ・・・
ナギスケ@Tの人様 井上ユリ『姉・米原万里 思い出は食欲と共に』文藝春秋 2016.5 https://bookmeter.com/books/10907059 をご覧になっていなければ、ぜひどうぞ。
三人目のロシア文学者も居たようですが、途中まで読んでギブアップ。万里さんが友人を案内したロシアのレストランで「こんなに不味い料理が食えるか〜!」と怒鳴ったという話がどこかにありましたが、自分も同じ気分。せっかくの米原万里を味わうコース料理に場違いな一皿が紛れ込んだみたい。(最後まで読んでないから何故これを入れたかの意図も解りませんが)無ければ良かったと思う。
「福岡伸一 この書評本[『打ちのめされるようなすごい本』]は非常によくできていて、ちゃんと著者別の索引と本別の索引がついている。だからこの索引を見ると、米原さんがどんな著者を好きだったのかっていうのがわかる。丸谷才一に言及した箇所っていうのはものすごくたくさんあるんです。12か所もページが引用されていて、これはトルストイよりも多いぐらいなんです。「ま」のあとに「む」があるんですけど、村上春樹は一つもないんです。」p.76 福岡伸一・河野通和「米原万里、言葉をめぐる愛と闘い」
「[1976年4月東京大学大学院修士課程]「新歓コンパ」[渋谷]で米原さん[26歳]と意気投合した私[22歳]は、深夜、気持ちがいいので、家まで二人で歩こうということになった。米原さんの家は大田区馬込、私は山王、渋谷から帰るには同じ方向。夜道を三時間くらいかけて歩き通し、午前三時か四時頃、家に着いた。」p.121 沼野充義「さらに思い出すこと」 柚木麻子『さらさら流る』双葉社 2017.8 の冒頭場面(2006年5月、主人公二人は大学一年生)みたいだなぁ。
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