ネタバレ献本プレゼントのプルーフ本。初読み作家さん。 なぜ小説を読むのか、小説とは何ぞやを語り尽くした小説。私は読むだけの人で、書こうなどとはついぞ思ったことも無いと意識しているのだが、もしかしたらどこかで書くことを諦めてたんじゃないか、そんな人生だったかも、と思わせてくれる。 かなりな熱量で怯みかけたが、こちらも勢いで読了 。最近ゆるゆるとしていた中での良い読書体験だった。

ネタバレ献本プレゼントのプルーフ本。初読み作家さん。 なぜ小説を読むのか、小説とは何ぞやを語り尽くした小説。私は読むだけの人で、書こうなどとはついぞ思ったことも無いと意識しているのだが、もしかしたらどこかで書くことを諦めてたんじゃないか、そんな人生だったかも、と思わせてくれる。 かなりな熱量で怯みかけたが、こちらも勢いで読了 。最近ゆるゆるとしていた中での良い読書体験だった。

ネタバレ源氏ネタ本として弘徽殿の女御が主役を張ってるのが珍しくて面白い。あまり好きじゃない人物だったんだけど、もしかすると面白い女性だったのでは、と思わせてくれる作者の力量は流石だ。

ネタバレやっと読み終わる。（途中でよめなくなり、結局最初から読み直し）ディスレクシアな主人公アリー、ダニエルズ先生が気がついてくれなければどうなっていただろう。それが判るまでどれだけ苦労したことか想像するだけで辛く悲しくなる。他の先生達は「ディスレクシア」の存在を知らなかったのだろうか。全てを諦めていた境地から、自分にもできることが多いんだと思えるように成長していく姿が逞しい。周りを囲む仲間もそれぞれ問題を抱えつつ生きている。みんなそれぞれ違っていいんだ、ということを改めて認識させてもらえる。