どの作品を観ても絵の楽しさが伝わってくる。特に私が印象に残ったのは、世界中を旅していた堀内さんの描いた絵地図。小気味の良い色遣いで描かれた絵地図を眺めながら、そこに書き込まれた街の風物誌を読むと、そこに旅してみたくなる気持ちが強くなる。既に行った所でも、気づかなかったことや見落としていたことも発見して、また行きたくなる。
パリにも七年間住まわれていた堀内さんだが、絵本やデザインの仕事と旅が不可分に結びついていたようだ。折々の仕事の転機となった背景には旅があり、それによって仕事の幅が膨らみ多くのジャンルの作品が世に出た。あえて言うなら、「仕事を旅した人」と言えるかもしれない。
最後に。堀内さんは絵本について、「絵本は大人を信じている子どもたちに大人が手渡すことのできるもの」と語っている。心に留めておきたいこと言葉だ。
ジャンル問わず何でも読みます。速読が苦手で、ゆっくり時間をかけて読むのが好き。産業カウンセラー。キャリアコンサルタント。現在大学の通信課程で心理学を専攻しています。https://www.facebook.com/ken1roh
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どの作品を観ても絵の楽しさが伝わってくる。特に私が印象に残ったのは、世界中を旅していた堀内さんの描いた絵地図。小気味の良い色遣いで描かれた絵地図を眺めながら、そこに書き込まれた街の風物誌を読むと、そこに旅してみたくなる気持ちが強くなる。既に行った所でも、気づかなかったことや見落としていたことも発見して、また行きたくなる。
パリにも七年間住まわれていた堀内さんだが、絵本やデザインの仕事と旅が不可分に結びついていたようだ。折々の仕事の転機となった背景には旅があり、それによって仕事の幅が膨らみ多くのジャンルの作品が世に出た。あえて言うなら、「仕事を旅した人」と言えるかもしれない。
最後に。堀内さんは絵本について、「絵本は大人を信じている子どもたちに大人が手渡すことのできるもの」と語っている。心に留めておきたいこと言葉だ。