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kthyk
さんの感想・レビュー

kthyk
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自粛をチャンスとして、学生時代の長編を再読している。西行花伝の後はトーマス・マンと決めていたが。何から読むか、迷って手にしたのがこの本。併読しているアドルノとは全く同時代、マンの生をアドルノの自然と読みかえれば、共に現代芸術、反ファシズム含め、近代市民社会の最大の批判者。叙事詩を野蛮と書き、ミニマ・モラリア(美学)を追求する音楽家と、叙事詩を物語る音楽的小説家。マンにとって生と精神の対立がテーマ、精神の基準は常に生。マンの持つイロニー、懐疑性、相対性はドラマティクな存在に対して距離を置くことを教えている。
0255文字
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kthyk
さんの最近の感想・レビュー

センスの哲学

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千葉 雅也
カフカの「城」の解説は面白かった。しかし、感想はない、よくわからないのだ。「意…続きを読む
スマイリーと仲間たち (ハヤカワ文庫 NV (439))

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ジョン・ル・カレ
「事実は小説より奇なり」とよく言うが、奇なる小説である三部作を読み続けている…続きを読む
スクールボーイ閣下 (1979年) (Hayakawa novels)

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ジョン・ル・カレ
再読はこの冬の楽しみだが、念願の古搭巡りと重なり、スマイリー物第2作にはなんと…続きを読む
ティンカー,テイラー,ソルジャー,スパイ (ハヤカワ文庫 NV 426)

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ジョン・ル・カレ
再読だが改めて、これは名作だ!と実感した。映画も観たはずだが、全くの初読ではな…続きを読む
カッティング・エッジ

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ジェフリー・ディーヴァー
昔、仕事でミッドタウンのヒルトンに滞在したことがあり、w47th Stのダイヤ…続きを読む
哲学者たちのワンダーランド 様相の十七世紀

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上野 修
あとがきに本書は月刊「本」の巻頭に一年間連載したものをもととしているとあり、な…続きを読む

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読書データ

プロフィール

登録日
2020/10/14(1556日経過)
記録初日
2020/10/14(1556日経過)
読んだ本
410冊(1日平均0.26冊)
読んだページ
130751ページ(1日平均84ページ)
感想・レビュー
383件(投稿率93.4%)
本棚
0棚
性別
自己紹介

kthyk / Dilettante

散歩と雑学 東京在住

「音楽と建築、そのデザイン」kindle出版

「建築家の言葉」エクスナレッジ 共著

「ふしぎな国のガウディー」エクスナレッジ 共著

「集住の知恵」技報堂出版 共著

Blogger Commedia テーマ=音楽と建築

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