読書メーター KADOKAWA Group

一目置かれる知的教養 日本美術鑑賞

感想・レビュー
45

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
綾
新着
私は日本美術が好きで、年間60件ほど展覧会に足を運ぶ。現在、京都国立博物館・奈良国立博物館・大阪市立美術館で国宝展が開催中だ。大盛況のようで非常に喜ばしい。国宝が展示されていなくても、日本美術の展覧会にもっと足を運んでほしい。著者のおすすめする鑑賞方法は「五点集中」、5つくらいの作品を重点的に鑑賞する。一日に3館ほど回ると、頭がパンクしそうになる。美術鑑賞は意外にも頭を酷使するので、5つに集中する鑑賞方法いいかも。
0255文字
讀。
新着
日本人の通奏低音は、無意識の美?
0255文字
orbea
新着
福田平八郎とモネ。 雪舟。 富岡鉄斎。 2024年の美術展は興味深いものが多い。 墨絵や第三座標の視点、対比に余白。 日本美の奥ゆかしさに着目して 見れば、もっと面白そうだ。
ふう

先月Eテレの日曜美術館で富岡鉄斎を特集していました。力強い作品ですね。文人画家という言葉を初めて知りました。

05/07 11:35
orbea

ふうさん。コメントありがとうございます。また、いつも「ナイス』ありがとうございます!雪舟も鉄斎もまもなく終了ですので、なんとか行こうと思っています!

05/21 17:06
0255文字
ハンバーグ
新着
ネタバレ日本の古来から伝わる美術の見方を教えてくれる一冊でした。海外の作品の様に油絵とかではなく、絵巻や、屏風に描かれるような作品をテーマに解説されています。日本のそういった作品には、海外には無い特徴があります。それは、線と余白です。本来なら無いはず輪郭線などを描いて物体をはっきりと表現されたり、わざと空白の部分を作り、それを見る人の中で答えを生むようにしている所があります。この前に読んだ絵本作家のいわさきちひろさんの作品にも似たような所があったのでは、これは日本独自のもの中かなと改めて感じました。
0255文字
よし
新着
【図書館本】横浜に引っ越したのでより展覧会に行ける機会が増えそうなので図書館で借りてみました。時代順に日本の名画が解説されており、点でなく時代を追って、日本人の内面にも触れ日本画の見かたが書かれておりよかった。来年の新春には長谷川等伯の松林図屏風を東京国立博物館に観に行こうと思いました。
0255文字
氷菓子
新着
西洋美術は過去の手法からの革命の歴史であったのに対し、日本美術は技術や考え方の継承の歴史である。絵画の中に空白を多く設けてその部分は想像力で補う。例として松林図屏風はただの空白が霧として湿度や温度まで感じられる。風神雷神図のように、画面から一部をはみ出させることで画面の外までの空間の広がりを感じさせるものも多い。西洋画が輪郭線を描かないのに対し、日本画が線を描いてきた。これは漫画文化にも通じている気がする。鳥獣戯画など、現代でも時代遅れとか過去のものと感じさせずにイラストとして楽しい。
0255文字
こくう
新着
日本美術は、伝統が重んじられる傾向な強く、技術や考え方をいかに継承しているかがポイント/ 西洋絵画は、一枚絵として独立した状態で鑑賞。日本の美術は、日用品の装飾に近い形で鑑賞。襖や床の間の掛け軸/ 日本美術は、常に生活と共にあった飾り/ 四季の自然は、移ろいゆくもの。咲いては散る桜なように、常ならざる自然をいとおしみ、限りある命である自らに重ねる/ はかない美しさを感じ、時には滅びそのものにさえ、日本人は美を感じる/ 形ではなく、心象を描く…美しい対象を描くのではなく、対象の美しさを描く/
こくう

日本美術…人の心を種として、極めて心情的に美を表現してきた/ 心が動く…今、ここにいて生きて、何かを感じていることの証/ 日本美術の特徴を表すキーワードは、ファンタジー/ 余白の美を楽しむ/ 余白…心や想像で描いた心象を映し出す場/ 余白は鑑賞者の興味を駆り立てる、情報の空白/ 禅宗は、問いに対する答えを経典や、師から教えられるものではなく、座禅などの授業によって自らを悟ることを求められる…余白も同じ。あえて全てを描かない、鑑賞者に自ら思い浮かべることを促している/

08/24 12:15
こくう

余白は、何も描かれていない部分だけではない/ 余白のある作品に出会ったら、作者がそこにどのような詩情を込めようとしたのか?を考え、自分の心に、どのような情景が浮かび上がってくるかを、楽しむ/ 目的を持って美術館に行く…今日は線に注目にしてみよう/ 日本美術では、きらびやかな非日常的美術と、しみじみとした日常的な美術が並列して存在している/ 日本美術における、最高に贅沢な鑑賞法は、作品が本来、飾られていた場所で、その作品を観ること/ 日本美術は、人々の暮らしとともにあったもの/

08/24 12:15
0255文字
NARU
新着
何となく違いが分かりづらいと感じていた日本美術の系統がわかりやすくまとめられていてとても良かった。より鑑賞を楽しめるようになりそう。
0255文字
みみりん
新着
著名な日本美術家の作品の解説だけでなく日本人がどのように表現してきたのかや作品の楽しみ方も解説している。日本人は小さくまとめた世界や対になっているものが好きな傾向があり、具象画より心象画が多く本質は空想的幻想的なファンタジーなのではないかと。時代や作者による余白、線、ダイナミックや簡素などの振り幅の違いを楽しむことを勧めている。枕草子で清少納言が小さいものは皆かわいいと述べているそうだが、こんなに時代が移っても自分と同じ感覚なのだと思うと楽しくなる。
0255文字
美幸
新着
日本画についてのかいつまんだお話。知ってはいても改めて復習するには楽しいです。
0255文字
hazukisuzuki
新着
⭐︎
0255文字
しーふぉ
新着
作者は直島のプロジェクトに携わったり、金沢21世紀美術館に勤めたりしていた人のようです。自分は美術に興味持ったのは印象派やゴッホ、マティスからですが、最近は日本の美術作品、若冲や円山応挙、竹内栖鳳や村山槐多などなどに面白味を感じるようになってきてます。源氏物語絵巻の視点など自分では気づけないポイントを解説してくれていて為になりました。
0255文字
にんにん
新着
ネタバレ第一章では西洋美術との違いや大まかな日本美術史の流れを確認。第二章から紹介される作品は国宝などどれも有名で初心者向き。日本美術はずっと「美しい対象」を描くのではなく「対象の美しさ」を描いてきたという表現がとても腑に落ちた。「美」とは対象に属する物でなく、あくまでそれを感じる人の心の中に存在するという価値観が日本美術の特徴である「写実を追わないデザイン性」「輪郭線」「余白の美」を生んだ。この本を読むことで美術作品の美しさのみならず、日本人の考え方や生き方を味わえるようになるだろう。
0255文字
hikki46
新着
最高に面白い本でした。 西洋美術との関係やちがいがなんとなく、わかった気になりますね。
0255文字
kumoi
新着
西洋は内と外を厳密に区別する。例えば、コンサートホールは音楽に傾聴するための衛生的な空間であり、そこに日常生活の喧騒が入り込む余地はない。一方で、日本は内と外の区別がはっきりしない。縁側が内と外を連続的に繋ぐあわいとして機能しており、日本には独特の空間感覚が存在する。また、装飾性の強い縄文的様式と穏やかな弥生的様式が糾える縄の如く、相互作用しているのが日本美術の特徴らしい。日本人である以上、日本の価値観から完全に逃れることはできないわけで、日本らしさを学ぶことが自分を知ることに繋がる気がしている。
0255文字
もつ煮込み
新着
読みやすい、難しくない
0255文字
hass
新着
「日本画」のくだりなど、知らないことが多くて楽しく読んだ。それにしても誤植多くない?
0255文字
Taka
新着
あ、前も読んでた。余程一目置かれたいらしい。日本美術を表すとしたら。。①真似から独自のものにつくる②自然、ソフト ③衣装的、漫画含む かな?まだうまく説明できない。幻想的、ファンタジー。そうか。そう言えばいいのか。日本美術に惹かれる気持ち。やはり懐かしさを感じるからだろう。仏像であっても文人画、版画であっても、日本的を感じられる。その日本的、は日本に住む上で培ってきたとしか今はわからない。西洋画の美しさ荘厳さには目を見張る。松林図の余白に霧を感じて心が潤むこの気持ちはきっと日本の山と霧を知っているから。
0255文字
Kento Matsuda
新着
余白と装飾性の混在する映画を撮ってみたい
0255文字
puapua
新着
「西洋美術」の方を読んで面白かったのでこちらも読んでみた。日本美術も面白い。近い存在の様で遠かった日本美術を分かりやすく、且つていねいに解説してくれている。実際に日本美術を見て周りたくなった。
0255文字
37
新着
一目置かれるかはさておき、日本美術を年代別にざっと把握できたのでなかなか良かった。時代ごとに有名なもの特色が際立っているものが3点くらいずつ紹介されている。序盤の西洋絵画と比べての云々は個人的にそうか?と思ってしまったが、総じて勉強にはいい本でした。狩野派(永納)が自らを権威的にすべく雪舟を神格化し後に画聖と呼ばれるようになったという話が初耳。日本美術は心象を描く美術で、だからこそ鑑賞者が埋めるべく余白を作っているし、だからこその非写実性である。という結論は的を得ているような気がする。
0255文字
榊原 香織
新着
国宝中心に解説  読み易くわかりやすいです。 ビジネス書的下心丸見え的題名ではありますがw  古の絵巻が今のアニメに通じる。 鳥獣戯画も松林図もTシャツ持ってる私。
0255文字
くみん
新着
東博の桃山展に行くにあたり。ハウツー本は苦手だけれど、さくっと読めて日本美術に疎いわたしにはまぁわかりやすかった。1974年ルーブルからモナリザがやってきた時、引換にルーブルに渡ったのは狩野松栄『四季花鳥図』大徳寺聚光院。大酒飲みの大観、晩年でも二升三合飲み、89歳の天寿を全うし脳は東京大学医学部に保存されている。←楽しいエピソード。源氏物語絵巻、鳥獣人物戯画、信貴山縁起絵巻、地獄草紙、一遍聖絵、明恵上人樹上座禅像、瓢鮎図、雪舟、雪村、唐獅子図屏風、松林図屏風、紅梅図屏風、若冲、応挙、浦上玉堂。
0255文字
きくたん
新着
先に「武器になる西洋美術鑑賞」を読んでからこちらを読み始めた。こちらも日本美術の全くの初心者である私にとっては十分満足のいく内容だった。 日本画の西洋画とは異なる描かれ方であったり、歴史の流れの中での日本画の位置付けなどが説明されており非常に興味深く読めた。初めて美人画って素敵かもと思えた。これまであまり感心を持っていなかった日本画の展覧会にも足を運んでみたいと思った。 本自体は、誤字がいくつかあるのが残念だった。あと、私の知識が薄すぎて人名や寺の漢字が読めなかったりしたので、ふりがながほしかった。
0255文字
Moish
新着
日本美術と西洋美術の違い、鑑賞のポイント、各時代の美術を読み解くポイントが非常にわかりやすくまとめられていて、初学者の勉強に最適。そこは本当に評価できる。が・・・。いかんせん誤植や文章の係り受けがおかしいところが多すぎる! 集中力を奪われた! 読点の置き方も好みじゃない。こういった点が、内容自体の正確性を疑わせるキッカケにもなってしまうんですよね〜。たとえ正確なものであっても。残念。気をつけなきゃ。
0255文字
ぴのぴのこ
新着
ネタバレ著者の関連講義受講の後に本書を読了。日本史や日本美術に関する教科書的な資料を読んでも頭に入らず正直苦手です。しかし、本書を読むと、西洋美術との違いや、どういった観点から日本絵画を楽しめばよいかざっくりと理解できました。おそらくこの本を手元に置き何度も読むと更に理解が深まると思います。日本美術の縄文文化的側面と弥生文化的側面から読み解く、空間の連続、外界と内部とのつながりのあいまいさなど知らなかった視点が沢山。また美術館の鑑賞の方法、テーマを決めて観察、見る作品を絞るなども今後美術館ライフで実践します。
0255文字
55くまごろう
新着
日本美術の流れを概観できる入門書。紹介されている作品数は少ないが、重要な作品を厳選しており、流れをつかむにはむしろ効果的。作品の印刷もカラーで見やすく、文章も平易で読みやすい。ここから日本美術の世界を自分でどのように広げていくか、と言うことなんでしょう。
0255文字
Tsu chichi
新着
一目置かれたくて読んでみたが、尾形光琳の「紅白梅図屏風」における対比構造とか、「有名な作品にそんな意図があったのか!」と勉強になった。大学の近世文学の先生が言っていた「余白の美」の話を思い出した。国文学とも通ずる部分があるように思う。
0255文字
nobito
新着
前半は時代毎に主な画家を取り上げて美術史を追っていく形。後半(4章)が鑑賞するときの見方が書いてあり眼目。とはいえ全体の1割ほどしかない分量な上に、口絵もほぼ無く物足りませんでした。西洋と比して「継承」というポイントを盛り込んだにも関わらず、それを例証する口絵や解説も少なく全体的に「あとは自分で」という感じでした。この手の本を読んだ事がない人は一読、何冊か消化しているなら4章だけ読めばいいかな。ちなみに引用されている本などには興味の惹かれるものが多かったのも事実ですが(それも4章に集中していました)
0255文字
ky
新着
鳥獣戯画はキャラ立ち.自由に視点を移動させるのが日本美術.一遍聖絵は長さ130m.浄土宗系は仏像造立などは重視せず.変で不思議でも面白い,奇想の元祖,雪村.松林図,描かれているのは松だけなのに,漂う深い霧を見,湿度や冷たさを感じる,空白の美.尾形光琳はデザイナー.序の舞,上村松園は気高く何者にも汚されることのない強さを秘めて凛と生きる女性.自分の美術への興味は,始まりきっかけはフェルメールで,そこからあちこちに広く派生.西洋画よりも日本の美術の方がしっくりくるのは日本人だから当然といえは当然.
0255文字
つる
新着
美術検定取得を目指しているのだが日本美術への抵抗感がどうしても強いと思い、入門書として手にした一冊。よく美術鑑賞においてはそこでの宗教や文化を理解しておかないととも言われるからこそ意識的に西洋画などではモチーフなどの理解をしてきたが、逆に言えば日本画について我々には土台がある、だからこそ我々は実は日本美術を理解しやすいのだというコメントなどが最初にあったのがありがたかった。また後半の各作品の背景や絵の中のモチーフの丁寧な比較(尾形光琳の紅白梅図屏風など)はこんな対比が隠されていたのかと結構新鮮で感動した。
0255文字
takakomama
新着
日本美術の流れと時代ごとの特徴、鑑賞のポイントがわかります。美術館などに出かけて、じっくり自国の文化を味わおうと思いました。私は水墨画よりも色彩のある作品、松園や若冲が好き。
0255文字
kaz
新着
日本美術の大まかな流れを解説。時代背景と絵画の流行の関係についての解説が興味深い。形ではなく、心象を描くというのは、言い得て妙。余白の美を楽しむというのは、落語に通じるところがあるように思う。
0255文字
samurai0315
新着
好きな作家を見つけ、そこから掘り下げる事が目を養うポイント。
0255文字
hokuro9
新着
西洋美術が革命的、人や宗教画が多いのに対して、日本美術は自然や動物を愛で、伝統を引き継ぐ技法。だから西洋美術ほど個性がなく、誰の作品か解り難く見える。西洋美術は写実的なのに対して、日本美術はファンタジー感がある。一旦頭の中で解釈してから絵に描く。だから琳派のように写実的でないのに、それにしか見えないという不思議で魅力的な絵ができた。そういう美の根本を辿ると、日本人の漫画・アニメ好き精神はすごく昔からなのかな。詫びさびが日本の美学なイメージだけど、本来は豪華絢爛が好きなとこもあるし、歴史を知ると面白い。
0255文字
yyhhyy
新着
前著(西洋美術鑑賞)と同様にコンパクトにまとまっていて読みやすい。日本画はなかなか同じように見えてしまう人も多いのでは?というご指摘の通りで、流れがわかると非常に楽しみやすくなりそう。
0255文字
trazom
新着
秋元先生が日本美術?と意外だったので手にしたが、この本はいただけない。皮相的な情報や知識が羅列されているだけで、決して「鑑賞」には到達しない。それも、例えば浦上玉堂を説明するのに、なぜ、川端康成やタウトやドラッガーの言葉なんかを引用しなければいけないのか。そんな著名人の言葉に惑わされることなく、作品の本質を掘り下げ、心の豊かさにつなげることこそが鑑賞というものだろう。そもそも、タイトルにあるような「一目置かれる知的教養」などという不純な動機で芸術に向き合うことは、芸術に対する冒涜以外の何ものでもない。
0255文字
Taka
新着
ネタバレ森羅万象を見て美しいと感じたその心情を書いてきたのです。余白の美を楽しむ。線を楽しむ。振れ幅を楽しむ。また見たい絵が増えてしまった。上村松園の美人が素敵。焔見たい。松林屏風は1月に展示か。行かなきゃ行かなきゃ。瓢鮎図も見たい。日本の知性。 西洋画も好き。日本画も自分の意見を持てるようになりたい。 静かな凛とした雰囲気はどうやったら出せるのだろう。可愛らしさや戯けた微笑ましさはどのような心で見ていたのだろう。
0255文字
K
新着
図書館で目に入ったので、タイトルに若干苦笑いしながら借りてみました。内容は…大学教養課程くらい?(タイトルはあながち間違っていないのかも)でさくっと読めます。ひとつだけ、私が借りた第1刷では、長谷川等伯のところで「絶頂期の息子の氏」というトンデモ誤植があったので、重版の折には訂正されていてほしいなと感じました…
0255文字
totuboy
新着
日本の絵画の特徴として、余白の美しさ、対になるものの存在、線の描き方の美しさ、という三点で見ることを提案している。自分もいろいろな作品を見る中で、特に「余白」には注目をしていた。屏風やふすまに描かれるものや、水墨画は得にこの余白が美しい。西洋の絵とは一味違う美しさがある。また、日本人が「心を動かされるもの」すべてを「美」として描いてきたという指摘は面白い。日本美術の特徴を「ファンタジー」としてまとめているのも。幽玄やはかなさというものを描きたかったのですね。
0255文字
全45件中 1-40 件を表示
一目置かれる知的教養 日本美術鑑賞評価76感想・レビュー45