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2025年3月の読書メーターまとめ

ゆーじ
読んだ本
15
読んだページ
5280ページ
感想・レビュー
14
ナイス
131ナイス

2025年3月に読んだ本
15

2025年3月のお気に入り登録
3

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2025年3月のお気に入られ登録
1

  • にく18

2025年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ゆーじ
東野さんの作品を紹介してくれた生徒が「この本も面白いですよ」というので読んでみました。前回読んだ「クスノキの番人」より格段に面白くまた切ないストーリーに仕上がっている。勿論トリックにびっくりだが、真実を隠してまでも自分たちだけが幸せを掴むことへの自責の念に揺れ動く靖子さんは哀れで切なく、そして悲しい。誰にも向けられない犯人の慟哭は圧巻のフィナーレだと思った。これも孫娘のおススメ本にします。
が「ナイス!」と言っています。

2025年3月の感想・レビュー一覧
14

ゆーじ
この物語が内包する徳性は長く国民性の根幹を支配してきた。ある時は修身・修養が、ある時は教育勅語,軍人勅諭がこの物語を利用し国民精神に徳性を刷り込んでいった。しかしそれはクローズな徳性であるとこの本を読んで理解できた。古代ギリシャから近代日本へやってきた「メロス伝説」は時代にあわせ変化しながら国民道徳に影響を与え、それと密着し国家を支える思想を形成していったのだった。
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ゆーじ
第二の愛里菜ちゃん事件が起きてしまったらと懼れ緊張しながら読み進めていったが、残るページ数の薄さにホットした。巡礼の旅は贖いの旅でもあったんだ。
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ゆーじ
毛沢東と劉少奇等の権力闘争により煽られる人間の残虐さには目を覆いたくなる。特に全ての暴力を許された紅衛兵はもはや人間ではない。下々の権力闘争もまた党指導部権力闘争に似てまさに国全体がオセロゲーム。当時紅衛兵だった人々は現在ご高齢ですが年金で豊かな生活をしているそうで。日本にもよく旅行できているそうです。
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ゆーじ
私小説ではこの人との評価を知り、読んでみた。これ以上酷い話はないな、っていうシーンがたくさんあって面白い。見につまされるところもあり苦痛を感じながら読了。
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ゆーじ
塩野ワールド全開の本。運命の歴史ドラマを見事に描いている。関連する本がいろいろ(『征服の父メフメト二世記』、『コンスタンティノープル陥落す』)ありそうなので読んでみよう。
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ゆーじ
永田は一夕会の中心人物として周到な準備による主要幕僚ポストの掌握を実現させた。軍部に新な閥をつくり組織として陸相を通じ内閣に影響力を行使できる体制を作り軍部主導の国家運営を構想していた。そして関東軍の暴走を抑制していたのも永田の陸軍中央部での抜群の政治力によるところにあった。彼が2.26で殺害されなければ太平洋戦争回避もありえたのかもしれない。
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ゆーじ
引き籠り青年と対人恐怖症の女の子が心を開きまとも人間に生まれ変わる話。舞台は茅野。青空を背景に雄々しく屹立する八ヶ岳はいつもあずさ2号の車窓から孤高の気高さで僕を圧倒する。昔、明るい農村っていう番組があったけどおばあちゃんの米つくりはきっと取り上げられただろうな。だってお米だけじゃないもの、育てるのは。孫が小学校高学年になったら贈ってあげよう。
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ゆーじ
伊豆の踊子程度しか読んでいなかったが、今回読んでみた。解釈が難しい作品で多分解説にあるように「形式的完成美を保ちつつ熟れすぎた果実の腐臭に似た芳香を放つデカダンス文学の逸品である。」につきるのかな。不思議な官能世界を旅して感じる没道徳観とか背徳感が読み終わったあと深く心に刻まれるそんな作品です。
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ゆーじ
登場人物のキャラや家族構成、そして予想通りの展開。しばらく読んでいくにつれいつもの「安っぽい」青春恋ものがたりかぁ、と少々この本を読み始めたことを悔やんでいた。が途中から予想とは違うテーマで展開し始める。老若男女誰もが街で出会う車いすや乳母車の人々。そういう人たちへの対応はこの本のいうとおりだ。当たり前といえば当たり前のことだが、ついつい舌打ちしたくなる時もある。真に逆の立場になった事がないから本当の気持ちはわからないが理解しようとする気持ちが絶える時、そうさせているんだなぁ。孫に薦める一冊でした。
が「ナイス!」と言っています。
ゆーじ
なかなか面白い。孫に薦めよう。
が「ナイス!」と言っています。
ゆーじ
生産力を失った老人、もしくは同様な人々は生きるべからずという非情な掟を諦観したおりんの静かな死と、忌避した又やんの悲惨な死を対比させているけどこの物語は何を言いたかったのだろうか?考えされる。
が「ナイス!」と言っています。
ゆーじ
漸く読了。アナキズムをこの本でその一部かもしれませんが勉強することができました。無政府主義と字で書くとどうも解釈を間違えそう。誰からの支配も受けず自分のことは自分でする。困った人があれば見返りなしであらら、助けてしまう、ギブ、ギブ、ギブ、ギブの精神。道徳、仁愛をもって相互扶助の社会を創出することだ。ということです。なぜ大逆罪で死刑になるのですか?国家が恐怖によって人民を支配することがテロリズムの真の意味でこの恐怖による人民支配を行っている国家が未だ存在するのは何故でしょうか?
が「ナイス!」と言っています。
ゆーじ
東野さんの作品を紹介してくれた生徒が「この本も面白いですよ」というので読んでみました。前回読んだ「クスノキの番人」より格段に面白くまた切ないストーリーに仕上がっている。勿論トリックにびっくりだが、真実を隠してまでも自分たちだけが幸せを掴むことへの自責の念に揺れ動く靖子さんは哀れで切なく、そして悲しい。誰にも向けられない犯人の慟哭は圧巻のフィナーレだと思った。これも孫娘のおススメ本にします。
が「ナイス!」と言っています。
ゆーじ
非常に良かった。昭和八年に実際にあった事件を題材に描かれた小説とのこと。この謎めいた面白さは一体なんだろう。東京にむかう汽車の中で砂川宮子は「車窓から身を乗り出して遠ざかっていく命に泣きながら手を振っていた」と書かれているが織田薫はきっと「遠ざかっていく命にむしろ笑みを湛えて手を振っていた」ことだろう。薫は宮子と同じように三原山に登るのに拘るがイラついていた哲代は最後くらいは違ってもいいだろうと思っていたのかな。孫が高校に入ったら薦めます。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/04/05(1848日経過)
記録初日
2020/04/20(1833日経過)
読んだ本
377冊(1日平均0.21冊)
読んだページ
125837ページ(1日平均68ページ)
感想・レビュー
203件(投稿率53.8%)
本棚
1棚
性別
年齢
66歳
血液型
O型
職業
専門職
現住所
東京都
自己紹介

子供たちが巣立ち夫婦で読書を楽しんでます。孫が生まれ読育に相応しい良書を求めてます。

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