『白鳥の湖』
https://youtu.be/6EA-MIYY1bg?si=NcuUMpCM8b95OA5y
ガーディアン紙必読1000冊
読み始めました。
今月の本は思案中です。
まだまだ先は永いですが、僕の読みが当たればガーディアンさん、この五年以内に
「ガーディアン紙が選ぶ1500冊」
を発表すると思うので(もしくは追加100冊とか)気長にいきます。
※只今、本棚改装中。
※積読本の9割は未レビュー本です
愛読書:宮沢賢治
芥川龍之介 三島由紀夫 大江健三郎
川上弘美
職業:社長秘書 副業:秘密
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土方さんを影で守る総司のように、生きたかったのかもしれない。惣三郎は、そんな自分の片翼を探していたように思う。そして、当初。惣三郎は心を壊して新選組にやって来た。京都押小路の木綿問屋「越前屋」の出である惣三郎。京都押小路は現在の中京区。この近くにあるのが【池田屋】。つまり惣三郎はあの事件を、見ていたのだ。齢十代の若者が、血闘の刺激に被れ、刀を玩具のように愛したきっかけ。幕末という捻れた時代が生んだ被害者……惣三郎はその代名詞だったのかもしれない。
だからこそ真っ当になるには源さんのような太陽が必要だったが、衆道という慣習がそれを阻んだ。転がる石は、転がるのみである。ただ、行き着く先が池なのか、器なのか。それだけ。 周りの大人がよってたかって転がして、惣三郎を化け物にしたのだろう。土方さんは柳を背に総司を見、桜の木を惣三郎と見立てて斬った。これから先。「人を懸想する気持ちが仇となる」と、鬼の仮面をつけるために。自分の中の。勇への情を、斬ったのだ。
※この感想は、雨月物語「菊花の約」感想の続きです。