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こころ傷んでたえがたき日に

感想・レビュー
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れに
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まずタイトルに心惹かれて思わず手に取った。表紙を開いて真っ先に目に飛び込んだ「くよくよするなよと言われても。」という言葉に大きく共感した。本当にそうなのだ。コラムノンフィクション作家の著者がタイトル通りのこころ傷んでたえがたき日を過ごした人たちにインタビューをし、22編の短編として文章にした著書。色々な人がいて色々な人生があるんだなぁと思いながら読んだ。なかにはこれってこころ傷むほどでもなくない?という事例もあるけど、人によって受け止め方は様々だし同じ出来事でも感情も感じ方も違うもんだからなーと思い直す。
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eipero25
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人はただ生きていく。家族を失っても、家が無くても。何も損なわず何も悲しまず何も不安のない生活をしている人以外にはお勧めの本です。ジャズ好きの話、村上春樹のことだ!ってすぐに気づいてなんか得した。
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566
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ネタバレ誰にでも物語はある。街を歩いてて、この人どんな人生を歩んできたんだろうと思うこともあるけど、それを実際に取材して描写してくれている。 印象に残った話は「街のサンドイッチマン」。どんな立場になっても見栄は張る行為は続くんだなあという感想。
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Jam
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はじめから重い…人生相談読んだ後だったので分析してしまったわよ。怒りと憎しみを抱えながら離れる事ができない依存型ですね。人それぞれ見た目が違うようにその人生も違う。波乱万丈、四苦八苦、生きるってそんなものなんでしょうね…
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pirokichi
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ネタバレ『正論』掲載のノンフィクションコラム22篇。知人が取材・掲載されて。「彼と彼女と私」にはビックリ。若き日の村上春樹夫妻がお隣さんだったなんて。「恋し川さんの川柳」は、毎日新聞川柳投稿者の恋し川さんが何ともいい味。利用している銭湯の店主が脱衣所に新聞の切抜きを貼ってくれてるなんていいな。その他文芸評論家・松原新一氏や、未解決事件被害者のご両親、著者本人の介護に纏わる話などどれも胸に沁む。「私のやってきた仕事とは、人の人生に、私という他者の目を与えることだったような気がする」そんな著者のまなざしがあたたかい。
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Isuke
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BF。で見つけたとき、思わず反射的に手に取った。家に帰って読書記録を確認すると、図書館で借りて読んだ本だった。何となく覚えているものもあれば、全く覚えていなくて初見のように読んだものもある。仕事や家庭がうまくいかないのは辛いことが多そうで胸が詰まる。
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才谷
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今まで知らなかったけれどこんな世界があったのかぁ…。というのが最初の感想。一般の人にインタビューをして書き連ねた短編集、特別なことが書いてあるわけでも事件が起きているわけでもないが、どの話もその人にとっては立派な物語。もっと他の本も読んでみたい。そう思わせてくれた本。
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ochatomo
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著者初読み 題名は石川啄木「一握の砂」より“ゆゑもなく海が見たくて海に来ぬこころ傷みてたへがたき日に” 雑誌「正論」2009~2018年連載ルポルタージュ・コラム100編から22編を単行本化 川柳の話、古書店の話が印象に残った 著者の体験や村上春樹氏にまつわる話もある あとがきも案外よかった 言及されたヒット作「友がみな我よりえらく見える日は」も読みたくなった 2018刊 著者インタビュー https://www.stardiver.jp/3-2
ochatomo

「友がみな我よりえらく見える日は」1996年、「喜びは悲しみのあとに」1999年、「雨にぬれても」2005年、「胸の中にて鳴る音あり」2007年、「こんな日もあるさ」2012年、「こころ傷んでたえがたき日に」2018年、「晴れた日にかなしみの一つ」2021年

02/08 16:41
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さぼてん
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著者がいろいろなひとりにインタビューしてまとめたものでした。ホームレスや殺人事件の被害者家族、川柳の投稿名人、父子家庭の家族などなど、それぞれの生活(人生)を記しています。当たり前ですが、「それぞれにそれぞれの物語がある」という事を思いました。テレビの「ドキュメント72時間」と印象がかぶりました。重いテーマでも淡々と進んでいる感じで、引き込まれました。
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ほんどてん
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まるで作り話しでは?と思うような22編のノンフィクション短編で一編一編、全く違う感動がありました。「妻が他の男の子どもを産み、その子を育てる決心をしたのに結局は妻に出て行かれた男の慟哭」の話から始まったので、謎と衝撃でした。「京都で、朝日新聞を60年間ずっと配達し続けた人の話」や「柴又・上智大生殺人事件の被害者の両親が語る話」など、心に残り、考えさせられる話もありました。タイトルは石川啄木の言葉「ゆゑもなく海が見たくて 海に来ぬ こころ傷みてたへがたき日に」から付けたそうですが、ここにも惹かれました。
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まっちゃん
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タイトルで気になった1冊。小説ではなく、ドキュメンタリー的な短編集らしい。ままならない人々の物語。個人的には女性経験のなさと彼女を思うあまり別れに至った男性の「未練」が印象に残った。
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spike
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彼の「友がみな、、、」を読む前に新著を読んでおこうと。実際の取材とは思えないくらい、ざらっとした人生の数々。特に最初の文章には圧倒される。実は「こころ傷んだ」日に読むと癒されるような文章を期待してたのですが、人生そんなに甘くないってことでしょう。
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ステビア
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変わらぬ上原隆!いいねぇ
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箸
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上原隆さんの本は、見つけると読みたくなる。市井の人にインタビューをしたものをまとめた、ノンフィクションコラム。読んでいると、上原さんが相手の話に耳を傾けている、そのすぐそばで話を聞いているような気持になれ、ぬくもりが伝わってくるのが、好きなところ。ただ、これまでの本に比べると、そのぬくもりが薄く感じられたのは、自分の中で上原隆本に対する期待が高まり過ぎているのかな。
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Monsieur M.
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某有名作家(名は明かされていないが、だれのことかは多くの人が分かるだろう)が作家になる前、夫婦でジャズバーを経営していたとき友人だったという人に話を聞いて書いた「彼と彼女と私」のことを何かで読み、手に取った。その人は、彼の小説を一作たりとも読んでないらしく、「一体、何があったのだろう?」と興味を惹かれた。いくつかの文章を除き、基本的に、無名の市井の人に話を聞いて、短い文章にまとめたもの。「すべての人に何らかの物語があって、多くの人がそれを語りたがっているのだなあ」と思った。
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なお
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かなり短い短編が詰まった作品。どれもドキュメンタリーで、作者が様々な立場の人々に話を聞いている。題名通り、なんともやるせない気分にさせられる身の上話が多かったが、中には微笑ましい話も。京都で60年新聞配達を続ける男性や、小石川の恋し川さんとか。 彼と彼女と私の話にはびっくりした。
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ハル2
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今、コロナで新たに悲しい物語が。
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Awazu Satoshi
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いい話
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カッパ
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『友がみなわれより・・・』の作者さん。知り合いの方が紹介していたのをみて、私はこの作品を手に取ってみました。コラムニストでノンフィクションばかりの本。メールや友人の紹介やはたまた公園で話しかけて聴きとった内容をまとめたものなそうです。悲しみに焦点をあてていて。今が元気とかそんなわけでもなく、悲しみと共存しているような人もいて。なんというのでしょうか、自分の周りには知らないだけでみんなスペシャルな経験があると思いました。傷んでとありますが、そんななかでもなんとかやっていくものという希望も感じました。
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あきぼー
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ネタバレ面白かった。とくに印象に残ったのは「未練」。相手の気持ちを確かめたくて、その気もないのに自分から別れを切り出してしまうとこなんかは、まるで自分のことかと思うほどだった。"どんな人にも物語はある"というあとがきの一文は、"人に歴史あり"に匹敵する名言だと思う。
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nk
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「困難に出会った時、人はどうやって自分を支えるのか?」この問いが上原隆が本を描き始めた出発点だと、別の著作で本人が言っていた。しかしこの本に登場する困難に出会っている市井の人の多くは、困難に打ち勝てている訳ではない。困難に「対峙」したり、「踏みとどまっている」に過ぎない。著者の言う「自分の支え方」とは、困難に勝つことでも進むことではなく、生きるための呼吸をどういう仕方で人は続けているか。耳障りのよい処世術より、よっぽどわたしの身になる。
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ののの
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★3 心が傷んで耐えがたかったので読み始めたものの、内容が予想と違ったのと、心が回復してきて読むペースが遅くなった。/「安心電話」がよかったかな。知らない人だから話せることはあるし、それで救われたりする。知恵袋もそうで、他人に優しくする場なんだと思う。/タイトルになっている石川啄木の詩「ゆゑもなく海が見たくて 海に来ぬ こころ傷みてたへがたき日に」が1番心に染みたなぁ。人は弱いし、それでいいんだなぁ、弱さを認めていいんだなぁと思った。
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学び舎くるみ
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どこか懐かしい香りのする短編集。日頃あまり接点のない人たち、身近にもしかしたらいるかもしれないけれど、そこまで突っ込んで聞いたことがない身の上話。いろんな人の人生が、ふわふわと浮かんで消えてそっと心に降り積もっていく。さてと、私も明日からまた頑張ろう。
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ともるり
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『こころが傷んでたえがたき日』に読む。いつも周囲から元気だねと言われる私にも、こんな日ってある。 あとがきにある様に、私の人生に、著者という他者の目を与えられたら、結構それなりに、自分なりに頑張ってる人間が浮かんでくるのかなって思ったら、少し元気でた⭐︎ 川柳をよむ恋し川さんの、「シャラポアが布団叩きに来ないかな」に共感。
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Isuke
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図。図書館で借りてその日のうちに一気読み。一つの項目がコンパクトでどんどん読めた。内容は以前読んだかな?と錯覚するものもあったが、相変わらず考えさせられたり、少しほっとさせられる。仕事(定職)について考えさせられる。
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だいきち
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自分の身に置き換えて読みました。寺井のないまっすぐな文章は、水のように流れ込んできました。路上生活者の方、娘を殺された方。。 一番、心に残ったのは「アイメイト」盲導犬と暮らす、前向きな女性です。
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山崎にう
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図書館本。22人の人生の断片をコラム形式で切り取ったもの。どの人生にも物語があり、悲劇があり闇があり、それでも人生は続いていく。隣で楽しそうに生きている人の、誰も見ていないときにこぼすため息みたいな内容。面白かった。
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チョコ
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胸が締め付けられるような辛い話もあれば、ほんわかするような温かい話もあり。ただすれ違う人にも色んなドラマや思い出があるのだと切ない気持ちになる。
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ekoeko
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コラムノンフィクション。「恋し川さんの川柳」がよかった。その中の川柳の「国会で寝るなじぶんの家で寝ろ」「顔だけで選んだレジンに後悔」うまいな~と思った。
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T
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p151 「死ねばラクになるというおもいだけが、わずかに残された唯一の希望であり光明であるような人間にとって、そもそも生きるということは、なんであるか」
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かおる
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22編のコラムノンフィクション。人の数だけ人生はあるとよく聞くけど、この本を読むとその言葉が身にしみます。「娘は二十一のまま」は自分もこのお母さんの立場なら一生後悔してしまうだろうと思うと涙が出てしまいました。
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tom
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作者は、優秀なインタビューアと思っていたのだけど、この本については、さほどの印象を得ることもなく、サラリと読了。それはともかく、二か所に村上春樹のことが出て来る。最初に出て来るのは、村上がジャズ喫茶「ピーターキャット」を経営していた当時のこと。その中に、村上の奥さんについての記述がある。東京生まれのおきゃんな感じの人。長い髪、いたずらっ子のような目をくりくりと動かす人。村上は、奥さんについて「連れ合い」と書いたものしか読んだことがなかったものだから、この部分は、ちょっと面白かった。もう一つは、まあいいか。
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まいこ
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小石川の古いアパートに暮らして川柳をよんでいる人の話が良かった。
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とこ
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作者が取材したノンフィクションの短編集。人にはそれぞれ、物語があるものだなと、しみじみ感じる事ができる作品でした。『初秋の公園』は、NHKのドキュメント72時間のような感じ。『彼と彼女と私』は、今や世界的作家M氏のことだと途中で気付きました。『娘は二十一歳のまま』は、切ないですね…。みんなそれぞれ抱えて生きている。いつかまた読み返したくなるような気がします。
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大和桜289
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読み始めたら、ショートストーリー作品とノンフィクション作品のようなものが入り混じり、少し変な印象を受けた。人が生きていく姿はそれ自体がそれぞれかけがえのない物語だ、とでも解すべきなのかと思いつつ読んだ。読了し「Don't Thik Twice It's All Right( あとがきにかえて)」を読んで小さな違和感は全て氷解。本書は著者が取材相手から聞いた話を、新たな物語に仕立て直し、雑誌「正論」2009年11月号から2018年3月号に掲載した100作品から22編を選択・編集されたものだった。
大和桜289

それを理解して改めて各作品を見ると、世の中の様々な層で生きるそれぞれの人に、どうしようもななく辛く、苦しいこともあるが、また当人にとって小さなしあわせを感じることもあって、悲喜こもごもなのが人生の実相なのだと捉えている、著者の他者に寄り添う視線は温かだ。「彼と彼女と私」はやはりハルキ・ムラカミとのことだったようで微笑ましい。が、書名に引かれた石川啄木の歌もなるほどと心に染み入り収まった。「ゆゑもなく海が見たくて 海に来ぬ こころ傷みてたへがたき日に」(「一握の砂」)。

02/13 06:25
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まり
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「こころ傷んでたえがたき日」ってある。
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moe
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変わった構成の本。 作者が直接インタビュー?というか聞き取りした話を掲載してある。 他人の人生を垣間見る感じの本。
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ユカママ
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どんな人にも物語はあるという上原さんの言葉に心が温かくなりました。自尊心というものは、時には人を守ることもあるけど、孤立させてしまうこともあるな。夕刊で目にした どうなるかわからんし、どうにかなるし。2浪中の息子(金原瑞人さん)が進路変更を告げた時の母からの言葉が心に一層染みました。
タイ子

上原さん自身のことも書かれていて、ホントに人にはそれぞれ物語があるんだなって感じましたね。

01/25 09:13
ユカママ

人生本当にいろいろですね。読書をすることで頑なになっている心を少しでもやわらかくしたいです。

01/25 12:23
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タイ子
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著者のコラムノンフィクションは初読み。月刊誌に100回連載した中での22編。悲喜こもごもの人生を語ってくれたのは市井で生活している一般の方々。こういう人も居るのだから貴方もしっかり生きて行きなさいなどと押し付けがましさではなく、感じ方は読み手にまかせるという何気に優しさが伝わるようでそれゆえ感動。後に超有名になる作家の話、娘を殺された両親のその後の苦衷さ、盲目の女性と盲導犬、ホームレス、などなど。人生にはそれぞれの物語があり神様が終わりを告げるまで人は紡ぎながら生きているんだなと感じながら読了。
ユカママ

ありがとうございました。いろいろと考えさせられましたが、感動しました。

01/24 20:15
タイ子

ユカママさん、読まれたんですね。どれもいいお話だったよね♪

01/25 08:51
4件のコメントを全て見る
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ひいろ
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★★★
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