心を開くことのできる有能な警官なのに、私生活ではなかなか自分の幸せにたどり着けないことが不思議です。その不器用さがまた魅力なのかもしれません。作中に出てくる自警団については、『制裁』という恐ろしい小説を読んで問題の根深さを考えさせられました。
『制裁』以前読みましたが、解決できない複雑な思いでした。〈彼らにも何らかの罰がくだされるのは当然だと思って〉同感でした。マンケルの本にはいつも深いところまで心をかき乱されます。今まだ生きていたら…と思ってしまいます。
ちえさん、わたしの中にも制裁は法律や警察の仕事という思いと、法律でできないのなら自分たちでやるのも仕方ないかもという思いが少しですがあります。マンケルの作品は、解決してよかっただけでは終わらず、人間の抱える根深い問題について考えさせられますね。作品亡きあとも作品が残り、語りかけてくれることだけが救いです。
みなさんの感想を参考にして、いい本と出会うことができました。ありがとうございます。せっかくの読メなので、なるべく共読の方の感想も読もうと思っています。でも、ナイスのお返しはまったくお気になさらずに。
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心を開くことのできる有能な警官なのに、私生活ではなかなか自分の幸せにたどり着けないことが不思議です。その不器用さがまた魅力なのかもしれません。作中に出てくる自警団については、『制裁』という恐ろしい小説を読んで問題の根深さを考えさせられました。
『制裁』以前読みましたが、解決できない複雑な思いでした。〈彼らにも何らかの罰がくだされるのは当然だと思って〉同感でした。マンケルの本にはいつも深いところまで心をかき乱されます。今まだ生きていたら…と思ってしまいます。
ちえさん、わたしの中にも制裁は法律や警察の仕事という思いと、法律でできないのなら自分たちでやるのも仕方ないかもという思いが少しですがあります。マンケルの作品は、解決してよかっただけでは終わらず、人間の抱える根深い問題について考えさせられますね。作品亡きあとも作品が残り、語りかけてくれることだけが救いです。