N島
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ネタバレ筒井康隆、入魂の実験小説。音の消失と共に徐々に消えていく世界の中で、最後の一文字になるまで作家たらんとする作中作家「佐治」の姿勢に、筒井康隆の創作に対する想いを見た次第です。言葉と共に消えるモノ、感情、概念…。強制的に先鋭化された世界の中で悠々と足掻く「佐治」。そこで語られる自伝は、先鋭化されているが故に胸に刺さるものがあります。それは記憶の中で研がれた思い出のようなもの。過去の記憶の不自由さを表現するにあたり、あえて使える言葉を減らす手法が見事に作用していると思います。散文的な結末には唖然としました。

残像に口紅を (中公文庫つ 6-14)筒井康隆

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あらすじ・内容

ナイス ★42

コメント(0)2023/02/23

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N島

162お気に入られ 2月の読書メーターまとめ

登録日

2013/10/26（4172日経過）

記録初日

2013/10/25（4173日経過）

読んだ本

469冊（1日平均0.11冊)

読んだページ

103900ページ（1日平均24ページ）

感想・レビュー

469件（投稿率100.0%）

本棚

性別

男

年齢

47歳

血液型

O型

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