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みつ
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みつ
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伊坂幸太郎が1970年代から1990年代にわたる8短編を選んだもの。いわゆる本格ものというのではなく、一捻りも二捻りもある展開の作品が特色。最後に登場する小松左京の『長い部屋』は、SFの大家らしいとんでもない設定が幻惑する。今邑彩の『盗まれて』は幕切れまで二転三転し、あの人物が黒幕かと思わせてまだ底がある仕掛け。鈴木輝一郎の『めんどうみてあげるね』は、より現代的な課題を背景に無邪気なブラックさが恐ろしい。連城三紀彦の『夜の二乗』が集中最高作。想像を絶するアリバイ・トリックのその先に驚愕の真相が待ちうける。
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さんの最近の感想・レビュー

胡蝶の夢(四) (新潮文庫)

胡蝶の夢(四) (新潮文庫)

司馬 遼太郎
いよいよ戊辰戦争が勃発。江戸は無血開城されるが戦乱は続き、良順、寛斎は会津の野…続きを読む
胡蝶の夢(三) (新潮文庫)

胡蝶の夢(三) (新潮文庫)

司馬 遼太郎
ポンペは母国への帰途につく。日本滞在時に13,600人の日本人を扱った彼の、ヨ…続きを読む
胡蝶の夢(二) (新潮文庫)

胡蝶の夢(二) (新潮文庫)

司馬 遼太郎
陽暦1857年(安政四年)、ポンペ・フォン・メーデルフォールトが、海軍伝習所の…続きを読む
胡蝶の夢(一) (新潮文庫)

胡蝶の夢(一) (新潮文庫)

司馬 遼太郎
先に読んだ『菜の花の沖』の解説で、谷沢永一は「『菜の花の沖』と『胡蝶の夢』は接…続きを読む
新装版 菜の花の沖 (6) (文春文庫) (文春文庫 し 1-91)

新装版 菜の花の沖 (6) (文春文庫) (文春文庫 し 1-91)

司馬 遼太郎
嘉兵衛は、ゴローニンの救出を図るロシア側の人質として、ディアナ号に捕えられる。…続きを読む
新装版 菜の花の沖 (5) (文春文庫) (文春文庫 し 1-90)

新装版 菜の花の沖 (5) (文春文庫) (文春文庫 し 1-90)

司馬 遼太郎
この巻に至りさらに嘉兵衛の姿は遠ざかり、ロシア史における東方政策の話がほとんど…続きを読む

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/01/02(3375日経過)
記録初日
2014/12/29(3744日経過)
読んだ本
1128冊(1日平均0.30冊)
読んだページ
387060ページ(1日平均103ページ)
感想・レビュー
891件(投稿率79.0%)
本棚
13棚
性別
年齢
65歳
現住所
三重県
自己紹介

こんにちは。「読書メーター」で皆さんと交流できることを楽しみにしています。
 半世紀余り、手当たり次第に本を読んできました。愛読してきたのは、

・「モームの世界の10大小説」とその周辺
・いわゆる黄金時代の本格推理小説
・トーマス・マン
・ヘッセ
・プルースト
・チェーホフ
・O・ヘンリ
・ジャック・フィニイ
・マッカラーズ
・ジェイン・オースティン
・紫式部(数種の現代語訳「源氏物語」)
・夏目漱石
・寺田寅彦
・内田百閒
・中里介山(「大菩薩峠」)
・永井荷風
・谷崎潤一郎
・江戸川乱歩
・石川淳
・尾崎翠
・福永武彦
・北村薫始め「日常の謎」を扱ったミステリ
・恩田陸
・丸谷才一(いわゆる雑文を中心に)
・吉田秀和
・大島弓子(漫画家)
・新幹線網が張り巡らされる前の時刻表(宮脇俊三氏が健筆を振るった頃)
・和漢朗詠集
・新古今和歌集
・「折々のうた」他の詞華集
・歳時記


 感想文は遠い昔の学生時代から大の苦手で、これまで記録も投稿も断続的かつ一部に留まっていましたが、皆さんに触発され、以前読んだ作品も含め少しずつでも投稿していければと思っています。(追記。2020年10月頃、遅まきながら読書メーターに参加できる歓びを本格的に知ることとなり、読書のペースが上がるとともにほぼ全ての本に投稿するようになりました。)

 読書の他には、クラシック音楽(地味めのものを中心に)鑑賞と、筆記具(インク含む)集めが主な趣味です。

 これからに向けて「積読本」「読みたい本(再読したい本・・これがまた多い・・を含む。)」を徐々に整理していたら、まだまだ増えていくことに気付きました。残りの人生でどこまで読むことができるのか、時々不安になります。
 これからもお付き合いの程、よろしくお願いいたします。

  (2020年11月28日に一部追加修正しました。)
  (2021年1月18日から19日にかけ、書き漏らしていた愛読する作者、近況を追加をしました。)
  (2021年3月7日に、愛読本としてマッカラーズを追加しました。)
  (2023年8月27日に、愛読本としてオースティンを追加しました。)

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