読書メーター KADOKAWA Group

目をあけてごらん、離陸するから

感想・レビュー
56

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
taneya_monaka
新着
ネタバレドラマの一場面のような短編と作者の日記が書かれている。どちらもとてもよい。日記の中で、作者は海外の詩人たちと時間を共にする現地ミーティングのようなものに参加している。同じ時代にそのような催しがあることに驚き。勝手に、本や詩は生きものというよりも、乾物のようで、想いが文字にされ紙に落とされて、時間が経ったものを1人で読んで昇華させるものだと思っていた。作者自らが朗読してその場で感想を本人に伝えられる贅沢といったら…言葉が違くても詩を読み合わせ共感した瞬間は感動するだろう。どうかあとがきまで読んでほしい。
0255文字
いち
新着
ネタバレ『フラニー、準備を整えて』が好きだった。大崎さん『踊る自由』読んだことあった!繋がってなかった。どちらも装丁が好きで手に取ったので、本のセンスが好みかもしれない。
0255文字
あるぱか
新着
詩の翻訳をしていることの旅行記などをまとめたもの。たくさんの地名に人の名前など馴染みがないものが多すぎるせいか、文字が横滑りして挫折してしまいました。文章が醸し出す雰囲気は好きだったのですが残念です・・・
0255文字
さくさくさん
新着
本のタイトルも勿論のこと、エッセイや小説のタイトルが全て素敵。詩人が選ぶ言葉の確かさってすごい。嘘のない文章で、様々な場所に連れて行ってくれる。『詩人』と名乗ることは、覚悟がいることだろうなあ。
0255文字
lyrical_otoca
新着
エッセイのような小説のような不思議な読み心地が収録されつつ、最後は異国の旅行だがトラブルが生々しい日記で終わっていて、不思議な本だった。
0255文字
ガーネット
新着
詩人の手で、綴られたエッセイや日記その他。分厚い本ではないし、纏う空気も軽やかであるのに「遠い遠い旅からの帰路」に似た疲れを感じている。国内での諸々を材料とした文章は、今のわたしと相性がよく、楽しいお茶会のように読めた。海外へ舞台が移ってからも、国から国へ散歩するように読めた。ところが、ハバナに10日間滞在する間には、繊細で気分屋の友人と寝食を共にしているような「すき」と「きらい」が混じり合い、一緒にいたいのか離れたいのか、わからないような感覚に。一冊で、いろんな気持ちに出会ったという点では、やはり詩人。
ぶぶ

「繊細で気分屋の友人と寝食を共にしているような」!なんだかとても気持ちが想像できました☺️確かに、そういう本ってあるような気がします。家にいながら、一冊の本からそんなに色々な気持ちを味わえるのは、やはり貴重な体験と言えるかもしれませんね。

07/07 10:34
ガーネット

ぶぶさん わあ♪( ´▽`)伝わって嬉しいです。ハバナ滞在の手前までは、平和なドキドキや浮遊感や啓蒙の瞬間を、楽しんでたのですよ。一人のひとが書いているのに、こんなに多方向へ気持ちが動くのは、流石ですねぇ(๑>◡<๑)

07/07 11:26
0255文字
Y
新着
あとがき、辛くなった時に読む。
0255文字
椎名
新着
タイトルに一目惚れをしてしまった。最後のあとがきまで読み終わって、快晴のもと春風が吹き上げるような、胸がすくような、かみしめるような良かったという気持ちになった。 言葉の魅力が節々から感じられる一冊だと思う。ファンになってしまった! 「なぜ男の子というのは歩いていると完ぺきに見えるのだろう?」「顔や腕の毛穴という毛穴にはつはつと光の粒子が満ちる」「のっぺらぼうの言葉は誰が誰にいっているのかよくわからないのに声ばかり大きくて」すきな一節たち
椎名

ハバナ日記もすごく良かった。 ハバナ、オードリー若林のエッセイで読んだ場所だ、とか思いながら読んでいた。暑さと、夕暮れのぬるい風のイメージ。 「表参道のセレブ犬と、カバーニャ要塞の野良犬」から抜粋 ”キューバの街全体にはまだWi-Fiが飛んでいない。だから、みんな会って話す。人間は誰かと会って話をしたい生き物なんだ。” 確かにハバナ日記でも皆会って話をしていたなと、読み返して思った。

03/23 00:11
0255文字
fwhd8325
新着
書店でひときわ輝いていたように感じました。購入してから時間が経っての読書になりましたが、その時のことを思い出しました。言葉というものは不思議なものです。時折、言葉は身体の中をすり抜けていきます。すり抜けるばかりか、身体の中にとどまり様々な思いが私の言葉に変わっていきます。大崎さんの作品は初めてです。詩人でありながらこの作品では小説やエッセイで描かれています。じっくりと詩も読んでみたいと感じました。
0255文字
別名七海
新着
完全ジャケ買い。なのでなかなかの新世界でした。小説は割と好みです。
0255文字
りもーね
新着
フラニーとズーイが読みたくなった
0255文字
.。.:*
新着
おしゃれな読書家の人のXがきっかけで手に取ったはず。著者のことは初めて知ったのだけどジェーン・バーキンのイベントでのお話、素敵なエピソード過ぎる上に、ちょうど彼女が亡くなった後とで沁みた……!旅のエッセイ「ハバナ日記」の章がお気に入り。 大崎清香さんの文って、江國香織好きにも刺さる雰囲気でありながら、もっと学術っぽさも感じる。たまに全部理解できなくとも嫌な感じじゃなくて。彼女の詩も読んでみたいなと思いました。 まだたくさん本を出版されているわけじゃないので、たまたまの出会いと、リトルモア出版に感謝。
0255文字
る
新着
読みながらこれすごく好きだ、と思ったのにいざ感想を書くとなると数日寝かしてしまった。創作短編とエッセイ、詩が混じった短編集。作者は詩人なので、詩的な表現が美しく普段読んでいる文章とは異なるリズムを感じる。
0255文字
ひろ
新着
山を歩くのって、確かにうれしいものです。意識したのはこれを読んだ今だけど、思えば子どもの頃からそうだった。
0255文字
はまち。
新着
メモ:「フラニー、準備を整えて」「意味の明晰な欠け方について」「あとがき」が印象に残った。
0255文字
YUKI
新着
つくられた自分自身の「武装」や「呪い」を解いて、息苦しい世界に風穴をあけて、雲の晴れ間から自分の言葉を掬い取れたなら、少し呼吸がしやすくなる。本のタイトルにもなっている「離陸」の瞬間のような、「地球の重力にすこしだけ逆ら」ったときに感じる緊張感と、現実と虚構が混ざったふわふわした感覚が読んでいて心地よかった。〈誰かのことばで覆い尽くされた世界は息苦しいけれど、私たちは流転のなかにいるのだから、きっと雲が晴れるようにそこここでことばは欠け、ことばの意味もあちこちで欠けて、風が入ってくるはずだ。〉
hide

ジェットコースターに乗ると何かから解放されたかのように、その隙間から風が吹き抜けて心が軽くなる。フワフワする。何故自分がジェットコースターが好きなのか?その理由を言語化してくれたかのようなレビューにハッとしました。

10/30 11:35
YUKI

ジェットコースターもたしかに特有の浮遊感ですね。この本の好きなところをうまく言葉にできなくて、実は感想を書くのが難しかったので、hideさんにそのように受けとめていただけて嬉しいです!

10/30 16:58
0255文字
taku
新着
ハッとしたりスッと入ってきたり、心に留まる表現がある。一冊の本として感じ入るほどではなかったけど、「意味の明晰な欠け方について」を読むと、同じ言語を与えられているのに私はことばをこのように表現できないなと思う。ことばに鋭敏であるための知性と感性が磨き上げられてないからだな。「うれしい山」は山好きなら一緒にうれしくなれる。
0255文字
miyau
新着
詩人の方はどうしてこんなに言葉の中を漂えるのか。迷子にならずに掬い上げて縫い上げていく それともこの人だからこそなのか 普通の人なら使ってしまう言葉を使わずに、掬い上げられない感情を繊細な表現でそれと解る巧みさは
0255文字
M T
新着
理不尽な暴力を前にして、なぜ私が縮こまらないといけないの
0255文字
まゆこ
新着
ネタバレお気に入りの読書メーターさんの感想に惹かれて。詩人である、大崎清夏さんが綴る、エッセイ?日記?物語の欠片?あとがきを読むと、「詩です」と言ってしまいたいとのこと。一編一編がきらめいていて、大切に少しずつ読んだけれど、読み終わっちゃった。サリンジャーの『フラニーとズーイ』に出会わせて下さったのが、わたしには贈り物のように思える。いつか大崎さんの詩も読んでみたいな。
0255文字
はっせー
新着
エッセイや日記が好きな人によんで欲しい本になっている!この本のジャンルはなにかと問われたら難しい。小説やエッセイ・日記の間の分野だと思う。だからこそ万民に親しまれるものになっている。読んでいるとその世界観にすうっと入ることができる。そしてその世界は優しくもありすこし現実的な部分もある。そんな世界をみてから現実の世界を見るとどこか遠くにいけるかもと錯覚すると思う。だからこそこのタイトルではないかと考えた。いやー何度読んでも面白いのでまた再読したいと思った本である!
まゆこ

はっせーさん、おはようございます。素敵なレビューに惹かれたので、わたしもこの本読んでみたいと思います!

08/22 08:39
はっせー

まゆこさんコメントありがとうございます!ぜひぜひよんで欲しいほんになります!

08/22 13:17
0255文字
順子
新着
著者は詩人だがこれはエッセイ集。「フラニーとゾーイー」は好きだけど、著者が勧める村上春樹の日本語の使い方が好きじゃないのよ…と、最初の方で著者とは文学の好みが違うなと思ってしまったのでこの人の詩集を読んでみるかは未定。詩人は他国での朗読会とか世界を股にかけて活動しているのが意外だった。でも千葉県佐倉市のDIC美術館にも来ているので土地勘のある作品の棚に入れておこう。
0255文字
ワタ
新着
本書は、詩人である著者による小説やエッセイなどの作品集。『フラニーとズーイ』、この作品の最後のシーンであるベッドに微笑みながら横たわるフラニーの翌朝の気分について想いを巡らす「フラニー、準備を整えて」。詩の国際イベントに参加するために訪れたハバナでの10日間を綴った「ハバナ日記」。読み進めていく中で、どこまでが現実でどこからが創作なのかわからなくなり、始まりも終わりもない著者の個人的な記憶の中に入り込んだような不思議な感覚があった。どうしよう、どうもこの人の書いたものをとても好きになりそうな気がしてきた。
0255文字
snorry
新着
ネタバレSNSで知り少し読んで積んでいたのだが、再チャレンジ!!短編とエッセイ。「詩人」だけあって、言葉の一つ一つにこだわりというか「重み」が感じられる。軽はずみな文章がない(良くも悪くも)。お気に入りは「ハバナ日記」と「少し長いあとがき」。著者は大人しそうな印象だが、それに反してエネルギッシュな「詩人」であった。
0255文字
み
新着
装丁とタイトル、雰囲気は好き。
0255文字
papico
新着
タイトルと本のサイズに一目惚れ。「冬はケーキ作りに使うお酒のように街にじゅっと染みこんで──。」何度も目を閉じて想像してしまった。もう冒頭の一節だけで著者の感性を窺い知ることができる。ことばから伝わる温度や匂いが心地よくて、軽やかな響きに心が導かれてゆくようだった。何気ない日常の一コマに垣間見える著者の感受性と詩への想いが素敵。
papico

「見ることは、いつもことばより先にある。 見ることは、いつも新しい朝のように、私たちに託されている。」「誰かのことばで覆い尽くされた世界は息苦しいけれど、私たちは流転のなかにいるのだから、きっと雲が晴れるようにそこここでことばは欠け、ことばの意味もあちこちで欠けて、風が入ってくるはずだ。その風について精確に書き記すことができたら、もしかしてそれは詩なのかもしれない。」

06/23 19:50
0255文字
tokotan
新着
ネタバレ詩人である著者がこれまでに書いた短編小説・エッセイをまとめた本。読むきっかけは収録されている 『シューレースのぐるぐる巻き』の一部が紹介されていたから。映画祭でインタビューに答えるジェーン・バーキンさん。 『女性は産めなくなったら価値がない』と言った某都知事に対し、自分のやりたいように生きて良いと励ました。思わず涙する 通訳の女性。その生き様と表情を心の目で焼き付けるように写真を撮った。他人を貶めるより、励まし力づける人になりたいと心から思いましたね。短編小説の『雷鳥と六月』『呼ばれた名前』が良かった。
0255文字
ishida
新着
詩人のエッセイ集
0255文字
maaaaay22
新着
「百年」で購入。ふっと気に入ったから手に取り、カフェで読み始めてはあーーー好きやわ、と思った。どれも好きやけど海外での描写が、一気にそこに行ったような気持ちになれた。わたしの日々のリズムとはまったく違うもの。お気に入りはおばあちゃまの話と、一年に一度好きな人と飲む女性の話かな。弱さもかっこ悪さも全部わかって、晒す女性のかっこよさというの、わかる気がする。わたしもそうなりたい。努力と、諦めないことと、それしかできないがそれでいい、と思った。
0255文字
タオルケット
新着
著者が見ている世界の震えが伝わってくるような言葉たち。この本で著者を知ったので、詩集も読んでみたい。
0255文字
まなみ
新着
とにかく文章が美しくて心地よかった。「冬はケーキ作りに使うお酒のように街にじゅっと染みこんで」という表現に惚れてしまった。ハバナ日記も文化の違う場での滞在記がおもしろくて世界って広い、なんでもできるという気持ちにさせてもらった。
0255文字
mmrn
新着
ネタバレ大変恐縮ですが、大崎清夏さんの詩集を読んだことがない。この本は、新聞に切り抜かれた言葉で知り、(鷲田さんの「折々の言葉」、いつも切り取ってトイレに貼っている)気になっていた書店でふと目に止まって買った。私は言葉で旅をした。ジェーン・バーキンの言葉で自由になり、コンバースのシューレースぐるぐる巻きをしなくちゃと焦り、凛としたソノヤマさんに特別な光を見て、空港であたふたとし、山小屋で一泊する登山に憧れて、ケティやダニエルと飲むワインや頬を撫でる南国の空気を知る。そして、言葉の持つエネルギーを知る。
0255文字
よよよよぴ
新着
すごくすごーくいい本だった。特に山について書いているところがよかった。頭の方のパリの小説もよかった。居心地のよくないところも、この本といれば大丈夫そう。空気がしっかり含まれた本だな。
0255文字
numa
新着
装丁がいい、大きさがいい 個人的には生活が交わることはないだろうな、と思うことが綴られている、覗き見をするようで心地がいい。しかしそれが故に表層をなぞるように読んでしまう部分もある。
0255文字
ふくおか
新着
ネタバレ詩人/短編 小説、エッセイ、日記、散文詩、さまざまなジャンルにわけれそうで、でも全て詩のような、不思議な本で、読了までに時間がかかった。「ハバナ日記」のような旅行記に近いものは読みやすかった。
0255文字
アキ
新着
お気に入りの本屋にぶらっと入って、本の装丁と手になじむ大きさに惹かれて購入。隣に「じやむパンの日」が並んでいた。店主にこれめっちゃ面白いですよ、と言われテンションがあがる。さっそく読んで、世界中を詩の朗読の会で巡り、そこで言葉も通じないまま仲良くなって楽しんでいる著者の生き方に本の題名がマッチしている。小説「フラニー、準備を整えて」、エッセイ「広州の鱈」、そして旅行記「ハバナ日記」がおすすめ。「詩人とは、ことばのもつ曖昧かつ明晰な作用を知っている人のことだと、私は思う。」言葉を操る詩人のあれこれが面白い。
0255文字
urigaya
新着
お仕事は?と聞かれて「詩人です」と答える著者。本当に、すごいことだと思う。脱帽です。自分の足で、自分の力で立っているかからこそ、自分の言葉で、自分のこころのうちを表現できるのだと知る。山がお好きな様子。いつか八ヶ岳などでお会いしたいものです。
0255文字
おかしないえ
新着
ジャンルの境界線が曖昧な本。小説らしい部分を、ちょっとした写生文や紀行文がサンドイッチしている。世界の各地の「詩祭」、とくにキューバのハイチのそれは細部まで書かれている。詩人だけあって、文章に独特の感性が現れている。ところで、どこの部分が小説だったのか?読んでる時はわかったのに、読後あらためて振り返るとその境界がわからなくなるような不思議な本でした。
0255文字
こばやし
新着
こんなに今の自分にすんなり入ってくる本を選べたのは久しぶり。単純に詩人ってこんなにいろんなところに行くんだってことに驚いたくらいには、詩人を知らなかった。大学の時に自分を肯定させてくれたのも詩だったことを思い出した。
0255文字
ネルシュン
新着
著者は詩人のようですが、とても優しい文章で良い本でした。
0255文字
全56件中 1-40 件を表示
目をあけてごらん、離陸するから評価77感想・レビュー56