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みも
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5話の連作短編プロレス小説。50歳目前のベテランレスラー。憎まれ役で連戦連敗…という表向きの顔の裏に隠すのは、高額報酬で請け負う闇の始末人稼業。リング上で対象レスラーに巧妙な技を仕掛け、長期離脱か廃業へと追いやる。と言うと極悪非道に聞こえるが、本作はヒューマニズムに則した人間賛歌。始末される者、依頼する者、そして闇稼業を暴かんとする者、各々が信念を持ち懸命に生きる姿は眩しい。虚実混淆のプロレスの奥義を簡潔に語り、男気と哀愁の美学でリングを彩る。著者のプロレス愛が伝わる。更に加えて女医の奈良さん、魅力炸裂!
0255文字
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さんの最近の感想・レビュー

花の鎖 (文春文庫 み 44-1)

花の鎖 (文春文庫 み 44-1)

湊 かなえ
時間軸を明確にせず3つの物語の関連性を意図的に隠す構成。僕はつい先日、伊坂幸太…続きを読む
ラッシュライフ (新潮文庫)

ラッシュライフ (新潮文庫)

伊坂 幸太郎
全体像を忘れてしまう前に早速再読。若干流し読みにはなったが、その精緻な構成に改…続きを読む
かたちだけの愛 (中公文庫 ひ 30-1)

かたちだけの愛 (中公文庫 ひ 30-1)

平野 啓一郎
主体性に乏しい「実像」の彼女は、自身が嫌悪する「虚像」の基「美脚」を失う。そこ…続きを読む
ラッシュライフ (新潮文庫)

ラッシュライフ (新潮文庫)

伊坂 幸太郎
現在ではその才能を遺憾なく発揮し、文壇にて確固たる地位を築き、超売れっ子作家と…続きを読む
イノセント・デイズ (新潮文庫)

イノセント・デイズ (新潮文庫)

早見 和真
死刑囚の女性に関わった人々の追想を通して、その実像を浮かび上がらせる手法で鮮烈…続きを読む
そして、バトンは渡された (文春文庫 せ 8-3)

そして、バトンは渡された (文春文庫 せ 8-3)

瀬尾 まいこ
どの親もキャラ設定が明確で読者を混乱させず、その個性が読者を魅了する。高評価作…続きを読む

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/02/15(3303日経過)
記録初日
1973/08/01(18841日経過)
読んだ本
986冊(1日平均0.05冊)
読んだページ
340128ページ(1日平均18ページ)
感想・レビュー
813件(投稿率82.5%)
本棚
4棚
性別
年齢
60歳
現住所
兵庫県
自己紹介

2024年10月…石川県から神戸市に越しました。
やっと落ち着いてきたので、プロフィール更新します。
なかなか読書時間は作れずにいるのですが…
今後ともよろしくお願いいたします。
 
心酔する作家は三島由紀夫、安部公房、南木佳士、髙村薫、篠田節子。

現在、熱烈応援している作家さんが、鈴木るりかさん。

【人生に多大なる影響を及ぼした5冊】
●シートン動物記『オオカミ王ロボ』
●高野悦子『二十歳の原点』
●三島由紀夫『金閣寺』
●安部公房『砂の女』
●アンドレ・ジッド『狭き門』

【最近のお気に入り】
●髙村 薫『照柿』『マークスの山』
●天童荒太『永遠の仔』『家族狩り』
●横山秀夫『クライマーズ・ハイ』『64』
●南木佳士『阿弥陀堂だより』『医学生』
●高野和明『ジェノサイド』『13階段』
●桜木紫乃『起終点駅』『ホテルローヤル』
●鈴木るりか『さよなら田中さん』『太陽はひとりぼっち』
●貫井徳郎『灰色の虹』『殺人症候群』
●篠田節子『インドクリスタル』『弥勒』『冬の光』
●森沢明夫『おいしくて泣くとき』『キッチン風見鶏』
●皆川博子『死の泉』
●乙川優三郎『生きる』

【サクサク読める系】
●井上夢人(岡嶋二人)

【熱烈応援中】
●鈴木るりか


 若かりし頃は気に入った少数の作家を精読してました。
 ひと通り世界、日本を問わず名作と評されているものは、理解不足ながらも読んでみました。

 現在は、ジャンルにこだわらず濫読派です。想像力が乏しいため歴史物とSFは苦手です。
 流行や話題性は全く気にしません。評論、ビジネス本、ハウツー本、雑誌、漫画の類は読みません。小説限定の読者です。

 感想は極力ネタバレにならないように努めています。その為、具体性を欠いた抽象的な文章になりがちです。購買意欲を掻き立てる讃辞は専門の解説者にお任せして、個人的に感じた良し悪しを率直に書こうと思っていますので、時には辛辣な意見も述べますが、著者への敬意は忘れないよう心掛けています。

 ナイスへのお礼コメントはしておりません。悪しからずご了承下さい。
 心に響いたレビュー、コメント、つぶやき等には、できる限りコメントを入れたいと思っています。

 但し、政治的・思想的発言は控えています。よって、その話題での議論には参加いたしません。

 読メに求めるものは各人異なると思います。僕は、純粋に小説についての良し悪しを共感できればと考えております。作品についての批判は受容しますが、個人のレビューに関しての批判は好ましくないと考えています。

 機転も利かず、マンガもほとんど読まず、ユーモアに乏しく、そんなこんなで、あまり面白みは無い男ですが、よろしくお願いいたします。

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