形式:新書
出版社:筑摩書房
人との距離感がわからない…と長年もやもや過ごしているけれど、結局一番足元、土台の家族に返ってくるということなのかな。今の家族との関係を大切にしたい。
この著者の他の本も読んでみたい。
反社会的…は、ヒトラーを思い出した。赤毛のアン・アルプスの少女ハイジ・野口英世・オノヨーコ・小泉純一郎等の対人距離の操作技術に言及しているが、なかなか興味深い。...ふと、自身も何かに当てはまるのではと思ってしまう。社会秩序を曲者だと感じてしまうあたりが、ジゾイド…か(笑) パーソナリティというくらいだから、社会で生活していくのに大きな問題がなければ、何かしら多少は持ち合わせていても、不思議ではないかもしれない。決して悪い面だけではないのだから。
言うまでもなく、人は皆生まれも育ちも異なり、対人距離のとり方もその理由もそれぞれ。根っこにあるのはやはり愛着のあり方で、自分にとって心地よい距離が相手にとっても心地よいとは限らない。求めすぎたり、求めなさすぎたり。演技性についての良し悪しは和田秀樹『自分を「平気で盛る」人の正体』でも言われていたが、他者との関わりにおいてより適切に効果的に自己アピールするスキルは重要だ。ある種の図太さ、思い切りのよさも同様。
これまでに岡田先生の著作以外にもちょくちょく心理分析系の本を読んできた自分なりに分析してみると、自分はゴリゴリの愛着回避型。なんなら自閉やシゾイド(孤独)傾向もそれなりに。でも、コネも能力も乏しい自分がガチで孤立しては実際問題として生きてゆけないので、最低限の生活を維持するために演技性で補おうとしている……という感じだろうか。結果的に、本書のまとめに書かれてあることがほとんどそのまま当てはまりすぎて笑うしかない。
ソルティーさん、人間て様々だから難しいよね。嫌なこともいいことも笑ったり悩んだりしながら経験を積んで成長していくしかないよね。明日は必ず来るんだから?
さいちゃんさん、そうですよねー。人間色々いて難しいけどこの失敗で1つ成長できたって考えれば転んでもただで起きなかったってことで、少し前向きになれるかな!まあそこダメでもまたいい人に出会えるさ!と思うことにする。
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