形式:単行本
出版社:幻冬舎
形式:Kindle版
「友がみな我よりえらく見える日は」1996年、「喜びは悲しみのあとに」1999年、「雨にぬれても」2005年、「胸の中にて鳴る音あり」2007年、「こんな日もあるさ」2012年、「こころ傷んでたえがたき日に」2018年、「晴れた日にかなしみの一つ」2021年
それを理解して改めて各作品を見ると、世の中の様々な層で生きるそれぞれの人に、どうしようもななく辛く、苦しいこともあるが、また当人にとって小さなしあわせを感じることもあって、悲喜こもごもなのが人生の実相なのだと捉えている、著者の他者に寄り添う視線は温かだ。「彼と彼女と私」はやはりハルキ・ムラカミとのことだったようで微笑ましい。が、書名に引かれた石川啄木の歌もなるほどと心に染み入り収まった。「ゆゑもなく海が見たくて 海に来ぬ こころ傷みてたへがたき日に」(「一握の砂」)。
上原さん自身のことも書かれていて、ホントに人にはそれぞれ物語があるんだなって感じましたね。
人生本当にいろいろですね。読書をすることで頑なになっている心を少しでもやわらかくしたいです。
ありがとうございました。いろいろと考えさせられましたが、感動しました。
ユカママさん、読まれたんですね。どれもいいお話だったよね♪
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