この文章は東ティモールで書いているのだが、本書の主張は先進国でぬくぬくと生活している学者様の言葉遊びのように感じてしまう。成長、成長、成長。これが発展途上国のお題目であり、環境問題なんぞは射程外なのだ。我々も高度経済成長時代そうではなかっただろうか?湯水のように金を使いまくり、環境への配慮は特になされていなかった。
もちろん、地球環境の保全のためには経済成長を鈍化させることが不可欠である。が、それは実現可能性の観点からみると絵空事ではないのだろうか。みんなで滅びゆくことしかできない。そのような諦観さえ覚えてしまう。齋藤くんは解決策を仔細に提示しており、学者しくない具体案に驚嘆した。が、やはり人間は個性化を求める。 一見、不必要なブランド品。それは社会的地位や経済力の顕示的消費なんだ。一目置かれたり、メスからモテるためにはかかせないんだ。だから、俺らはそれを購入するし、本能的な欲望を止めることはできない。
現在:進化心理学を中心に読解【読書履歴】修士1年:教育学や世界史関係、古典(学問)修士2年:教育社会学学部1年:小説読んでた。平均月2冊くらい?学部2年:新書や宮台真司先生の著書学部3年:社会学を中心に読む学部4年:教育社会学や古典文学
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます
この文章は東ティモールで書いているのだが、本書の主張は先進国でぬくぬくと生活している学者様の言葉遊びのように感じてしまう。成長、成長、成長。これが発展途上国のお題目であり、環境問題なんぞは射程外なのだ。我々も高度経済成長時代そうではなかっただろうか?湯水のように金を使いまくり、環境への配慮は特になされていなかった。
もちろん、地球環境の保全のためには経済成長を鈍化させることが不可欠である。が、それは実現可能性の観点からみると絵空事ではないのだろうか。みんなで滅びゆくことしかできない。そのような諦観さえ覚えてしまう。齋藤くんは解決策を仔細に提示しており、学者しくない具体案に驚嘆した。が、やはり人間は個性化を求める。 一見、不必要なブランド品。それは社会的地位や経済力の顕示的消費なんだ。一目置かれたり、メスからモテるためにはかかせないんだ。だから、俺らはそれを購入するし、本能的な欲望を止めることはできない。