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2024年4月の読書メーターまとめ

さてさて
読んだ本
12
読んだページ
3599ページ
感想・レビュー
12
ナイス
4203ナイス

2024年4月に読んだ本
12

2024年4月のお気に入り登録
13

  • #87OxTl
  • まいける
  • ポテスト
  • えりち
  • ハイヒールキック
  • ましゅまろ
  • 朱
  • うさみん
  • chii
  • si
  • あ
  • ぷりけ
  • 藍

2024年4月のお気に入られ登録
20

  • #87OxTl
  • まいける
  • hiropus1031
  • ポテスト
  • えりち
  • shiai
  • ハイヒールキック
  • ゴリ人
  • ましゅまろ
  • Rose Blue
  • ソフィア
  • うさみん
  • chii
  • ひろし
  • si
  • ぷりけ
  • あ
  • Lost
  • 藍
  • アマザケ

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

さてさて
『鍵を外すまではやたらと時間がかかる体も、いったん開かれてしまえばこんなにも快感の速度が変わるのか』。島本さんが官能世界を文庫本503ページという物量の中に妖艶に描き出すこの作品。そこには、一見なんの不満もないように見える日常を過ごす主人公の塔子が、一方で強く希求する快楽への思いの中にせめぎ合う様が描かれていました。嫌らしさと美しさの絶妙なバランスに酔うこの作品。そんな物語を読後感悪くなくまとめる島本さんの筆の力に驚くこの作品。官能世界を描いても島本さんは島本さんであることに安心もした、そんな作品でした。
b☆h
2024/04/14 21:55

私もこれ前知識なく読んでびっくりしたのをはっきりと覚えています。濃厚な官能世界を体験した作品でした♪

さてさて
2024/04/14 22:11

b☆hさん、この作品は濃厚ですよね。島本さんのイメージを覆す官能世界に驚き、酔いました(笑)。でも、やはり島本さんだと思います。

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

さてさて

早いもので新しい年度を迎えました。三月の読書は柚月麻子さんの「ねじまき片想い」がツボに入りました。柚木さん、私にとってとても相性の良い作家さんです。では、今月も引き続きよろしくお願いします。// ☆ // ★ // ☆ // ★ // ☆ // 2024年3月の読書メーター 読んだ本の数:13冊 読んだページ数:3639ページ ナイス数:4668ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1165479/summary/monthly/2024/3

さてさて
2024/04/01 18:01

ぴよぴよさん、ありがとうございます。そう言っていただけるととても光栄です。感想の書き甲斐があります。こちらこそ今月もよろしくお願いします!

さてさて
2024/04/01 18:02

buraさん、ありがとうございます。早いですよね〜。こりゃあ、あっという間に年の暮れかもしれません。やばいです(笑)。こちらこそ今月もよろしくお願いします!

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
12

さてさて
『傷』に光を当てたこの作品に思いをこめられる千早さん。『傷』を前向きなものとして捉えることは困難だと思います。しかし、そんな困難に立ち向かい、”ネガティブ感を覆したい”とおっしゃる千早さん。この作品には、千早さんがおっしゃる通り、”それはもう傷ではなくなる”という瞬間を見る主人公たちの姿が描かれていました。『傷』というものに対する見方が変化もするこの作品。『傷』というものが持つ奥深さを思うこの作品。千早さんの筆が見せるリアルな痛々しさが伝わる物語の中に『傷』というものの意味を改めて思う、そんな作品でした。
iroiro
2024/05/29 18:09

「傷が傷でなくなる」という瞬間、そういう場面に本の中で出合うことができた大切な本でした。

さてさて
2024/05/29 22:11

iroiroさん、千早さんのサイン本を手にされたのですね。”私の傷も愛おしくなった”という言葉なるほどと思いました。『傷』というものの意味を改めて思う作品でしたね。ありがとうございます。

が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『緊急事態宣言下の現在、外で食事をすることに誰もが後ろめたさを感じている』。2020年に突如世界を襲ったコロナ禍。この作品では、そんなコロナ禍自体に鋭く焦点を当てて、そんな未曾有の事態の中に、飲食店で働く人たちの姿が描かれていました。コロナ禍の歴史を振り返るように細やかに描くこの作品。そんなコロナ禍で働く飲食店の人たちの”お仕事小説”でもあるこの作品。コロナ禍が歴史に埋もれてしまう前に、私たちそれぞれがあの時代を是非もう一度振り返るために…。さまざまなことを考えさせてもくれた素晴らしい作品だと思いました。
しんごろ
2024/04/27 09:54

さてさてさん、面白そうですねえ😌読みたい本にポチッとします😊

さてさて
2024/04/27 12:08

しんごろさん、面白かったです。コロナ禍のお店側視点って大切かと思います。また、コロナ禍に感想を投稿された方のコメントも興味深いですね。

が「ナイス!」と言っています。
さてさて
リゾートホテルでシェフを務めていた姉のゆたかと『スパイス・ボックス』という『スパイス料理店』を営む主人公の みのり。この作品には、そんなお店を訪れる客たちが、提供される料理の数々に”起点・きっかけ”を掴んでいく様が描かれていました。私にとって全く未知の世界でしかなかった『スパイス』のあんなこと、こんなことを知ることのできたこの作品。極めて読みやすく工夫された長月天音さんの構成力に唸るこの作品。なるほど、これはシリーズ化されるのも当然だよね!と納得する“食” × “起点・きっかけもの”の傑作だと思いました。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『結局はね、生きている人の心の中の問題なのですよ。どう死を認めるか。どう諦めるか。ご遺族の気持ちに区切りがつくことで、たいていは死者も納得するものです』。『東京スカイツリーのすぐ近く』の葬儀社で働く美空。そんな美空には『あまり口外することではないが私にはちょっとした能力がある。”気”に敏感なのだ』という力の存在が隠されていました。葬儀社の”お仕事小説”の側面も垣間見せるこの作品。ほんのり漂うファンタジーの香りに心地よく涙できるこの作品。「ほどなく、お別れです」という言葉に思いを馳せる素晴らしい作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
米八の丹次郎への思い、一方で米八の存在を気に病む お長の思いが”三角関係”として描かれていくお江戸のベストセラー”人情本”の現代語訳であるこの作品。そこには現代のベストセラー作家である島本さんだからこそ描くことのできた現代の「春色梅児誉美」の姿がありました。カジュアル訳に徹した島本さんの読みやすい筆致に驚くこの作品。物語に浮かび上がる200年前の恋模様に人の心の有り様が何も変わらないことにも気付くこの作品。200年前のお江戸の人々の気持ちに少しだけ近づいたような読後感、とてもよくできた作品だと思いました。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『なんでだろうね。結婚って言われて嬉しい気持ちもあったのに、なにかが違うっていう気持ちが拭えなくて』 大学院で日本文学を専攻する主人公の春が「銀河鉄道の夜」と向き合っていく中に、ひとつの成長を見る物語。そこには、主に四人の人物と繰り返し対話する中に、前に進むための答えを見出していく春の姿がありました。「銀河鉄道の夜」を既読かどうかが物語の理解に差をつけるこの作品。読後、「銀河鉄道の夜」がとても読みたくなるこの作品。コロナ禍を背景にした物語の中に、島本理生さんらしい極めて繊細な物語を見た、そんな作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『鍵を外すまではやたらと時間がかかる体も、いったん開かれてしまえばこんなにも快感の速度が変わるのか』。島本さんが官能世界を文庫本503ページという物量の中に妖艶に描き出すこの作品。そこには、一見なんの不満もないように見える日常を過ごす主人公の塔子が、一方で強く希求する快楽への思いの中にせめぎ合う様が描かれていました。嫌らしさと美しさの絶妙なバランスに酔うこの作品。そんな物語を読後感悪くなくまとめる島本さんの筆の力に驚くこの作品。官能世界を描いても島本さんは島本さんであることに安心もした、そんな作品でした。
b☆h
2024/04/14 21:55

私もこれ前知識なく読んでびっくりしたのをはっきりと覚えています。濃厚な官能世界を体験した作品でした♪

さてさて
2024/04/14 22:11

b☆hさん、この作品は濃厚ですよね。島本さんのイメージを覆す官能世界に驚き、酔いました(笑)。でも、やはり島本さんだと思います。

が「ナイス!」と言っています。
さてさて
父親が会社を辞めたことをきっかけに、ひいおばあちゃんとの暮らしを始めた家族四人の姿を描いたこの作品。そこにはひいおばあちゃんが語る昔からの”風習や言い伝え、おまじない”に接していくひ孫の由梨が感じる新鮮な思いを読者も体感する物語が描かれていました。普段疑問に思うこともない”風習や言い伝え、おまじない”に改めて感じ入るこの作品。この国の『神さま』という存在の独特な立ち位置を思うこの作品。『古いものを残していくって難しいよね』とつぶやく由梨の言葉に、私たちがこの先も残すべき大切なことに思いを馳せる作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『思い出って、修理できるものなのかな』、『思い出を修理してくださるって、本当なのかしら』。私たちの誰もがそれぞれに持つ『思い出』。この作品にはそんな『思い出』というものに光を当てる物語が描かれていました。五つの短編が連作短編を構成しながら、短編ごとに『思い出を修理する』という言葉の先にその結果を一つずつ見せていくこの作品。魅力的な『時計の修理』職人の世界と、作品全体から漂うノスタルジックな街の雰囲気にも魅せられるこの作品。ファンタジーではないのに、どこかファンタジーな雰囲気を感じさせる、そんな作品でした。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『笹ちゃんがつくるのは、いつでも誰かのためのサンドイッチだ』。蕗子と姉の笹子が営む『サンドイッチの専門店』の『ピクニック・バスケット』を舞台に、そんなお店を訪れる人たちのさまざまな人間模様が描かれたこの作品。そこには、人と人との交わりの中に生まれるあたたかい感情を描き出す優しい物語が描かれていました。サクッと登場する『サンドイッチ』の魅力に魅せられるこの作品。”起点・きっかけもの”として納得感のある展開を見せるこの作品。なるほど、これはシリーズ化もされるよね!と続編に期待が込み上げる素晴らしい作品でした。
かなえ
2024/04/28 07:33

さてさてさんのレビューに魅かれて、共読しました😊📖一話ごとに美味しそうなサンドイッチが登場して、サンドイッチが食べたくなりました🥪💕表紙の絵が可愛くてお気に入りです🥰

さてさて
2024/04/28 08:10

かなえさん、おっしゃる通りですね。私もサンドイッチは大好きですがタマゴサンドの知識はなかったですし、とにかくこんなにも食が刺激されるとは…。表紙も絶妙ですね!

が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『大人になったらテレビや雑誌の中のような女の子に普通になれると無邪気に信じていた私は、現実の残酷さに溜息をつくばかりだった』。主人公の結佳が、同性間の複雑な関係性を生き抜きながら、異性の伊吹と不思議な関係性を続けていく姿が描かれるこの作品。そこには、あまりにもリアルな”性”の描写が、読者の心を惹きつけてやまない、多感な少女の姿を描く物語がありました。『女の子』の”からだ”と”こころ”の悩みを赤裸々に描くこの作品。少女の姿を巧みに描く村田沙耶香さんの筆の力にただただ圧倒された、素晴らしい作品だと思いました。
が「ナイス!」と言っています。
さてさて
『自慰を繰り返すたびに身体の中に現れる銀色の星屑』に強い思いを抱く主人公が大人になっていく中でもがき苦しむ様を描く表題作〈ギンイロノウタ〉と大学生の日常を描く〈ひかりのあしおと〉の二編が収録されたこの作品。そこには、村田さんならではの振り切った描写の連続に、10代の脆い青春を生きる二人の少女の心の叫びが赤裸々に描かれていました。不気味な表現の数々に独特な雰囲気感が形作られるこの作品。『性』の描写が重々しさをもって迫ってくるこの作品。何かに押さえつけられるような感覚がいつまでも尾を引く素晴らしい作品でした。
bura
2024/04/02 15:50

さてさてさん、気になりました。頂いていきます☺️久々に狂気の世界を堪能します

さてさて
2024/04/02 17:07

buraさん、この作品は凄いです。間違いなく狂気の世界です。堪能されてください。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/08/26(1405日経過)
記録初日
2020/08/29(1402日経過)
読んだ本
833冊(1日平均0.59冊)
読んだページ
249711ページ(1日平均178ページ)
感想・レビュー
833件(投稿率100.0%)
本棚
4棚
性別
自己紹介

学生時代を通じて読書経験はほとんどないですが、恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」をきっかけに読書を始めました。
なお、何かこだわりがあった方が良いと考え、
 『女性作家さんの小説のみ』
に絞って読書を進めています。
どうぞよろしくお願いいたします。

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