形式:文庫
出版社:早川書房
形式:Kindle版
肋戸夫婦は結局どっちが正しいんだ(妻は偽物らしいけど、現実世界でそんな簡単に騙せる?)。そして彼らの娘? 肋戸一家の件が全然解決していない。やっと幸せになると思ったから少し残念。 ラブホテルでは、空魚・鳥子・小桜ではなく茜理・夏妃の方が怪異と合っていることになる。というか、2人とも気が付かぬ間に裏世界に入ってしまっていた。 マヨイガは別の妖系小説でも読んだけど、この不思議さは結構はまった。
百合要素が大きくなりすぎている事と、ホラー要素が薄れている事について否定的なコメントが多い気がする。ただ、後者に関しては「裏世界ピクニック」というタイトルからして、元々ガチガチに怖いホラー作品ではなく、(本来は死と隣り合わせで恐ろしいはずの)裏世界を楽しく探検するドタバタ劇、というのが当初からの作者様の主旨であると予測する。百合要素については、一巻では殆ど見られなかった(一巻だけ読んで百合が主題とは思わない)ので、抵抗がある方の意見はわからなくはない。まあ、自分はむしろ百合目当てで読み始めた立場ですが…
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます