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こーた
さんの感想・レビュー

こーた
新着
久しぶりに読んだが、やっぱり太宰の文章は良い、好きだ。あまり古びず、いまでもふつうに読めてしまう。イスカリオテのユダを描いた「駆け込み訴え」は、パワハラ上司(モラハラ夫?)を糾弾しているようだし、「富嶽百景」にはドラマ『ホットスポット』のようなコミカルさがある。それと、太宰は私小説を書いていても自身の存在が消えるよね。読んでいて、これ自分のことだよね!?と気づいて愕然とするとゆうか、よくここまで突き放して書けるなあ、と。その作者の消える究極が「女生徒」なのかもしれない。もっともっと太宰を読みたくなる。
ガラスの文鎮(文鎮城)

こーたさん、こんばんは。『女生徒』はまさにある女生徒が私の日記を使ってくださいと差し出したものがベースなのでそうなのかもしれませんね。それにしても比較的裕福な家庭に育った若い女性の弾む心身が文章にそのままでてますよね。太宰治上手い。

03/06 20:48
  • レモングラス
  • こーた
こーた

なるほど、ベースがあるんですね〜。女生徒の心情は、女性すぎて男の僕にはちょっとよくわからないな、あれけどこれ書いてる太宰も男だよな?とワケがわからなくなるくらいに女性で、巧いです☺️

03/07 07:01
  • レモングラス
  • ガラスの文鎮(文鎮城)
0255文字
全2件中 1-2 件を表示

こーた
さんの最近の感想・レビュー

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/10/18(5642日経過)
記録初日
2011/03/02(5142日経過)
読んだ本
1220冊(1日平均0.24冊)
読んだページ
337022ページ(1日平均65ページ)
感想・レビュー
606件(投稿率49.7%)
本棚
229棚
性別
年齢
42歳
血液型
O型
職業
事務系
現住所
東京都
外部サイト
URL/ブログ
https://note.com/cota1982
自己紹介

紙の本が好き。
博士(理学)の事務員。都市生活者。父。

2025年の「読みたい」
・三島由紀夫(生誕100年)
・新潮文庫の100冊(いい加減コンプリートしたい)
・新潮クレスト・ブックスと白水社エクス・リブリス(新刊買うのはこれくらいにしとこう)

2025年ベスト候補(だいたい読んだ順)
・三島由紀夫『仮面の告白』(新潮文庫)
・堀江敏幸『なずな』(集英社文庫)
・野坂昭如『アメリカひじき・火垂るの墓』(新潮文庫)
・よしながふみ『環と周』(集英社マーガレットコミックス)
・サンダー・コラールト(長山さき訳)『ある犬の飼い主の一日』(新潮クレスト・ブックス)
・柴崎友香『遠くまで歩く』(中央公論新社)
・夏目漱石『坊っちゃん』(新潮文庫)
・川端康成『千羽鶴』(新潮文庫)

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