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2025年1月の読書メーターまとめ

Willie the Wildcat
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1066ナイス

2025年1月に読んだ本
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2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Willie the Wildcat
状況証拠、誘導尋問、メディア、バイアスなどが堀を埋め、組織の沽券が権力でトドメを刺す理不尽。無罪の代償は「命」。小説とは言え切なく、最後の場面の判決後の舞の叫びの件、グッとくる。もれなく慶一に届いたはず。過程で数度、慶一が暗喩した沙耶香への想いの件、非日常の中での自然体の日常。故に、「嘘はつかれる」となる。因みに、”袴田”でもしやと考えググると、慶一の偽名順に、遠藤事件・弘前大学教授夫人殺人事件・袴田事件・飯塚事件・布川事件と紐づけ、トドメが真犯人の名前!新興宗教などの時勢も絡めた問題提起も滲む。
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2025年1月の感想・レビュー一覧
14

Willie the Wildcat
バリvs.登山道を、自然vs.人為に置き換え、生きていく上での恐怖心・不安を踏まえた生き様の模索と捉える。心身の矛盾は、簡単に置き換えることはできない。妻鹿との別れ際、物理的な痛みと共に、この矛盾を唱える波多。妻鹿も、波多と同様に矛盾を唱える一方で、心の痛みを伝えたかった気がする。妻鹿の山行記録は、その痛みの記録。故に、”消した”のだが、”消えた”と信じたい。マスキングテープ、問われる波多。読んでいる私もそれを問われている感。
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Willie the Wildcat
『文豪相関図』が購入の決め手だったが、近代文学発展の歴史と、各派のQuick Ref.にもなる本著。『びっくりエピソード』も、笑いと驚きが多々盛り込まれている。秋声vs.鏡花と、坂口安吾vs.尾崎士郎における秋声の因果応報。発掘・支援者の観点では、菊池寛と共に、中原中也の存在感も光る。『訪れたい名作の舞台』?耶馬溪と城崎温泉。因みに、谷崎潤一郎の義娘への土下座は、流石に唖然!?著者の期待通り、読後これまで以上に文豪を身近に感じることができた気もする♪
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Willie the Wildcat
仕事を終えて気づいた”未配達物”。込められた想いを、無事届けることができるのか?”2人”が問いかけ合う、キモは「心」。格差、多様性、物質主義なども暗喩する中、たどり着く変動要素の『時間』。踏まえた解は、文中の挿絵也!文中に記載された実在のドイツ語の本、ググったタイトルが全てを示唆してた♪いやぁ~、予想していた以上に、思考を刺激してくれました。なお絵は、油絵のような重厚感の中に優しさが溢れてる。
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Willie the Wildcat
縛りの功罪、問われる公共性と企業性。時間軸で変化するPlayersと彼らの思惑に、関連法の陳腐化と政治の力学が絡む多元方程式。営利企業故に、公益や国際競争力という大局の優先度が見えないのが痛い。NTTの成り立ちと”特別な資産”の足かせを考慮すると、英断・大鉈を振るう「軸」は必須。然るに、そのような胆力を持ち合わせたリーダーは何処に?破壊者の澤田・島田両氏が創出した潮流、今後の維持・発展に注視。IOWN2.0、大阪万博の眼玉の1つとなることを信じたい。
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Willie the Wildcat
展示された57作品の写真+解説。会場に入って出迎えてくれるのが、ド迫力の『五大明王像』。中央に不動明王を据え、東西南北に他の4明王を配置するなど、1つ1つの意味を咀嚼し、物理的な差異も観察。楽しみにしていた『野兎図』は、期待通りの温かみと味わいに、思わず見惚れる。次に目を引いたのが、昨年読書のテーマにもしていた『源氏物語(大覚寺本)』の計6帖。高貴な面々の筆。嗚呼、手に取って読んでみたい!因みに本館では、巳年特集が解されており、中でも豊国『素戔嗚尊』は秀悦。浮世絵好きには堪らない逸品。至福の時間也。
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Willie the Wildcat
11のテーマの散策記、時は大正3年。日和下駄+蝙蝠傘の理由、納得感。柳北の随筆・芳幾の錦絵・清親の名所絵を東京絵図と比較か、憧れるなぁ。坂や路地が物理的に、富士と水が心理的に影響。特に富士に共感。仕事で来日し、オフィスから見えた富士山は今でも印象深い。『淫祠』、炮烙・飴嘗・鹽地蔵!?愚民の心?いやいや文化♪坂の定義に加えて、その坂でNYや巴里との共通項を提示。飴湯、清元、沙蠶取りなども、学びの時間也。著者の折込口絵2点、「日和下駄」と「柳橋」も味わいたっぷり。昭和32年3月、初版・限定500冊。
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Willie the Wildcat
言葉の3要素を踏まえた読む、書く、聞くの修練。家庭・学校・社会の変化が齎す読書格差。Real vs. Virtualの境界線、肌感のあるComm.体験の欠落など、大人に振り回される子どもたち。結果「言葉を失った」。感じる力を刺激、同感。感じ、考え、言葉に転換。少年院、小中学校の掲載事例に光。一方、「答えの無い時代」には違和感。今も昔も、模索・苦悩が糧。ネット依存の件も総論理解するが、5WIH次第。PISAショックから、昨年末には復活の3位。(順位はともかく)言葉の持つ文化・歴史の味わいを感じてほしいな。
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Willie the Wildcat
集団心理。集からの異質性、そして集への追従。心底のモヤモヤ、何かが引っかかる。表層と内面の乖離が齎す違和感。その違和感に気づき、向かい合うのが第1歩。これを大切にしたいですね。終わりの場面で頭に浮かぶ疑問。個々人の善意に委ねるのか?大人の役割は?前後の脈略は読み取れないが、「さざなみ」を語る前に、周囲の大人もやるべきことがあったのではないか?結果論や善人説ではなく、そんなことを考えることなく、少しでも自然に言動できるように心がけるヒトとなる、世の中になるといいなという読後感。
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Willie the Wildcat
状況証拠、誘導尋問、メディア、バイアスなどが堀を埋め、組織の沽券が権力でトドメを刺す理不尽。無罪の代償は「命」。小説とは言え切なく、最後の場面の判決後の舞の叫びの件、グッとくる。もれなく慶一に届いたはず。過程で数度、慶一が暗喩した沙耶香への想いの件、非日常の中での自然体の日常。故に、「嘘はつかれる」となる。因みに、”袴田”でもしやと考えググると、慶一の偽名順に、遠藤事件・弘前大学教授夫人殺人事件・袴田事件・飯塚事件・布川事件と紐づけ、トドメが真犯人の名前!新興宗教などの時勢も絡めた問題提起も滲む。
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Willie the Wildcat
1952-1979/7までの301オリジナル+Sorlier氏制作24、計325の作品を収録した限定版。『Chateau de Cartes』などの オリジナル・リトグラフ三葉が含まれているのも購入の決め手。お気に入りの風景画、道化師、そして闘牛士からそれぞれ1点挙げると、『Paravent』、『La Parade』、そして『Album Toreros』(後姿版)。就職して購入したのが上述Toreros♪因みに、布地のBook caseも『Paravent』。一冊丸ごと芸術だなぁ。
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Willie the Wildcat
両雄対峙、辿り着く「青山白雲」。源斎の”因果”を肌で感じ、高次の民への想いを民が体現するのを目の当たりにして、それを実感。伊予丸の篝火が、両者の心に光を灯した感。最後の件で、彦九郎が語る矛と楯の必要性と矛盾。何事も「使い方=ヒト次第」であり、痛みを伴わないと学ばないヒトの愚かさを示唆。必須の過程ではあったが、ヒトの欲や驕りが目を曇らせ、矛盾のループを迷走。原点回帰できるのもヒト也。夏帆との祝言での〆、グッとくるものがある。Happily ever after♪
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Willie the Wildcat
物理的対照性である「矛と楯」。共存する心理的対照性である「奪と与」。これらの共通項は”泰平”だが、手段に差異。深層的に、前述共通項への”命”の位置づけの乖離も滲む。「矛と楯」、常用漢字とすれば”矛盾”。匡介と彦九郎が口にしたそれぞれの矛盾。前者が、戦を長引かせる。後者は、使われないように一度だけ使う。頭に浮かぶ、専守防衛や抑止力などの現代用語。何をか言わんや、嘆息。一方、高次・お初夫妻が、Eye Opener!という感。因みに、道中”荷”を拝む老婆の件と、源斎の旅立ちの件の対照性も興味深い。
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Willie the Wildcat
今年は奥様と、いつものお気に入りの席で鑑賞。対照的な三演目の中で興味深かったのは、『陰陽師-大百足退治/鉄輪』。勘九郎x幸四郎、〆に白鸚。敢えて言うなら、最後の演目でもよかった気がする。王道の『寿曽我対面』は、文句なし♪巳之助、存在感あったなぁ。音楽、所作、絶妙のタイミングで屋号の声、そして見得。嗚呼、日本文化・正月也。今年の表紙は龍子『遠山の雪』、謹賀新年!という感。長閑な年への願い、同感。巻頭絵は、鳥居清光・穂束宣尚両氏。掲載の「歌舞伎の中の巳」、”再生の象徴”。勉強になりますね。
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Willie the Wildcat
日米を軸に論点に切り込む著者。私自身の軸を再認識・再考すべく、著者の視点に自身の立ち位置をぶつける。相違、本質、自に大別。相違を踏まえて本質を見極め、自(軸)を磨く!読後頭に浮かぶ、『軸』と『終の住処』。前者の直球が「AI人材力」、変化球が「株価」。後者の直球は「地方自治vs.都政」、変化球が「医療制度」。株価は資産形成以上に、世の中の動きを学ぶ鍵。一方、医療制度はQOL、”終”の鍵。相違の観点で興味深いのが「台湾」。今後の過程と成果に注視。なお、各章冒頭に論点、最後に結論と用語集があるのもメリハリ也。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/04/01(5071日経過)
記録初日
2009/06/26(5715日経過)
読んだ本
4797冊(1日平均0.84冊)
読んだページ
1094843ページ(1日平均191ページ)
感想・レビュー
4550件(投稿率94.9%)
本棚
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