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講釈夫人
さんの感想・レビュー

講釈夫人
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2020年ブッカー賞ロングリスト。苦手な作風で読み通すのに時間がかかり苦労した。翻訳は藤井光氏なので日本語としては万全、作品そのものとの相性が悪いのか…ゴールドラッシュ後のアメリカに生きる中国系移民の子どもルーシーとサムの物語は、幻想的で非現実的な神話性を帯びる。それと独特の高いプライドと選民意識として「金」と「美貌」が大きな力を持つことが繰り返し描かれる。更に「美貌」の半減期が「金」より短い事に絡めて女性性の謳歌と、その否定を2人に分担させる。
0255文字
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講釈夫人
さんの最近の感想・レビュー

生き急ぐ

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ブリジット・ジロー
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星期一回収日
全米図書賞・翻訳部門を受賞した『台湾漫遊鉄道のふたり』(日本翻訳大賞も受賞)が…続きを読む
モナ・リーザ泥棒 (1974年)

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ゲオルク・ハイム
7篇の短篇には、それぞれ違った狂人が登場する。先ず名作と言われる表題作“モナ・…続きを読む
ユーリー・ノルシュテイン 文学と戦争を語る (ラピュタ新書)

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アップリンク京都で同名のインタビュー映画が上映され、パンフレット代わりに販売さ…続きを読む
老いぼれを燃やせ

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朝と夕

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/01/14(3265日経過)
記録初日
2015/01/01(3643日経過)
読んだ本
1877冊(1日平均0.52冊)
読んだページ
566098ページ(1日平均155ページ)
感想・レビュー
170件(投稿率9.1%)
本棚
18棚
性別
自己紹介

2016年1月から、読了本のタイトル登録を始めました。それ以前のものについても今後思いつくたびに登録予定です。
2023初めくらいからの感想を少しあげてみようと思いますが(2023.9.4)不具合ならすぐやめます。
また本の感想に何かコメントされるのはご遠慮ください。本人の中では完結しています。

それとDMは基本お断りします。

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