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2023年9月の読書メーターまとめ

えっくん
読んだ本
10
読んだページ
2528ページ
感想・レビュー
10
ナイス
593ナイス

2023年9月に読んだ本
10

2023年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

えっくん
ネタバレ★★★★☆第169回直木賞受賞作。芝居小屋のある江戸木挽町で起きた仇討ちを目撃した、立師、衣装係、小道具職人たちが事件を語りだす…。一人称の語り口調にそれぞれ個性があって面白味が感じられるとともに、次第に明らかになる事件の真相に単なる仇討ち話ではないことに驚かされます。芝居は演者と裏方の双方の技能を結集させた総合芸術といえますが、本作品もまた芝居小屋の裏方全員の役割を融合させ、まさに「木挽町のあだ討ち」という演目を見ているかのようでした。大団円を迎え、「お見事!」と合いの手を入れたくなる作品でした。
が「ナイス!」と言っています。

2023年9月にナイスが最も多かったつぶやき

えっくん

最近、木の特徴を生かした図書館が増えてきたように思いますが、昨年オープンした石川県立図書館もそのひとつです。館内に入った瞬間に異次元の美しさに圧倒されました。こんな素敵な図書館だったら毎日でも行きたいですね。8月のマイベストは「くらまし屋稼業⑧ 風待ちの四傑(今村 翔吾)」です。2023年8月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:3080ページ ★先月に読んだ本一覧はこちら→https://bookmeter.com/users/102942/summary/monthly/2023/8

最近、木の特徴を生かした図書館が増えてきたように思いますが、昨年オープンした石川県立図書館もそのひとつです。館内に入った瞬間に異次元の美しさに圧倒されました。こんな素敵な図書館だったら毎日でも行きたいですね。8月のマイベストは「くらまし屋稼業⑧ 風待ちの四傑(今村 翔吾)」です。2023年8月の読書メーター 読んだ本の数:10冊 読んだページ数:3080ページ ★先月に読んだ本一覧はこちら→https://bookmeter.com/users/102942/summary/monthly/2023/8
えっくん
2023/09/01 23:06

きみたけさん、図書館といえば、四角い書棚が並んでいるイメージなんですが、これはもう圧巻です。先々月は富山市立図書館にも行ったのですが、こちらもガラス美術館と一体になっていて素敵でしたよ。

きみたけ
2023/09/01 23:21

確かに圧巻ですね。図書館とは思えないです。北陸の図書館は先進的ですね〜😙

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2023年9月の感想・レビュー一覧
10

えっくん
ネタバレ★★★★☆シリーズ第7弾は、天天コーポレーションの合併話が進展し、森若さんは主任に抜擢されることに…。今回も森若さんが、社内の経理の疑惑や不貞を働く社員に鋭く切り込みますが、ほっとけない性分なのかちょっとやりすぎじゃないかと思えるくらい怖い面も…。太陽君との交際も普段はそっけない態度をとる森若さんですが、太陽君の大阪異動の話には動揺を見せる可愛らしさもありました。今後の遠距離恋愛も気になりますが、交際していることも太陽君の先輩社員にバレちゃうし…どうなる?? でも天天コーポレーション経理部は今日も平和だ!
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えっくん
★★★★★様々な業態で生成AIを本格的に活用しようという動きが始まっていますが、文章の校正、依頼した文章の作成などさまざまな活用方法が掲載されています。これまで何冊かChatGPT関連本を読んできましたが、本書は活用事例のバリエーションも多く一番充実した内容でした。適切な言葉を探し出す、語調を変換する、ビジネスで使える各種テンプレート作成はもちろんですが、ChatGPT同士でディベートをさせたり、YouTube動画の要約もできてしまうなど驚きの内容でした。Bingチャットとの比較も参考になります。
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えっくん
ネタバレ★★★★☆シリーズ第6弾は代替わりする度に死人を出すという老舗旅館を調査することに…。祟られた代々の家系の構図がわかりにくい面がありますが、調査の過程で紹介された崇徳院の怨霊伝説、立山講、米大統領のテカムセの呪い、庚申信仰などの蘊蓄も興味深いです。ナル不在のまま、仲間たちの活躍により終盤まで物語が展開する流れでしたが、最後を締めたのはやはりナルのすごい能力でしたね。ガラスに張り付く無数の死霊たちが次々に襲ってくる場面はゾンビ映画を彷彿し震撼しました。日本古来の土着の呪怨は恐ろしいものがあります。
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えっくん
★★★★☆各国で宇宙開発が顕著に拡大していますが、将来宇宙人と出会った際に地球人として恥ずかしくないよう宇宙の教養は身に着けておきましょう…というのが本書のねらいです。太陽の本当の色は緑色であること、周期表は名前や発見されている元素の違いはあれど全宇宙共通であること、太陽を2つ以上持つ惑星が多いことなど興味深い宇宙の情報が満載です。ただ残念ながら巻末にある宇宙偏差値をチェックすると「教養なし」の判定でした。果てしない宇宙のかなたにいる宇宙人と交流する機会が訪れても私には資格がなさそうですね…。⇒
えっくん
2023/09/21 21:31

地球からのメッセージを搭載したボイジャー11号が今も遠い宙を旅し続けていますが、どこかの宇宙人がこのメッセージを受け取る日がくるのでしょうか…。小説「三体」のように邪悪な宇宙人に発見された場合は地球の居場所を教えてしまうことになってしまい最悪ですね。ただメッセージが届くには何万年もかかるようであれば文明の維持年数を考えるとその時点で地球人は滅んでいても不思議ではなく、そのメッセージは地球人の「遺書」になりうるかも…という話もまた途轍もない宇宙の広大さ象徴しています。

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えっくん
ネタバレ★★★★☆江戸随一の火消しと言われた源吾に出羽新庄藩より士官の要請が…。崩壊寸前の火消し組ですが、軽業、壊し手、風読みなど、その道に長けた個性溢れるメンバーを次々に仲間に入れる過程が実に面白いです。家老との軋轢、(文字どおり)マッチポンプの疑義を受け、存続のピンチに立たされてもチーム一丸で乗り切り 人命最優先で業火と闘う男たちが熱いです。江戸の火消しに興味深いものを感じましたが、シリーズ第一弾から江戸中が大火に見舞われる最悪の事態となり、燃え尽きて次作以上ネタ切れにならないか余計な心配をしてしまいます。
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えっくん
ネタバレ★★★☆☆図書館返却本コーナーで見かけ、立ち読み始めたら意外と面白く読み込んでしまいました。◆加湿器はいらない、俺で十分だ◆「痩せる」という漢字にはやまいだれが入っている。太っていることと痩せていることのどちらが健康的か、考えるまでもないだろ?◆ブレーキランプ5回点滅「まだ食える」のサイン?◆「それ美味しそうだね」とデブが言ったからって「あげませんよ!」とムキになるのはやめてくれ。…などデブであることの矜持を綴った言葉が満載です。この本を読めばどんなに太った人もポジティブになれることは間違いありません。
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えっくん
★★★★☆ChatGPTを利用して思ったとおりの回答が得られなかったり、単純な計算ができなかったケースがありますが、「ステップバイステップで考えよう」といったプロンプトを追加するなど、本書は適切な回答の導き出し方や効果的な活用方法が紹介されています。特に印象的だったのは、ChatGPTに質問をする際に命令系、丁寧語、敬語を使って回答の違いを検証したものですが、敬語で丁寧に質問するほど出力文字数も増え回答文面にも前向きさが感じられました。ChatGPTにも敬意を示して向き合う必要がありますね。
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えっくん
ネタバレ★★★★☆第169回直木賞受賞作。芝居小屋のある江戸木挽町で起きた仇討ちを目撃した、立師、衣装係、小道具職人たちが事件を語りだす…。一人称の語り口調にそれぞれ個性があって面白味が感じられるとともに、次第に明らかになる事件の真相に単なる仇討ち話ではないことに驚かされます。芝居は演者と裏方の双方の技能を結集させた総合芸術といえますが、本作品もまた芝居小屋の裏方全員の役割を融合させ、まさに「木挽町のあだ討ち」という演目を見ているかのようでした。大団円を迎え、「お見事!」と合いの手を入れたくなる作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
えっくん
★★★★☆復元師である著者が東日本大震災での犠牲者のご遺体を修復した時の状況と犠牲者の顔の絵が記録されています。犠牲者に語り掛けるような著者の優しい言葉、修復されうっすらと微笑む犠牲者の朗らかな顔が印象的です。何気ない日常から一転してすべてを失ったご遺族の「あの朝に戻りたい…」「ごめん、ごめん…お父さん、守ってやれなくて…」という言葉に本当に心が痛みます。NHKスペシャルで著者の活動を紹介していたことが本書を知るきっかけですが、本書を読んでいたら当時の映像を思い出し溢れる涙を抑えられませんでした。
えっくん
2023/09/05 22:16

『生後10日目の赤ちゃん…。言葉が話せなくなったお父さん、復元後のあなたを見て、床に頭をつけて大きな声で泣いたよ…。「やっと泣けた…」そう言ってあなたに触れたね。』

が「ナイス!」と言っています。
えっくん
★★★★☆USJを劇的にV字回復させた著者が就活に臨むご息女宛へのメッセージを書籍化した本です。著者の経験を元に社会人としてあるべき姿を語りかけるように綴られた文調に父親の娘への愛情を感じます。就活生だけでなく多くのビジネスパーソンにも最適な良書ではないでしょうか。ストレッチゾーンに身を置かなければ成長しないとしつつも、自己をブランディング化し、努力できる範囲で自分の好きな分野のスキル「軸」を上げることが大切だということです。得意分野で勝負できる環境で仕事をすればよいという内容に勇気をもらえました。
えっくん
2023/09/05 22:14

第5章のP&G在籍時の著者の苦労話が如実に語られますが、実績のある著者にもこれだけプライドをズタズタにされるような苦難があったことに驚きです。私が就職した頃とは異なり、最近は会社への依存性も薄くなっているという印象ですが、人はすべて生まれながれにして不平等な面はあるものの、自分の「軸」さえ見つけられれば恐れることはないことを改めて認識しました。学生の頃にこの本に出会っていたら人生の指針も大きく違っていたかもしれません。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/04/10(4834日経過)
記録初日
2011/01/03(4931日経過)
読んだ本
1728冊(1日平均0.35冊)
読んだページ
558504ページ(1日平均113ページ)
感想・レビュー
1728件(投稿率100.0%)
本棚
17棚
血液型
A型
職業
役員・管理職
自己紹介

会社の先輩から薦められミステリー系を中心に継続的に読書を始めるようになりました。
通勤時間や休日中心に読書をしていますが、年間100冊を読破することが目標です。
書評をつけるようになったのは読書メーターに出会ってからですが、過去に読んだ本の内容を思い出せないこともあって、備忘録としてできるだけ活用しようと思っています。
(読書メーターを始める前の読了分は★評価のみです)

読了した本を書棚にずらっ~と並べて眺めるのが好きです。

好きな作家さんは、東野圭吾、池井戸潤、伊坂幸太郎、道尾秀介、荻原 浩、奥田 英朗、垣根 涼介、貴志 祐介、高野 和明、辻村深月です。
そして今、注目の推し作家は、今村翔吾、柚月裕子、原田マハです。

中でも、奥田 英朗さんは、高校の先輩と知り、誇らしい限りですが、奥田先輩(と呼ばせていただきます)の作品は是非、読破したいです。

オススメの本などありましたらご紹介お願いします。

よろしくお願いいたします。

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