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飛燕
さんの感想・レビュー

飛燕
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「(戦後の)日本の政治学の歴史」かつ「(戦後の)現代日本政治についての学問の歴史」が記述の範囲になっている。そして叙述の切り口は「科学」、つまり戦後に研究者らは科学を旗印に政治学を再出発させたが、その「科学」とは何であるのか、心構えか、理論か、方法か、現実政治との距離感か…等々をめぐっての歩みとして政治学の歴史を記述している。ある社会科学の一分野が「科学性」をいかに理解していたか、いかに得ようとしていたかの模索の歴史としておもしろく読めた。知らない学者がたくさん出てきて勉強になった。
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飛燕
さんの最近の感想・レビュー

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森 政稔
戦後の日本の学問史なり言論トレンドの歴史なりの本だと思って読んだのだが、そうい…続きを読む
謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア (集英社文庫)

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大乗仏教―ブッダの教えはどこへ向かうのか (NHK出版新書 572)

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エドゥアルド・ヴィヴェイロス・デ カストロ
はじめのほうのパースペクティブ主義や多自然主義の議論は興味深く読んだが、そのあ…続きを読む

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読書データ

プロフィール

登録日
2012/08/26(4554日経過)
記録初日
2012/08/05(4575日経過)
読んだ本
449冊(1日平均0.10冊)
読んだページ
149017ページ(1日平均32ページ)
感想・レビュー
167件(投稿率37.2%)
本棚
13棚
性別
現住所
東京都
URL/ブログ
https://readingnotesofjinshu.com/
自己紹介

中国史/中国古典思想・文学/歴史学・メタ歴史学・歴史理論/文化史・表象史/現代思想的なもの/ドイツ哲学

晋書の翻訳
https://readingnotesofjinshu.com/

ブログでは魏晋南北朝期の事柄を中心に考察したり何なりしたり。
http://sinyousyuden.blogspot.jp/

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