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2024年3月の読書メーターまとめ

みつ
読んだ本
11
読んだページ
3770ページ
感想・レビュー
11
ナイス
777ナイス

2024年3月に読んだ本
11

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

みつ
題名に惹かれ予約した図書館本。半年待ちでようやく読めることに。母と自分を捨て死んだミステリ作家の失われた最期の作品を手に入れるため、生前の関係者と会っていく物語。冒頭示される語り手の読書をする際の支障はどのように回収されるのかわからぬまま、抒情的な題名と結びつかない展開がそれでも興味をそらさぬまま続いていく。京極夏彦の製本にかける有名なエピソードも手がかりに、最後から2番目の章で意味が明かされ、もしやと思って最初まで戻ると、この本自体に仕組まれた大仕掛に驚愕。これは新潮文庫書き下ろしでなければ不可能。➡️
みつ
2024/03/20 11:21

➡️もっとも、そこまで読んでも「いちばん透きとった物語」の意味(「逆ではないか」と思っていた)と父の残したメッセージの意味はまだ分からず、最後の最後でこの表題が腑に落ちるという見事さ。「予測不能の結末が待つ、衝撃の物語」との裏表紙の惹起文句を裏切らないどころか、この常套句では言い切れない作に仕上がっている。恐れ入りましたと言う他はない。

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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

みつ

先月も皆さんの素敵なレビューを堪能しました。暖冬なれど寒暖の差が大きかった2月。そのせいもあってか体のあちこちにガタが来て、医院の待合室での読書時間が増えました。完全退職まで あとひと月。体調を戻して本にも臨みたいと思います。今月もよろしくお願いいたします。読んだ本の数:15冊 読んだページ数:4815ページ ナイス数:728ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/640905/summary/monthly/2024/2

宵待草
2024/03/03 06:41

みつさん おはようございます。  何時も、有り難うございます!🙋 筆記具コレクションをされる、みつさんは東京南青山に在る『書斎館』をご存知でしょうか? 私は万年筆を常用はしないのですが、万年筆・筆記具専門店の『書斎館』の品々を観るのが、とても好きなのです!🍀 上京の機会が在りましたら、是非ともご来店下さいね!💫 3月もどうぞ、宜しくお願い致します!✨ 宵待草

みつ
2024/03/03 17:36

宵待草さん ありがとうございます。お薦めの『書斎館』は知りませんでした。きっとオリジナル文具が充実していて、時間を忘れてしまいそうな素敵なお店なのですね。数少ない上京の機会には、蔵前の『カキモリ』に寄るのがいつものパタンでしたが、万年筆インクはもちろん、一般メーカーの限定色ボールペンなども発売されるたびに買い込んでしまい、さすがに使う前のインクの劣化も気になってきたので、なるべく買わないようにはしているのです。でも文房具店巡りはなかなかやめられませんね。『書斎館』もいつか行ってみたいです。

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2024年3月の感想・レビュー一覧
11

みつ
何度も読んだ戯曲台本の再読。「四幕の田園生活劇」と称する本作は、前作の『かもめ』以上に短い期間を扱い、出来事の起伏もより少ない。退職した老教授と若い妻エレーナ、彼女に想いを寄せる47歳のワーニャと約10歳若い医師アーストロフ、ワーニャの姪で医師を愛するソーニャが主な登場人物。終わりにむけて何人かは田園を去っていく。理想を心に掲げながら生活に疲れる医師(「わたしの行く手に灯火はないのです」(p55)、「残りの人生をあらたに生き直すことは出来ないだろうか」(p106)と嘆くおじにかけるソーニャの言葉が美しい。
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みつ
何度読んだかわからない戯曲。湖のほとりに集う、劇作家志望の青年トレープレフ、その母の女優アルカージナ、小説家トリゴーリン、女優を目指すニーナなど芸術家を中心としながらも、他の登場人物も含めそれぞれに光があたり、脇役のような人物の台詞も、それを話すときには主人公のような切実さをもって訴えてくる(特に管理人の娘マーシャ)。小説家の「ちょっとした短編の題材」、その言葉を交わしたニーナの2年後も繰り返すことによる感情の高まり、小説家の「おぼえてないなあ!」から遠くで聞こえる破滅の音まで、今回も新鮮な気持ちで読了。
mitu
2024/03/30 10:44

みつさん、お勤めお疲れ様でした。本は、読んだ時の事も思い出させられて、何倍もの感慨がありますね。

みつ
2024/03/30 11:23

mitu さん ありがとうございます。就職初日のことはさすがによく覚えています。この日にブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番のレコード(CD はまだ出回る前)を聴いたことも。

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みつ
二葉亭四迷が明治21年から30年にかけて翻訳したツルゲーネフ作品集。近代口語文の成立と発展を主眼に置いた中村真一郎の『文章読本』だったと記憶するが、二葉亭の口語文は翻訳物の方が自らの小説よりも先を行っていたという趣旨を読んだことがある。2種の訳が掲載された『あひびき』(実際の表記は繰り返し符号(?)を使用)の早い方からもそれは明らか。この林の描写は、国木田独歩の『武蔵野』にさぞ影響を与えたことであろう。どの作品を読んでも、外国作品の翻訳というよりも日本人が外国を舞台にとった創作のように読めるのが不思議➡️
みつ
2024/03/25 11:32

➡️中では『片恋』が小説としての展開もあり、一番読み応えがあった。作中登場する手紙が当時の候文で書かれ変体仮名も使われているので、とりわけ日本人の創作の印象が強い。p82で、女性の名を愛称のみで呼ぶ場合と父称を付ける場合の区別を二葉亭自身が注で解説している(前者は「美代」または「みいちゃん」、後者は「お美代さん」というようなものという趣旨)のはわかりやすい。アーシャの「厭な事(こつ)た」(p73)との伝法な言いっぷりは、『浮雲』のお勢が母親に対して話す場面を思い出させる。➡️➡️

みつ
2024/03/25 11:43

➡️➡️男性からの「I love you」の翻訳として「月が綺麗ですね」をあてたという漱石(の都市伝説)に対して、女性の返しに「死んでもいいわ」というのがあるとよく引き合いに出されるのが、この作の科白(p84。「死んでも可いわ」と表記。原文の直訳は「あなたのものよ」であるとか)。

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みつ
この巻ではトーマスとハンノの父子が中心。ハンノが一家の家系図に書き入れたもの(p27)は、一家にやがて来る運命を予見する。長い歴史を持つ一家の邸は、先代コンズルの老夫人の死とともに売りに出される(p146)。病弱なハンノが飲む肝油(p163)のくだりは、20代の初読の際、自分も少年期に「肝油ドロップ」という(今で言う)グミ状の薬(肝油よりはずっと飲みやすい)を摂取していたいた記憶が蘇ったもの。ハンノの学生生活及びそれに続く夏休みの日々の精彩に充ちた描写は、この老成した作が25歳で書かれたことを実感。➡️
みつ
2024/03/24 10:42

➡️商会の代表として、参事会員としてよき市民の堅実な生活を送るトーマスは、48歳にして早くも自分の死期が迫っていると感じる(p203)。若い日の回想の中に登場する、あずまやで熱中して読んだ本(p207)は、ショーペンハウエルの『意思と表象としての世界』らしい(自分は未読)。その後のトーマスの歯の治療の場面(ハンノの歯が悪いこともここまで何度も登場)がまた強烈な痛みを伴って迫る。自分の子供時代でも恐ろしかった治療は、さらに100年近く前はどのようなものだったか(麻酔はあったのだろうか)。トーマスの➡️➡️

みつ
2024/03/24 11:05

➡️➡️これら心身の衰えが執拗に描かれた後であればこそ、突然とも思える彼を襲った出来事も身に沁みてくる。残りわずかのページでハンノの音楽への没頭ぶりが詳細に描かれ(弾いているのはベートーヴェンの『作品24』、すなわち有名ないわゆる『春のソナタ』、そして自作の幻想曲。p334)、トーマスと異なる人生を歩むこと、それによる一家の没落の予感を印象付ける。以下の場面転換が驚くべきもので、「没落」の本当の意味が淡々と冷静に目の当たりに示される。解説にもあるように、なるほど、その後のマンの様々な要素が示されている。

が「ナイス!」と言っています。
みつ
題名に惹かれ予約した図書館本。半年待ちでようやく読めることに。母と自分を捨て死んだミステリ作家の失われた最期の作品を手に入れるため、生前の関係者と会っていく物語。冒頭示される語り手の読書をする際の支障はどのように回収されるのかわからぬまま、抒情的な題名と結びつかない展開がそれでも興味をそらさぬまま続いていく。京極夏彦の製本にかける有名なエピソードも手がかりに、最後から2番目の章で意味が明かされ、もしやと思って最初まで戻ると、この本自体に仕組まれた大仕掛に驚愕。これは新潮文庫書き下ろしでなければ不可能。➡️
みつ
2024/03/20 11:21

➡️もっとも、そこまで読んでも「いちばん透きとった物語」の意味(「逆ではないか」と思っていた)と父の残したメッセージの意味はまだ分からず、最後の最後でこの表題が腑に落ちるという見事さ。「予測不能の結末が待つ、衝撃の物語」との裏表紙の惹起文句を裏切らないどころか、この常套句では言い切れない作に仕上がっている。恐れ入りましたと言う他はない。

が「ナイス!」と言っています。
みつ
アントーニエの結婚を巡るあれこれは今回も多難。兄トーマスは着実に事業を行いないつつ市民としての務めも果たし、参事官就任。とはいえ、ブッデンブローク商会の前途は次第に暗雲が立ち込める。それでも1768年創業の商会は、百周年を祝うところまで来た(p330)。後半ではいよいよトーマスの次世代である息子ハンノの幼い日々が綴られる。音楽についての詳細を極めた描写は、晩年の『ファウスト博士』を少し想起させる。いわば健全な市民の父トーマスの期待通りにならないハンノの芸術への傾倒ぶりは、『トニオ・クレーゲル』にも通じる。
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みつ
約40年ぶりの再読。新たに買い求めたが訳も文字組みも当時と同じなので、細かな文字が読みにくくなった自らの歳月の流れも感じる。出版は20世紀の最初の年であるが、物語は1835年から始まる息の長いもの。手紙や一家の年代記に年号が付されているので、1848年の革命の位置付けも明確になる。初読時に一番印象に残った登場人物アントーニエは、気ままで高慢なお嬢様気質全開でやはり魅力的。厳格な生活を送る兄トーマスとの対比も鮮やか。上巻は祖父の世代からコンズル(領事)ヨハンを中心に進み、世代交代のところまで描かれる。➡️
還暦院erk
2024/04/03 17:37

みつさんこんにちは。河出世界文学全集版(川村二郎訳 初版1989年)ではp74「ヒンツとかクンツとかいうよりはすてきよ。」とあります。ヒンツ、クンツってドイツでどういう名前なのかは良く分かりませんが…。

みつ
2024/04/03 18:32

還暦院さん ご教示ありがとうございます。

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みつ
全十巻を読了。第9巻・第10巻はいずれも既読作なし。最近の作家では連作短編以外は長編主体に読んでいたことを改めて感じる。とともにこんな作品があったということを教えてくれるアンソロジーに感謝。どの作家のどの作品を採るか、編者3人の決定過程も知りたい(桜庭一樹や森絵都がはいっていたらどんな作品が選ばれていたかも興味津々)。本巻では、自分には馴染み深い小川洋子、辻村深月、伊坂幸太郎の各作品が長編への見本帖のようにも読める。桜木紫乃も彼女の世界。とりわけ小川の表題作は、この季節に読んだからか、O・ヘンリの短編➡️
みつ
2024/03/11 15:42

➡️のような浮き浮きした気分を感じさせる表題とは裏腹に、医学用語(それも昔の少年がこっそり調べる類のもの)の活字が頻出しつつ、管理人の部屋のひっそりとしたただずまいが印象的。少女時代の友人家族の過ちを‘描いた『仁志野町の泥棒』は、時間を経て心の痛みを感じ続けるのが渦中の家族よりも語り手である点が哀しい。伊坂『ルックスライク』はふたつの魅力的な物語が、ある種の殺し文句で思いがけず結びつく、いかにも彼らしい技巧を堪能できる。京都を愛した森見の『宵山姉妹』は、川端康成の浅草ものにありそうな世界に幻想を加える。

みつ
2024/03/11 16:13

➡️➡️この中では一番多くを読んできた恩田陸は、『かたつむり注意報』で、また異なる予想不可能な顔を見せる。全十巻の読書を通じて背後にはまだまだ知らない短編の世界が広がっていることも感じることができた。読書の愉しみにたっぷり浸ることができる、こんなアンソロジーを今後とも切望。

が「ナイス!」と言っています。
みつ
岩波ジュニア新書の一冊。第16刷に達しているというから、息長く読まれていることがわかる。平易な言葉で書かれているが、内容は本格的。「レトリックとは、あらゆる話題に対して魅力的なことばで人を説得する技術体系である。」(p7)と定義し、「発想・配置。修辞(文体)・記憶・発表」の5部門がある(p9)と分類したうえで。この本で取り上げるのは修辞であるとし、30種のレトリックを主に具体的な文芸作品を引用して述べていく。「レトリックの技法と考えられるものは、すべて日常言語の中に観察される」(p100)と記す通り➡️
みつ
2024/03/07 11:45

➡️特に眼を見張るような冴えた表現があるというよりも、普段見過ごしがちになる表現に実はレトリックの工夫があることがよくわかる。その意味で「レトリックのいくつかのパタンは、私たちの思考法そのものに近いといえる」(p14)というのも納得。終わりの章で「はじめに」で述べた文に立ち戻り、そこでも多くのレトリックが使われていることに言及するのも、末尾の簡単な説明と例を掲載した「レトリック30早見表」も、この本の周到な構成を感じさせる。

が「ナイス!」と言っています。
みつ
「世紀を跨ぐ十年を彩る」とは裏表紙の言葉。これとは裏腹に身辺の小さな世界を淡々と描いたものが強い印象を残す。村上春樹の表題作は、専ら海岸に打ち上げられた流木を使った焚き火の前で語られる会話。阪神・淡路大震災の記憶が影を落とす。吉本ばなな『田所さん』は、あたかも会社の中に存在する座敷わらし(実際はオジサンであるが)を描いたような作。こういう人を雇っている会社は多分幸福なのだろう。江國香織『清水夫妻』は蕎麦屋で知り合った、見ず知らずの人の葬式への出席を欠かさない夫婦の話。人生の断面の捉え方がユーモラスで➡️
みつ
2024/03/04 17:45

➡️ありながらどこか切ない。堀江敏幸『ピラニア』は、題名から想起されるものとは異なる、信用金庫職員とあまり料理上手とはいえない街中華の店主の脱力感に満ちた、それでいて食欲をそそる物語。林真理子『年賀状』、新津きよみ『ホーム・パーティ』は、それぞれ小道具に潜ませた女性からの復讐を描く。辻原登『塩山再訪』は、静かな街の描写から蘇った少年時代の一言が目の前の同じ言葉と結びつき、不穏な空気を帯びる。重松清の『セッちゃん』は、中学生のいじめが題材。この転換は予想がつくが、それだけに少女の心の痛みが強く迫ってくる。

が「ナイス!」と言っています。
みつ
既読は、北村薫『ものがたり』のみ。いくつかのシリーズものから離れ各独立した短編からなる一冊、『水に眠る』の中でも強烈な読後感を残した。のどかな朝の風景、受験のためにしばしの日々泊まる義妹とのたわいない会話から、彼女が語り出す物語に切迫した想いが伝わる場面への変化が見事。田辺聖子の表題作は、誕生が終戦をはさむ(確か)8歳差の夫婦の、モノに対する「勿体なさ」の食い違いをユーモア混じりの文で綴る。家人に見向きもされない鯨料理を突然の訪問者に振る舞おうとする結びもほろ苦い笑いを誘う。この頃はちり紙交換の車が➡️
みつ
2024/03/03 09:23

➡️走っていたとは、時は疾く過ぎる。佐藤泰志『美しい夏』は、貧しく苛立ちを隠せない青年と、生活を共にする女の閉塞感の漂う日々が主題。表題は反語的な意味合いを込める。高井有一『半日の放浪』は、退職後(それでも翻訳の仕事はたまに回ってくるらしい)の男が職場生活を送る周囲の中に取り残された心情が生々しい。フルタイムの再就職先をひと月後には去り、完全に無職になる自分に置き換えて、余計に身に沁みる。中島らも『白いメリーさん』は、都市伝説を探るライターの家族に襲う一種のホラー。題材の取り上げ方と展開がいかにも➡️➡️

みつ
2024/03/03 09:39

➡️➡️この時期の空気を醸し出す。阿川弘之『鮨』は、討論会の帰りに車中で食べるように渡された鮨を持て余した男の物語。戦争もの(特に海軍大将の伝記的作)でしか馴染みのない著者が志賀直哉の弟子であったという意外な経歴も、この短編を読むと腑に落ちる。初読み作家、大城立裕の『夏草』は沖縄戦のさなか、米軍の包囲が迫り追い詰められた夫婦の死と生(性)が、手にした手榴弾を中心に異様な迫力で描かれる。開高健『掌のなかの海』はバーでの会話。ジョイスの『ユリシーズ』が「文庫一冊きり」(p304)というのは、どんな本なのか。

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/01/02(3031日経過)
記録初日
2014/12/29(3400日経過)
読んだ本
902冊(1日平均0.27冊)
読んだページ
299538ページ(1日平均88ページ)
感想・レビュー
665件(投稿率73.7%)
本棚
11棚
性別
年齢
65歳
現住所
三重県
自己紹介

こんにちは。「読書メーター」で皆さんと交流できることを楽しみにしています。
 半世紀余り、手当たり次第に本を読んできました。愛読してきたのは、

・「モームの世界の10大小説」とその周辺
・いわゆる黄金時代の本格推理小説
・トーマス・マン
・ヘッセ
・プルースト
・チェーホフ
・O・ヘンリ
・ジャック・フィニイ
・マッカラーズ
・ジェイン・オースティン
・紫式部(数種の現代語訳「源氏物語」)
・夏目漱石
・寺田寅彦
・内田百閒
・中里介山(「大菩薩峠」)
・永井荷風
・谷崎潤一郎
・江戸川乱歩
・石川淳
・尾崎翠
・福永武彦
・北村薫始め「日常の謎」を扱ったミステリ
・恩田陸
・丸谷才一(いわゆる雑文を中心に)
・吉田秀和
・大島弓子(漫画家)
・新幹線網が張り巡らされる前の時刻表(宮脇俊三氏が健筆を振るった頃)
・和漢朗詠集
・新古今和歌集
・「折々のうた」他の詞華集
・歳時記


 感想文は遠い昔の学生時代から大の苦手で、これまで記録も投稿も断続的かつ一部に留まっていましたが、皆さんに触発され、以前読んだ作品も含め少しずつでも投稿していければと思っています。(追記。2020年10月頃、遅まきながら読書メーターに参加できる歓びを本格的に知ることとなり、読書のペースが上がるとともにほぼ全ての本に投稿するようになりました。)

 読書の他には、クラシック音楽(地味めのものを中心に)鑑賞と、筆記具(インク含む)集めが主な趣味です。

 これからに向けて「積読本」「読みたい本(再読したい本・・これがまた多い・・を含む。)」を徐々に整理していたら、まだまだ増えていくことに気付きました。残りの人生でどこまで読むことができるのか、時々不安になります。
 これからもお付き合いの程、よろしくお願いいたします。

  (2020年11月28日に一部追加修正しました。)
  (2021年1月18日から19日にかけ、書き漏らしていた愛読する作者、近況を追加をしました。)
  (2021年3月7日に、愛読本としてマッカラーズを追加しました。)
  (2023年8月27日に、愛読本としてオースティンを追加しました。)

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